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2023.10.01

【別居婚】とは? メリットやデメリット、安定した夫婦関係を続けるためのコツ

夫婦の形にはさまざまなものがありますよね。その中で今回注目したいのは「別居婚」。実際に別居婚で幸せな生活を送っている人はいます。今回はそんな別居婚についてクローズアップ! そもそも別居婚とはなんなのか、メリットやデメリット、スムーズに始めるためのポイントなど紹介していきます。

そもそも「別居婚」とは

婚姻届を出した後も別々に暮らすこと

別居婚とは一般的に、婚姻届を出して正式に夫婦になった後も、同居せずに別々のまま暮らす夫婦の生活スタイルのことを言います。

同居していたものの夫婦仲が悪くなって別居… といった場合とは違い、基本的に夫婦仲は円満であるのが前提。

同じマンションやアパートに部屋を2つ借りて行き来したり、近所に住んで週末だけ一緒に食事をしたり会ったりするようなパターンで別居婚をしている人が多いようです。

別居婚のメリット

美しい女性
(c)Shutterstock.com

結婚しても自由でいられる

別居婚の大きなメリットはなんといっても、結婚しても独身時代の生活を継続できること。

例えば寝る時間や起きる時間、お風呂に入る時間やごはんを食べる時間など、二人で生活をするとなると相手のことを考えてこちらも行動しなければいけませんが、別居婚なら独身時代に自由にやってきたこの生活スタイルを失わなくて済みます。

相手に合わせる必要がないので、私生活で窮屈な思いをしたりストレスをためたりすることがないのではないでしょうか。

夫婦関係がマンネリ化しづらい

男女が何年も一緒にいるというのは、しばらくして新鮮味を失いマンネリ化するのが一般的。

もちろん夫婦によっては倦怠期とは無縁の人もいますが「愛の賞味期限は3年」なんて言葉もあります。

愛情マックスな状態をキープしたり、さらに盛り上がったりする結婚後1年に比べ、3年目となると「夫のイヤなところばかりが目につく」(婚後3年・30歳・IT)など愛情が「減った」という人は4倍になるというデータも。

しかし別居婚は「週末だけ会う」などのスタイルで、恋人同士のような感覚をいつまでも失わずにいられます。

相手にストレスを感じるタイミングは同居している場合よりも少ないので、衝突することも減り、良い関係を長く続けていきやすいでしょう。

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別居婚のデメリット

費用がかかる

別居婚ということはつまり、住まいがそれぞれ必要で、水道光熱費などの生活費もかかります。夫婦が同居するのに比べ、単純に2倍の費用。

自分の稼ぎでどうにでもなる人や別居婚でも旦那さんが費用を負担してくれる人なら問題ありませんが、経済面を重視する場合、別居婚はあまり良い選択ではないかもしれません。

別居婚をスムーズにスタートさせるには?

結婚のお手紙
(c)Shutterstock.com

生活費のこと

別居婚を始めたいと思ったら、まずどこに住んで生活費をどうするのかを決めなければいけません。

夫婦がお互い経済的に独立しているのなら、それぞれ望む場所に自分のお金で住めば良いですが、そうでない場合は後々揉めないよう、どう分担するかを話し合っておきましょう。

子供のこと

子供がいる場合、または近い将来子供を産みたいと思っている場合、子供はどちらの親と一緒に暮らすのか、行き来するならどれくらいの期間でそれを行うのかなど、子育てのことも考えておかなければなりません。

子供を出産時、出生届をどこで出すのかによっても行政サービスが受けられる自治体が変わってくるため、あらかじめ手続きや子育ての方針についてはよく話し合っておく必要があります。

期間のこと

別居婚を可能な限り続ける夫婦もいますが、期間を決めて別居婚をする夫婦も少なくないよう。

例えば夫の仕事が落ち着くまで、子供が産まれるまで、といったように、同居を始めるタイミングについて事前に話し合っている夫婦も。

自分たちの考えに大きな相違があると後々揉める原因になりかねないので、あらかじめ話し合っておく必要があります。

会う頻度のこと

「会う頻度は決めず、気が向いたときに」という夫婦もいますが、例えば週末は一緒に過ごす、連休は旅行に出かける、何曜日の夜は一緒にごはんを食べる… などある程度会うタイミングや頻度を決めておかないと、心が離れていってしまう可能性もあります。

自由がメリットの別居婚ではありますが、離婚につながらないためにお互いストレスなく夫婦でいられる方法を見つけなければいけませんね。

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実際に別居婚を始めた女性のエピソード

食事をする男女
(c)Shutterstock.com

とにかく「最高」!

元バラエティ番組女性プロデューサーで、現在NYと日本でかなり遠距離の別居婚をしている古瀬麻衣子さんにお話を伺いました!

「それは誰しも想像がたやすいと思いますが、自由すぎて“最高”という言葉しか出てこない。

基盤をN.Y.に置き、マンハッタンのマンションで一人暮らし。独身時代に夫と6年同居していたので、久しぶりの一人暮らしです。夕飯の準備を気にすることもなく、自分に必要な最小限の買い物だけでよく、飲み会の予定もバンバン入れて、週末は友達と旅行。しかも、『適齢期だ!』と結婚を焦る必要もないので、恋愛特有のモヤモヤも存在しない。

日本とN.Y.は朝晩が逆転しているので、夫とは出勤前か、帰宅後に電話が出来て、案外時間が合わせやすく、コミュニケーション不足になることもそこまでありません」(古瀬さん)

子供ができて不安が爆発したことも

NYと東京という遠距離ながら、別居婚最高! と感じていた古瀬さんですが、子供ができてから不安が爆発してしまう事件が起きたそう。

「アメリカで働きながら出産することを選んだのは私自身なので、この状況に大きな不安はなく、むしろお腹がどんどん大きくなり、その光景を見ながら、親になる覚悟を一緒に紡いでいけないことを私は申し訳なく思っていました。

そんな日々が4ヶ月ほど過ぎたある日、急に私の不安が爆発する事件が起きました。

夫と電話で話している時に赤ちゃんの胎動が激しくなったので、『今、動いてるから話しかけて!』と頼んだところ、たまたまゲームをしていた夫が『ちょっとだけ待って!』とゲームが終わるまで数秒待って欲しいと発言したのです。

その瞬間、今まで夫に何も不満を言っていなかった私は、急に糸が切れたように激怒し、涙が止まらなくなってしまいました」(古瀬さん)

古瀬さんは子供よりゲームが大事なのかという怒りだけでなく、自分たちの子供に対し、同じエネルギーレベルで向き合っていないという不安に突如襲われたそうです。

「これは出産前に時間をかけて話すべきだとすぐに認識し、時差がある中ですが、2日間に渡り、4〜5時間の話し合いを持ちました。

体内に赤ちゃんを抱えている母親と、現在は視覚的にしか子供の存在を感じることが出来ない父親とでは、感じるものに差があることは当然だと思います。

さらに、私が妊娠5ヶ月以降、夫は私のお腹を直接見ていないわけなので、同居している夫婦に比べて、出産に向かうための意識が一致しづらいのは仕方ないことでした。

しかし、アメリカでひとり毎回妊婦検診に行き、新生児を迎える環境を整え、出産に向けてせっせと下調べをしていた私は、いつの間にか、自分だけが頑張っている気持ちになっていました。

一緒に親子教室に参加したり、ベビーカーを探しに行ったり、家中が新生児を迎える準備に溢れていれば、自然と毎日赤ちゃんに関する会話で持ちきりになるのでしょうが、14時間時差の中、限られた時間で会話をするだけでは、夫の中で情報量が足りなかったのでしょう」(古瀬さん)

とことん話す、これが大切!

こんなときは、納得するまでとことん話すことがお互いの安定につながる、と古瀬さんは言います。

「私がそばにいないことで、赤ちゃんが大きくなっているリアリティを強く感じることが難しいという本心を夫から初めて聞き、私からはお父さんが出来ることを可能な限り自分で調べて考えて、実際の行動に移して欲しいと伝え、明日からお互いに何をすべきかを明確にしました。

感情のクリアリングを行い、行動変容を起こす。私たちにとって何より大事なことです。

人間、なんでも理想通りに進んでいかないものですが、必要な時に立ち止まり、無駄すぎるくらい長い時間をかけて考え、また歩き出す。この作業の繰り返しが人生だなと思います。

結果、その日以来、彼は電話でもLINEでも、毎日自分から赤ちゃんに対して質問をしてきたり、メッセージを送ってくれたり、私からの発信を待つことは無くなりました。新生児について学んだことで話したいことが増えたそうです。

私はより詳細な日常をシェアするようになり、2人で考えるテーマや話題を選んで、電話の機会を増やすようにしました。これだけで毎日が一気に様変わりし、お互いへの愛情も深まった気がします。

ここで一番言いたいことは、大事な人との間柄ほど、暗黙の了解ではなく、お互いに合意するって、とても大事ってことです。ご参考までに」(古瀬さん)

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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