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LOVE

2023.07.09

同棲したい! 始めるタイミングと手順・失敗しないための19のポイント

恋人と一緒に暮らしたいと思ったら、考えるべきことや準備するものがたくさんあります。同棲をするメリット・デメリットや、決めておくべきルールなどとあわせて紹介します。彼との同棲を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

同棲したい! と思ったら何から始めるべき?

お付き合いをしている彼と同棲をしたくなったら、何から始めるべきか戸惑いますよね。

恋人と一緒に暮らしたいと思う理由はさまざまですが、同棲をしようと思ったら、場当たり的に進めるよりも効率的な手順で準備を進めると負担が少なくなります。

同棲したいと思う精神的な理由3つ

まずは、同棲したいと思う理由の代表的なものを3つ見ていきましょう。

◆一緒にいる時間を増やしたい

最もシンプルな理由でもある「一緒にいる時間を増やしたいから」は、多くのカップルが同棲に踏み切る背景のひとつ。

恋人とは会えば会うほど仲良くなりたいと思うものですが、別々に暮らしているとなかなか時間が合わなかったり、予定が変わったりすることもあります。同棲すれば毎日顔を合わせることができますし、朝起きて一緒に朝食を食べたり、夜寝る前に話をしたりすることができますよね。

一緒にいる時間が増えれば、相手のことをもっと知ることができ、コミュニケーションもスムーズになります。

◆もっと親密な関係を築きたい

同棲をすれば、性的な関係も一緒に暮らす前と比べて充実する毎日が期待できます。一緒に暮らす前よりも、ふたりの仲を親密なものにステップアップさせられます。

日々の生活を通じて相手の生活習慣や好みも細かく知ることができますし、本来の自分を相手に見せられます。こういった日々を積み重ねることによって、お互いの信頼や理解を深めることにもつながるでしょう。

◆安心感が欲しい

自分の心の支えになってくれる存在である人と同棲をすれば、相手が常にそばにいてくれることを実感できますし、何かあった時にすぐに助けてくれることも期待できます。

また将来に向けて一緒に計画を立てたり、貯金をしたりすることもできるので、お互いの将来への不安を減らし、安心感を増やすことにもつながります。

ベッドでハグをするカップル
(c)Shutterstock.com

同棲をする6つのメリット・デメリットを比較

恋人との同棲では、一緒に暮らすことによってメリットもあればデメリットもあります。代表的なメリット・デメリットを比較してみましょう。

◆メリット1:経済的なゆとりが出る

家賃や光熱費などの生活費を半分または決めた割合での負担にすることができるので、ひとりで暮らすよりも食費や日用品にかかる費用が節約できるほか、これまでデートにかかっていた交通費も節約できます。

また同棲によってお互いの収入や支出を把握しやすく、貯金や投資などの資産運用も一緒に考えることもできます。将来に向けてふたりの経済的な基盤をつくりたいカップルにとっては、同棲によって生まれる経済的なゆとりは大きなメリットです。

◆メリット2:相手の本性を知ることができる

一緒に住む時間を通じて、相手の生活習慣や性格などを細かく見ることができ、相手の知られざる長所や短所もはっきりとわかってきます。

また相手の家族や友人とも関わる機会が増えるにつれて、相手の価値観や考え方も深く理解することができます。

結婚前に相性や適合性を確かめたいカップルには、このメリットも大きいでしょう。

◆メリット3:安心感が得られる

パートナーが常にそばにいる生活を実感でき、何かあった時にはすぐにお互いが助け合う関係になるので、安心感が生まれます。

一緒に暮らすことを通じてお互いに愛情や信頼を深めることができ、結婚への心の準備が整っていきます。

◆デメリット1:ひとりの時間が減る

一つ屋根の下でパートナーと暮らすと、どうしてもひとりの時間が減っていきます。どんなときでも毎日顔を合わせることになりますし、別々に暮らしていたときと比べてプライバシーも失われます。

場合によっては、自分の好きなように生活することができなくなりますし、自分の趣味に費やす時間や友人と過ごす時間も制限されます。こういった日々がストレスや不満になっていくこともあるでしょう。

◆デメリット2:喧嘩が増える

一緒に暮らすとどうしても相手の癖などにイライラすることが多くなりますし、家事や金銭などの分担や管理にも意見がぶつかります。

ちょっとした不信感から相手の浮気を疑ってしまい疑心が生まれ、相手の言動や態度にも敏感になって喧嘩になってしまうことも…。喧嘩が増えるほど、お互いが「相性が悪い」「うまくいかない」などと感じ、相手への感情を悪化させる場合があります。

◆デメリット3:婚期を逃すリスクが高まる

同棲をすることで、法律的な結婚をする必要性や緊張感が薄れ、結婚のタイミングや条件を見失いがちに。

一緒に住む期間が長くなればなるほど、相手に飽きたり倦怠期になったりすることもあり、パートナーに対する魅力や恋愛感情も減退して生きやすいでしょう。

親に同棲をOKしてもらうには? 3つのポイント

同棲をすると決めたら、双方の親から「OK」をもらってから一緒に暮らしたほうがスムーズです。ふたりの同棲を親が安心して見守ってくれるためにも、OKをもらうために欠かせないポイントをご紹介します。

◆結婚前提の同棲にする

親の価値観によっては、同棲を結婚へのステップとして見る場合と、ただの遊びとして見る場合があります。

特に厳格な価値観をもっている親に同棲をOKしてもらうには、同棲を結婚への準備や確認として捉えている決意を熱心に伝える必要があるでしょう。明確な結婚前提の同棲であれば、厳格な価値観をもっている親も、安心して見守ってくれやすくなります。

◆毎月の生活費などお金の見通しを話す

親は常に、我が子の生活が苦しくならないか心配しているもの。同棲によって我が子の経済的な負担が増えるリスクがあれば、同棲に反対をする可能性が高まります。

そのため家賃・光熱費などの固定費から食費・交際費などの変動費まで、毎月の生活費の詳細や分担方法を丁寧に伝えることで、親を安心させやすくなります。

ふたりで決めたお金の見通しを話すことで、親も子どもの自立や責任感を認め、同棲の先の結婚にも反対しなくなる可能性が上がります。

◆お互いの親の顔合わせをする

親は我が子の恋人がどんな人か知りたいと思うもの。同棲する前に、お互いの親が顔を合わせる食事会や旅行の機会を設けることで、我が子の恋人がどんな人でどんな育ち方をしてきたのかを知るヒントがえられます。

また双方の親の顔合わせをすると、親同士が子どもの恋人やその家族と仲良くなれる可能性も高く、実際に同棲をスタートさせてからも円滑な人間関係が築きやすいでしょう。

握手をする手
(c)Shutterstock.com

同棲する準備をスタート! やることリスト4ステップ

いざ同棲をするとなったら、住まいについてやらなくてはいけないことを整理しましょう。楽しみながら進めるためにも、次のようなステップを計画的に進めるといいでしょう。

◆1:エリア選び

最初のステップは、エリア選び。お互いの通勤や通学の距離や時間、家賃や治安などの条件を考慮して選びます。

どこに住むのかは、お互いのライフスタイルや趣味に大きく影響するので、ここで妥協しすぎると暮らし始めてから不満が大きくなってしまいます。

たとえば、都心エリアだとショッピングやグルメなどの楽しみが多くありますが、家賃が高くなりがちになるほか騒音や人混みなどのストレスもあります。一方、郊外なら自然や静かさなどの癒やしが多くありますが、交通の便が悪くなり、レジャーやショッピングの選択肢が狭まります。お互いの希望や妥協点をしっかりと整理して、納得のいくエリアを選びましょう。

◆2:部屋探し、内見

エリアが決まったら、次は部屋探しです。インターネットや地域の不動産業者に出向いて、希望に近い物件を探しましょう。間取りや広さ、設備や管理状況などの条件で絞っていくので、条件を明確にするほど探しやすくなります。

ふたりで暮らす家を探すので、お互いの荷物や家具などの量やサイズも考慮して、狭すぎず広すぎない物件が見つかればベスト。ワンルームや1Kなら家賃は安くて済みますがスペースが狭くなり、プライバシーも失われる一方、1LDKや2DKは家賃が高くなるだけスペースが広くなりますし、プライバシーも確保できます。

部屋の候補が出てきたら、次のステップは内見です。実際に物件を見て、日当たりや風通し、防音性や防犯性などの環境をチェックしましょう。

また、新築ではない場合は水回りや壁紙などの汚れや傷みも入念にチェックします。

◆3:申込、審査、契約

住む家を決めたら、物件の申込手続きをします。申込とは、気に入った部屋を決めて不動産業者に伝えることです。申込の段階で必要書類や保証人などを用意する必要があるほか、敷金や礼金などの初期費用や家賃や管理費などの月々の費用を確認しましょう。

申込をしたら、入居審査を受けます。入居審査とは、大家さんや管理会社が入居者の信用や収入などを調べることです。この審査の過程で、職場や保証人に連絡が入る場合があります。

入居審査に通ったら、契約へと進みます。賃貸借契約書や重要事項説明書などの書類をよく読んでから、署名・捺印をします。

◆4:引越し業者決定、家具や家電の購入

住む物件が決まったら、最後のステップは引越しです。自分たちで行うか引越し業者に依頼するかを決め、引越し業者に依頼する場合は、料金やサービスなどを比較して決めます。日程や時間帯を事前に予約する必要があるので、スケジュールに余裕を見たほうが安心です。

引っ越しの準備と同時進行で、家具や家電などを購入します。お互いの好みや必要性を考慮して無駄のないように買い揃えましょう。

理想の同棲生活を送るために決めるべきルール3つ

円満な同棲生活を続けるために、決めておくべきルールもあります。代表的なものを3つ見ていきましょう。

◆生活費の負担割合

生活費とは、家賃や光熱費などの固定費と、食費や交際費などの変動費のこと。これらの生活費の負担割合を、お互いの収入や支出などを考慮して決めましょう。収入がほぼ同じくらいなら、半分ずつ負担するルールが公平ですが、収入に差がある場合には比例分担が妥当でしょう。

生活費の負担割合は、お互いに納得できるように話し合って決めることが重要です。

◆家事分担

料理や掃除などの日常的な仕事や、買い物やゴミ出しなどの不定期な仕事をどう分担するのかが、家事分担です。

お互いの得意や苦手を考慮して決めれば負担が少なくなります。家事分担はお互いに負担感や不満感が生まれやすいテーマなので、最初にルールを決めてやってみても不満が生じたら、定期的にルールを見直すようにするといいでしょう。

◆ひとりの時間や自由時間の割合

自分の好きなことをする時間や趣味や友人と過ごす時間をどのくらい認め合うのかもルールにしておくと安心です。ひとりの時間や自由時間の割合は、お互いの性格やニーズを考慮して決めましょう。

お互いに束縛感または孤独感が生じないように、バランスを考慮して決めると安心です。

読書をする女性
(c)Shutterstock.com

同棲したいと思ったら考えることがたくさん!

同棲をしたいと思ったら、実は考えることややるべきことはたくさんあります。勢いで一緒に暮らし始めてもなんとかなるものですが、計画的に進めることでより充実した同棲生活がスタートできるメリットは大きいもの。

一緒に住む時間を通じて、パートナーとの愛を上手に育んでいきましょう♡

TOP画像/(c)Shutterstock.com

並木まき

並木まき

ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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