目次Contents
▼この記事の要点
- 国際恋愛の経験がある女性は、全体の約2割ほど。留学や仕事をきっかけに出会い、フィーリング重視で付き合う人が多い
- 価値観や文化、言語の違いは、メリットにもデメリットにもなりうる部分。視野を広くもち成長の機会ととらえるか、トラブルや別れのきっかけととらえるかは人それぞれ
- たとえ生まれた国が異なる相手とでも、恋愛において大切にすべきことは基本的に同じ。〝相手を理解し、信じられるかどうか〟を軸に、悔いのない選択を
【女性100人に聞いた】周りに国際恋愛をしたことがある人はいる?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「あなたやあなたの周りに『国際結婚』をした人はいますか?」と質問したところ…18.5%の人が「いる」、81.5%の人が「いない」と回答しました。国際結婚の経験がない人のほうが多数派といえど、経験者も約2割はいるという結果に。
国際恋愛や国際結婚は、お互い生まれた国や人種の違いがあるぶん、国内での恋愛・結婚よりもハードルが高いイメージをもつ人が多いかもしれませんね。出会うきっかけもかぎられるうえに言語が違うとなると、「興味はあるけれど実際難しいことも多いんじゃない?」「かっこいい外国人の彼氏はほしいけど、結婚となると悩みそう…」なんて人もいるでしょうか。
とはいえ、恋愛の仕方やカップルのありかたは十人十色。国際恋愛にかぎらず、どんな恋にも確実にうまくいく保証はありません。本記事で実際の国際恋愛エピソードやメリット・デメリットをチェックして、ワールドワイドな恋愛も視野に入れてみてはいかがでしょう?
国際恋愛を決めたエピソードをご紹介

実際に国際結婚の経験がある女性に、外国人の彼と恋愛をしようと決めたきっかけを聞いてみました。
フィーリングが合った
「好きになったら国籍は関係ない」(30代・群馬県)
「波長があったから」(30代・埼玉県)
ルックスでも言葉でも、もちろん国籍でもなく…大事なことは〝フィーリング〟だという回答が。
「フィーリングが合う」人とはわけもなく話が弾んだり、一緒にいるときにお互いが居心地のよさを感じたりします。たとえ生まれた国が遠く離れていても、育ってきた文化や環境が違っても、「この人とは自分らしくいられる」と感じるような相手に出会えたら素敵ですよね。まるで、ふたりの出会いが運命のように感じられるかも。
留学や勉強会で知り合った
「海外留学した際に出会った男性とお付き合いして、そのままゴールイン」(30代・和歌山県)
「その子が海外で活動したかったから」(30代・神奈川県)
語学や海外の文化にもとから興味をもっている人なら、自ら世界に羽ばたこうとしたり、自己研鑽のためのチャンスを掴みにいったりするものです。おのずと海外の男性と出会うきっかけが多くなり、恋愛に発展するチャンスも増えていきますよね。
学びのために懸命に努力している姿も相まって、相手のことがさらに魅力的に見えるかも。
グローバルな仕事をきっかけに出会った
グローバルな仕事をしている人は、海外の魅力的な男性と出会うチャンスに恵まれやすいでしょう。
仕事上、語学堪能なことも多く、お互いに意思疎通をはかりやすいのもポイント。それぞれの仕事についても理解を得られやすく、結婚後の生活にプラスにはたらきそうですね。
子供ができた
もちろん、国際恋愛でも〝授かり婚〟はありえます。
付き合う前に体の関係をもつことや、結婚前に妊娠することについては、宗教・文化によって価値観が異なる部分でしょう。まったく問題ないとされる国もあれば、禁忌のように扱われる国もあるとのこと。
しかし…お互いに深く愛し合い子供を授かったことが、国際結婚にふみきるきっかけになるのであれば、それもまた当人にとって幸せのありかたのひとつ。かわいい我が子が国と国を繋ぐ架け橋になり、海を越えて出会ったふたりを生涯にわたり結んでくれるなんて、とても素敵なことではないでしょうか。
国際恋愛のメリットとは

経験者がそう多くない国際結婚ですが、違う国の人と恋愛をするメリットはたくさんあるはず。女性100人の声をもとに、国際恋愛のいいところをご紹介します。
異文化に触れられる
「グローバルになる」(30代・神奈川県)
「異文化」(30代・東京都)
「異文化を知る機会に恵まれ、一人間として器が大きくなる」(30代・東京都)
「異文化を肌で感じられる」(20代・埼玉県)
「異文化交流」(30代・愛知県)
「異文化理解」(30代・兵庫県)
「互いの国の文化を知ることができる」(30代・千葉県)
「外国の文化に触れ合える」(20代・愛知県)
「文化の違いを理解できる。言語の勉強になる。海外に住む機会がある」(30代・東京都)
「いろんな文化を知れる」(30代・福岡県)
「文化を学べる」(30代・東京都)
「多文化に触れられる」(30代・福岡県)
「日本とは違った文化、価値観を体感できる」(30代・神奈川県)
「相手の国の歴史や流行りを知れること」(20代・千葉県)
「多文化共生」(30代・東京都)
「文化交流」(30代・愛知県)
「グローバルに活動できそう」(30代・奈良県)
国際恋愛のもっとも大きなメリットは、異文化に触れ、自分の視野を広げられるということ。日本から一歩も出ることなく、日本人とだけ恋愛をしていては得られない刺激や経験は、人生のかけがえのない財産になるでしょう。
たとえ国内で恋愛をしていたとしても、価値観の違いによって別れるカップルは非常に多いですからね。たとえ恋がうまくいかずに終わったとしても、人間として大きく成長する機会を掴めれば、得られるものは大きいはず。
価値観や視野が広がる
「価値観が多様になりそう」(20代・東京都)
「お互いの文化に触れ合って、多様な価値観が生まれる」(30代・千葉県)
「外国の文化に触れることによって、視野を広げることができる」(20代・熊本県)
「世界が広がる」(20代・三重県)
「世界観が広がりそうです」(30代・広島県)
「色々な考え方、視野がひろがる」(30代・千葉県)
相手がどのような文化のなかで生きてきたのか…その生い立ちや背景を理解していく過程で、今まで聞いたことのないようなカルチャーに触れられるのも、国際恋愛のメリットです。
恋愛をつうじて自身の知識が増えれば、今まで以上に視野が広がり、他人の価値観を受け入れられる器の大きな人になれるかも。自身の仕事や趣味、考え方などにグローバルな視点をもつようになり、さまざまな世界が広がりそうです。
言語を覚えられる
「他の国のことが知れる」(30代・青森県)
「他国の文化を身近に感じることができる。外国語を手軽に学べる」(20代・東京都)
「他国の言語や文化を身近に感じられるところ」(30代・青森県)
「相手方の言語も多少は話せるようになる」(30代・福岡県)
外国人の彼氏がいると、日本人相手の恋愛よりも意思疎通が大変な場合も。しかしそれをデメリットとは考えずに、〝外国語を学ぶいい機会〟としてメリットだと捉える人は多いようです。バイリンガルやトリリンガルになれれば、人生の選択肢が広がりそうですよね。
ボディランゲージや表情だけで全てが伝わればいいですが、なかなかそうもいかないことがほとんどでしょう。結果的に、自ずと恋人の母国語を学ぶことになり、自然とその言語を話せるようになるのかも。
愛情表現がわかりやすい
「愛情表現が豊か」(30代・埼玉県)
「愛情表現をしっかりしてくれそう」(30代・福岡県)
「男性は海外の人の方が優しいし、家事や育児なども言われなくても積極的にやるイメージがある」(30代・高知県)
外国人彼氏には、ストレートな愛情表現が得意な人も多いよう。言葉や行動で溢れんばかりの愛情表現を示してくれるのは、愛されていると実感したい女性にとってうれしいポイントですよね。
日本人男性の中には、恋愛中も受け身な態度をとってしまう奥手なタイプも少なくありません。大胆なアプローチを得意とせず、自分に自信をもって恋愛ができない男性もいるのです。
しかし海外には、レディファーストの文化が根付いていたり、女性を庇護対象として宝物のように扱ったりする風土があることも。わかりやすくストレートな愛情表現が増えると、「私って本当に愛されているのかな」と不安になることもなく、自己肯定感がアップしたり、安心感に包まれたりといいこと尽くし。精神的にも安定しそうですね。
海外に住める可能性がある
「外国に行きやすい。視野が広くなる」(20代・東京都)
「海外で過ごせる」(30代・神奈川県)
「非常事態に他国に逃げられる」(30代・東京都)
結婚を視野に入れて恋愛をしている人にとって、外国人彼氏との恋愛は、国際結婚のチャンスでもあります。いずれは彼の母国に引っ越して、海外に住む可能性も出てくるでしょう。海外での暮らしに憧れる女性にとっては、うれしいことですね。
とはいえ…結婚すれば即座に永住権がとれるとはかぎりませんし、相手の生まれ国がどのようなシステムなのかはチェックが必要です。なかには、申請から取得までに一年半ほど時間がかかるケースもあるとのこと。メリットのひとつだからと安易に考えず、お互いに協力し環境をととのえていきましょう。
ハーフの子供が生まれる
「ハーフの子供が生まれる」(30代・神奈川県)
「かわいい子が生まれる」(30代・大阪府)
「子供がかわいい」(30代・福岡県)
「生まれてくる子供が目がくりくり、まつ毛が長くてかわいらしい」(30代・奈良県)
「かわいい子供が生まれる」(30代・大阪府)
「子供が色んな言語を喋れるようになる」(20代・千葉県)
「子供がバイリンガルになること」(30代・神奈川県)
国際結婚のメリットのひとつとして、〝かわいいハーフの子供が生まれる〟ことを挙げた人も多いです。家庭内で多言語が飛び交うことにより、自ずとバイリンガルになれるという点も魅力的ですね。
ルックスについては、好みや美醜の基準も人それぞれですが…日本よりもルッキズムにとらわれることなく、ありのままの自分を愛し、大切にするという価値観の国もたくさんあります。そんなのびのびとした風土の中でのびのびと子育てをしたら、自分に自信をもって堂々と生きる、活発なかわいい子が育つかもしれませんね。
日本の風習にこだわらずに済む
「日本の風習にこだわらなくてもよい」(30代・愛知県)
日本と海外ではそもそも、お正月の時期や年齢の数え方など、暦の読み方や捉え方が違うことがあります。冠婚葬祭の価値観も異なっているケースが多いので、お互いに自国の価値観を共有するのが難しい場合も。
必然的に、国際恋愛や結婚をつうじて、相手の国の価値観に合わせて生きるようになる人もいるでしょう。古くから続く慣習や行事など、日本特有の文化や風潮に疲れた人にとってはメリットかもしれません。
国際恋愛のデメリットとは

続いて国際恋愛のデメリットをご紹介。メリットがあればデメリットもあるものですが、今回のアンケートでは、両者が表裏一体であることを感じさせる結果になりました。
文化の違いに悩む
「文化が違うことでの価値観」(30代・福岡県)
「文化などの違いでのすれ違い」(30代・神奈川県)
「文化による違い」(30代・福岡県)
「文化の違い」(30代・高知県)
「文化の違い」(20代・千葉県)
「文化の違い」(30代・北海道)
「文化の違い」(30代・神奈川県)
「文化の違い」(30代・兵庫県)
「文化の違い、言葉の壁」(30代・大阪府)
「文化の違い、帰省しにくい」(30代・福岡県)
「文化の違いですれ違う」(20代・山口県)
「文化の違いで先々揉めそう」(30代・奈良県)
「文化の違いで相違が生まれる。言葉の壁などができる」(20代・東京都)
「文化の違いで理解できない部分がありそう」(30代・神奈川県)
「文化の違いによる相互理解の難しさ」(20代・熊本県)
「文化や価値観の違い」(20代・大阪府)
「宗教や文化の違いが大きい」(30代・福岡県)
「宗教の違い」(30代・東京都)
育った国が違うと、宗教や食文化、生活習慣の違いなど…さまざまなことに価値観の違いを感じてしまうことも。文化の違いをメリットとしてとらえる人が多かったいっぽうで、喧嘩や別れのきっかけになるという声もあがりました。
話し合いで解決ができればいいものの、幼い頃からの習慣や考え方はそう簡単に変わるものではありません。「三つ子の魂百まで」ともいいますし、お互いに考えを譲れず喧嘩やトラブルになり、最終的に別れてしまう…ということもあるでしょう。
価値観の違いが大きい
「価値観が違う」(30代・大阪府)
「価値観の違い」(20代・山梨県)
「価値観の違い」(30代・奈良県)
「価値観の相違」(30代・千葉県)
「考え方の違い」(30代・兵庫県)
「人種レベルの考え方の違いなどで悩みそう」(30代・滋賀県)
「今まで生きてきた文化が違うので、分かち合えないことが多いと思う」(30代・愛知県)
「習慣や考え方の違いが大きい」(30代・東京都)
「価値観を合わせなければならないこと」(20代・千葉県)
「生まれ育った環境が違いすぎてすれ違ってしまう」(30代・大阪府)
文化の違いの一端ではありますが、やはり〝価値観の違い〟がデメリットになるという声も。
「価値観」という言葉を辞書で引くと、
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。(小学館刊行・デジタル大辞泉より一部引用)
とでてきます。物事に対する価値観はまさしく、その人の生まれた国や宗教、風土の影響を大きく受けている部分ですよね。
たとえ恋愛関係になるほどの相手といえど、すべて一致することのほうが稀なはず。いかにお互いを理解し、共感を示しつつ、ちょうどいい落としどころを見つけられるかどうかが鍵ですね。
言葉の壁がある
「言語の壁。義理の両親と意思疎通がうまく出来ない」(20代・滋賀県)
「言葉」(30代・神奈川県)
「言葉」(30代・福岡県)
「言葉」(30代・群馬県)
「言葉が通じない。文化が違う」(30代・群馬県)
「言葉の違い」(30代・山形県)
「言葉の壁」(30代・山口県)
「言葉の壁、宗教のこと、帰省など簡単にできない」(30代・青森県)
先ほどは、相手の言語を覚えられることを国際恋愛のメリットとして紹介しましたが…メリットとして捉えられるほどうまくはいかず、別れてしまうカップルも少なくはありません。
不慣れな言葉を使って自分の気持ちを細かに伝えるのは、とても難易度の高いことです。たとえ日本語であったとしても、伝えたいことを詳細に言語化するのが苦手な人もいます。
細かいニュアンスを正しく伝えることができず、意図しない喧嘩が起きたり、誤解やすれ違いからトラブルになったりする場合も。言葉の〝壁〟によって、ふたりの恋愛が阻まれてしまう可能性はあります。
結婚・離婚へのハードルが高い
「離婚がしづらい。相手の文化に馴染むのが大変。日本人より外国人の方のほうが体臭がきついので、匂いに慣れるのに時間がかかる」(30代・埼玉県)
「離婚したときなどが大変そう」(30代・千葉県)
「離婚時に子供がいたら親権問題。住居問題。国民性」(30代・香川県)
「手続きが大変」(30代・東京都)
外国人彼氏と結婚する際、手続きがうまくいかなかったり、お互いの両親との関係性が微妙で諦めてしまう…なんていう可能性もゼロではありません。
国によって法律やマナーが異なる場合もある以上、国内での結婚以上に、強い覚悟をもって入籍への話を進める必要が。離婚や親権についても話が複雑になりがちなので、それぞれの国の価値観や風潮について、お互いがしっかり勉強しておいたほうがよさそうですね。
遠距離になる可能性がある
日本で出会い交際をスタートしたとしても、相手が帰国してしまえば、遠距離恋愛になってしまいます。すぐに会いに行ける距離にいないと、会えない時間が増えて自然消滅してしまったり、寂しさに負けて浮気をしてしまう… なんて可能性も。まだ結婚していない状態では、物理的な距離が問題になるかもしれません。
家族や親族との向き合い方が複雑になる
「子供の国籍をどちらにするか。子供が将来いじめられるかも」(30代・神奈川県)
「お互いの親が気になる」(30代・神奈川県)
「家族関係が難しい印象があります」(30代・広島県)
「実家もしくは義実家が遠い」(30代・愛知県)
「親族との言葉」(30代・大阪府)
「相手の両親への顔合わせに渡航しなければならない、文化の違いでもめやすくなる」(30代・新潟県)
「親類を巻き込んだしきたりの違いで苦労する」(30代・東京都)
「どちらかの両親とは距離をおくことになる。ビザの問題など」(20代・神奈川県)
「国籍差別がある」(20代・大阪府)
親族や家族の話が関わってくると、ときに、ふたりの愛情や絆だけでは乗りきれないことも。パートナー自身が日本に理解を示してくれていたとしても、家族までそうとはかぎりません。差別や偏見によって、どちらかが辛い思いをすることもあるでしょう。
場合によっては、〝たとえ家族を裏切ることになってでも、愛する人を守り優先しなければならない〟事態が起こるかも。ただしその決断や最終的な答えもまた、自国の価値観や、生まれ育った環境に影響されるのが難しいところです。
国際恋愛を長続きさせるポイントは? ゴールインを目指すためのQ&A

国という垣根を越えて運命の人と出会ったのなら、そのままゴールインして、永遠の幸せを掴みたい! という人は多いでしょう。
ここでは外国人の彼との恋愛を、長続きさせるためのコツをQ&A形式でご紹介。語学力よりも大切なことや、注意点についてもまとめています。
A.国内での恋愛においても、相手のルーツや価値観・考え方を知るのはとても大切なことです。国際恋愛だからといって考えすぎる必要はなく、彼という人をよく知り、理解するための努力をすることが大事です。言葉を使わずとも愛情がしっかり伝わるよう、ときにはスキンシップも大切に!
韓国と日本は隣国でありながらも、価値観が異なる部分も多く、〝近いけれど遠い国〟だと感じる場面もあるでしょうか。しかし韓国俳優やアイドル人気の影響で、好意的にとらえている日本人は多いのではないでしょうか。
どのような国の人と恋愛をするにしろ、大切なのは相手のバックボーンをよく知ることです。それはときに、語学力よりも大切な役割を果たします。彼の考え方や価値観をよく理解しようと努める姿勢や、そうして得た知識や情報が、ときに相手の心を知るための要素になるはず。
もちろん…自分の気持ちや伝えたいことを、きちんと言葉にするのは大切です。彼との関係を今後も長く続けたいのであれば、英語力をさらに高めたり、韓国語を学んだりする意識は必要でしょう。
カップルが長続きするうえで大切なポイントは、相手のことをよく知り、許容し、思いやりをもって尊重すること。そのためには、できるかぎりマメにコミュニケーションをとることが大事ですね。
Q.外国人の彼と付き合い始めたのですが、すぐに結婚しようと言われ迷っています。友達にも「ビザ目的で騙されているのでは?」と言われて、自信がなくなってしまいました…
A.もし仮に、日本人の彼に同じことを言われたらどう思いますか? 相手の国籍に関係なく、付き合ってすぐに結婚の二文字をもち出してくる男性は、本気であなたを愛しているか、騙そうとしているかの二択でしょう。前者であるという実感がないのなら、いったんステイしましょう
〝交際ゼロ日婚〟をする人もいるとはいえ、男性の場合は30~35歳ころに、仕事やプライベートの区切りをきっかけに結婚を意識することが多いようです。
相手が外国人の彼とはいえ、基本的に考えるべきポイントは同じです。それは、「相手が本気で自分のことを愛していると信じられるかどうか」。
たとえ付き合ったばかりだとしても、彼が結婚のために潤沢な資金を用意し、家族の理解を得て、安定した仕事と住まいをもったうえで求婚してきているのであれば、気持ちに行動がともなっていると考えられますよね。しかし仕事が不安定で、今にもビザが切れそう、お金もない…なんて状態では、不安要素のほうが大きいはず。
彼の言葉だけでなく、実際の行動や態度から本気の愛を感じられるのであれば、結婚を承諾するのもひとつの手です。相手を心から信じたうえでの決断ならば、あとで悔やむようなことにも繋がりにくいはずです。
残念ながら、ビザ目的で日本人女性を狙う外国人男性や、ロマンス詐欺をはたらく人もいます。心から愛しあえる人と幸せな恋愛ができるように、相手がどこの国の人であれ、落ち着いて判断する意識をもつと◎。
最後に
言葉や文化が違う相手と関係を築くことに、ハードルの高さを感じる人もいるかもしれません。しかしお互いを尊重し寄り添う気持ちがあれば、案外うまくやっていけるものです。国際恋愛にはたくさんのメリットがあるので、せっかくなら、自分の視野を広げる成長の機会ととらえ向き合ってみると◎。
国という枠組みを超えて出会えた相手なのですから、固定観念にとらわれることなく、視野を広くもって向き合いたいものですよね。たっぷり時間をかけてコミュニケーションをとり、お互いに理解し合うこと。そして、それぞれが生まれ育った国のことを知り、理解を示そうとすることができれば…きっと、心満たされる恋愛を楽しめるはずですよ。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。