アメリカ西海岸・ポートランドで過ごした2年半
こんにちは。
「海外生活」というカテゴリでブログを書くのは1年ぶりとなります。そして、実は今年の2月をもってアメリカ オレゴン州・ポートランドでの生活を終え、2人増えた家族と共に本帰国いたしました。今回は、海外生活ブログ最終回をお届けします。
元々湘南出身の私は、ポートランドに駐在になったと旦那から告げられたとき、何か運命的なものを感じました。湘南は、自然にあふれ、地産地消文化が根付いた街。そんな湘南に似た要素が沢山あるポートランドに行けること、また、世界的に見ても各ジャンルにおいて評価を受けている街に住めることは、何かを学べるチャンスだとワクワクが止まりませんでした。
実際に2年半住んでみたポートランドの印象は、「遊び心と自由度がより高い“湘南”」。ここ数年、全米一住みたい街と言われていることも納得でした。
◆ポートランドで学んだこと
私がこの地で学んだことは、2つです。
まず、シンプルで丁寧な暮らしをするには、自然と共存していくのが絶対条件であること。ポートランドは環境面での評価が全米一、世界的にみてもアイスランドに次いで二位となっており、ポートランダーは自然との暮らし方がとても上手です。
サスティナブルやエシカルを意識した街づくりを市民全員で行っており、自然や子供たちの未来を自分達で守っています。それは、アウトドア派が多い彼らが普段から自然のパワーをたくさんもらっているから。そのお返しにと、当たり前のように環境を第一優先として暮らしています。
一方で、日本では、環境への意識が高まってきてはいるものの、まだ個人レベルにまで浸透していないような気がします。
ポーランドでは「生活を楽しみ、みんなで街も人も育てていく精神が息づいている」のです。
またもう一つの学びは、隣人は家族という考え方。
昨年私は、人生最大のサプライズ、双子妊娠と出産、それに伴う数々の病気を経験しました。全ては、支えてくれた旦那や日本の家族、そしてポートランドで出会った家族のように助け合える方々がいてくれたから成し遂げられましたが、何より感動したのは、産後知り合いの方々が横連携をしてご飯の差し入れや、様々な形でお手伝いを申し出てくださったこと。
ポートランドでは、隣人を家族のように支え合う文化がずっと繰り返されてきたのです。私の知る他の地域や国よりも、その風潮が強くあるような気がします。日本で薄れていくこの考え方は、改めてとても素敵だと感じましたし、ご恩は返していきたいと思っています。
今後環境問題が深刻化すればするほど、このサスティナブルシティーは益々知名度が上がっていくはずです。今までも、そしてこれからも、ずっと私の第二の故郷です。いつかきっとまた戻ります。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
今後は「海外生活」カテゴリからは外れますが、海外生活で学んだ経験をもとに、ポートランドに加えてアメリカ西海岸のおしゃれ情報などを、住み慣れたここ湘南からお届けできたらと思っています!
これからもどうぞよろしくお願いします。
Oggiビューティーアイコン 吉田なぎ沙
2014年からOggi専属美容読者モデルとして活躍。2017年9月に米国ポートランドに移住。海と愛犬とコーヒーをこよなく愛する、双子boysの新米ママ。現在はウェブを中心にライターとして活動の幅を広げている。シンプルな暮らしを目指す彼女のライフスタイルについてはInstagram:nagi711にてチェック出来ます。