【目次】
・30代はキツく見えない凛としたメイクを
・品よく仕上がるベースメイクのやり方
・やさしげ顔に近づくポイントメイクテク
・最後に
30代はキツく見えない凛としたメイクを
30代になって顔つきが変わってきた… なんだかキツく見えることが多くなった… そう感じたら、メイクをアップデートしてみましょう! 優しげな表情の中にカッコ良さや知的さが際立つ、今っぽい30代のOggi世代におすすめのメイク方法をご紹介します。まずは、30代のメイクポイントから確認していきましょう。
キツくないからこそかっこよさが際立つ
後輩が増えたりキャリアを重ねるにつれ、キツい印象に見られることが増える30代。
目指したいのは、どこが目立つというわけではないけれど、眉・アイシャドウ・チーク・リップどれもが、じんわりと濃度を感じさせつつ各パーツが絶妙に際立つ、そんな立体感のあるメイク。
どこかやわらかさがある「キツくない顔」があれば、かっこよさに自信がもてる!
かっこいい色味よりやさしい色味を
通勤の常連色ネイビー。メイクまでその色に合わせてかっこよくしてしまうと、30代はちょっとキツい印象に。
ブラウンのやさしいまなざし+チーク・リップで血色感をプラスしたゴキゲンメイクで、後輩からの信頼度もUP!
表情の印象を決める細かなパーツのポイント
眉を描くときのタッチもできるだけ優しく。アイライナーは、目尻を跳ね上げたりする強さよりもやわらかさを。まつげの間を埋めるように丁寧にメイクします。ペンシルよりもパウダーの方がやわらかメイクに仕上がります(ペンシルを使う場合は極々ソフトタッチで)。リップもブラシを使って、ふんわりやさしくのせましょう。
【メイクで変える】凜としたかっこよさと柔らかさを両立させる7ヶ条!
くすみなどの肌悩みをカバーする土台は?
30代につきもののくすみが気になる! そんなときのキツくない顔の土台は、ツヤ肌仕上げ。リキッドやクリームファンデーションでくすみを払いましょう。
チークは必要?
30代の肌にマストなのは、あたたかみを感じさせる程よい色味のチーク。血色感で健康的に見えます。
キツくない【春のヘルシーメイク】マストアイテムからコーデまでご紹介♪
品よく仕上がるベースメイクのやり方
全体の印象を変えたいなら、まずはベースメイクからチェンジしてみるのがおすすめです。肌の作り込み方で、表情まで変わって見えますよ。
崩れな下地の塗り方【1】ムラなくなじませる
手の甲に直径1.5cm程度出す。手の甲に出した下地を指にとり、まずは両頬にスキンケアを塗るような感覚でムラなくなじませる。
崩れな下地の塗り方【2】生え際をぼかしこむ
少量を指の腹にとり、額の内側から生え際に向けて薄くなじませる。生え際はよくぼかし込むと白浮きを防げる。
崩れな下地の塗り方【3】ヨレをならす
両手のひらで首との境目をぼかし込む。最後に指の腹で目の周りを軽くひとなでし、ヨレをならして。ここまでで約30秒。
POINT! 凸凹が気になる部分はくるくるとなじませて
顔全体に塗った後、毛穴の気になる部分は指でくるくると円を描くようになじませて。毛穴の凹凸に下地が密着し、毛穴カバー&くずれ防止になります。
\崩れな美人の完成!/
崩れにくいベースメイクの極意は下地の塗り方にあり! 若月佑美さんとトライ♡
美肌見えする部分塗り
STOP! ファンデを顔全体に塗っていませんか? 中心部が整っていれば、美肌見えします。
■ベースメイクのやり方
a. 顔の中心部をメインに塗り、中心以外は手やスポンジに残ったぶんを放射状にのばします。
b. 目の下の三角ゾーン。人の目が集まるこの部分は、重ね塗りしてOK。目の下を指1本分空けるのがポイントです。
カバーしながら素肌っぽく見せたい
■コンシーラーは使ってもいい?
素肌っぽく見せたいのに厚塗りになるのがこわい… でも、気になるトラブルは消せばOK! ピンポイントでカバーしていきましょう。
夕方まで乾かない! メリハリ立体ツヤ肌の作り方
\How to/
1. 下地をざっくりと顔全体にのばす
まずは小豆粒大の下地を両手に広げたら、顔の内側から外側にむけて両手でざっくり、スキンケア感覚でなじませていく。顔だけ白浮きしないように、首筋まで伸ばすとGOOD!
2. リキッドファンデーションをメリハリ塗りしていく
手の甲に、小豆粒大のリキッドファンデーションを出したら指にとり、顔の内側をしっかり、輪郭は薄めになるように意識しながらのばす。
3. スポンジで密着感を上げる
目元や口元にも薄く塗ったら、手持ちのスポンジを使って全体を軽くおさえて密着させて。シミやくまなどの肌悩みがあっても、一度にファンデーションを厚塗りするのではなく、目立つ場所にこの後少量重ねてカバーして。
4. 崩れやすい部分にフェイスパウダーを重ねる
最後はフェイスパウダーをパフに薄くとり、よく動く目元やテカリやすい鼻に軽く塗布。頬や額の中心にはのせないのが正解。
\夕方まで乾かないメリハリ立体顔が完成!/
メリハリ塗りで立体ツヤ肌【リキッドファンデ】正しく塗ってる?
やさしげ顔に近づくポイントメイクテク
ベースメイクを今っぽく整えたら、ポイントメイクがより際立ってきます。だからこそ、アイメイクなどのポイントメイクを柔らかく仕上げることでおしゃれ感を演出することができます。
目をコワく見せている原因
「リキッドライン・3色グラデシャドウ・重ね塗りマスカラ」を変えるだけで、やさしげメイクにチェンジできます!
■アイメイクのポイント
1. アイラインの代わりにアイシャドウを使います。脱力感+ブラウンで、やさしげメイクに。
2. アイシャドウはベージュピンク1色で十分! ほんのり明るいなじみ色が、光を集めてくすみを飛ばしてくれます。
3. (左)ボトルの口でブラシをよくしごいてからまつげに。(右)根元からではなく、中間から毛先を中心に持ち上げます。素まつげの余韻を残した、さりげないボリューム感がおしゃれ。
■眉のポイント
「ペンシル・グレー系・上げて描く」を変えるだけで、やさしげメイクにチェンジできます!
1. 輪郭をつくらず、抜け感の高い眉を。ソフトに仕上げるため、パウダーのみでなじませるのがベストです。眉の中央→眉尻→眉頭の順に、上下のラインが平行になるイメージで太くして。
2. ベージュ~ブラウンのパウダーを使いましょう。髪色が暗い場合でも、眉は明るく。もともと髪色が明るい場合は、さらに明るめに。
3. (上)眉の下ラインは、眉山から眉尻にかけて平らに。(下)眉の上ラインは、眉頭から眉山にかけて平らに。キツくて古く見えるのは、山がとがった眉。なだらかさとゆるやかさを意識して描きましょう。
ベージュ系グラデーションのふんわり優しげアイメイク
■目指す目元はこちら!
【使用アイテム】
▲アイシャドウパレット:SUQQU|デザイニング カラー アイズ 08
デイリーに使い勝手抜群のパレット。品のある繊細なきらめきが特徴。
【HOW TO】
1. ベージュ系でグラデに。アイホールに「SUQQU デザイニング カラー アイズ 08」のイエローベージュ、二重幅にハニーベージュをなじませて2トーンのシンプルなグラデに。
2. キワをブラウンで引き締める。細チップに締め色であるブラウンを取り、目のキワ全体に。まつげの隙間を埋める気持ちで細く入れて、シャドーラインに。
3. 下まぶた全体にベージュをオン。ハニーベージュをブラシでふんわりと下まぶたにのせて囲み目に。アイライナーを使わずにさりげなく目ヂカラをアップ。
完成! ベージュブラウンのグラデアイメイクで陰影感のある目元に。
【かわいい系メイク】親近感が必要な日のメイク術|仕事用メイクをアップデート
オフィスにおすすめのナチュラル囲み目メイク
キリッと感と知的さだけでなくおしゃれ感も兼ね備えたメイクです。
≪使用したアイシャドウ≫
マキアージュ|ドラマティックスタイリングアイズ D GR714
≪アイメイクのやり方≫
1. 二重幅よりやや幅広い範囲に右上のカラーをぼかします。
2. 下まぶた目尻2/3のキワから、目尻を5mmほどはみ出すくらいにカーキベージュ(右下)をスーッとのせます。
3. 上まぶたのラインは左右に小刻みに動かしながら、まつげのキワを埋めるイメージで。
4. 下まぶたキワのアイラインは、目尻から黒目の目頭側の端まで。同じようにまつげの間を埋めるように描きましょう。目頭1/3にはラインは引かず、あえての抜けをつくるのがポイント。
5. [4]で引いたラインの上に、チップでカーキベージュ(右下)を重ねます。
6. 上まぶたキワの目尻側に、まつ毛の間ではなくまつ毛の上に1~2mm幅でラインを引きます。黒目の中心真上あたりから目尻に向かって、目尻は3~4mm横にスッと流すように。目の横幅が広がって見えます。
7. [6]のラインに右上のシャドウを、軽いタッチでスッと重ねます。ラインの強さが和らぎ、顔から浮かないバランスのいい囲み目に。
オフィスで浮かない【目元メイク】いまどき囲み目メイクの作り方
小顔に見せるチークの塗り方
ベージュのチークでフェイスラインまで締めて小顔見せ。
■チークのポイント
a. 耳前を起点に、フェイスラインに沿って額までの部分と、あごまでひとはけします。
b. 頬は、耳の中央から頰骨の下を通るライン(骨のない部分)に入れてぼかしましょう。
■もっと血色感がほしいとき
顔色が悪めのときは、頬骨の上にダメ押しのひとのせを。見えるか見えないかの淡さでOK!
【頰】に血色感を仕込んでドラマティックに!! 35歳の脱古臭い「ベージュメイク」
リップも血色感を盛って!
あいまいなベージュピンクに1滴の赤みをプラスしたカラーが今どき。新しい空気をまとう女の唇にチェンジです! たとえばこんなカラー。
■(写真:1)イヴ・サンローラン・ボーテ|ルージュ ピュールクチュール 5(ベージュエトラスク)
■(写真:2)シャネル|ルージュ アリュール ヴェルヴェット 62(リーブル)
■リップのポイント
マークしたいのは上唇の山(a)だけ! 山さえキープしたら、あとはなじませればOK。ブラシは使わず直塗りで「今どき見え」を狙います。
(使用リップ:シャネル|ルージュ アリュール ヴェルヴェット 62)
【注意!】
リップラインは全部きっちりだと古臭く… でも全部ぼけぼけだとだらしない印象になるので、山だけでOK。
【唇】は赤みベージュで今どき顔! 35歳の脱古臭い「ベージュメイク」
最後に
30代になってメイク迷子になってしまった方も、今だからこそ楽しめるメイク方法を習得して新しい自分に出会ってみませんか? ぜひ参考にしてみてくださいね。