よくある同棲解消の【理由】って?
金銭感覚のズレ
金銭感覚が合うかどうかは、付き合う上でも結婚する上でも大切なポイントです。実はこの金銭感覚のズレが同棲解消の原因のひとつになっているカップルは多いよう。
毎月のように高級ブランドを買い漁ったり、クレジットカードを上限まで使ったり、頻繁に飲み歩いてほとんど飲み代にお金が消えていったり…。パートナーのお金の使い方に違和感があると、先々苦労しそうなイメージが湧いてしまうようです。
休日の過ごし方の違い
同棲生活をはじめてから休日の過ごし方に大きな違いがあることに気づき、解消に至るカップルも。一方はダラダラ過ごしたい、もう一方はアクティブに過ごしたい、などのように、お互いの休日の過ごし方が全く違うと喧嘩の種になってしまう模様。
同棲前とのギャップ
大きすぎるギャップは同棲解消や別れの原因になる可能性も。
スーツ姿のかっこいい彼も、家ではヨレヨレのスウェット姿。料理ができると言っていた彼女も、実は冷凍食品頼りだった… など、同棲前とのギャップがマイナスになり、解消に至るケースが多々あるようです。
偏りすぎな家事分担
結婚後もつきまとう「家事分担」。同棲の時点でこれがうまくできないとなると、結婚後の家事分担も見込めません。
最初にしっかり家事を分担しても、結局はどちらかが怠け、片方に負担がかかるという話はよく聞きます。最後は押し付けられる家事が日々のストレスとなり解消に至る、ということが多いそう。
マンネリ化
同棲したては、お互いの素の表情、クセ、ライフスタイルなどすべてが新鮮に思えるものですが、時間が経つにつれ、魅力的だったはずの部分もかすれて見えたり、嫌になってしまったりするもの。
なんの工夫もなく長く一緒にいると、マンネリ化してしまうことは避けられないのかもしれません。
受け入れられない相手のこだわり
どうしても受け入れられない相手のこだわりに嫌気がさし、同棲解消を望む人も。
「すぐに同棲まで進んじゃったせいか、付き合っていたときには気づかなかったんですけど…。同棲してから、彼が常にトイレのドアを開けっ放しにしているタイプだってわかりました。
小ならまだしも、なんと大の時も開けっ放し… さすがにやめて欲しい! さらに、使ったあとも『完全には閉めないで!』って謎のルールがあって…。狭いアパートで暮らしているので、トイレの扉を開けておくと、いろんな意味でしんどいんですけど(泣)
彼的には譲れないルールらしく、仕方ないので従っています」(27歳・女性/IT)
▼あわせて読みたい
お金は? この先はどこで暮らす? 同棲解消の【進め方】
必要なお金について話し合っておく
同棲を解消する上で一番大きな問題になるのが「お金」。同棲開始時にも多くの費用がかかりますが、解消時も同様です。
たとえば以下のような費用は、予算に入れておいた方が良いでしょう。
・退去するにあたっての違約金や修繕費など
・新しい部屋を借りるときの初期費用
・引越し費用
退去する部屋の違約金や修繕費は折半するのか or どちらかが負担するのか、また、実家に戻るのでなく新しい部屋を借りる場合は、初期費用や引越し費用を前もって貯めておかなければいけません。
あなたにはその費用があっても彼になかった場合、同棲解消を拒まれる可能性があります。
新しい部屋を探しておく
同棲を解消した後はどこに住むのか、実際に入居できる部屋探しも同時に行わなければなりません。実家が近所にあるのなら、新しい部屋が見つかるまで住まわせてもらうことが可能かもしれませんが、そうでない場合は退去後すぐに入居できる部屋が必要です。
もしも同棲解消と同時に彼との恋人関係も解消するのであれば、彼が住む家の近くや、ばったり遭遇してしまうような場所を選ぶのは避けたほうが無難です。
家具や家電をどうするか決めておく
同棲をはじめたとき、もし2人で新たに購入した家具や家電がある場合には、それをどちらが引き取るのか、はたまた処分するのかを話し合っておきましょう。大型家具は処分に費用が発生してしまうため、可能ならばどちらかが引き取る、またはネットのフリマなどで売るのが◎。
ただしローンで購入し、その支払いがまだ済んでいない場合は注意が必要です。
出て行くまでの期間
同棲解消が決まってから実際に出て行くまでの期間について、どんなに短くとも1ヶ月は見ておいた方が良いでしょう。蓄えがある状態ですぐにでも新しい部屋に引っ越せるのなら、もっと早く解消することも可能かもしれませんが、貯金があまりない、次に行くところも決まっていない、相手に同棲解消を反対された、となると、かなり時間がかかってしまう可能性があります。
同棲解消の上手な【伝え方】とは
カフェやレストランなど人目がある場所で伝える
どうせ家にいるのなら… と部屋で話すこともダメではありませんが、できれば人目のあるカフェやレストランなどで同棲解消を伝えた方が、お互い終始冷静に話し合いができるはず。あえて人が多くいる場所で伝えることで、騒ぎになったり喧嘩になったりするのを防ぐことができます。時間も日中の明るい時間帯がベター。夜やお酒が入った状態での同棲解消話は、相手が拒んで流されてしまう可能性が。
相手を非難しない
これまで我慢してきたことや不満を全部ぶちまけたい… という気持ちもわかりますが、相手を非難するような言葉は使わないのがベスト。
同棲を解消したい理由はしっかり伝えるべきでも、彼のプライドを傷つけるような言葉、存在そのものを否定するような言葉など、スムーズに事が進まなくなってしまう言葉は使わないようにしましょう。
同棲解消と同時に別れるのなら、未練を告げたり思わせぶりな言動をしたりしない
〝あくまでも生活やお金の面で同棲を解消するだけであって、彼との関係は継続する〟状況なら問題ありませんが、もし同棲解消の相談と同時に別れを切り出すのなら、「本当はまだ好き」といった未練がましい言葉や後を引くような態度はNG。このような言葉を使ってしまうと相手に隙をつかれ、別れられないどころか同棲解消もなかったことにされてしまう可能性があります。もしあなたの決意が固いのなら、思わせぶりなことはせず、凛とした態度でしっかり実行しましょう。
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock