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【アンケート】結婚するまでの期間はどのくらい?

※アンケート20〜39歳の日本全国の既婚女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
20〜30代の女性121人に「付き合ってから結婚するまでにかかった期間を教えてください」と質問したところ、結果は以下のようになりました。
1位:1~2年未満… 22.3%
2位:5年以上… 19.8%
3位:6ヶ月〜1年未満… 18.2%
4位:2〜3年未満… 17.4%
5位:3〜5年未満… 16.5%
6位:2〜6ヶ月未満… 5.8%
1番多いのは1年以上2年未満で2割弱、またグラフ全体を見ると半数以上の方が交際してから3年未満で結婚していることがわかりました。お互いの価値観や将来像が一致しているかどうかは3年経てばほぼわかる、ということなのでしょう。
ただ2位の「5年以上」という女性も約2割と多く、あるタイミングで同棲を始めたりすると、お互いの新しい発見があったり、逆にその状態で安心してしまったりと、結果として結婚までには長い期間がかかるということかもしれないですね。
【アンケート】結婚するまでの理想の交際期間はどのくらい?

※アンケート20〜39歳の日本全国の既婚女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
続いて理想の交際期間についての乖離があるのかどうかを調べるべく、同じ女性たちに「結婚するまでの理想の交際期間を教えてください」と聞いたことろ、結果は以下のようになりました。
1位:2〜3年未満… 35.5%
2位:1~2年未満… 33.9%
3位:3~5年未満… 14.0%
4位:6ヶ月〜1年未満… 8.3%
グラフ全体を見たときに、2/3もの人が1年以上かけて、3年のうちには結婚を考えるのが理想としていることがよくわかります。実際は1年以内に結婚を決めた人が約1/4を占めたので、付き合い始めた年齢にもよる部分もあるかとは思いますが、1年過ごしたらお互いのことは大体わかるということで、結婚したい熱の方が勝つのかもしれないですね。
実際と理想の結婚までの期間を比較すると、意外と多くの人が1年以内に結婚していて、逆に思いもしない形で5年以上経ってしまった人も多いというギャップが見えてきました。
結婚までの期間とその後の幸せの関係性とは?

では、短めの交際期間で早くに結婚する早婚、逆に長くじっくり付き合った後に結婚に至る晩婚、それぞれに結婚後の幸せの関係性の違いはあるのでしょうか? どちらについてもメリットを考えてみました。
早婚のメリット
まずは付き合い始めてから1、2年で結婚する、早婚のメリットからご紹介。
新鮮な気持ちのまま結婚できる
付き合いたての頃の「この人と一緒にいられるだけで幸せ♡」というピュアな気持ちを持ったまま新婚生活をスタートできるのは大きな魅力。経験することのほとんどが初めての連続ですが、困難なことがあってもふたりで乗り越えようという深い絆が生まれやすいと言えますよね。
「お互いの生活が新鮮なうちに結婚できる」(30代・岐阜県)
「新婚の時の、仲良し感が違うから。長い交際だと、一緒にいるのがあたりまえで、新婚が楽しめない」(30代・茨城県)
「新鮮な気持ちで暮らせること。ライフプランが立てやすいこと」(30代・北海道)
早いうちに子どもを授かる可能性が高い
子どもを望んでいる場合、20代で結婚し妊娠・出産に備える方がメリットが多いとされていますよね。若いうちなら体力もあり、ハードな育児にも対応しやすいはず。また、子どもが自立した後にもまだまだ自分の人生を楽しめるという余裕も。仕事でのキャリア形成は課題にもなりますが、長期的な人生設計を考えたら、早めの出産は魅力的な選択肢とも言えます。
「すぐに子どもができる」(30代・神奈川県)
「早めに結婚して早く子どもを作ったほうがいい。ある程度の年齢になると妊娠しにくくなるし、子育ての体力が持たない」(30代・東京都)
行動力と決断力のある男性と結婚できる
付き合って早い段階で結婚を決断できる男性は行動力と責任感があるとも言えますよね。「この人となら素敵な人生を歩める」と見極められる力があり、将来に対する不安よりも未来への希望を重視するポジティブな人が多いはず。そんな男性は結婚後も、家族のためにと行動できる頼もしさがあります。
時間が無駄にならない
交際期間が長くなると、惰性的なデートになってしまうことも。そんな中で関係がマンネリ化してしまう時期があるとしたら時間がもったいないですよね。お互いに必要な存在と思えるのであれば早く結婚して、ふたりの生活基盤を整える方が実りがあるはず。
「グダグタと時間をムダにすることがない」(30代・神奈川県)
「長々付き合っていても時間がもったいない」(30代・奈良県)
「倦怠期などダラダラした期間がないままゴールできる」(30代・宮城県)
テンションが高い
結婚に向けての準備は、お互いの家族との顔合わせのセッティングから始まり、結婚式場の検討・予約など意外と手間がかかることの連続。でも、付き合いたての新鮮な気持ちが保てているとテンション高く、すべてが楽しく進められますよね。満足感のある最高の思い出が作れるはず。
「お互いの想いが強くてテンションが高い状態なので結婚式とかの準備も楽しく協力し合えそう」(30代・東京都)
「まだ熱量もあるので、話が進みやすい」(30代・東京都)
「気持ちが盛り上がったままスムーズに結婚できる」(30代・広島県)
晩婚のメリット
早婚のメリットがさまざまに挙がってきましたが、逆に3年以上、ときには5年間など、長い交際期間を経て結婚する、晩婚のメリットを見ていきましょう。
経済的に余裕がある
30代過ぎでの結婚には、経済的に安定してから家庭を築ける安心感があるもの。20代よりも収入が増え、貯蓄もある程度できていれば、挙式や新居の準備など結婚にまつわる費用を無理なく用意できるので、希望が存分に叶えられるはず。夢に描いていたような理想の新婚生活が送れると、お互いへの愛情もより深いものになりますよね。
独身時代の後悔が少ない
20代から30歳前後の独身期間を十分に満喫できると「もっと自由に遊びたかった」「何か他にもできたはず」といった後悔は生まれないですよね。生き方を模索し、やりたいことを一通り経験したという自分なりの満足感があると、迷うことなく彼女との結婚へ舵を切ることができるはず。
出産後も仕事復帰しやすい
晩婚の場合、女性も結婚前にキャリアをしっかり築けているため、産後の復帰がスムーズにいくというメリットは見逃せません。職場での信頼関係がすでにできていたり、スキルを身につけていれば、時短勤務やリモートワークなど働き方を自分で選べることも。またダブルインカムなら生活に余裕があるので、育児支援サービスなどを積極的に利用できてストレスフリーに仕事と育児の両立が叶います。
お互いのことをよく理解している
付き合いが長ければ長いほど、お互いの良い面ばかりではなく、否が応でも良くない面・嫌な面が見えてしまうもの。でも、それをお互いに修正してきたり、妥協するなど上手に乗り越えてきた経験があるからこそ、結婚してからのショックやギャップに感じることが起こりにくいですよね。理解し合えているという安心感のある関係こそがメリットと言えます。
「お互いに嫌なところも良いところも知り尽くしてるから安心感がある」(30代・埼玉県)
「お互いのことをよく知っているから、嫌な面を見てもギャップが少ない状態で新婚生活が送れる」(30代・東京都)
失敗しにくい
結婚して1番避けたいのは、やはり離婚ですよね。人生においても大きなダメージになってしまうのでいかにして避けるかも、結婚をする上で考えておきたいところ。でも晩婚であれば、そんな失敗は起こりにくいもの。それまでに酸いも甘いも経験しながら長く付き合えてきたという実感がそれぞれにあれば、結婚したら何かが変化してしまうという可能性は起こりにくいもの。
「よく相手のことを知ってからだから、そんなすぐに別れるということが少ない気がします」(30代・群馬県)
「長く付き合えたのなら、人生を長く共にできる確率が上がる」(30代・神奈川県)
「失敗率が下がる」(30代・東京都)
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【体験談】結婚するきっかけとは?

結婚するまでの期間は人それぞれですが、結婚しようと決めたきっかけについては参考にできることが多いはず。体験談を教えてもらいました。
お互いが結婚したいと思ったから
ある程度付き合い続けたら、多くのカップルが結婚を意識し始めるものですよね。お互いの価値観や将来への考え方が合致し「この人となら幸せな家庭を築けそう」と感じられるようになると、結婚への大きな一歩となります。タイミングが合えば、交際期間に関係なく結婚を決断するカップルも少なくないよう。
「お互いが結婚しても良いと思えたから」(20代・東京都)
「お互いに人生を捧げる、または変えても良いと思えるくらい大好き同士だった」(30代・三重県)
「お互いの気持ちが一致することと、それぞれの身の回りが整ってからだったかなと」(30代・神奈川県)
「結婚したいと強く思ったとき」(20代・岐阜県)
「家庭を持ちたかったから」(30代・宮崎県)
居心地が良いと感じたから
一緒にいて自然体でいられる関係は、結婚生活の大切な基盤となりますよね。「無理をしなくて素の自分でいられる」「一緒にいると心が安らぐ」といった居心地の良さを感じたとき、多くの人が「この人と人生を共にしたい」と考えるようになるもの。恋愛の激しい感情よりも、穏やかで安定した関係性が結婚の決め手となることが多いようです。
「一緒にいて違和感がなかったから。長く一緒にいられるな、って思ったら結婚してもよいと思う」(30代・東京都)
「一緒にいる空気感が落ち着いていると思えた」(30代・東京都)
「相手とのフィーリングが良かったから」(20代・宮城県)
「長く付き合って嫌なところも含めて全部の姿を見ても嫌いにならないと感じられたとき」(30代・福岡県)
「人柄や性格、尊敬できるところがとても多かった。 穏やかな生活を想像できた」(30代・埼玉県)
「相手に包容力があると思ったから」(30代・福島県)
金銭面が安定したから
現実的な問題として、経済的な安定は結婚を考える上で重要な要素です。お互いの収入が安定し、将来への不安が軽減されたタイミングで結婚を決めるカップルは多いよう。「今なら安心して結婚生活をスタートできる」という経済的な見通しが立つことが、結婚への具体的な準備を始めるきっかけになります。
「お金に困らなくなったから」(30代・東京都)
「生活の安定」(30代・栃木県)
「金銭面に安心感が持てるようになった」(20代・神奈川県)
「彼の収入が安定したから」(30代・福岡県)
子どもが欲しくなったから
年齢とともに「子どもが欲しい」という気持ちが強くなり、それが結婚のきっかけになることもあります。特に女性は出産のタイムリミットを意識することが多く「子どもを持つなら早く結婚したい」という考えから、パートナーとの将来を真剣に考え始めるもの。家族を築きたいというお互いの思いが、結婚への原動力となるケースですね。
「子どもが欲しくなったから」(30代・大阪府)
「彼の子どもが欲しいと思ったから」(30代・東京都)
「子どもを考えるようになったら」(30代・大阪府)
「交際期間も長く年齢的にも子どもを持つことを前提に考えて結婚という形をとった」(30代・京都府)
将来を意識しだしたから
友人の結婚だったり、家族の変化などをきっかけに、自分の将来について考える機会が増えて結婚を意識し始めるパターンも。「10年後、20年後の自分はどうなっていたいか」を考えたとき、今のパートナーとの将来像が明確に描ければ、結婚への意識が高まります。漠然とした交際から、結婚を見据えた人生設計へと気持ちが変化する瞬間と言えるよう。
「将来を考えるようになったから」(20代・東京都)
「将来への覚悟ができたから(30代・東京都)
「年齢と交際期間を考えて」(30代・北海道)
「病気や怪我などで入院したとき、家族じゃないから病状が聞けない、面会できないってなるのが嫌だなと思ったとき」(30代・宮城県)
どちらかに変化があるとき
転職や転勤、家族の状況が変わるなど、人生の節目となる出来事が結婚のきっかけになることも。環境が変化するとき「この人と一緒に新しいスタートを切りたい」と感じたり、「離れたくない」という気持ちが強くなったりして、結婚を決断するカップルも多いようです。変化の波に乗って、ふたりの関係も次のステージへと自然と進むことになるんですね。
「どちらかのキャリアチェンジのタイミング」(30代・神奈川県)
「相手が就職試験に合格したタイミングで結婚した」(30代・埼玉県)
「交際相手が就職のため、遠方に行くことになったため」(30代・鳥取県)
「どちらかの仕事やプライベートの転機が来たとき」(30代・愛知県)
「仕事が安定するめどが立つ」(30代・京都府)
「同棲を始めるタイミング」(20代・東京都)
独立したかった
ずっと実家暮らしで、通勤など面倒に感じることがなければ、彼氏と交際中も実家暮らしのままという人もいますよね。でもある程度の年齢になれば、もう家を出たいと思うことも増えるはず。そんな気持ちが後押しするような格好で、結婚を決めるなんて人もいるよう。お互いがより自由に動けるようになるので、早婚にパターンにありがちかもしれませんね。
「実家から出たかったから」(30代・千葉県)
最後に
結婚までの交際期間の理想と現実を調査しましたが、結婚するタイミングが違うからといって幸福度が変わるとは言えませんよね。早婚でも晩婚でもメリットの裏では、やはりある程度のデメリットもあるので、一概にどちらがいいかはわかりません。つまり一番大切なのは、自分たちが「結婚したい」と思えたタイミングが結婚適齢期だということ。
結婚は一方の気持ちだけで推し進められるものではないので、相手の考えや価値観を理解しようと努めるのはもちろんのこと、お互いに対する感情を常に意識しながら愛情を確認し合うことが大切。自分たちに合ったペースで、納得できるタイミングでの結婚が、その後の幸せにつながるはず。変に焦ったりせずに、でも惰性で付き合い続けることなく、しっかりと決断する意識を持って結婚につながっていけるといいですね。
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