目次Contents
義理の姉「義姉」の呼び方・読み方とは?
はじめに、「義姉」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
義姉(ぎし)…他人同士できょうだいの約束をした年長の女性。約束により姉となった人。兄の妻
義姉とは、漢字の通り義理の姉のこと。妻または夫の姉、兄の妻など。血縁関係はないが、姉妹の約束を交わして姉としている人を表す際に使われています。
【質問】「義理の姉」がいる人の割合は?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に義理のお姉さんはいますか? と質問したところ、はい… 25% いいえ… 75%との結果になりました。
今回のアンケートでは、全体の4分の1の女性が「はい」と回答しています。7割以上は「配偶者にお姉さんがいない」とのことでした。
「義理の姉」の呼び方を体験談からご紹介
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
つづいて、「義理の姉」にどのような呼び方をしていますか? と質問したところ
1位:名前呼び… 53.1%
2位:お姉さん… 34,4%
3位:お姉ちゃん… 9.4%
という結果になりました。
今回のアンケートでは「名前呼び」が半数以上を占める結果に。「普段から仲が良い関係なら名前呼びOK」と感じている人も多いようです。「少し硬い印象を与えてしまうかもしれませんが、失礼ない呼び名が無難な気がする」との意見も。
義理の姉と上手に付き合うための「呼び方」とは?
結婚すると配偶者の家族と過ごす機会も増えて、お義姉さんと話したり呼びかけるタイミングも増えてきます。そこで、義理の姉と上手に付き合うための「呼び方」を紹介します。
■基本的には「お義姉さん(おねえさん)」が定番
お義姉さん呼びは、マナー的にも問題のない基本の呼び方と言われているようです。
初めて義姉ができた場合は、この呼び方から始めてみると相手を不快にさせることもなく、トラブルにもなりにくそう。
■呼び方の希望があるなら従ってもOK
義理のお姉さんから「お義姉さんは堅苦しいのでやめてほしい」「名前で呼んでほしい」などと言われた場合は、その中で呼びやすい呼び方に変えてみるのも良いかと思います。
ただし名前呼びになった=距離が縮まったと思い、馴れ馴れしい雰囲気を出すのはNG!
■時と場合で呼び方を変える
仮に義姉と仲の良い関係になったとしても、義両親の前や親戚での集まりの場では、呼び捨てや愛称で呼ぶのは控えるようにしたほうがベター。
今はどういう状況なのか空気を読んで、臨機応変に呼び方を決めることがこの先円満な関係を築ける秘訣でもあるのです。
【番外編】「呼び方」以外のコミュニケーションで気をつけるべきこと
義姉に対する「呼び方」の注意点がわかったところで、つづいては「呼び方」以外のコミュニケーションで気をつけるべきことをピックアップしてみました。深く考えると難しいと思うことも、シンプルに考えれば意識しやすいはずです。
【1】程よい距離感を意識する
「せっかく家族の一員になれたのだから仲良くなりたい」と感じている方もいるかもしれませんが、あまり距離が近くなりすぎると気疲れしてしまうことも多いのでは?
年に数回会うくらいが理想的と言われ、お互いを干渉せずにある程度の距離感を保ちながら付き合っていくのが一番楽なのかもしれませんね。
「あまり干渉しすぎないこと」(20代・東京都)
「ほどよい距離感を保って相手をたてる」(30代・佐賀県)
「むやみに絡もうとしない」(30代・東京都)
「近づき過ぎず離れすぎず、頼られたら可能な限り応える等」(30代・大分県)
「馴れ馴れしくしすぎず、適度な距離感を保つ」(30代・東京都)
「元々は違う環境で育った他人なので、ある程度の距離を保つ。いろいろ言われても流して流して、会った時だけは良い子ぶっておく」(30代・和歌山県)
【2】コミュニケーションを大切にする
必要最低限の挨拶は必須です。苦手だからと言って極端に距離を置きすぎてしまうと、揉め事に発展しやすくなります。
共通の趣味があるようならば、それをキッカケにコミュニケーションをとって、ある程度の信頼関係を築いておくのも無難。
「たわいもない話ができる」(30代・大分県)
「共通の話題を見つける」(20代・神奈川県)
「会話を大切にする」(20代・富山県)
「年に数回でも定期的にご飯を食べたり、LINEをしたり、コミュニケーションをマメにとれるようにする」(30代・東京都)
「話を合わせる。近すぎず遠すぎずの距離を保つ」(30代・島根県)
【3】ありのままで接する
ある程度相手に気を遣うことは人間関係を構築する上で大切なことではありますが、最初から気を遣いすぎてしまうと気を遣うことが当たり前になってしまう可能性も。
あまり深く考えすぎず、少し開き直ってありのままの自然体で接するのと、逆に好感度が高いかもしれません。
「おどおどすると良くないので、気さくに」(20代・北海道)
「愛想を振りまく」(30代・神奈川県)
「あまり付き合い方を考えすぎない」(30代・東京都)
「本当の姉妹のように、包み隠さず正直な態度で接し、言いたいことを言う。お互いの好きなことやショッピングなどの時間を共有する」(20代・岩手県)
「話しかけたり関わりを持とうとすること」(30代・三重県)
【4】敬意を忘れない
「親しき仲にも礼儀あり」を心掛けましょう。実年齢に関わらず、相手が義姉という立場だと理解して接することが大切。
「友達よりは真面目に、上司よりはフランクな感じが理想」という意見もあげられていました。
「義理とはいえ姉という意識でそれなりの尊敬の意を持つこと」(20代・神奈川県)
「親しき仲にも礼儀あり」(30代・愛知県)
「丁寧な態度を忘れない」(30代・宮城県)
「友達と同じようにあくまでも敬意をはらう」(20代・岡山県)
「相手を尊重すること」(30代・神奈川県)
「感謝の心を持つこと」(30代・岡山県)
【5】自己主張は控える
自分の意見があってもなるべく口にしないようにして、素直にアドバイスを聞くことも良い関係を継続できる秘訣。
もし、言いたいことが自分の口から伝えにくいようならば、配偶者経由で上手に伝えてもらうのが◎。
「差しさわりなくかかわる」(30代・埼玉県)
「受け身に徹する。程よい距離を保つ。夫経由で連絡を取り合う程度の距離感を保つ」(30代・大阪府)
「当たり障りなく受け身で過ごす」(30代・愛媛県)
「義姉の話をよく聞いて聞き上手になること」(30代・千葉県)
「相手の話を聞き、共感してあげること」(30代・埼玉県)
最後に
昨今では義理の家族との関係性も多様化し、昔ほど義姉に対して悪い印象や硬い印象も少なくなりましたよね。
なかには、毎週一緒に出掛けたり、家族ぐるみでご飯を食べるほど仲の良い義姉妹もいるようです。
とはいえ、今回のアンケートでは「義姉との付き合い方には注意している」という意見が多いように感じました。最初は仲良くしていても、子育てや夫婦間の問題、金銭感覚のズレなどがきっかけとなり不仲になってしまうことも。
上手く付き合えている人は、必要以上の話はしない、一定時間以上一緒にいないなど、ちょうど良い距離感で接することがベストだと心得て対策しているようです。
TOP画像/(c)Shutterstock.com