目次Contents
▼本記事の要点
- 告白の返事に迷った経験がある人は、全体の約3割ほど。よく知らない人からの告白や、ほかに好きな人がいるときに告白されると悩んでしまう人が多い
- 返事をする前に、相手の人となりや価値観、結婚願望などを聞いておくと交際もスムーズに。すぐにOKすることができず返事に悩んだときは、いったん保留にして相手に待ってもらうという手も
- 勇気を出して告白してくれた相手への思いやりを大切に、誠実に向き合うことが大事。返事の内容はどうであれ、あなたがよく考えて出した答えであれば、相手も受け入れざるをえないはず
【女性100人に聞いた】告白の返事に迷った経験がある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「あなたは告白の返事に迷ったことがありますか? 」と質問したところ…33.3%の人が「ある」、66.7%の人が「ない」と回答しました。
「好きです!付き合ってください!」と愛を告白されたとき、即座にOKできるかどうかは場合によりますよね。まったく眼中にない相手からの告白だったり、自分にはすでにパートナーがいたりなど、返事をためらう理由はいくらでも考えられます。
たとえば今、思いもよらない相手から突然告白されたら…あなたならどう返事をするでしょうか?
【実際の体験談】告白の返事に迷った理由とは

好意をもって告白してもらえることを、「嬉しい」と感じる人も多いでしょう。ただ、嬉しいからといって誰にでもOKできるわけではありません。
では、具体的にどんな理由で告白の返事に迷ってしまったのか、女性のリアルな体験談をみていきましょう。
相手のことをよく知らないから
「出会って間もないバイト先の人だったから」(30代・東京都)
告白を受けるからには、あるていど「この人と付き合ったらうまくいきそう」と思えるほうがいいはず。しかし相手のことを知らないと、判断材料が足りずに「YES」とも「NO」ともいいがたい心境に。さらに「接点がないのに、私のどこが好きなのだろう…」と不信感が募ることも。
まずはお互いを知ることから始めて、自分と波長が合う相手ならばOKをするというのもひとつの選択です。「お友達からでもいいですか?」「まだお互いのことをよく知らないので、一度デートをしてみてから考えたいです」と、正直に、しかし前向きに気持ちを伝えると好印象。
恋愛対象として見ていないから
「いい人だと思ってたけど好きではなかったから」(30代・東京都)
「まだ好きになれる確信がなかったから」(30代・東京都)
「相手のことが好きかよくわからなかったから」(30代・愛知県)
「自分の気持ちがハッキリしないため」(30代・福岡県)
「全く眼中になかった人からの告白だったから」(20代・東京都)
「人としては尊敬しているがタイプではなかったから」(20代・北海道)
「気になる程度の人に告白されたから迷った」(30代・京都府)
「自分が好きな人じゃないから」(30代・神奈川県)
「特に好意を寄せていないから」(20代・茨城県)
「好きかどうか自分でもよくわからなかったから」(30代・埼玉県)
「別に相手を好きではなかったけど、彼氏がいないのも寂しいなーと思ったから」(30代・神奈川県)
「好きではなかったがいい人」(30代・愛知県)
友人・知人としては仲よくしているけれど、異性としてはまるで意識していなかった相手に、愛を告白されたらびっくりしますよね。「嫌いではないけれど、あまりにも想定外で咄嗟に返事ができない」ということもあるでしょう。
そんなときはまず、嘘でも「告白してくれてありがとう」「気持ちを伝えてくれたことが嬉しいよ」と、〝自分に魅力を感じて好きになってくれたこと〟にたいしてお礼を伝えると〇。最終的な返事がどうであれ、相手に「この人を好きになってよかった」「幸せになってほしい」と思ってもらえるような、思いやりある立ち居振る舞いを意識して。
関係性が難しい相手だから
「関係を変えないように断るのが難しく困りました」(20代・徳島県)
「未来のことを考えてしまう」(20代・鹿児島県)
関係性上、告白を断ることで今後の関係に響くかも…という心配がある人は、いったん返事を保留にして考える時間をもらいましょう。「少しだけ考えさせてほしい」とワンクッションおくことで、たとえお断りすることになったとしても、相手も受け入れるための時間をつくれるかも。
また、せっかく付き合うのであれば先を見据え、結婚の可能性があるかどうか・相手と長く一緒にいられるかどうかなどの未来を想像する人もいるはず。「友人としてはいいけれど、結婚相手としてはちょっと…」と思ってしまったとき、反応に困ることも。
とはいえ、友人から恋人関係に進展したカップルは多いようなので、付き合ってみたら意外にうまくいく…なんてことはありえます。気になる人はこちらの記事をチェック!
キープしておきたいから
「その時は好きではなくても、一緒に過ごしているうちに好きになる可能性はある」(30代・愛知県)
自分を好きでいてくれている男性をキープして、この先の可能性に賭けたいというちょっと小悪魔な女性も。
実際、付き合ってから相手を好きになる恋愛をしている人は少なくありません。告白当初はなんとも思っていなかった相手でも、恋人として接していくうちに新しい魅力を発見したり、スペックの高さに心動かされ愛情が芽生えたりすることも。
大事なポイントは、悪意をもって相手を利用しようとしたり、不誠実な態度で傷つけたりしないこと。逆に言うと、そこにさえ気をつけていれば、相手の了承を得たうえで「返事はちょっと待ってね」と考えさせてもらうことはできるでしょう。
他に好きな人がいるから
「前の人が忘れられなかったときなど」(20代・東京都)
気持ちは嬉しいと感じたところで、別に気になる人がいたり、いい感じの人がいたりするとすぐ答えを出すことは難しいですよね。告白するほどに自分を想ってくれている人を選ぶべきか、自分が大切だと思える人を選ぶか、究極の選択を迫られる場合もありそうです。
先述のように、告白されたときはなんとも思っていなかった相手でも、付き合ううちに恋心が芽生える可能性は十分あります。「あの人以外は絶対にありえない」「元彼との復縁意外に興味がない」という場合をのぞき、前向きに検討してみること自体は悪くないでしょう。
断ったときの反応が不安だから
「恨まれずに嫌われる方法がわからないから」(30代・岡山県)
「相手を傷つけないように」(30代・岐阜県)
「可愛さ余って憎さが百倍」という言葉からもわかるように、愛情と憎しみは紙一重なことも。自分に振り向いてくれないとわかった瞬間、相手への想いが好意から怒りに変わるタイプの人もいます。
このような人から恨みを買ってしまうと、ストーカー化して日常生活が脅かされたり、場合によっては命の危険が生じたりすることも。理不尽かつ残念なことではありますが、〝面倒くさい人に好かれないよう、むやみに愛想よく接しない〟と決めて、異性との交流には一線を引くのも自衛の手段です。
告白の返事をする前に確認すべきポイントは?

告白されて迷ったときは、相手がどんな人なのか改めて確認してみた方がよさそう。どんなことを基準として、交際に発展させられるか考えるのがよいのでしょうか?
自分への気持ちがどこまで本気なのか
「どこを好きになったのか」(30代・兵庫県)
「私のことがどれくらい好きか」(30代・神奈川県)
「相手の本気度」(30代・群馬県)
「ドッキリじゃないか」(20代・神奈川県)
「本当に好きかどうか。どこが好きなのか」(30代・神奈川県)
「本当に自分でいいのか」(30代・岐阜県)
告白されたらまずは、なぜ好きになってくれたのかを聞いてみて、相手の本気度をチェックしましょう。
「いつから好きでいてくれたの?」「私のどこが好きなの?」と聞いたとき、外見の魅力についてしか語られなかったり、しどろもどろな態度をとられたりしたら要注意。相手はただ寂しいだけだったり、性欲を発散しようとしているだけだったりする可能性があるので気をつけて。
「出会ったときからずっと気になってた」「具体的にどことは言えないけれど、とにかく好きでたまらない」など、不器用でもまっすぐな答えが返ってくるようならば、その誠実さを買って信頼してみるのもひとつの手。
惚れっぽい恋愛体質の男性なのか、尽くしてくれる一途なタイプの男性なのかを見極めたうえで、交際に進展してみてもいいのではないでしょうか? 多少タイプではなかったとしても、彼に愛してもらえることに幸せだと感じる気持ちがあるなら、愛されて求められる恋愛も悪くはないはずです。
デートや連絡の頻度はどの程度か
「連絡頻度」(20代・東京都)
「連絡や会う頻度の確認」(30代・愛知県)
「連絡頻度、会う頻度」(20代・東京都)
「連絡頻度、束縛しないか、自分の時間をしっかりとれるか」(30代・神奈川県)
「今までの恋愛遍歴と異性との付き合い方」(30代・千葉県)
たとえ両想いの状態で交際を開始したとしても、お互いの恋愛スタンスが一致しないと関係は長続きしません。毎日でも連絡をとりたい彼女と、最低限の連絡事項さえやりとりできればいいという彼氏では、好き同士といえど喧嘩やトラブルが増えるでしょう。
告白されたときにOKする方向で考えているのなら、付き合ったあとの距離感を想像して、「私は最低一日一回はLINEでやりとりしたいんだけど、どう?」「デートは週一だと多いかな? 月に二回くらいとか? 希望があったら教えて欲しいな」と聞くなど、お互いの考えを共有したうえでお付き合いを始めるとスムーズです。
とあるアンケートによれば、カップルのデートの頻度としては〝一週間に一回から複数回〟がもっとも多いようです。こちらの記事を参考に、お互いにとってベストな頻度をすりあわせていきましょう。
宗教や喫煙、金銭感覚など、生活に関する価値観が合うかどうか
「価値観」(20代・長野県)
「価値観」(30代・東京都)
「価値観が合うかどうか」(30代・千葉県)
「宗教」(30代・東京都)
「趣味嗜好」(30代・東京都)
「喫煙者じゃないかどうか」(30代・東京都)
「借金はありますか? 宗教は入っていますか?」(30代・東京都)
「年収」(30代・東京都)
「金銭感覚が同じであること」(30代・東京都)
金銭感覚や信仰心など、自分が大事にしている価値観の方向性がある程度同じでないと、交際後にトラブルが起こるかも。とくに金銭感覚については、長い目で彼との未来を考えたときに合わないとなると致命的。結婚を視野に入れている場合はなおさらでしょう。
毎回1円単位で割り勘をするケチなタイプもいれば、ギャンブルにハマり借金を重ねる散財タイプもいるなど、金銭面のだらしなさは人それぞれ。交際前の友達期間に気付くことができた場合は、その問題にたいして向き合っていけるかどうかを考えておくと〇。
お互いの趣味を尊重し合えるかどうかも大切なポイントなので、返事をする前に確認しておくと正しい判断ができそうです。
結婚を視野に入れたお付き合いができるか
「結婚観」(20代・鹿児島県)
「結婚前提のお付き合いかどうか」(20代・東京都)
結婚願望がある人にとっても、ない人にとっても、相手と結婚観が一致しているかどうかは大事なポイントです。
お互いにまったく結婚願望がなかったり、あるいは「いずれは結婚したい」と揃って希望していたりするときは、大きな問題もないでしょう。ですが片方だけが結婚を視野に入れてお付き合いをしていた場合には、〝この人と一緒にいても幸せになれないかもしれない〟と、別れの道を選択せざるをえないことも。
長年付き合ったあとで、結婚するつもりだった相手に「え!?結婚なんてしないよ!?」と言われてしまったら、年齢的にも取り返しがつかない気持ちになってしまうかもしれません。
将来後悔しないよう、あえて付き合い始めのうちやその前に「私、次に付き合う人とは結婚を考えたいんだ」「結婚願望がまったくないんだよね」など、自分の希望を小出しにしておくのも手です。
人として信頼できるかどうか
「相手がどんな人かをきちんと知る」(30代・福岡県)
「相手のことをよく知る」(30代・宮城県)
「周りの評判」(30代・埼玉県)
「性格」(30代・滋賀県)
「他人に接する時の態度に思いやりがあるかどうか(店員さんなど)」(30代・滋賀県)
付き合う相手の人柄を知ることは大事です。片思いの段階や交際前の状態では、誰しも自分をよく見せようと努力しており、欠点が目につかないよう取り繕っているものです。
普段はおおらかな人であっても、怒ったときや突然のトラブルに見舞われた際、どんな反応を示すかも重要な見極めポイントに。日常生活の中で、家族、友人、店員さんへの反応を見て、「人として信頼できる」と思えるかどうかをチェックしてみましょう。
正直なところ恋心が高まっていなかった相手だとしても、最終的には「優しく信頼できる人と一緒になってよかった…」と思う人は多いようです。理想の彼氏の条件第一位は、ずばり〝優しさ〟。告白されたときは、相手の人柄がいいかどうかを軸に返事を考えてみては。
既婚者ではないかどうか
「結婚しているかどうか」(30代・神奈川県)
「独身かどうか」(30代・北海道)
悲しいことに、世の中には自分が既婚者であることを隠したまま、独身のふりをして告白してくる男性がいます。
たとえすでに妻との関係が破綻していたり、別居中であったりしても、相手に伴侶がいる状態での交際は不倫です。何も知らずにいい人だからと告白にOKを出した結果、いつのまにか不倫相手にさせられてしまっていた…なんてことにならないように気をつけて。
結婚指輪の有無だけでなく、なかには相手の住まいを教えてもらうという人もいました。単身赴任中で一人暮らし…という可能性も考えられるとはいえ、妻子と暮らしていればすぐにわかることも多いので、あえて「家はどこなの?」「持ち家?」など、付き合うことを見据えての突っ込んだ質問をしてみるのも選択肢のひとつです。
自分が付き合って後悔しないかどうか
「自分が付き合えるかどうか」(30代・福岡県)
「自分に今好きな人がいないかどうか」(20代・神奈川県)
「多少嫌なところがあってもいいと思えるか」(30代・新潟県)
「本当に相手が自分と合うかどうか」(30代・神奈川県)
結局のところ、恋愛において一番大切なのは〝自分自身の気持ち〟だという人も多いでしょう。
どんなに相手がいい人だったとしても、職業や年収が魅力的であったとしても、「自分から好きになった相手じゃないとうまくいかない」「結局元彼への気持ちが忘れられず別れてしまいがち」「追われるよりも追う恋がしたい」と、告白されて付き合う恋愛に不向きな人もいます。
もちろん、どのような恋愛にだってうまくいく保証はありません。付き合ってから見えてくる一面や生じる問題によって、うまくいくはずだった恋愛が頓挫してしまうことだってあるでしょう。
ですがそれでも、〝自分が心から納得したうえで告白の返事を決めた〟という状態であれば、付き合うにせよ、お断りするにせよ、後悔のない未来へ向かいやすくなるはずです。自分の心や状況をしっかり見極めて、悔いなく恋愛できるように選択してみて。
番外編:すべて付き合ってから考えたらいい派
「付き合うぐらいの関係だったら、事前に確認しなくても付き合っていく中で確かめていけばいい」(20代・福岡県)
どのような恋愛にもうまくいく保証はない…と述べましたが、〝それならいっそ全部付き合ってから考えたらいい〟という、ポジティブシンキングな女性の声も。
まずはOKしてみて、付き合いのなかでいろいろなことを確かめるという恋愛スタイルならば、うまくいってもいかなくても「やれるだけのことはやったし」と前向きにとらえられるかも。なかには「時間を無駄にした」と感じてしまう人もいるかもしれないので、悩み続けてらちがあかない…という場合の選択肢として視野に入れると〇です。
告白されて返事に迷ったら? 好きと言われたときの回答とQ&A

それでは最後に、実際に告白の返事を考える際にお役立ちの回答をご紹介。Q&A形式で解説していきます。
- Q.まだ知り合ってまもない人に告白されました。優しく誠実で仕事もしっかりしているので、結婚するにはよさそうな相手なのですが…正直なところ見た目が好みではなく、返事に迷っています
- Q.告白の返事に迷いとりあえずOKしてしまったのですが、なかなか好きになれず困っています。まだ付き合いたてなので別れを告げるにも抵抗が…。好きになりたいという気持ちはあるので、なにかできることがあれば知りたいです
- Q.元彼と別れたばかりです。いいな、と思っていた人が告白してくれたのですが、まだまだ元彼を忘れることができずすぐにOKできませんでした。ですが、時間が経てば気持ちが変わる気もします。なんて伝えたら失礼にならないでしょうか?
A.まずは正直に、「もう少しお互いのことを知ってからお返事させてもらってもいいですか?」と聞いてみましょう。あなたのことを本気で好きなら、相手も待とうとしてくれるはず。何度かデートを重ねたうえで、自分の気持ちや相手の人柄を深く見極めてみて!
見た目や雰囲気がタイプではない相手のことを、好きになれるかどうか不安な気持ちはよくわかります。ただそれ以上に、誠実だったり経済力があったりなど魅力的なポイントがあれば、まずはお友達として前向きに関係を進展させてみるのもアリなのでは。
自分の100%タイプの相手から告白されるなんて、ある意味夢のような話です。恋愛ドラマのように理想的な彼から突然告白される…という展開はそうそうないと考え、妥協するという選択も悪くはありません。結婚願望があるのなら、良縁をわざわざ逃す手もないでしょう。
既婚女性が結婚の決め手として挙げたポイントとしては、経済力や人柄などが多く挙げられており、容姿などルックスにかんするときめきについて回答した人はほぼいません。こちらの記事を参考に、自分が妥協できるポイントを見極めてみるのも大事です。
Q.告白の返事に迷いとりあえずOKしてしまったのですが、なかなか好きになれず困っています。まだ付き合いたてなので別れを告げるにも抵抗が…。好きになりたいという気持ちはあるので、なにかできることがあれば知りたいです
A.「好きになりたい」という前向きな気持ちがあるうちなら、いくらでも好きになれる可能性はあるはず。これまでとは違うデートや踏み込んだ会話で、新しい魅力を発見できるように努めてみましょう
告白を一度はOKしたということは、相手はある程度人として信頼できるうえ、魅力がまったくない人というわけでもないのでは。好きな気持ちが高まるように、これまでとは違う視点で相手の魅力を掘り下げ、新しい気付きを得られるような会話を意識してみましょう。
下記の質問を参考に会話を広げ、まだ知らない相手の新たな一面を発掘してみて。
◆「過去の恋愛について聞いても大丈夫?」
相手がこれまで、どんな人とどんなお付き合いをしてきたのか、恋バナとして楽しめる範囲で話題にしてみましょう。なかには元彼や元カノの話を嫌がる人もいますので、事前に「聞いても大丈夫?」というようなかたちで確認するのがポイントです。
初恋の話や印象深かったデートなど、嫉妬や不快感のない、〝すでに過去の想い出として割りきっている〟エピソードを掘り下げれば、恋愛観や付き合い方をシェアすることにも繋がります。寡黙で面白みのない男性だと思いきや、過去に大恋愛を経験していた恋愛上級者だったと知る…なんてこともあるかもしれません。
◆「今後の仕事のビジョンとかってある?」
告白してきた相手がどんな仕事をしているか、知っていますか? 真面目に仕事に打ち込む姿勢などを知れば、交際相手としての信頼度が高まりそう。また、勤務時間や休みのタイミングが一緒なのかを確認することで、自身の生活リズムと合った付き合い方ができるかもわかります。
とくに仕事に思い入れがなく、あまり前向きなビジョンを抱けていない相手だった場合は、回答に困らせてしまう可能性もありますが…それはそれで、「転職って考えてるの?」「職場の人ってどんな感じなの?」など、会話を広げて人となりを知る糸口に。
◆「今度、お互いの友達も交えて一緒に遊んでみない?」
好きになりたいという前向きな気持ちを糧に、あえて早い段階で友人に紹介したり、してもらったりするという手も。周囲の人からどのように評価されているのか、どんな友人付き合いをしているのかなど、相手の意外な一面を発見できるかもしれません。
「あいつ、不器用だけどとってもいいやつなんだよ」「ああ見えてすごくモテるんだよ」なんて友人からの評価を耳にできたら、好きになれずに悩んでいた気持ちが嘘のように、彼への見方が変わるかも。第三者の評判によって、相手の魅力を客観視できるのはグループデートの大きなメリットです。
Q.元彼と別れたばかりです。いいな、と思っていた人が告白してくれたのですが、まだまだ元彼を忘れることができずすぐにOKできませんでした。ですが、時間が経てば気持ちが変わる気もします。なんて伝えたら失礼にならないでしょうか?
A.あからさまなキープ扱いだと思われないように、なるべく丁寧に、「告白を嬉しいし本当は付き合いたいけれど、元彼と別れたばかりで不安。あなたに失礼なことはしたくないから、一か月だけ待ってほしい」と伝えてみて
彼氏と別れたばかりで、なかなか恋愛する気持ちになれない時期ってありますよね。「恋愛の傷は恋愛で癒やす」なんて言葉もあるので、新たな恋愛で気持ちを切り替える人も多いかもしれませんが、無理は禁物。
不安定な心境で告白にOKしてしまうと、相手に失礼な付き合い方をしてしまうかもしれません。その点、まずは断ったというあなたの選択も間違いではないでしょう。
とはいえ、自分でもいいなと思えるような相手が告白してくれるというのは、ある意味理想的な展開でもあります。のちに後悔してしまわないように、自分の正直な気持ちを、なるべく誠実に伝えるように意識してみて。長期的に待たせて辛い思いをさせてしまわないように、一週間、一か月、など期間を限定して待ってもらうのも〇です。
元彼との復縁を希望しているか否かによっても変わる部分なので、その期間内に、自分の気持ちや理想の未来をしっかり見極めましょう。
最後に
告白の返事に迷ったときは、その場で気の利いた返事を考えたり「YES」「NO」とすぐに答えを出すより、一旦保留にして自分と向き合う時間を作ってみることも大事です。
その際は相手を振り回さないよう、いつまでに返事をする! と明確な期間を伝えてあげましょう。自分を想ってくれている相手には、なるべく誠意をもって丁寧に返事をする意識をもつと〇。
告白した側は、緊張や不安を乗り越えてでも愛を伝えようと、勇気をふりしぼって想いを伝えてきてくれています。こちらも感謝を忘れず、誠実に真っすぐに向き合えれば、どのような答えであれ相手も納得せざるをえないはず。
告白の返事に迷うということは、即OKできる状況ではないということですから、焦らず誠実に気持ちを見極めましょう。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。