【目次】
・同棲ってした方がいい? みんなの同棲事情とは
・同棲をするメリット
・同棲をするデメリット
・知っておきたい同棲準備
・同棲すると結婚できない?
・「失敗かも…」彼との同棲に後悔した女性の体験談
同棲ってした方がいい? みんなの同棲事情とは
既婚女性の約9割が結婚前に同棲
式場探しの決め手が見つかるクチコミサイト「ウエディングパーク」が、過去同棲経験のある(既婚・未婚含む)20〜30代の女性174人を対象に実施した調査によると、約9割の女性が現在の結婚相手と同棲していたということが判明!
「いいえ」と回答した13.2%の人は、過去に同棲経験はあるものの、結婚したパートナーとは同棲はしていなかったそうです。
同棲をして良かったと思う女性が多い
同調査で、「結婚前に同棲をして良かったかどうか」を質問したところ、約7割の女性が「良かった」と回答。
理由として挙がった声は以下。
「生活リズムや金銭感覚がわかるから。素で生活できるので、結婚して初めて住むよりはギャップを感じにくいと思う」
「細かい生活習慣の違いを擦り合わせられたから。お互いにどんな環境が心地よいのか分かるようになったから」
お互いの生活習慣やリズムを知ることで、結婚への準備ができたと感じている人が多いようです。
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同棲をするメリット
デートの後も「バイバイ」しなくていい
デートの後、一人で帰宅するのは寂しいものですよね。多くの女性が「彼と帰る場所が一緒ならなぁ…」と感じたことがあるのではないでしょうか?
でも同棲をしていれば、デートの後でも帰る場所が一緒です。
普段デートが頻繁にできないような忙しいカップルでも、二人でいる時間が増えるのはメリットと言えますよね。
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結婚前に結婚後の生活がイメージできる
先に同棲をしておけば、結婚してから「彼ってこんな人だったんだ…」「こんなに生活習慣が違うなんて…!」といったギャップを感じることが減ります。
例えば、もし彼が家事をほとんどやってくれない男性だった場合、「家事もう少しやって」と言える状況を作らなければいけませんし、それでもやってくれない人だった場合、そんな男性を結婚相手に選んでしまったこと自体、後悔することもあるかもしれません。
結婚してから後悔しても遅いので、相手の生活や一緒に暮らしたときのシミュレーションができる同棲は、結婚前提で付き合っているカップルにとってはメリットと言えそうです。
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同棲をするデメリット
マンネリ化しやすい
よくある別れの原因「マンネリ」は、同棲カップルは覚悟をしておいた方がいいかもしれません。
同棲したては、お互いの素の表情や癖、ライフスタイルなど、新しい発見を楽しめますが、時間が経つにつれそれがなくなり、魅力的な部分もかすれて見えてしまうことも。
もちろん、すべてのカップルに訪れるわけではありませんが、同棲前に感じていた待ち合わせのドキドキ感や、彼の家に遊びに行くワクワク感といった刺激が少なくなるのは、避けられないかもしれません。
感じたギャップが別れの引き金になる可能性がある
同棲を始めると、良くも悪くも「ギャップ」を感じるタイミングというのはあるもの。
知らずに結婚して後悔するよりはマシかもしれませんが、この同棲が原因であっさり別れにつながってしまうという可能性もゼロではありません。
素の顔は同棲しないと分からないことなので、同棲が必ずしも結婚に向かうとは限らないことを、頭に入れておく必要があるのではないでしょうか。
こんなはずじゃ… 同棲を始めたのに別れた理由5〈OLタケ子の恋愛コラム〉
家事分担が難しい
家事ができる女性だとアピールするために、最初は不満も言わず家事を頑張る、という人は多いかもしれません。しかし、彼がまったく家事をしない、家事をしてもらって当たり前のような態度をとる… なんてことが続いたら、きっと不満が溜まっていくはず。
一方的な献身というのは長くは続かないものです。
そうならないためにも、同棲を開始するのと同時に家事分担を決めておくなどの対策が必要です。
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知っておきたい同棲準備
費用の準備や分担を考える
どちらかの家に相手が転がり込む、という場合は必要ないかもしれませんが、一般的に新しく部屋を借りるとなると、敷金や礼金、引っ越しなど初期費用が必要になるもの。
ここに家具家電も必要となると、さらにプラスでお金がかかります。
同棲を始めるにあたっていくら費用が必要になるのか洗い出し、さらにその費用を彼とどう分担するかをまずは考えなければいけません。
また、実際に新生活がスタートした後の家賃や水道光熱費、食費やその他諸々の費用をどう払っていくのかも、同棲スタート前に話し合っておくべき項目でしょう。
喧嘩の起きない間取りを
同棲する上で間取り選びは非常に大切です。
まずそもそも「1」と頭につく間取りは一人暮らし向けの間取り。でも2LDKは予算オーバーという人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、お互いの仕事や帰宅時間を確認し、自分たちの生活スタイルに合った1LDKのお部屋を探すことをおすすめします。
例えばこちらが土日休み、平日18時帰宅、彼が平日休み、23時帰宅だという生活スタイルにズレがあるカップルの場合、リビングと寝室が離れているタイプの間取りがGOOD。
寝ているときに近くでドタバタされてはうるさくて眠れません。睡眠を邪魔されるのは誰しもイライラが募るもの。これが原因で喧嘩になり、結婚しようと思っていた彼と同棲解消! なんてことになったら、元も子もありません。
通常の1LDKよりも家賃が上がるかもしれませんが、自分たちにとってどの間取りがお互いストレスなく暮らせるかをよく考えて部屋を選びましょう。
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タイミングは「更新月」がおすすめ
もちろんカップルの数だけそれぞれにベストなタイミングというのはあるでしょう。ですがおすすめはやはり「更新月」。家にもよりますが、更新料は安くないですよね。
同棲がしたいけれど彼に言いづらい、という人も、この更新月を狙って彼に相談してみるのもおすすめです。
契約社員のM希さん28歳は、この更新月をきっかけに彼との同棲がスタートしたと言います。
「2年に1度の更新って契約社員の私にとってはかなりイタいです。もちろんその月の給料でまかなうこともできず、計画的に貯金をしておかないと支払えない。彼氏もひとり暮らしをしていたのでお互い『更新月って辛いよね〜』と以前から話題にしていました。
そこで数ヶ月後に迫った私の更新月をきっかけに同棲しようと話してみたんです。『まだ早くない?』『同棲はちょっと…』って渋られたらどうしよ〜と思っていたんですけど、なんとその月は彼も更新月!
不安は一気に飛んで、意外にもすんなり同棲をスタートさせることができました♪ 今回だけは更新月に感謝しちゃいました!」(M希さん)
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同棲すると結婚できない?
結婚前提ではない同棲は女性にとってデメリットしかない
作家・安本由佳さんによると、結婚前提でない同棲は、女性にとってはデメリットしかないと注意を促します。
「彼の立場で考えてみてください。
もともとひとり暮らしをしていた部屋に彼女がやってきて、面倒だった家事をやってくれるようになった。さらには約束せずに会えて、毎晩隣で一緒に寝て、いつでも好きな時に触れられる。
彼は相談者さんとの将来に覚悟も責任も持たないまま、結婚生活のいい所だけを先取りしています。
人は、易々と手に入ったモノに対し、改めて時間・労力・お金をかけようと思わないもの。つまり、結婚前に夫婦の真似事をしてしまうと、却って結婚への意欲を失わせる結果になってしまいます。
生活を共にするのは、少なくともお互いに結婚の意思を確認してからにしましょう」(安本さん)
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安易な考えでの同棲は30代半ばで独りぼっちに…!?
お客さんの相談や話相手を多くしてきたという【BAR BOSSA】の店主の林伸次さんは、安易な考えから始まる同棲は絶対にやめた方がいいと言います。
「例えば20代前半の時に『もうとにかく一緒にいたいから』っていう理由で、彼の部屋に半同棲みたいな形で1ヶ月くらい居着いちゃうなんていうのはアリです。そういう情熱的な恋愛って、20代前半までの若いうちしかできません。生まれて初めて他人とずっとくっついてすごす休日とか、誰かを全身で受け止める気持ちとかは経験したほうが良いように思います。
あるいはお互いの親にも会って、ちゃんと婚約もして、半年後には結婚をする予定という状態で、実験的に一緒に住む、という同棲もアリだと思います。やっぱり他人同士がひとつの屋根の下で生活をするということは様々な問題が生じます。とにかくこの人のご飯の食べ方がイヤだとか、金銭感覚がどうしても違うとか、すごくマザコンだったんだとか、結婚前に知っておくべきことを発見できるチャンスでもあります。それで『やっぱりこの人は違うかも』と感じたら婚約を解消して、別れてしまえば良いわけです。
しかし、僕が絶対にやめたほうが良いと感じるのは、こんな同棲です。お互いが30歳前後で、仕事もバリバリやっていて充実しています。そしてふたりは何らかの出会いがあって、交際が始まるのですが、どちらかの部屋に泊まることが多くなってしまって、『だったらふたりで部屋を借りた方が安いんじゃない?』という安易な同棲のパターンです」(林さん)
ではなぜこのパターンから始まる同棲がよくないのか、林さんはこう続けます。
「こういうふたりは仕事でやりたいことがたくさんあるので、子供なんてまだ欲しくないし、だったら結婚なんてする理由も見つかりません。お互いの遊び友達もすごく重なっているし、『結婚は所帯じみていて、なんだか自分達にはまだまだ関係ない世界の話』だと感じています。
『男女の恋愛感情が続くのは3年間』というのはご存知ですよね。科学的に証明されているそうです。もう本気で夢中になって周りが見えなくなるような恋愛感情は、本当に3、4年で終わってしまいます。
だとしたらその30歳前後の同棲カップルはどうなるでしょうか。まずセックスをしなくなります。そして『兄妹みたいな関係』になります。別にそんな決定的な喧嘩もしないし、すごく仲が良いのですが、ドキドキするような恋愛関係ではなくなってしまうのです。
ここでお互いが同じ部屋に一緒に住んでいなければ、デートの回数やセックスの回数がぐぐっと減るので『私たち、もう会う理由がないんじゃない?』ということになって、お別れということになるのですが、同棲しているふたりはそういうわけにはいかないんですよね。
まず兄妹のように仲が良いから『別れる理由』がないんです。そして周りのよく一緒に遊んでいる友達も『彼らはもうほぼ夫婦みたいなカップル』と認識しているから、なんとなくぬるま湯のような関係が進行してしまうんです」(林さん)
結果的に、その後どちらかの仕事の問題、あるいは男性側に好きな女性ができて別れることになるのがオチだそう。
そして女性は30代半ばで「独りぼっち」。こんな女性を林さんは、山のように見てきたそうです。
「申し訳ないのですが率直に言います、この状態でポンと世間に放り出された女性はすぐには恋愛できません。長い間、恋愛ごっこのようなものをしていなかったので、他の同い年くらいの女性の真剣な『良い男争奪戦』にはうまく参加ができない状態になっています」(林さん)
結婚が一番幸せなこと、というわけではありませんが、独身を謳歌できる女性というのはひと握り。結局は世間体を気にしたり、結婚相談所に入会したりする人がほとんどだそうです。
30歳前後で「同棲」した女性に待つ未来とは…|BAR BOSSA 林伸次の恋愛ショートコラム
「失敗かも…」彼との同棲に後悔した女性の体験談
「分担ルールを提案しておきながら、何もしない彼にイライラ」(34歳/スタジオ勤務)
「同棲して半年になる彼がいて、住み始めた頃に彼から『家事分担のルールを作ろう!』と提案され、彼の希望を飲む形で分担表を作りました。
ところが、半年経ってみてわかったんですが、彼はまったく分担表どおりに家事をやる気配がなく、全部私にお任せ状態。
『今どき、家事もできない男なんてダサい』とか自分で言っておきながら、口先だけでまったく行動が伴っていない彼こそダサいと私は思います。この彼との結婚なんて、とても考えられない!」(34歳/スタジオ勤務)
「自分から『俺がする』って言うのはいいけど、何日間も放置されるのにウンザリ!」(31才/カフェ店員)
「今年の春から同棲を始めました。しかし、彼は口先ばかりで、行動がまったく伴いません。
例えば、私が帰宅後に洗濯物を選り分けていると『俺がするから、いいよ』、食後に洗い物をしようとすると『俺がするから置いておいて』と言う割には、その後、まったく実行せず…。ひどいときには、そのまま数日間放置されていることもあります。
一緒に住み始めたときに、一応、家事分担の割合を定めたので、それに基づいて『するよ』って言っているのはわかるんですが、これじゃあ、快適な暮らしとは程遠いです(涙)。今では、この彼との結婚は厳しいかなぁ… とまで思ってしまっています」(31才/カフェ店員)
同棲してから発覚! 彼氏の「するする詐欺」にウンザリな女子の告白3
「彼のこだわりが強すぎてかなりストレス!」(30歳・女性/美容)
「彼の家に居候する形で同棲をスタート。でも、思ったよりも細かい性格で、ちょっとついていけないところも多いです。
今、一番ウゲーって思っているのが、夜は冷蔵庫以外、すべてのコンセントを抜いてから寝ないといけないこと。冷蔵庫は食材が腐るから仕方なく(!) OKだそうですが、スマホの充電器やテレビのコンセントも抜いてから寝ないと、怒るんです…(泣)。
おかげで朝起きるとスマホのバッテリーは少し減っているし、充電系の美容機器もタイミングを見て充電しないとだし、かなりストレスです!」(30歳・女性/美容)