結婚はいつするべき?
日本では以前「25歳までには結婚するべき」というような、今では考えられない結婚に対する風潮が厳しかった時代もありました。現在では、それぞれが自分たちのタイミングで、自由に結婚を決める方がほとんどですよね。
また「必ずしも結婚するのが幸せ」という考え方も変化しており、「結婚」することを目標にする方もいれば、「交際中の相手の一緒に過ごせば結婚にはこだわらない」というスタイルを選択するカップルも存在します。
しかしそうは言っても、交際期間が長いカップルや、二人がある程度の年齢である場合、もしくはどちらかが結婚に憧れがあるなら、「結婚へのステップに踏み込みたい」と考えるのは自然なことかもしれませんね。
既婚者からはよく「結婚はタイミング」という言葉を聞きますが、「実際結婚のタイミングっていつなの?」と疑問に思いませんか? 確実な答えがない問題だからこそ、「いつ結婚するべきか?」を占いで聞いてみる方もいらっしゃいます。
ここでは、結婚を意識するなら知っておきたい、一般的な結婚を考え出すタイミングやそれぞれの事情、男女別の結婚のタイミングを紹介します。
結婚を考える要因
人生の大切な決断である「結婚」。カップルが結婚のステップに進むにあたって、様々な要因が重なって話が進んでいくことが多いようです。
交際期間
初めから結婚したい方にとっては、「付き合ってからどのくらいで結婚を決めるのか」と交際期間に関しては、かなり気になるポイントかもしれませんね。
それぞれの考え方によるので、「〇年交際したから、そろそろ結婚するだろう」というような厳密な法則はありません。しかし、お見合いなど初めから結婚を目的とした交際なら、1から3か月ほどの比較的、短期間の交際で結婚へと発展するケースが多いようです。
そうでない交際の場合、お互いが結婚への気持ちがあるなら、1年から3年を目安に、ある程度の期間交際してから結婚を決めるカップルが多い印象です。学生時代からの交際であれば、中には10年以上のお付き合い期間を経て結婚するカップルもいます。
二人の年齢
交際期間に関わらず二人の年齢が30代、もしくはそれ以降であれば、ある程度結婚を前提でお付き合いをスタートされているカップルが多い印象。その場合は交際を始める前に、話し合いをして、はっきり結婚に関して意思表示をしておくことが大切になります。あらかじめ結婚を決める期限を設けるのもおすすめです。
ただし、二人の間に結婚に関しての温度差がある場合、あまり結婚に前のめりになりすぎるのも注意が必要です。相手の様子を伺いつつ、前向きな話し合いができるといいですね。
家庭の事情
どちらかの親が「同棲するなら、結婚したら?」というような考えをお持ちの場合、もしくは「そろそろ結婚したら」のように結婚を急かされていることも、結婚を決めるきっかけとなることが多いようです。
どちらかの祖父や祖母が高齢で、「早く結婚した姿を祖父母に見せて、安心してもらいたい」など家族の存在が後押しとなって、結婚を意識し出すケースもありますよ。
特に交際相手が親と面識があり、良好な関係を築けているなら、どちらからともなく結婚の話が出やすい傾向が高いです。
転勤が決まった
どちらかが引っ越しを伴う転勤が決まった場合、転勤をきっかけに結婚を考え出すパターンもありますね。
海外転勤や、今の居住地から離れている土地への転勤の場合、離れ離れになりなかなか会うことができなくなってしまいます。転勤が決定した時点で、交際期間がある程度あり、お互いへの信頼関係が築けているのなら、結婚へのポジティブなタイミングになるかもしれませんね。
結婚を意識するタイミング
人は、いつから結婚を意識するものなのでしょうか?
結婚するタイミングは、上記のような仕事や年齢などの要因が大きく関わってきます。しかし性別関係なく「この人しかいない!」と感じた時に、初めて心から将来を意識できるのかもしれませんね。
例えば、何か仕事や人間関係でトラブルがあった時。交際相手が親身に寄り寄り添ってくれたら、その経験から「この人とこの先も一緒にいたい」と思ったことが結婚のきっかけとなることが多いようです。
しかし実際に結婚を意識するタイミングは、性別によって大きく認識の差がありそうですよね。ここでは、男女別の結婚を意識する一般的な時期を紹介します。
男性
一般的に男性は、女性より結婚を意識する時期は遅い傾向にあるようです。
一概には言えませんが、多くの男性は「30~35歳」の間に結婚を考え出す方が多い印象です。仕事が落ち着いた・昇進するタイミングや、一人暮らしや遊びを充分満喫した頃にそろそろ結婚を、というパターンが見られます。
普段仲の良い友人たちが結婚し出したから、自分も結婚を意識し始めた、というケースもありますよ。男性に結婚を意識してもらいたいなら、さりげなく友達が結婚した話などを振ってみるのも良いかもしれませんね。ただしやりすぎると「圧を感じる…」と逆効果になる場合も。
女性
必ずしもとは言えませんが、女性は周りの友達が結婚し始める「20代後半から30代前半」にさしかかると、結婚を意識する方が増え出す印象です。特に子どもが欲しいと考えている女性はライフプラン上、妊娠や出産の時期を考慮して、早めの段階で結婚しておきたい方もいらっしゃいます。
結婚のタイミングがずれると
結婚は、どちらかが「早く結婚したい!」と強く願っていても、双方の気持ちが合致しないとなかなかスムーズに話が進まないものです。
どちらかが結婚の話を強く出しすぎたばかりに、気持ちがすれ違い別れを選択しなければいけなくなったカップルも…。
「たかがタイミング、されどタイミング」という言葉のように、結婚は縁です。そのタイミングが合わなかったということは、今後の人生において、自分にはふさわしい相手ではなかったということでしょう。「この人で間違いない!」と思える相手とベストなタイミングで結婚したいですよね。
もし、相手の性格に違和感を感じていたり、結婚の話がなかなか進まないなら、一度立ち止まって考え直すこともアリ。
なかなか結婚の話が進まない場合、二人でよく話し合いをして「交際・同棲の期限を決めて、それまでに答えを出す」などゴールを設定するのも一つ。話し合いで結婚への不安要素を取り除いておくことも必要ですね。
最後に
結婚を意識し始めたら、まずは二人で話し合うことが大切です。ベストな相手とベストなタイミングで結婚の話が進みますように!
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執筆/吉川沙織(よしかわさおり)さん
結婚式場内の衣装室や路面店にて衣装スタイリストとして勤務。挙式当日の着付けや、前撮り撮影などに携わる。趣味はピクニック。海外・国内ウエディングの流行チェックも好きです。
ライター所属:京都メディアライン