レザー生地の花々で彩られたフラワーショップへ
絶妙なカラーと質感、フォルムで魅せるパリ発レザーグッズブランド POLÈNE(ポレーヌ)。アイコニックなアイテムの一つに、「レザーフラワー」アイテムがあります。レザーグッズを制作する際に出る生地の切れ端を生かして、職人の手作業により美しい花に生まれ変わったアイテムです。その花々で彩られた、パリの期間限定のフラワーショップ(2025年7月26日で終了)へ訪れました。

このブティックでは、フローリストがレザーフラワーとドライフラワーを合わせたブーケを作ってくれるワークショップ、またバッグにつけるのにぴったりなフラワーチャームをチェックすることができます。一輪挿しのように展示されたレザーフラワーの、職人の手によるぬくもりと凜とした佇まいが素敵でした。さまざまなカラフルなお花たちが目に飛び込んできて、圧巻な空間!

フローリストさんが一つ一つ、ブーケを作っていく様子。お花を大切な人に贈るのが大好きな、フランスの人たち。「母の日」は、多くの方が訪れたのだそう。この日もパートナーにプレゼントするのだろうなと思われるパリジャンを何人か見かけました。
POLÈNEならではのアップサイクルの形
この色とりどりの愛らしいレザーフラワーはどのようにして生まれるのでしょうか。フラワーショップ内では職人さんが創作されるアトリエがあり、作り上げる様子を見せていただきました。
今、世界中で経済と環境とのバランスを見つめることが重視されています。POLÈNEはレザーの端切れをアップサイクルし花に生まれ変わらせ、さらに職人による技術を大切にして世に送り出しています。その循環はレザーアイテムと常に向き合うこのメゾンならではの、真摯でロマンティックなアプローチだなと感じました。


「強いレザーの生地に対応する針や糸を使って、一つずつ作っています」と職人さん。しっかりしたレザー生地を可憐なお花に生まれ変わらせるためには、様々な道具、そして丁寧な手作業が必要なのですね。
可憐なフラワーチャームも。バックのアクセントに

この技法で作られた、チャーミングなフラワーのチャームも。トレンドのバッグチャーム、このような上質なレザーと洗練されたデザインなら、大人っぽくつけられますね。POLÈNEロゴが2箇所にあしらわれていて、キーホルダー仕様のリング、そして花びら・葉からそっと覗くコロンとした丸い飾りにもロゴが。その繊細なデザインにもときめきます。
レザーでできたフラワーをお部屋に飾って、バッグに彩って。POLÈNEのレザーアイテムの楽しみ方を学べた、素敵なひとときでした。
Ayami Okura
在仏エディター。パリで日々見つける、ロマンティックなファッション&ライフスタイルをご紹介していきます。
instagram:@ayamiokura