自分を愛することが大切だとはわかっていても、自分に自信を持てずに、結局自己否定のループにはまってしまう… という経験はありませんか? 自分を愛するには、どうすればいいのかわからないこともあるでしょう。当記事では、自分を愛する方法や自分を大切にしたくなる名言などを紹介します。
自分を愛するとは?
そもそも、自分を愛するとはどういうことなのでしょうか? 「自分を愛する」の意味をきちんと理解しておくと、自分を愛するためのヒントが見えてくるかもしれません。
自分を愛するとは、自分の好きなところも嫌なところも受け入れてあげること。適切な自尊心を持っている状態といえるので、自分の能力や可能性を信じることができます。
一方で自分を愛せていないと、自分の嫌なところや欠点にばかり目を向けて、自分を否定してしまいがち。逆に目を背けて見ないようにしていることもあるでしょう。常に満たされていない状態で、「誰かに認めてもらいたい」「愛されたい」と他人に依存してしまうケースもあります。
自分を愛すると、どう変わる?
自分を愛すると、変化が生じてさまざまな良いことが起きることも。ここでは、自分を愛することの効果を紹介します。
1:自分軸で生きられる
自分に自信が持てていないと、周りの意見を優先したり、自分の価値を他人に委ねてしまいがち。他人に振り回される人生になってしまいます。自分を愛せていると、周りの目に支配されず、本当に自分がしたいことを選べるようになりますよ。
2:心が安定する
自分を愛せていない人は、常に他人からの評価や目を気にしてしまい、ビクビクしてしまうことが多いです。また、自分の能力や可能性を信じられていないため、新しいことに挑戦する時も「どうせ失敗するに違いない」と不安になる傾向に。自分を愛せるようになると、良い意味で周りの目を気にすることがなくなります。ドンと構えていられるようにもなり、心が安定していくでしょう。
3:人をきちんと愛することができる
自分を愛せていないと、枯渇した愛情を他人からもらうことで補おうとします。相手に求めるばかりで、依存的な状態になったり、傷つけてしまうこともあるかもしれません。自分を愛せるようになると、他人からの愛がなくても、自分で自分を満たしてあげることができます。心に余裕が生まれ、相手に愛を与えることができるようになるでしょう。
自分を愛する方法とは?
では、具体的にどうやって自分を愛するのでしょうか? 自分を愛するために試したい方法をいくつか紹介します。
1:ありのままの自分を受け入れてみる
まずは、自分の好きなところも悪いところも全部ひっくるめて、受け入れてあげましょう。なかなか克服できない欠点も、悩んでもがいている自分も、一旦全て認めてあげてみてください。完璧な人なんて、一人もいません。「欠点も含めて自分なんだ」と受け入れるのが、自分を愛する第一歩です。
2:理想の自分を目指して努力する
あるがままの自分を受け入れることが大切だと言いましたが、「自分の悪いところに目をつぶってもいい」「努力しないでもいい」というわけではありません。自分を愛するためには、理想に向かってコツコツ努力をすることも、時には大切です。自分を甘やかすこととは違いますので、注意しましょう。
なお、理想の自分を目指して行動する時には、達成できそうな小さな目標を設定するのがポイント。「達成できた!」という自信にもつながりますし、モチベーションを保ちながら努力を続けられるでしょう。
3:褒め言葉を素直に受け取る
他人から褒められても、「いやいや、そんなことはないです」と否定してしまっていませんか? 謙遜しているつもりが、自分で自分には価値がないと言ってしまっているようなもの。もし誰かから褒められたら、否定せず、「ありがとうございます」と素直に受け取るようにしましょう。習慣づけていくと、だんだんと自分の価値を認めてあげられるようになるかもしれません。
4:ポジティブな言葉を意識して使う
言葉は、意外と人の潜在意識に働きかけるもの。「どうせ無理」と言うとネガティブな気持ちになりますが、「私ならできる!」と言ってみると、パワーが湧いてくる気がしないでしょうか。うまくいかないことがあっても、「めげずに頑張っていて、すごい!」と前向きな言葉を自分にかけてあげてください。きっと気持ちが明るくなっていくはずですよ。
5:好きなことをする
好物のスイーツを食べたり、熱中できる趣味をしたり、好きなことをする時間をつくりましょう。好きなことをしていると、幸せや喜びを感じて、心が満たされていきます。自分を満たす時間をつくることが、自分を大切にすることにもつながるのではないでしょうか。
自分を大切にしたくなる名言を紹介!
最後に、自己愛を高めるためのヒントをくれる英語の名言を紹介します。これらの言葉を読むと、自分を大切にしたくなってくるかもしれません。
1:「If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today? (もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは、本当に自分がしたいことなのか?)」(スティーブ・ジョブズ)
iPhoneなどを開発したアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズが残した言葉です。この言葉を読むと、自分の本当にしたいこと、やるべきことに目を向けられるようになりそうですね。
2:「A man cannot be comfortable without his own approval.(人は、自分自身の承認なしでは快適ではいられない)」(マーク・トウェイン)
『トム・ソーヤーの冒険』などで知られるアメリカの小説家、マーク・トウェインの名言です。どんな人でも、親や友だち、彼氏、パートナーなど、他人からの承認を求めてしまうもの。しかし、肝心の自分自身が自分を認めてあげないと、快適には生きられないということを教えてくれます。
最後に
周りと比べたり、過去の失敗がトラウマとなったりして、自分を愛せないことはあります。しかし、幸せな人生を送るには、自分を愛してあげることが大切です。当記事で紹介した自分を愛する方法を実践して、少しずつでも自分を認めてあげられるようになってくださいね。
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