パリのエスプリ・ボヘミアンなスピリットが詰まったLouise Micha
暑さのピークな8月。パリの太陽もジリジリと石畳通りを照りつけてきます…。こんな暑さだからこそ楽しむべきは、お気に入りのスイムウェアで行くリゾート地ですね!大人っぽくてロマンティックなスイムウェア、サマードレスが欲しいなと思っていたところ、素敵なパリブランドに出会いました。

Louise Misha(ルイーズ ミーシャ)はフランス出身デザイナー Marieさんが手掛ける、パリのエスプリとボヘミアンなデザインが詰まったブランド。ウィメンズ・キッズ・ホームの、3つのコレクションがあります。今回はサマーバカンスを盛り上げるドレス・スイムウェアにフォーカスしてご紹介したいと思います。
シティとリゾートをつなげるワードローブ

セーヌ川でのお散歩に、クリームベース×花柄のサマードレスを着ていきました。こちらはMARTINA DRESSというドレス。ふんわりした着心地のフォルム・タッセル付きストリング・繊細な花柄はこのブランドらしいボヘミアンなテイストをまさに表していると思います。私は164cmで、サイズは36がちょうど合います。
Louise Mishaのドレスの魅力は、都市でも開放的なバカンス先でも、ナチュラルに着こなせること。例えばこのドレスなら、ウエストのリボンを結んで、バレエシューズやヒールと合わせるとシティ仕様に、バカンス先ならスイムウェアをインして着るのもいいですね。背中を美しく魅せるホルターネックのドレスなども素敵なので、ぜひオンラインショップをチェックしてください。
ノスタルジック&スイートなスイムウェア

スイムウェア選びで私が大切にしているのが、大人ならではの可愛さを引き出すデザイン。このスイムウェア BAYO BATHING SUIT はロマンティック、ノスタルジック、そして大人可愛く着られるディテールにときめきました。さりげない小ぶりのフリルやリボンディテールが効いていて、上品な花柄なので甘すぎない。柄が華やかなので、私はお気に入りのブラックのカゴアイテムと合わせる予定です。(ハットとバッグはMaison N.H.Parisのもの)
スーツスタイル以外にもビキニタイプのスイムウェアもあり、腰に巻けるビーチタオルも可愛いのでぜひチェックを!
パリジェンヌに人気!ブランドのアイコニックな柄を楽しめるバッグ

Louise Mishaのロマンティックな柄バッグは、華やか柄バックが好きなパリジェンヌに人気なアイテム。こちらのバッグ Beverly Tote Bag はサイズが2種類で、様々なカラーリングと柄があるので、お気に入りがきっと見つかるはず♡
デザイナー Marie Pidancetさんにインタビュー。ブランドの原点とデザインに込められた想い

Q1|ボヘミアンで柔らかいデザインが素敵です。パリや旅先でデザインされるのですか?
Marie|旅をしているときに多くのアイディアが浮かびます。色彩のインスピレーション、ディテール、プリントなど。パリでもひらめきがありますね。美術館や歴史的な邸宅を訪れたり、映画を観たり、本を読んだりするときなど、ふとひらめきます。私のアイディアは、どこかを散策しているときに生まれていくようです。
アイディアは私たちのアトリエで形になっていきます。まず私がチームを導くためのムードボードを作成し、チームワークでデザインを進めます。都会と旅先の両方に合うバランスを目指して、フォルムやカットをデザインしていきます。

▲Louise Michaのアトリエ
Q2|Louise Mishaのワードローブを、日本の方にどのようなシーンで楽しんでもらいたいですか?
Marie|ワードローブは、あらゆるシーンに合うようにデザインされています。スタイリングとアクセサリー次第で、同じアイテムが仕事・夜のイベント・バカンスにも対応できます。例えば、伝統的な職人技に光を当てる「Saheli」とのカプセルコレクションではシルクのダイドレスがお出かけにもフォーマルな場面にもぴったり。
日本の方には、仕事用にセットアップ、週末にカラフルなプリントのアイテム、そしてデイリーコーデにエレガントなクリームカラーのニットなどを楽しんでいただけたら嬉しいです。
私たちのアイテムは、女性の人生と長く共に歩めるようにデザインされています。ゆったりとしたフィット感なので、妊娠前、妊娠中、産後も同じアイテムを楽しんでもらえます。

▲インスピレーションが共有され、デザインが広がっていく愛らしいアトリエ。
Q3|デザインのインスピレーションの源は何ですか?
Marie|インスピレーションの源は様々なのですが、旅は創作過程でとても大切です。特にインドに深い憧れを抱いています。インドは花と色を愛する国で、プリントのアイディアや、手刺繍・スモッキングなどの伝統的な技術をアイテムに取り入れています。
旅はコレクションのビジュアルテーマにもなります。例えばこの夏の「O Sole Mio」コレクションは、息子とのシチリア旅行からインスピレーションを得ました。フランス人画家マティスの色彩感覚・タペストリー・家具・寄木細工といった装飾芸術や、ウェス・アンダーソン監督による映画など、アートやカルチャーもインスピレーションですね。
家族や友人もインスピレーションの大きな源です。私の曽祖母Louiseは旅する芸術家で、彼女の大胆で自由な精神がLouise Mishaのボヘミアンムードを形づくりました。そしてブランドのすべては私の姪たちがきっかけです。「彼女たちの少女時代のワードローブに、ささやかな詩を添えたい」という想いからこのブランドを立ち上げました。今でも私が出会い共に時間を過ごす女性たちから、インスピレーションを受け続けています。
長く愛していきたいワードローブ

ブランドのきっかけであるキッズコレクションもとても可愛いので、ぜひチェックして欲しいです。ウィメンズのコレクションは公式オンラインストアにて購入可能で、キッズコレクションは日本のオンラインブティック LILLY POUPON、COUCOU Bebes 三越伊勢丹オンラインストア 等で取り扱いがあります。
Marieさんのインタビューからも「様々なシチュエーションで、長く愛せるワードローブを」というデザインに込められた想いを感じることができました。Marieさんのアドバイスのように、今回着用したワンピースにシーンに合うスタイリングをして、シティ・バカンス先でたくさん着るのが楽しみです♡
Ayami Okura
在仏エディター。パリで日々見つける、ロマンティックなファッション&ライフスタイルをご紹介していきます。
instagram:@ayamiokura