【目次】
・独占欲の強い彼に悩まされてない?
・独占欲をもたらす心理的な原因とは?
・独占欲の強い彼とのうまい付き合い方は
・彼の独占欲を少しでも抑えることはできる?
・自分自身にも独占欲が芽生えてしまったら? その対処方法
・【番外編】独占欲の強い彼とのうまい別れ方は
独占欲の強い彼に悩まされてない?
彼女のスケジュールをすべて把握しておきたい、誰と、いつ、どこで、何を話して、何時に帰ってきたか、が気になったり、あるいは他の人とのメールやLINEのやり取りや携帯電話の発着信履歴を盗み見したり…… そんな独占欲の強い彼に悩まされていませんか?
「自分だけのものにしたい」という欲求や欲望は多くの人が持っている気持ちです。小さな子どもがママを独り占めしたいと強く思う気持ちと基本的には同じです。
でも、こと恋愛においては強すぎる独占欲は意味が変わってきてしまいます。好きすぎるがゆえに、離れていると誰かに奪われるのでは、と不安になり、恋人が他の人と一緒にいるだけで嫉妬したり、敵視したり。そして最終的には管理したがります。
愛情の裏返しともいえますが、そんな疑心暗鬼で束縛ばかりの関係はどちらも疲弊してしまい、いい関係を続けるのが次第に難しくなってしまいます。
「いい加減にしてよ」と思う気持ちもわかります。ただ怒る前に、彼の独占欲の深層を学んで、心のざわつきを軽くする方法を探ってみてはいかがでしょうか。
独占欲をもたらす心理的な原因とは?
1. 彼女のことが好きで所有したい
人を好きになれば、いつも一緒にいたいと思うのは当然のことです。その時間が楽しければ楽しいほど、2人だけの時間がとても愛おしく感じられ、誰にも邪魔されたくない、自分だけがこの空間、この時間を独占したくなっていきます。その思いが強くなると、パートナーを「所有物」のように認識するようになり束縛や管理という形で表れてしまいます。
また、自分の思いを全身全霊で伝えたい気持ちが前のめりになり、過度な愛情表現になってしまうのも独占欲の裏返しといえます。
2. 自分が一番じゃないと気がすまない
とにかく自分が一番愛されている存在でいたいという願望が強く、常に恋人の一番の存在でいないと気が済まない時に独占欲も高まります。他の人と親しくしている様子を目の当たりにすると、特別な存在の自分がいるのに、と裏切られた気持ちになり、相手の気持ちを疑い、攻撃的になり、さらに自分のそばに置いておきたいという心理になるのです。
自分だけを見て、他に目移りしないで、と願う心理からパートナーを独占したいと思ってしまう傾向が強いのです。
3. 自信がないから不安が募る
自分はこんなに愛して大切に想っているのに、あなたは自分をそれ以上に想っていないんじゃないか? 信頼しているけれど、裏切られる気がして不安になる、そんな不安にさいなまれている時も独占したいという欲求が生まれやすくなります。
独占欲が強い男性は自分に自信がなく、恋人が逃げてしまわないかと思い込んで、独占しようとする心理もあります。彼女の行動を必要以上に把握したがるのも、自分自身に自信がなく、彼女が他の男性に目移りしてしまうのではないかという不安を抱えているからです。
愛情が強くなればなるほど、自分の世界を守ろうとする傾向があります。その愛情を失うと自分の価値観が否定されたような気になり、傷つくのを回避するめに防衛本能が働き、強い独占欲が沸き起こり相手を縛ろうとしてしまうのです。
独占欲の強い彼とのうまい付き合い方は
1. 不必要なまでに独占欲を感じたら別れるべき
行き過ぎた独占欲は、あなたの気持ちの持ち方で変わるものではありません。彼の気持ちを忖度して、プラス思考で受け止めているのにも限界があります。彼の言動や行動が耐えられないと少しでも感じたら、一度立ち止まって考えてみましょう。
メールやLINEの返事が遅い、既読がつかなかった、電話にでなかったなどの理由で、あなたの言い分に耳を貸さず激高するような人は、裏切られるのが嫌だというプライドの高い自分中心の人です。
そんな彼があなたを本当に大事に思っているのか、見極めることも必要です。別れという選択肢を考えるのも一つの対処法です。
2. 簡単でもいいから連絡はこまめに
独占欲の強い人は、誰かに彼女をとられてしまうのではという心配から束縛しようとします。そのため、一言でも、簡単でもいいので連絡はこまめにするようにしましょう。連絡をこまめにすると、彼の心配や不安も軽減されますし、自分のことを見ていてくれるという実感が沸き、そこまで彼女を束縛しなくても大丈夫かな、と安心してくれるかもしれません。
3. 仲の良い男友達がいる場合は先に紹介しておく
仕事関係の男性でさえも親しく話しているだけで、疑ってしまうのが独占欲の強い男性です。昔から仲の良い男友達と楽しく飲んでいたなんてことを知ったら、強い嫉妬や不安を覚えてしまいます。なかには独占欲が強すぎて攻撃的になり暴力的な言葉や行動をする男性もいるかもしれません。
仲の良い男友達がいる場合は、まず先に彼に紹介して、安心させておくといいでしょう。独占欲が強い男性と付き合うと、必ずしも不幸になるわけではありません。性格や特性を理解して、気持ちが伝わるように付き合えば、よきパートナーになれるはずです。
彼の独占欲を少しでも抑えることはできる?
人による。いずれにしても相手の性格を理解することが大事
男性の独占欲は女性の対応次第である程度コントロールすることはできますが、もちろんそれは人によります。独占欲の強さや態度も人それぞれです。独占欲がピークに達している男性の表情は硬く、どこか人を寄せ付けないような雰囲気を漂わせています。
そんな重苦しく暗い空気では、女性側も辟易としてしまいます。自分だけを見て、自分の存在を認めて、と相手に求めてばかりの男性では、あなたとの関係だけでなく、一般社会でのコミュニケーションにも影響が出てしまうかもしれません。
彼が嫉妬したり、あなたが他の人と過ごしているのを嫌がったり、何度もスケジュールなどを確認したがったりするようなら、まずは彼にたくさん愛情を伝えてあげましょう。
その他にも、小さなことでもほめてあげる、スキンシップを密にする、感謝の言葉を伝える、ちょっとわがままを言って困らせる、などをしてみるのもいいでしょう。
また、彼の言いなりにならないのも重要です。彼に細かく管理されたり、束縛されたりするのが面倒だからといって、彼の言うことに「仕方ない」といやいや応じていると、あなたのメンタルが疲弊してしまいます。一方的な関係は最終的にお互いを不幸にします。嫌なことはきちんと主張し、彼の言い分を拒否することも大事です。
自分自身にも独占欲が芽生えてしまったら? その対処方法
1. 二人だけの時間を定期的に作ろう
彼の仕事が忙しかったり、理由もなしに会えなかったりするのが続くと不安が募るのは女性も一緒です。そんな時は、定期的に二人だけの時間を持つようにしましょう。曜日ごとのランチや毎月第〇日曜日だけは一緒に過ごすなど、先の予定があると精神的に安心できて、会える日を目標に頑張ることができます。
2. 不安なことはお互い言葉にして話し合って
何気ない言葉一つで人の心は変わります。たった一言で幸せな気持ちになることもあれば、悲しく不安になることもあります。そんな時は、勝手に思いを巡らせて一喜一憂しないで、お互いに言葉に出して話し合ってみましょう。日頃から気持ちを伝えることは大切なのです。
3. 恋愛以外に没頭できるものも作ろう
恋愛は人生にすてきな時間と潤いを与えてくれます。恋をしている間は、すべてが自分中心に回っているとさえ思えるほど、幸福感を与えてくれます。
でも、独占欲が強いと頭の中が彼のことばかりで視野が狭くなり、恋愛以外の幸せや楽しみが目に入らなくなっています。仕事での達成感や、趣味に没頭する楽しさ、スポーツをしたときの爽快感、友達とのひとときなど、恋愛以外に夢中になれるものを作っておくのは独占欲防止にはいいかもしれません。
【番外編】独占欲の強い彼との上手い別れ方は
1. 別れたい理由は何なのかちゃんと説明しよう
あいまいな態度や言葉では、きれいに別れることは難しいです。特に独占欲の強い彼は、思い込みが激しい傾向があり、自分の都合のいいように解釈しがちです。明確な理由をきちんと伝えることがポイントです。どうして別れたいかを具体的な言葉にして、説明しましょう。一度でわかってもらえない時は何度も繰り返し説明し、自分の意思は決まっていることを明確にしましょう。
2. 相手を非難する言葉は使わない
別れを告げるときに、相手を非難する言葉は絶対使ってはいけません。
たとえばルックスに関すること(身体的なもの)や、他の男性と比較するような言葉、彼のプライドを傷つけるような言葉、または存在そのものを否定するような言葉、彼の家族(特に母親)の悪口や批判などはNGです。また別れの際には、相手への不満などは決して口に出さないのが、上手な別れ方の鉄則です。
3. 復縁の可能性は臭わなさない
別れた後でも、「もしかしたら時間が解決してくれる?」といった復縁の可能性を匂わすような別れ方は、同じことの繰り返しになるだけです。
そのためにも、自然消滅のような不完全な別れ方ではなく、きちんと別れる理由を相手に伝えましょう。
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