「話しやすい人」とは?
「話しやすい人」とは、「声をかけやすく、また会話をしていて気持ちが解れる人」のこと。皆さんは、「話しやすい人」ですか? 自分自身はそんなつもりがなくても、周囲からは「なんとなく話しかけにくい…」、そんなふうに思われている場合もあります。
実際、「あの人は話しかけやすいけれど、この人は話しかけるのに勇気がいるな」という体験をした人も多いのではないでしょうか。本記事では、そんな「話しやすい人」の特徴やメリット、「話しやすい人」になるにはどうしたら良いのかを解説します。
社会に出て、さまざまな人と関わっていく上で「話しやすい人」でいることは、実は大切なことなのです。
「話しやすい人」の特徴を紹介
さっそく、「話しやすい人」の特徴について迫っていきましょう。身の回りの「話しやすい人」を思い出してみてください。きっと、当てはまる特徴があるのではないでしょうか。
1:いつも笑顔
不機嫌そうな表情だと、話しかけて怒られないかとか、素っ気ない態度を取られないかとか、いろいろ想像してしまって話しかけにくいですよね。反対に、いつも笑顔の人はそういった不安に駆られないため、話しかけやすいです。
2:積極的
「話しやすい人」は、話しかけられるのを待っているだけでなく、自分からも積極的に交流しようとする傾向があります。社交性が高く、アクティブに取り組むため、ポジティブなイメージを与えるのかもしれませんね。
3:聞き上手
「話しやすい人」は、聞き上手な人でもあります。相手に興味を持っているため、質問をしたりしながら相手を理解しようとする傾向が。相手を理解しようと質問すれば、話のバリエーションも増えますし、相手も、「自分のことを知ろうとしてくれているんだな」と嬉しく感じるはずです。
4:穏やか
良い意味で感情の起伏がない人も、「話しやすい人」といえるでしょう。些細なきっかけで急に怒り出したり、不機嫌になったりする相手は気を遣いますよね。「話しやすい人」は、どんな話題でも気軽に話すことができるため、相談相手としても最適です。
5:人によって態度を変えない
後輩には理不尽な態度を取り、上司には胡麻をする。そんな人はいませんか? 後輩と上司は一例ですが、相手によって態度を変える人は「話しやすい人」とはいえないでしょう。また、そういう人は、自分の都合を優先する人が多い傾向にあるため、相手の秘密をばらしたりすることも。
「話しやすい人」とは、誰にでも公平な立場で、信頼できる人でもあります。
6:はきはきとした喋り方
「話しやすい人」は、話し方にも特徴があります。言いたいことが明確なので、話の流れがスムーズです。はきはきとした喋り方のため、快活な印象もありますね。
話すことが苦手で、「結局何が言いたいの?」とじれったく思う人もいますが、「話しやすい人」は、まず結論を述べてから、理由を述べることが多いです。この話し方は、特にビジネスシーンのミーティングなどでも役立ちます。
「話しやすい人」のメリットとは?
「話しやすい人」の特徴は押さえられましたか? 特徴からもお分かりの通り、「話しやすい人」は、明るく社交的な人が多いです。そして、ポジティブなイメージを持たれると、メリットが沢山あります。続いては、「話しやすい人」のメリットについて、迫っていきましょう。
1:仲間ができる
「話しやすい人」は、周りから信頼されるため仲間ができます。いざというときに手を貸してくれる人がいるというのは心強いですよね。
ビジネスシーンにおいても、自分に味方ができることで仕事が回しやすくなりますし、自分のしたいプロジェクトを提案しやすくなるのではないでしょうか。
2:本音の会話ができる
話しかけにくい人や気を遣う相手には、本音で話すのって難しいですよね。「話しやすい人」になることで、お互いの本当の気持ちを言いやすくなります。うわべだけの付き合いではなく、心から通じ合える関係性を築いていきたいものです。
3:思いがけないチャンスが巡ってくることも
「話しやすい人」は、言い換えると愛嬌のある人ともいえます。同僚や部下、友達だけでなく、上司や取引先相手の人とも良好な関係を築けるため、思いがけないチャンスや縁と巡り合えることも。
人との繋がりを上手に活かしながら、自分の経験値を蓄えていくことができるのです。
「話しやすい人」になるためにはどうしたらいい?
ここまでで、「話しやすい人」には、メリットがたくさんあることが分かったのではないでしょうか。とはいえ、「話しやすい人」になるためにはどうしたら良いか分からないという人も多いはず。そこで、最後に、「話しやすい人」になるために心がけたいことを紹介しましょう。
1:会話や挨拶は笑顔を心がける
常に口角を上げ続けるのは、やはり疲れてしまいます。まず、少なくとも挨拶や会話の時は笑顔でいることを意識してみてください。笑顔は、相手の気持ちを解し、空気を和らげます。
2:否定的な言葉を口にしない
ネガティブな発言はなるべく控えたほうがいいでしょう。「でも」や「だって」などを使わないように気を付けるだけで、かなり印象が変わりますよ。
また、相手の意見に反論がある場合でも、相手の意見を尊重する気持ちを忘れずに。話をすべて聞いた後で、自分の意見を添えるように心がけましょう。
3:身だしなみに気を配る
皺だらけの洋服や、ぼさぼさの髪は話しかけにくい雰囲気をつくりだします。清潔な服装を心がけるなど、外見への気配りも大切です。
4:自分から動く
先に「話しやすい人」の特徴でも紹介しましたが、まずは自分から動くこと。これが大切です。他力本願ではなく、積極的にコミュニケーションを取ることで、友好関係も広がって「話しやすい人」という印象をアピールできるはずですよ。
最後に
本記事では、「話しやすい人」について詳しく見ていきました。ミステリアスな雰囲気も小説に出てくる主人公のようで魅力的ですが、社交的な「話しやすい人」にはメリットが沢山あります。
周りから信頼される「話しやすい人」になることで、自分が困ったときは周りが力になってくれることでしょう。
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