「倦怠期」とは?
倦怠期の意味
「倦怠期(けんたいき)」とは一般的に、恋人やパートナーにときめかなくなったり、関係がマンネリ化してしまっている時期のことを言います。付き合ってしばらくしてから訪れるカップルもいれば、倦怠期とは無縁のカップルもいるそうです。
倦怠期はいつ訪れる?
一般的にお付き合いが始まってから3ヶ月目あたりに訪れやすいと言われています。
付き合いだして3ヶ月目というのは「好き」という感情が落ちつきはじめ、今までは見えなかった相手の性格がよりわかってくる時期になります。そこで「なんだか違う」といったギャップを感じ、気持ちが冷めていってしまうカップルが多くいるのだそう。
とはいえ、必ずしも3ヶ月目で倦怠期になるとはもちろん言い切れません。
付き合いだして半年が経った頃や、1年目、または安定している3~4年目に倦怠期になる可能性も。一概にいつとは言えず、カップル次第であるようです。
倦怠期の4つの特徴
彼からの連絡が面倒くさくなる
付き合いたての頃は、どんな些細な連絡でも嬉しかったはずなのに、最近は彼からのLINEや電話などに返事をするのが面倒くさい…。
仕事が忙しかったり、友達や家族との予定を優先したりするのはしょうがないとしても、特に予定がないのに「面倒くさい」と感じてしまうなら、彼への気持ちが冷めている状態なのかも。
彼の考えや行動を否定するようになる
いくら彼氏といっても、自分の考えと異なる考えを持っているのは当たり前。それなのに彼氏の意見や行動を受け入れられず「否定」してしまうことが増えたなら、それは倦怠期に突入しているサインかも。
スキンシップが嫌になる
彼からのスキンシップや彼とのセックスは、普通だったら幸せな時間。でも、もしそれを「めんどくさい」と感じることが多くなったのであれば、倦怠期かもしれません。
とはいえ直接「嫌」とはなかなか伝えにくいもの。彼に合わせて嫌々受け入れてしまうことで、どんどんストレスが溜まり悪循環に陥ってしまう可能性も…
彼によく見られようと思わなくなる
付き合いだした頃はデートが楽しみで気合いを入れてメイクをしたし、コーデもバッチリ決めていたのに、最近では「別にいいや…」と“怠ける”ようになってきた… これも、もしかしたら倦怠期が訪れているサインかも。
彼氏・彼女の関係が“夫婦”のようになってきたのなら良いけれど、どんな姿でも恥じらいを感じなくなっていたり、マナーを守らなくなってきているのなら危険信号です。
彼氏だけ倦怠期? 別れを考えている男性がやりがちなこと
彼女と連絡を取らなくなる
倦怠期が訪れると、あなたが彼に連絡するのが面倒くさいと思うように、彼もあなたに対して連絡するのが面倒くさいと感じてしまうはず。もし、彼と連絡を取りにくいと感じることが増えたのであれば、それは彼が倦怠期をむかえている合図かもしれません。
彼女の扱いが雑になる
今まではデートプランや夕飯のアイデアを積極的に出してくれていたのに、最近はなんだか適当に感じる… といったことも。
ここで怒ってしまうと喧嘩になり別れを告げられてしまう可能性もあるので、彼がこういった状況の時は、あなたから行きたい場所や食べたいものを積極的に提案してみるのが◎。
不機嫌になる
彼のイライラが多くなったり、怒りっぽくなったと感じたりするのなら、倦怠期に陥っている可能性大! あなたを大切に思っていないからこそ、冷たい態度を取れるのかもしれません。
SNSの更新をしなくなる
今までは、あなたとのデートの様子などラブラブな内容をSNSで更新していたのに、最近それがパタッと止まったのなら彼の心境に変化があったのかも。元々SNSの更新頻度が低い人であったり、プライベートの時間が極端に少なくなってしまったわけでもないのなら、注意が必要かもしれません。
彼女の友達との繋がりを切る
今まで彼とあなたの友達がSNS上で繋がっていたのに、いつの間にか繋がりが解消されている…。それは彼が倦怠期にいて別れを考えている合図かも。
リアルな友人関係をスパッと切ることは難しいですが、SNS上では人間関係を簡単に整理できてしまいます。
そのため、まずは現段階で繋がりが薄い人や、今後繋がりがなくなる人を消去し始めているのかも。もし彼のそんな行動を見つけたら注意して。
倦怠期にやってはいけないNG行為
彼の浮気を疑う
「最近なんだか彼が冷たい…。」「もしかして浮気している…?」そんな不安が押し寄せるかもしれませんが、倦怠期に彼の浮気を疑うのはNG。
蓋を開けてみれば“お互いの気持ちが落ち着き始めているだけだった”など、必ずしも浮気をしているとは限りません。何もないのに浮気を疑われると、男性は強いストレスを感じるもの。
あまりにもしつこく疑われることで、あなたへの気持ちが本当に冷めてしまう可能性も…。
しつこく連絡を取ろうとする
しつこく連絡を取ろうとするのもNG行為の一つ。
お互い面倒くさいと思いながら連絡を取り続けても、余計に嫌な気分になってしまうだけでいいことはありません。一度気持ちを見つめ直すためにも、彼との連絡は必要以上に行わず、距離を置いてみるのがおすすめです。
浮気に走ってしまう
彼との関係がうまくいっていないからといって他の異性に近づいてしまうと、後戻りできなくなるかも。
寂しいと感じたり、彼に構ってもらえなかったりすると、女性はその寂しさを埋めるために浮気に走りやすいのだそう。しかし倦怠期を理由に浮気に走っても後悔するだけ。最悪、彼にバレてしまった場合は別れに発展してしまうおそれが。
失ってから「やっぱり好きだった」と思っても時すでに遅し。軽はずみな行動には充分注意して。
自分の気持ちを押し付ける
自分の気持ちを押し付けることで、彼の重荷になってしまうかも。
「こうなって欲しい」「もっと構ってほしい」など求めすぎると、彼は期待に沿えないと自覚して徐々にあなたの存在を重く感じてしまうかもしれません。最悪の場合、別れを告げられる可能性もあります。
倦怠期を乗り越える方法は?
コミュニケーションをしっかり取る
長く付き合っていると、言葉にしなくてもお互いのことがわかってきて会話も少なくなりがちです。しかし交際5年でもマンネリ知らずのカップルは、そうならないために、付き合い出した時、ある決め事をしたのだとか。
「僕らがつきあいたての頃、ひとつルールを決めました。それは、普段の何気ない話題を話すこと。仕事でも友人のことでもなんでもいいんです。コミュニケーションを大事にしたいんですよね。この前話したのは、彼女の友人の弟に彼女ができた、という話題でした」(30歳/運送業)
どれだけ些細なことでも普段から会話していれば、のちに言いにくいと感じることも、ためらいなく伝えられるようになるのかもしれませんね。
相手のペースで生活してみる
彼といっても他人なので、性格も欲も、生活習慣も異なります。当たり前のことなのですが、これを理解できていないと、少しのズレから倦怠期へと向かっていってしまうことも…。
マンネリ対策としてある夫婦は同棲開始時に一度、相手のペースで生活をしてみたそうです。
「つきあって2年経った頃、同棲することになりました。それまで、お互いの家を行き来することはありましたが、一緒に生活をしたことがなかったので、ちょっと不安で。そのとき思いついたのは、1週間ごとに相手の行動と同じことをしてみる、です。同時に仕事を終わらせて帰宅したり、睡眠時間も合わせたりしました。
最初は楽しかったのですが、これが意外と大変で。でも、この生活をしてみたことで、彼女の気持ちを少しわかってあげられるようになったかなと思います」(29歳/広告代理店)
相手の気持ちを理解するためには、相手の生活リズムで過ごしてみるのが近道かもしれませんね。きっと新しい発見もあるでしょうし、お互いの疲れ具合がわかれば今後の助けにもなるはずです。
定期的にプレゼント交換をして刺激を与える
一般的に、カップルがマンネリ化してしまう理由は「お互い刺激がなくなったから」だと言われます。定期的に刺激を生むイベントを作ってみるのも倦怠期にはいいかもしれません。
「僕らがやっているのは、月1回・給料日に予算5000円のプレゼント交換です。季節に合わせたものや小物を送り合っています。
ただのノロケかもしれないですが、これによって普段の会話も聞き逃さなくなったんですよね。何が好きか、気になっているかリサーチしなくちゃいけないんで。そのかわり、誕生日プレゼントのハードルはめっちゃ上がってます(笑)」(32歳/飲料メーカー)
予算や期間を決めたプレゼント交換、いい方法かもしれませんね! 普段の会話でお互いの趣味趣向を伝えていけば、次第に相手への理解が深まり、絆もさらに強くなりそうです。
2人で新しいことに挑戦してみる
2人で何か新しいことにチャレンジするのが、倦怠期を抜け出すきっかけになるかも。
例えば、まだ行ったことのないところに行ってみたり、新しい趣味を一緒に始めてみたり。2人で一緒に体験することでワクワクや感動がシェアでき、互いの信頼度や愛情も増すかもしれません。
いつもと違った服装や髪型にしてみる
服装や髪型を変えて、視覚的に変化を与えるのも有効な手段の一つ。また、いつもと違う香りをまとって彼の嗅覚を刺激してみるのも効果的です。
些細なことでも、いつもと“何かが違う”というだけで男性の心をくすぐることができるのではないでしょうか。倦怠期には〝変化〟を与えることが、関係のリフレッシュに繋がります!
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