そもそも「フィーリング」とは?
「この人とは気が合わないな…」と感じたり、反対に「この人とはいつまでも話していられて、心地良いな」と思ったりする相手っていませんか? 言葉で説明できないけれど、なんとなく感じる相手との空気感。
これを「フィーリング」と呼びます。皆さんも、一度は耳にしたことのある言葉なのではないでしょうか。しかし、フィーリングの正しいニュアンスは知らないという人も多いはず。そこで、本記事では「フィーリング」の意味やフィーリングが合う人、合わない人の特徴について紹介しましょう。
「フィーリング」の意味
「フィーリング」とは、一言でまとめると「感覚や感触」のことです。例えば、他者との対話を通じて、「この人とは何となく話が弾むな、居心地が良いな」と感じたときは、その人とのフィーリング(感覚)が合っていると言えるでしょう。
フィーリングは、理屈よりも直感的な感覚を優先します。例えば、ふたつのリンゴのどちらかを選ばなければならないときに、見た目では判断が付きにくいことも多いですよね。そんなときには、「フィーリング(直感)で決める」「フィーリングで選ぶ」などというように使います。
「フィーリング」は、もともと英語の「feeling」からきています。「feeling」には、いくつかのニュアンスがありますが、そのひとつは「感覚」や「感受性」です。
また、思考や理性に対する「感情」や、怒りなどの強い「気持ち」も表します。一方で、触れて感じる物理的な「皮膚感覚」や「触覚」というニュアンスも。
日本語での「フィーリング」はどちらかというと、目に見えない空気感や他者との間に生まれる感覚をさします。そう考えると、英語の「feeling」は「フィーリング」よりも広義的と捉えられるかもしれませんね。
フィーリングが合う人ってどんな人? 特徴を紹介
ここまでは、「フィーリング」や「feeling」の意味、ニュアンスなどについて詳しく解説しました。なんとなく掴めたでしょうか?
続いては、更に具体的にフィーリングが合う人の特徴について紹介します。以下のような気持ちを抱いている相手とはフィーリングや相性がばっちり合っていると言えるのではないでしょうか。
1:等身大の自分でいられる
見栄を張ったり、自分を偽って本来の自分ではない自分を演じてしまったりした経験のある人はいませんか? 確かに、憧れている人や気になっている人には自分の良いところを見てほしいという気持ちになりますよね。しかし、そんな姿勢を続けていては、いつかきっと疲れてしまいます。
自然体の自分でいられる、そしてそんな自分を受け入れてくれる相手こそが、恐らく自分にとってフィーリングが合う人だと言えるのではないでしょうか。
2:会話が続く
フィーリングが合っているときは、相手との会話がやみません。会話の内容やテンポが合っているため、会話の些細な部分から他の話題に発展したり盛り上がったりと、いつまでも話をすることができます。
会話の波長が合うということは、考え方や価値観も近しい場合が多いです。そういう面で、より精神的にフィーリングが合っていると言えるのかもしれませんね。
3:同時に同じことをする
例えば、同じタイミングでお茶を飲んだり、同時に話始めたりしてしまったこと、ありませんか? 考えていることやなにかをするタイミングが重なる相手とは、フィーリングが合っていると言えるのかもしれません。
4:似た境遇・立場にいる
生い立ちや立場が似ている相手とは、フィーリングが合いやすいと言われています。境遇が似ているということは、同じような体験を通して同じように考えている可能性が高いです。
つまり、似た価値観を育んできているため、話や考え方を共有しやすいのかもしれませんね。
フィーリングが合わない人の特徴とは?
フィーリングが合う人の特徴を紹介しましたが、続いてはフィーリングが合わない人の特徴を見ていきましょう。
もし、気になる相手や距離を縮めたい相手がいるのなら、相手から「なんだか合わないな」と思われないように、これから紹介する特徴を意識するのが良いかもしれません。
1:金銭感覚が合わない
金銭感覚はフィーリングの合う・合わない問題において重要なポイントと言えるのではないでしょうか。
金銭感覚は、その人の生い立ちや境遇、価値観にも直結している場合が多いです。食事や生活環境などにも関わってきますよね。もし相手と結婚を前提にした交際を望むのなら、金銭感覚のズレは気になってしまうことでしょう。
2:会話が盛り上がらない
フィーリングが合うかどうか、というのは目で分かるものではありません。ではどうやって相手とのフィーリングをはかるのかと言えば、それは会話です。言葉を交わすことで、相手のパーソナルな部分を知ることができます。つまり、会話が盛り上がらないということは、価値観や人間性が合わないと言えるのではないでしょうか。
3:気を遣う
もちろん、相手に対して配慮したり気を遣ったりすることは良好な人間関係を築くうえでとても大切です。ですが、話したあとにぐったりするようではフィーリングが合っているとは言い難いでしょう。
そんな状態では、素の自分で対話することもなかなかハードルが高いかもしれません。これは、どちらかが悪いということではなく、偶然お互いの性格や気が合わなかったということ。あまり自分を責め過ぎずに「そういう人もいる」と受け止めるように心がけましょう。
最後に
本記事では、フィーリングの意味やフィーリングが合う人、合わない人の特徴について紹介しました。フィーリングは目に見えたり、数値化したりできないぶん難しいですよね。しかし、目に見えないフィーリングが合っているように感じるということは、相手も同じように考えている可能性が高いとも言えるのではないでしょうか。
論理的に考えることも大切ですが、ときにはフィーリングという直感を信じてみるのも良いかもしれませんね。
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