▼この記事の要点
・男女ともに、約9割の人が「告白はタイミングが大切」だと実感している
・複数回デートをした後など、お互いの理解が深まり、好意をもたれているとわかったうえで告白する人が多い
・恋人の有無や相手の仕事の忙しさなどもリサーチし、〝脈あり〟状態での夜以降の時間帯がベストタイミング
【女性にアンケート】告白はタイミングが大切だと思う?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数61名(未回答含む)。
まずは20~30代女性100人へのアンケート。「告白はタイミングが大切だと思いますか?」という質問には、なんと95%以上の人が「はい」と回答しています。
やはり〝恋愛はタイミングが命〟だと考えている人が多いよう。「タイミングを見誤るとうまくいくものもいかない」「相手の失恋直後や、パートナーがいない時期をみはからうべき」などの意見が多く寄せられました。
どれだけ好きな相手からの告白でも、悲しいことがあり恋愛をする気持ちになれないときや、転職や受験・転居などで私生活が慌ただしくて応えられない…なんてケースは起こりえます。恋愛は相手ありきのものですから、自分の都合だけでなく相手への配慮を大切に、告白のタイミングを考えたほうが成功しそうですよね。
せっかく勇気を出して告白するのであれば、ぜひとも成功させて恋人同士になりたいもの。まずはそのために、なぜ〝告白にはタイミングが大切なのか〟をしっかり理解しておきましょう。
女性からの告白については、こちらの記事を参考にしてみてください。
【女性にアンケート】告白のタイミングが大切だと思う理由

大多数を占めた〝告白のタイミングが大切〟だと思う派の意見を一挙ご紹介。恋愛にはその場の勢いや流れも大事かもしれませんが、それ以上に、まずは告白の成功率を重視して考えている人のほうが多いようです。
タイミングを見誤るとうまくいかないから
「お互いの好きの度合いが一致していないと、告白はうれしくないから」(30代・埼玉県)
「タイミングを逃して失敗することもあるから」(20代・岩手県)
「たとえば受験前は余裕がなく、『恋愛はしたくない』と断られる可能性もあるので」(20代・神奈川県)
「タイミング次第で付き合えたりもする」(30代・青森県)
恋愛は、お互いの想いがかさなるだけではうまくいかないことがあります。状況、タイミング、周囲の環境、そのときのモチベーションなど…さまざまな要素が噛み合ってこそ、互いに愛を育む余裕が生まれるというもの。受験前や転職活動中、家族の不幸や仕事の繁忙期など、相手に余裕がなさそうなときは告白を控え、よい頃合いを見計らいまつことも大切です。
シェイクスピアの有名な戯曲、『ロミオとジュリエット』では、お互いの家の折り合いが悪かったせいで、ロミオとジュリエットは両想いにも関わらず幸せにはなれませんでした。しかし若い彼らの死によって、両家はお互いの過去を悔やみ最後は和解します。もしもふたりがタイミングを考えて行動してさえいれば、いつかの未来でお家騒動がおさまったとき、幸せな恋人同士として末永く愛し合えたかもしれません。
雰囲気は重要だから
「雰囲気が大事」(20代・長野県)
「お互い盛り上がっているときに、いいシチュエーションで告白するのが大事だと思うから」(30代・茨城県)
「場違いにならないようにしたほうがいいから」(30代・京都府)
「シチュエーションも告白の返事に大きく関わってくると思っている。たとえば大人しい人がサプライズ的な方法で告白されたら嫌になると思うから」(20代・東京都)
お互いの気持ちやそのときの居場所、周囲の人通り、天候や気温など、タイミングが少し変わるだけで場の雰囲気ががらりと変わることがあります。どうしても告白したくて気持ちがうずうずしていたとしても、空気を読まずに勢いだけで伝えてしまうと、「それ、今言う!?」と引かれてしまう可能性が。
できることならばふたりの気持ちが盛りあがり、告白むきのロマンチックな雰囲気になったときにこそ、満を持して想いを伝えたほうがよさそうです。成功した場合もその後の二人にとってよい思い出になり、さらに愛が深まるきっかけに。
どんなセリフで告白すべきか悩んでいる人は、こちらの記事をチェック!
気分や盛りあがりは重要だから
「人間、気分が良いときや悪いときがあるから」(30代・東京都)
「気持ちが盛り上がってるときのタイミングがいいから」(30代・東京都)
「気になる人がいても、付き合うかどうかまで好きかはわからないときがあるので、気持ちが固まってから告白したいしされたい」(30代・東京都)
生きていれば仕事をしたり、家事をしたり、友人と出かけたり…ときには資格の勉強をしたり、恋愛のことから離れる時間が多々あるもの。いわば、〝恋愛スイッチ〟がオフになっているような状態は珍しくありません。
ほかの悩みやしがらみに引っ張られることなく、「もっと一緒にいたい」という純粋な想いだけでイエスの答えを出せるのは、お互いの気分が盛りあがり恋愛モードになっていてこそ。もしも誰かに告白をしたり、あるいはされたりするのであれば、双方の〝恋愛スイッチ〟がオンになっているときのほうが成功率は上がるでしょう。
ズルズルしすぎないように気をつけるべきだから
「タイミングを逃すと告白ができなくなるから」(30代・静岡県)
「タイミングを流すとズルズルなってしまいそうだから」(30代・福岡県)
「はっきり想いを早く伝えたほうがいいから」(30代・広島県)
好きな人に自分の気持ちを告白するというのは、人によっては一世一代の覚悟をもって、〝清水の舞台から飛び降りる〟ような気持ちで行うものです。そのためどうしても勇気が出ず、告白のタイミングをみはからうこともできず、いつまでも想いを伝えられないまま時間だけが経っていく…なんてこともありえますよね。
とはいえ相手にも自分の人生がある以上、ときには誰か素敵な人と出会ったり、そのまま恋におちたりすることもあるでしょう。ズルズル告白できないまま無為にすごしていると、時間が経ちすぎて想いが風化したり、相手にほかに恋人ができてしまったりするかもしれません。
また、すでに恋人同士のような深い関係になっている〝あとは正式に告白して付き合うだけ〟のような状態だと、そのまま都合のよい相手として利用されてしまうおそれが。名前のない関係を続けている相手にたいして、フラれるリスクを覚悟してでも、「関係をはっきりさせたい」と、事実上の告白をせざるをえないケースもあるでしょう。焦りは禁物といえど、のんびりしすぎるのも問題といえそうです。
彼との複雑な関係に悩んでいる女性は、こちらの記事もぜひ参考に。
相手に恋人がいないときに告白すべきだから
「どちらかに恋人がいると成立しないから」(30代・東京都)
「告白相手にその時に付き合っている相手がいたりする場合は告白は成功しないなら」(30代・神奈川県)
「相手にパートナーのいないタイミングを見計らいたいので」(30代・神奈川県)
「意中の人が失恋して傷心しているときや寂しそうなときにアプローチしたら、相手の心が動くときもあるから」(30代・埼玉県)
すでに恋人や伴侶のいる相手に告白をしても、成功率が高いとは思えません。仮に成功することがあっても、それは浮気や不倫の状態であり、心から望む関係性とはいいがたいはず。相手にパートナーがいないタイミングを見計らってこそ告白すべきというのは、もっともな意見ではないでしょうか。
道ならぬ恋を覚悟してでも、どうしても相手を諦められない…という人はこちらの記事も参考に。
【女性にアンケート】告白の成功率を上げるベストタイミングとは?

せっかく告白するのならば、少しでも成功率を上げたいと考える人は多いでしょう。ここでは女性へのアンケート結果をもとに、告白のベストタイミングについてまとめました。
脈ありだと確信できたとき
「お互いに『好き』を確信したとき」(30代・東京都)
「相手が自分に好意があるとわかったとき」(20代・岩手県)
「お互いに好意があるとわかったとき」(30代・福岡県)
「相手の様子を見極めて今だと思う瞬間」(30代・鹿児島県)
「『明らかにもう付き合ってるよね』という事実上の関係性が出来上がってから」(30代・千葉県)
〝明確に好意をもたれているとわかるような、言葉や態度・行動があってから〟が、告白のベストタイミングという意見は多いです。誰だって、好きな人に振られたくはありませんよね。ですが好きな人も自分を好いていそうな状況であれば、振られるリスクは少ないように思えます。
相手の気持ちを見極めるためには、脈ありサインがあるかどうかを参考にしましょう。「好き」という明確な言葉以外にも、好意のサインは人によってさまざま。実際の言葉や態度だけでなく、LINEのやりとりで脈あり判定ができる場合もあります。いずれにせよ、相手との距離感がかなり近くなってからのほうが気持ちを見極めやすいでしょう。
複数回デートをかさねたとき
「3回目のデートくらいがいい」(30代・東京都)
「デート3回目」(30代・愛知県)
「複数回お出掛けした日の夜」(30代・東京都)
「デートに何回か行っている。カップルが行くような所に行っている」(30代・茨城県)
「デート5回目くらい」(30代・東京都)
初回や2回目のデートでは、まだお互いに探り探りな部分もあり、告白には早いと考える人が多いようです。その点、3回目のデートでの告白は、8割近い女性が肯定的にとらえているというデータもあります。
さらにデートを4回、5回と重ねて信頼関係が深まったとしても、回数が多ければ多いほど告白の成功率が上がるというわけではなさそうです。「鉄は熱いうちに打て」という言葉からもわかるように、あるていどは勢いに乗りつつ、お互いの気持ちが盛りあがっているときこそが告白のベストタイミングなのでしょう。その点、3回目のデート後あたりはちょうどいい塩梅なのかもしれません。
また、2回目のデート時の告白についても、7割近い女性は肯定的なようです。少しでもはやくに気持ちを伝えたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
お互いをよく理解できるようになったとき
「お互いのことを知りはじめたころ」(30代・愛知県)
「お互いについて、人となりがだいたいわかったころ」(30代・東京都)
「お互いのことをある程度知ってから」(20代・埼玉県)
「連絡とってていい感じだったら」(20代・埼玉県)
「両片思いが長くなりすぎないころ」(30代・東京都)
「仲よくなってきて、なんでも話せるようになったから」(30代・神奈川県)
どれだけ魅力的なルックスのもち主であったとしても、たとえ一目惚れだったとしても、あるていど内面を知っておくにこしたことはないでしょう。
顔やスタイルだけでは判断できない内面には、相手のさらなる魅力が隠れているかもしれません。反対に、「思っていた人と違った」「いまいち気が合わず会話が盛りあがらない」と感じることもありそうです。
とはいえ、相手の性格や考え方・価値観を知るためには少し時間がかかるものですよね。よい関係性を築くためにも〝出会ってからの即告白〟はなるべく控え、人となりを知ってから告白するほうがよさそう。
気持ちや状況が落ち着いているとき
「ふたりきりで落ち着いたとき」(30代・秋田県)
「穏やかなとき」(20代・長野県)
「夜、周りが静かなときとか」(20代・東京都)
「相手と少し仲よくなってきたタイミングで、受験や就活を控えていない、比較的落ち着いたタイミングで」(20代・神奈川県)
告白のシチュエーション的な意味合いでも、お互いの私生活という意味でも、〝落ち着いていて穏やかなとき〟が告白にいいタイミングだといえそうです。静かな夜の時間帯や、ふたりきりでのんびり景色を眺められるデート中など、落ち着いてお互いがゆっくり話せるようなタイミングが◎。
恋を楽しむためには、心の余裕が必要です。受験や就活など人生の転機を控えた状態にあると、そのことで頭がいっぱいになり、恋愛なんてしている場合ではないと考える人もいるでしょう。できれば私生活が落ち着いているとき、ふたりで穏やかな時間を過ごせるようになったら告白をする…というのがベストでしょうか。
失恋などで相手が弱っているとき
「相手が失恋して傷心しているときか、何度かデートをして親密になったと確信したら」(30代・埼玉県)
「相手が交際相手と別れた直後」(30代・群馬県)
「相手が失恋して落ち込んでいるとき」(30代・福岡県)
意外かもしれませんが、相手が失恋で傷心のときがベストタイミングだという回答もありました。恋人を失った直後は、誰しも寂しさや悲しみを抱え辛い気持ちになっているものです。あえてそのタイミングを狙うことで、告白の成功率を上げるのもひとつの手でしょう。
辛いときに新たな恋人候補として素敵な人が現れたら、「誰かにそばにいてほしい」「次の相手にいくことで過去を忘れたい」と考え、ついついOKしてしまうという人もいるのでは? もしくはすでにいい雰囲気だった相手に、「私じゃダメかな?」「俺がそばにいるよ」と言われたら、ひとりじゃないという安心感をおぼえるとともに、うれしくなる人もいそうですね。
ただし後述する男性側のアンケート結果では、〝失恋したばかりのときはバッドタイミング〟だと回答している人もいます。相手によっては悪手になることをふまえ、自分の気になる人がどちらのタイプかを見極める必要がありそう。
【女性にアンケート】告白の成功率を下げるバットタイミングとは?

お互いのことをよく知らないとき
「まだよく知らないとき」(30代・千葉県)
「出会ってすぐ(ナンパ) (告白の成功率は五分五分かもしれないが、見た目だけで判断する人なのだなと思ってしまうし長続きはしなそう)」(30代・東京都)
「話したこともないとき」(30代・三重県)
「まだ知り合って間もないのに告白する」(30代・東京都)
ドラマや漫画では、一目惚れした相手に出会ってすぐ告白し付き合いはじめる…なんてこともありますが、現実ではそううまくいかないもの。初対面時やデートすらしていない段階で「付き合ってください」と言われても、そこでOKを出せる人は少ないはず。「まずはお友達から」と答える人もいれば、即座に「ごめんなさい」と回答する人もいるでしょう。
ベストタイミングとしてたくさんの人から回答があったことからもわかるように、やはり〝お互いの人となりをあるていど知っている〟ことと、〝私生活や心境が落ち着いている〟こと、そして〝脈ありだと感じられること〟の3点は重要だといえそうです。一目惚れであったとしても、即告白は控えるのがベター。
【男性にアンケート】告白はタイミングが大切だと思う?
※アンケート20~39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数61名(未回答含む)。
続いては男性へのアンケートです。女性のときと同じように「告白はタイミングが大切だと思いますか?」と質問したところ、85.2%の人が「はい」、14.8%の人が「いいえ」と回答しました。
女性に比べて「はい」と回答した人は10%少ないものの、それでも9割近い男性が「告白はタイミングが大切」だと感じているようです。男女ともに、恋愛にはタイミングが大きな意味をもつと認識している結果に。
ただし男性側からは、告白のベストタイミングのこと以上に、バッドタイミングに関する意見が多く寄せられています。女性よりも男性のほうが、〝告白してほしくないタイミング〟がはっきりしており、そのパターンもさまざま。自分から告白したいと考えている女性は、告白してはいけないタイミングをしっかり頭に入れておいたほうがよいでしょう。
【男性にアンケート】告白のタイミングが大切だと思う理由

今度は男性目線での、「告白のタイミングが大切だと思う理由」についてご紹介します。告白を成功させるという点に重きを置いている人が多いのか、女性側の意見と一致している回答も多々。
タイミングで告白の結果は変わるから
「タイミングによって、告白の結果が変わると思っているから」(30代・大阪府)
「叶うものも叶わなくなるから」(30代・埼玉県)
「成功する確率が変わってくるから」(30代・愛知県)
「お互いのタイミングが合えば上手くいく可能性が高い」(30代・神奈川県)
「タイミング合ってないと脈があっても無くなる」(30代・長野県)
「恋愛はタイミングが命だから」(30代・東京都)
タイミングを読み誤ってしまうと、本来うまくいくはずのものもそうはいかなくなる…と考える人が多いようです。仕事や自己研鑽・趣味の時間など、恋愛以外にも大切にしていることが多い人はとくに、望まぬタイミングでの告白をマイナスにとらえることもあるでしょう。
ある意味、告白すべきタイミングの判断も、お互いの相性をはかる要素のひとつといえそうです。自分から告白を検討している女性は、その男性がどこまで恋愛に重点を置いているタイプなのか、別のことに夢中になっていないかなど気にかけたほうがよさそう。
実際に、男性に告白した女性の体験談についてはこちら。
雰囲気が大事なときもあるから
「その場の雰囲気とか大事だと思います」(30代・福岡県)
「雰囲気が大切だから」(30代・埼玉県)
「空気が読めないと思われるから」(30代・福井県)
場の空気や相手の雰囲気をしっかり読むことができるというのも、人として大切な魅力のひとつです。反対に空気感を察することができず、〝今じゃない〟と思われるような場面で自分の言いたいことを言う人は、異性として魅力的に思われないかもしれません。
告白のタイミングはその点、空気の読み方や相手への気遣いがあらわれやすいポイント。〝このタイミングで伝えてもらえてうれしい〟と思えるような、雰囲気を大切にした印象深い告白ができれば、成功率も上がるでしょう。
相手の気持ちや状況は読むべきだから
「相手の気持ちも考えられないと」(20代・埼玉県)
「相手も関わることだから」(30代・福岡県)
「無意味に告白してもふられる」(30代・東京都)
「脈無し状態では効果が見込めないから」(30代・千葉県)
やみくもにただ自分の想いを伝えるのではなく、相手の気持ちを考え、脈ありかどうか見極めるべきという意見も多いですね。恋愛は相手ありきのものであり、自分の気持ちだけでどうにかなるものではありません。その点をふまえるとやはり、自分だけのタイミングで告白をするのではなく、相手の気持ちをふまえタイミングをよむべきこともあるでしょう。
時間をかけすぎるのも考えものですが、「石橋を叩いて渡る」くらいの気持ちで、ふたりが同じ気持ちであると確信できるような脈ありサインをまつのも手です。
その時々の心情は大事だから
「好きかもと思うときと、そうじゃないときがあるから」(30代・奈良県)
「そのときの気持ちによって成功率が変わると思う」(30代・神奈川県)
「相手の心情に大きく左右されると思うから」(30代・岡山県)
「タイミングを逃すと気持ちが変わるから」(30代・愛媛県)
「気持ちは変わりやすいと思うから」(30代・高知県)
結婚して永遠の愛を誓ったわけでもないのに、「自分の気持ちが未来永劫変わることはない」とはっきり言いきれる人はそうそういませんよね。人の価値観や考え方は、時間の流れとともに変化していくもの。とくに恋愛感情は、そのときのテンションやモチベーションによっても上下しやすい部分があるでしょう。
もし相手の恋愛のモチベーションが下がっているタイミングで告白してしまうと、本当なら叶うはずだった恋も、間が悪かったことにより成就しないかもしれません。一番気持ちが盛りあがるタイミングを逃した場合や、相手が冷め始めたタイミングで告白してしまった場合には、相手が蛙化現象を起こしてしまうかも?
あるていどは勢いにのったり、その場の雰囲気を大切に決断したりすることも大事なようです。
時間帯も関係するから
「朝より夜のほうが成功率が上がるから」(30代・千葉県)
男性からの回答には、時間帯に関する意見が多いことが印象的です。とくに、〝朝は告白のバッドタイミング〟とする声や〝告白するなら夜がベストタイミング〟だという意見が目立ちます。男性的にはとにかく〝告白するなら暗くなってから〟という暗黙の了解があるのかも。
【男性にアンケート】告白の成功率を上げるベストタイミングとは?

夜の時間帯
「夜」(30代・千葉県)
「夜」(20代・神奈川県)
「夕食後」(30代・千葉県)
「夕方から夜」(30代・岐阜県)
やはり日が落ちて暗くなってからの時間帯を、告白のベストタイミングだと考える男性が多数。
男性に告白されたいと思っている女性も、自ら告白するつもりの女性も、デートや食事に誘うのであれば夜のほうが成功率は高そうです。仕事帰りやデートの終盤、日が暮れてからのタイミングであれば、告白を夜の雰囲気が手伝ってくれるかも。
数回以上デートをした後
「3回目のデートのとき」(20代・和歌山県)
「3回目のデート」(30代・東京都)
「デート2回目」(30代・東京都)
女性ほどではないにしろ、男性からも〝複数回デートを重ねたあと〟がベストだという回答があがっています。お互いの相性や脈ありかどうかがなんとなくわかってきて、「そろそろ告白しようかな」と考え始める頃合いでしょうか。初デートや2回目のデート時に比べると、やはり3回目のデートでの告白は安定感がある印象です。
イベントや記念日
「クリスマス」(30代・福岡県)
「クリスマスやバレンタインなどのイベント」(30代・高知県)
「クリスマスや記念日」(30代・愛知県)
「二人の記念日」(30代・埼玉県)
「バレンタイン」(20代・千葉県)
クリスマスやバレンタインのような、恋人同士が盛りあがるイベント時も告白にはよいタイミングです。冬は寒さで人肌恋しくなるだけでなく、イルミネーションやツリーなどのロマンチックな街並みにあてられて、「恋人がほしい」という気持ちが高まる人も多い時期。いい感じの相手がいる人は、〝クリスマスに告白するかもorされるかも〟と意識するので、自然と成功率が上がりそう。
お互いをよく知れたら
「とても仲よくなって、2人きりでも会うようになったら」(30代・奈良県)
「何回か会って、お互いの考え方が分かった後のデート後」(30代・茨城県)
「十分仲が深まってから」(30代・茨城県)
「出かけるなどコミュニケーションがとれたあと」(30代・東京都)
「仲よくなって、連絡をとる頻度が増えたとき」(30代・福岡県)
両想いの確信があるとまではいかなくとも、お互いに楽しい時間を何度か過ごし、あるていど相手のことを理解できたらいよいよ告白…という人は多いはず。セオリー通りの恋愛ともいえる、告白のベストタイミングでしょう。
すでに仲がよくいい感じの雰囲気になっていれば、相手が告白待ち状態であり、「気持ちを伝えてさえくれればいつでも付き合いたい」と考えていることも。男性は告白からするもの…というかつての風潮ももはや過去のものとなりつつあるので、男女問わず、いい感じの相手には自分から想いを伝えてみるのもひとつの手です。
脈ありだと感じられたとき
「相手との距離感に自信をもてたとき」(30代・長野県)
「相手が自分を好きだと確信できて、ふたりきりのとき」(30代・長野県)
万全を期すためにも、「これはいけるだろう!」と確信してから告白がベストだという人も。告白を成功させるのであれば、両想いの可能性が高そうなタイミングが安心です。
とはいえ問題は、両想いだと確信できるほどまでに、相手が行動や態度に気持ちを出してくれるかどうか…という点。こちらも心を開いて好意を態度に出していくことで、相手もガードを緩めやすくなり、自分の想いを隠さないでいてくれるかも?
心に余裕があるとき
「お互いが忙しくないとき」(30代・千葉県)
「前向きな感情のとき」(20代・愛知県)
「相手の気分がいいとき」(20代・大阪府)
女性側のアンケート結果にも、「気持ちや状況が落ち着いているときがいい」という意見がありました。告白にかぎらず恋愛全般にいえることですが、精神的に安定しており、かつ私生活が安定しているときのほうがよい関係が築けるものです。
自分の悩みや不安でいっぱいになっているときにまで、パートナーに完璧な気遣いをみせ、豊かに愛を育める…という人はそう多くないでしょう。不要な喧嘩やすれ違いを防ぐ意味でも、お互いの心に余裕があるときにこそ、満を持して告白したほうが成功率も高そう。
そのためにも、お互いの状況をシェアできるコンスタントな連絡や、気軽な日常会話ができるような間柄になっておくことは大事ですね。
【男性にアンケート】告白の成功率を下げるバットタイミングとは?

女性へのアンケートではそう多くなかった〝バッドタイミング〟に関する意見も、男性側からは複数寄せられる結果になりました。男性は女性以上に、告白してほしくない・したくないタイミングというものがはっきりしており、その数も多いようです。
朝
「朝一番」(30代・岐阜県)
「朝の時間帯」(30代・愛知県)
「朝」(30代・神奈川県)
「朝」(30代・千葉県)
「朝」(20代・神奈川県)
朝一番に告白を計画する人はそうそういないかもしれませんが、男性の考える告白のバッドタイミングとしては非常に多い意見でした。眠くてまだ頭がまわっていなかったり、準備でバタバタしていたりする人も多い朝の時間。今から出かけようというタイミングで告白されても、返事に困るかもしれません。
どちらかといえば夜のほうが、恋人同士のムーディな雰囲気をつくりやすかったり、仕事も終わってリラックスできていたりなど、告白に向いている時間帯とはいえます。夜勤で昼夜逆転している人などをのぞき、できれば告白は朝以外、なるべく夜以降のほうが望ましいと考えましょう。
まだお互いのことをよく知らないとき
「相手のことをよく知らない状態」(30代・秋田県)
「出会ってすぐ」(30代・東京都)
「会ってすぐ」(20代・和歌山県)
「1回目のデート」(30代・東京都)
「即日」(30代・茨城県)
「相手との距離感がまだあるとき」(30代・長野県)
女性からも同じ意見が挙がっていましたが、出会ってすぐに告白はやはり悪手のようです。たとえ一目惚れだったとしても、お互いのことがよくわからないうちはバッドタイミングだといえるでしょう。
たとえ好きになってもらえること自体はうれしくとも、よく知らない相手に告白されたところで、「なんで?」「本気なの?」と疑わしく思う人は多いはず。場合によっては「何か裏があるのかも」と勘繰られてしまい、友人としての信頼関係すら築きにくくなるおそれが。恋愛も人間関係の一種である以上、あるていど時間をかけて信頼をつみかさね、言葉や想いを信じてもらえるような間柄を目指しましょう。
周囲に人がいるとき
「人が多いとき」(20代・愛知県)
「周囲に人がいる」(20代・福岡県)
「人が多い場所でする」(30代・長野県)
する側もされる側も緊張していることが多い告白時は、周囲に人がたくさんいたり、野次馬のように見物されたりしたらいやですよね。ざわざわした場所だと大切な愛の告白もよく聞こえず、ムードも壊れてしまいそう。できれば人目につかない場所にいるときに、ゆっくり話せるようなタイミングで告白したほうがよいでしょう。
ネガティブで気持ちに余裕がないとき
「気分が悪いとき」(20代・愛知県)
「相手の機嫌が悪いとき」(30代・埼玉県)
「相手の気分が悪いとき」(20代・大阪府)
「相手に嫌な事をしてしまったり言ってしまったとき」(30代・奈良県)
「喧嘩をしているとき」(30代・兵庫県)
基本的に愛の告白は、ポジティブで幸福感に溢れたものであることが多いでしょう。もし相手の気分がよくないとき、ネガティブな状態を無視して告白してしまうと、「自分の気持ちをわかってくれない人」「空気の読めない人」と思われるかも。結果的に、告白の成功率が下がってしまう可能性があります。
喧嘩やすれ違いをしているとき、フォローのためにその場の勢いで告白するのも△です。
会話が盛りあがらないとき
「話が盛り上がってないとき」(30代・福岡県)
「話題がなくなったとき」(30代・愛媛県)
いまひとつ会話が盛りあがらないような、〝脈なし〟の可能性があるときは、告白にはバットタイミングだといえそうです。照れ隠しや緊張しているだけならともかく、まだお互いのことがよくわからなかったり、単に気が合わなかったりするようならば、告白には時期尚早かもしれません。
失恋したとき
「失恋したばかりのとき」(30代・徳島県)
女性へのアンケートでは、〝相手が失恋で弱っているときが告白のベストタイミング〟だと回答する人が複数いましたが、バッドタイミングだと感じる男性の声が。悲しく辛いときには次の恋へいく心の余裕がなかったり、まだ前の相手を忘れたくないという気持ちが強いことも。相手との関係性によっては、弱みにつけこまれたように思われてしまう可能性もあります。
目指せ両想い!告白成功率UPのためのQ&A
告白はタイミングが命…と言いつつも、それがすべてなわけではありません。告白成功率を上げるためのさらなるポイントを、Q&A形式で解説していきます。
Q.告白のときはどんな服を着たらいい?
A.自分の着たい服を着るよりも、相手に好印象&清潔感のあるコーデを考えてみて
「メラビアンの法則」によれば、誰かとコミュニケーションをとる際に相手が抱く印象は、ほとんど視覚情報をもとにしているのだそう。つまり…しっかりベストタイミングを選んで完璧な愛の言葉を伝えたとしても、髪の毛がボサボサだったり服に毛玉がついていたり、奇抜なファッションセンスを全開にしていたりすると、「想いは伝わったけど、見た目がなぁ…」と思われ、告白が失敗する恐れがあります。
もちろん、恋愛は外見がすべてというわけではありません。ですが清潔感のある服を着て身だしなみを整えるという行動そのものが、相手に好印象を抱かせることもお忘れなく。告白の際のマナーとして、服装には気を使うにこしたことはなさそうです。
可能であれば事前に相手好みのファッションをリサーチしたり、本人に直接聞いておいたりして、〝相手に好かれるために考えたコーデ〟で告白に赴くのもアリです。女性はぜひ、Oggiおすすめのデートコーデを参考にしてみてください。
Q.告白のとき、どんな言葉で想いを伝えたらいい?
A.シンプルでストレートな、「好きです」「付き合ってください」の言葉が人気!
歯の浮くような台詞を並べたり、まわりくどい言い方で予防線を張ったりせず、正々堂々と「好きです!」と伝える告白が人気のようです。ストレートな告白はわかりやすいだけでなく、爽やかでポジティブな印象を与えるので、脈なしの相手の心すら動かせる可能性が。
「嬉しかった告白のセリフやNGな告白」についてまとめた記事もありますので、ぜひ参考にしてみて。
Q.告白するよりされたい派の場合はどうしたら?
A.自分から脈ありサインを出しつつ、告白されやすい雰囲気を演出してみて
〝相手からの好意を感じたら告白する〟という意見も多かったように、人は両想いの可能性を感じられたときに告白を決意する傾向にあります。つまり告白をされたいのならば、逆に考えればよいのです。自分からも好意をにおわせたり、相手が告白しやすいロマンチックな雰囲気の場所に誘ってみたり、「いつでもぜひ告白してください」というスタンスを見せることが大事ですね。
女性100人に聞いた、「相手に告白させるための方法とテクニック」についての記事も参考にしてみてください。
Q.告白に失敗したらどうすればいい?
A.告白を聞いてくれたことへのお礼をしっかり伝えて、次のタイミングを狙おう
勇気を出して告白したのに、断られてしまったらショックですよね。ですが、告白の失敗と恋の終わりはイコールではありません。ただタイミングを誤っただけの可能性もありますし、これからも自分磨きを続けるうちに、相手があなたの魅力を再発見することも十分ありえます。
まずはお互いが気まずくならないように、「話を聞いてくれてありがとう」「びっくりさせちゃってごめんね」と、告白を聞いてくれた相手への感謝をしっかり伝えましょう。そのうえで、「もしよかったら、これからも友達として仲良くしてもらえると嬉しいな」と、今後も縁を守っていきたい旨を話してみて。
大泣きして「どうしてダメなの!?」と縋ったり、「あなたにはもっといい人がいそうだもんね…」とネガティブモードになったりするのはNGです。告白失敗後のマインドについては、次の項目でも解説していきます。
最後に
『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(KADOKAWA)の著者 MAROさんによると、「何回フラれたって、いつか1回OKをもらえればそれで『勝ち』」だと言います。
「スポーツではよく『試合ほどよい練習はない』なんて言います。告白だって、しなければ何も学べませんが、告白して失敗したなら得るものはたくさんあるんです。
そしてスポーツの試合と恋愛の違うところは、試合は『負け数』もカウントされますが、恋愛の『負け数』はカウントされないということです。何回フラれたって、いつか1回OKをもらえればそれで『勝ち』です。
僕は学生時代、同じ人に8回フラれて、9回目にOKをもらったことがあります。その1回の『勝ち』で8回の『負け』はもはや何の意味ももたなくなるんです。それがたとえ999敗でも同じことです」(MAROさん)
自分なりのベストタイミングを選んで告白を成功させられれば、これ以上望ましい展開はありません。ですがうまくいかなかったからといって、それですべて終わりだと判断してしまうのは早急でしょう。
告白の機会をつくれるというだけでも、二人の間にはじゅうぶんなご縁があります。そしてそのご縁が今後も続く限り、愛を深めるチャンスは告白以外にもたくさんやってくるはず。さらなるベストタイミングがこの先訪れるかもしれないと考え、自分を磨き続けるのが◎。
まずは相手からの脈ありサインに気がつけるように、恋人同士としてではなく、友人・知人として…あるいは、恋人候補としての信頼関係を築くことがマストです。お互いのことを理解し合い、好意を抱かれていることを感じあえるようになってこそ、告白のベストタイミングが訪れると考えましょう。
TOP画像/(c)Shutterstock.com