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最近まともに会話した記憶がない……
結婚前や新婚の頃は会話が尽きることがなかったのに、最近会話した記憶がない……という人もいるかもしれませんね。仕事や家事で日々忙しく、嫌いになったわけではないのにいつの間にか会話がなくなっているというケースも。
大きな喧嘩や揉めごとはないからと放っておくと、いつの間にかお互いの気持ちがわからなくなったり、愛情が薄れてしまったりして、夫婦関係がよくない方に進んでしまうかもしれません。
夫が話を聞いてくれない理由
夫婦の会話がない理由の一つに、「夫が話を聞いてくれない」と言ったことがあります女性はおしゃべりが好きなので比較的男性の方が聞き役に回ることも多いかもしれませんが、夫婦間の会話に違和感や不満を感じたまま放っておくのは良くありません。夫が話を聞いてくれないのには、どのような理由があるのでしょうか。
感情的に話す
怒鳴ったり泣いたりと感情的に話をすると、相手は困惑します。それが日常的だと、まともに話を聞きたくなくなってしまうのは当然ですよね。
男性は一般的に論理的で筋道立った話をすることが多いため、できるだけ結論が見えやすい話をすることが大切です。
悪口や噂話ばかりする
ママ友の悪口やご近所さん噂話(主にネガティブな話)ばかりしていませんか? 他人の悪口や詮索は、聞いている方としては気持ちのいいものではありません。
そもそも自分にとって直接関係のない人の話題やあまり親しくない人の話は、聞いていてもつまらないもの。それが悪口となるとなおさらです。
夫が話を聞いてくれないのは、話の内容が問題なのかもしれません。
興味のない話ばかりする
相手に関係のない話や興味のない話をされることほど苦痛なことはありません。
自分にとっては興味のあることでも、夫にとっては知らないところで起こった、知らない出来事や人の話。妻としては興味のない話でも聞いてほしいと思ってしまいますが、興味のない話を聞かされる夫の身になれば辛いことこの上ありません。
夫の話を聞きたくない理由
反対に、夫の話を聞きたくなくて夫婦の会話が少ないといった人もいるかも。夫の話をどうしても聞きたくないのは、どのようなときなのでしょうか。
仕事の愚痴ばかり
ちょっと口を開けば仕事の愚痴や上司の文句……。悩みではなく、単なるネガティブ話を吐き出したいだけの場合は、聞く方もうんざりしてしまいます。
相談に乗りたくても、職場の人間関係や仕事の詳しいことはよくわからないので、共感しづらく、ただただ苦痛に感じてしまうかも。
マウントを取る
モラハラや時代錯誤の傾向が強い夫の場合、無意識にマウントをとる癖がしみついているかも。会話のなかでマウントばかり取ってこられると、会話すること自体が嫌になってしまいますよね。
面白くない
そもそも、面白くない話は楽しくありません。毎回ボケろとは言いませんが、なんの抑揚もない、「へぇー」としか言いようのない会話ばかりでは、流石に聞くのが嫌になるときもでてきます。
夫婦の会話がないことで起こる影響
夫婦の会話がない状態を放置していると、夫婦仲や日々の生活のなかでさまざまな影響が出てしまいます。
夫婦のコミュニケーション不足によって考えられるネガティブな影響にはどんなものがあるのでしょうか。
意見が食い違う
普段から会話が少ないと、お互いの考えや感情を理解し合うことが難しくなります。その結果、意見の不一致や誤解が生じやすくなり、結果としてさらに関係が悪化することも充分に考えられます。
家にいると落ち着かない
夫婦の間で話すことがないと、一緒に過ごす時間が苦痛になりますよね。会話がなくても心地いい、と思えるのはときどき話す会話が満足できているから。夫婦の会話がない、夫婦の会話が楽しくないと考えている夫婦が一緒にいると、居心地が悪く、落ち着かない環境が続いてしまいます。
子供への精神的な影響
普段から両親のコミュニケーションを見ていない子どもは、コミュニケーションが苦手になったり、人との適切な距離感がつかめなくなる場合もあります。また、会話というコミュニケーションに触れる機会が乏しいので、自己肯定感が養えなかったり、愛情が足りないと感じて育ってしまうことも。
夫婦の会話がないことに気づいた!今から会話を増やすコツは?
夫婦の会話がなくなっていると気づいてもまだ間に合います!夫婦の会話を増やすには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
些細なことでも話しかける
コミュニケーションはきっかけが大切です。些細なことでも良いので、夫、もしくは妻に積極的に話しかけることで、会話のきっかけが生まれて話が弾むかも。
たとえば夕食の準備をしている妻に「今日のメニューはなに?」と尋ねたり、夫が興味を持ちそうなネットニュースを見つけて「この記事、面白いよ」と紹介したりと、話しかけるきっかけを持つことが大切です。
いつもより軽やかに「おはよう」や「おかえり」という
夫婦の会話がないと、あいさつすらもなんだかぎこちなくなりがち。あいさつはコミュニケーションの基本ですし、会話が始まるきっかけでもあります。
あまり考えすぎず、「おはよう」「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と自分から話しかける習慣を。自然とコミュニケーションが生まれ、これまでの心理的な距離感が縮まるかも。
ささいなスキンシップもおろそかにしない
会話だけでなく身体的な触れ合いも大切です。今さらキスやハグはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、ちょっとした笑い話のときにさりげなく肩に触れたり、外出のときにさりげなく手をつないでみるぐらいならできるかも。
子どものこと以外の話題を出す
夫婦の会話が、子どものことだけになっているという夫婦も少なくありません。子どものことを夫婦で話し合うことはもちろん大切ですが、親である以前に夫婦であり、男と女であることを思い出して、お互いについて会話ができるといいですよね。
好きなテレビや映画を一緒に見る
今でこそ会話がない夫婦でも、かつては共通の趣味や興味があったはず。一緒に見ていたドラマやお互いが好きな映画を一緒に見ると会話が弾みやすいですし、久しぶりに夫婦で見ることで新たな感想が生まれたり、以前一緒に見た時のエピソードを思い出したりして、会話が生まれやすくなります。
まとめ
結婚して長く一緒に暮らしていれば、夫婦の会話が減ってしまうことは避けられません。でも、お互いのちょっとした工夫で会話を増やし、以前のように楽しく話せるようになる可能性も大いにあります。
会話のきっかけを積極的に増やし、夫婦でたのしく会話ができるようになればいいですね。
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コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。