【質問】電話が苦手な人の割合とは
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、電話が苦手だと感じたことはありますか? と質問したところ
よくある… 45.8%
たまにある… 40.8%
ほとんどない… 7.5%
ない… 5.9%
という結果となり、今回のアンケートでは、全体の8割以上が「電話が苦手だと感じたことがある」と回答しています。
電話が苦手な理由とは?
では、なぜ電話が苦手だと感じる人が多いのでしょうか。ここでは、アンケート調査で特に多くあげられていた具体的な理由6つを紹介していきます。
◆話すことが苦手
電話に限らず、人と会話をするという行為自体が苦手なため、嫌悪感を抱いてしまっているケースも。また、相手の顔が見えない状況で気持ちが読みにくいため、どんな回答が正しいのか悩んでしまうのかもしれませんね。
普段からメールやLINEなどを多く使っているので、対話に慣れていないというのも原因のひとつ。
「アドリブで話すことが苦手だから」(20代・千葉県)
「会って話している場合はご飯を食べたり飲み物を飲んだりで誤魔化せますが、電話だと話すことがない時に困る」(30代・東京都)
「そもそも会話が苦手なので、早く切り上げたくなる。間が怖い。切るタイミングが難しく無駄に時間を消費してしまう」(30代・東京都)
「上手く伝えられない」(30代・茨城県)
「人としゃべるのが苦手」(30代・大阪府)
「人見知り」(30代・神奈川県)
◆緊張する
知らない人や普段面識がない人との電話には、不安や緊張がつきもの。聞かれたことに対して「すぐ答えを出さないといけない」と義務感を感じてしまう責任感の強さが余計に自分を追い込んでしまっているのかも。
突然にやってくる電話は心の準備がしにくいので、回答や言葉選びに戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「メッセージではなく電話なのは緊急性があるということなので、何か起こったのかやらかしたのかと不安になり緊張する」(30代・三重県)
「何を聞かれるのか、上手く答えられるか不安で苦手」(30代・広島県)
「電話だとなんか緊張するから」(30代・東京都)
「緊張のせいで話が頭に入らないから」(30代・宮城県)
「想定外の連絡が怖い」(20代・茨城県)
◆沈黙が気まずい
電話中に話題がなくなり沈黙が続くと、なんとなく気まずい雰囲気になって、何か話題を見つけなきゃ… と焦ってしまう人も多いようです。
沈黙の原因は、相手も緊張していて話題を探していたり、退屈で無言になっている場合など人それぞれ。沈黙が続くようなら「今忙しい?」などと相手を配慮するような質問をして今の状況を確認してみるのもおすすめ。
「何を話したらいいかわからなくなってしまうから」(20代・愛知県)
「沈黙がこわい」(20代・埼玉県)
「すぐに答えなければならないから」(30代・山口県)
「とっさに判断して考え話さないといけないから」(30代・岡山県)
◆言葉遣いに自信がない
仕事で電話を使う場合は、プライベートな会話とは違いビジネス用語も利用することが多いので、使うタイミングや言い回しに悩むこともあるでしょう。
普段使っていない言葉を咄嗟に使うのは難しく、どうしても電話が億劫に感じてしまうのかもしれません。
「敬語が苦手なためです」(20代・広島県)
「聞き取りに集中して、自分の言葉遣いや返答の仕方に困ることがあるから」(30代・大阪府)
「敬語が間違っていないか気になるから」(20代・兵庫県)
◆時間を合わせないといけない
電話をするとなると、自分と相手が電話できる環境が必要です。なので、自分からかける場合だと「この時間だと忙しそう」「今電話したら迷惑かも」とタイミングを必要以上に伺ってしまう人も多いのではないでしょうか。
気を遣いすぎて疲れてしまわないよう、事前に相手の予定を把握しておくと役に立つかもしれません。
「時間を貰っていいのか、迷惑じゃないか考えてしまう」(20代・愛知県)
「そのために時間をつくらないといけないから」(20代・兵庫県)
◆記録に残せない
電話は音声でのやり取りなので、後で見返せるような履歴が残らないのも難点。お互い認識のズレがあると、トラブルにも発展しやすくなるので要注意。
相手の伝え方が悪かった場合でも、自分のミスや責任とされることも少なくはありません。
「メモを取るのが苦手だから」(20代・群馬県)
「記録が残せないので」(30代・東京都)
「あとで見返せない」(30代・北海道)
電話が苦手から抜け出す方法は?
一度苦手だと感じてしまうと、どんどん苦手意識が強くなってしまい悪循環に。少しでも電話を苦手と思う気持ちをなくすためには、どんな意識や対策が必要なのでしょうか。ここでは、おすすめの克服方法を紹介していきます。
◆電話に慣れる
電話に抵抗がある人は、多くの場数を踏むことが大切。『習うより慣れろ』という言葉もあるように、まずは電話に慣れることを優先しましょう。
いきなり多くのことをこなそうとするのは難しいので、慣れてきた段階で「次は〇〇をしよう」「××を意識してみよう」と次のステップに挑戦していくことをおすすめします。
「慣れだと思うので、数をこなすことが必要だと思います」(30代・福島県)
「考え方を変える、慣れる」(20代・大阪府)
「場数を踏む」(30代・岐阜県)
「多くの人と電話で話す練習をすればいいと思う」(20代・東京都)
「日頃から電話するタイミングを増やす」(20代・埼玉県)
「電話への免疫をつけるためにかけることを意識する」(30代・東京都)
◆事前準備をする
電話が苦手な人は、あらかじめ自分の中で返答のマニュアルのようなものを作っておくと、いざというときにもバッチリ!
「Aの回答がきた場合はBと答える」というように、いくつかのシチュエーションに備えてテンプレートがあると電話もスムーズに進みそう。
「カンペを作る」(20代・長野県)
「メモなどに話す内容を書いて読めるようにしておく」(20代・千葉県)
「電話をする前に要点をまとめる」(30代・東京都)
「話す内容をまとめてから電話をする」(20代・愛知県)
◆メモする癖をつける
あとで「内容を忘れてしまった」などのミスがないように、大事なことはメモをする癖をつけておきましょう。
もし、メモをとるスピードが追い付かないときは「メモを残したいので、もう一度お願いできますか?」など、今の状況を正直に伝えれば相手に失礼もありません。
「メモを取りながら話す」(30代・大阪府)
「メモを用意する」(20代・福岡県)
「話しながら紙に書く」(30代・福岡県)
「メモしながら会話して忘れないようにする」(30代・神奈川県)
◆受け答えが上手な人から学ぶ
特に仕事での電話対応は、会社にいる先輩の電話対応を観察して、一連の流れやどんな言葉を使っているのかなどを参考にしてみるとGOOD!
意識すべきことや直したい言葉の癖などをメモしておくと、落ち着いて電話応対ができそうです。
「電話上手な人の受け答えの真似をする」(30代・和歌山県)
「知人への電話で練習する」(30代・福岡県)
「電話が上手な友人から学ぶ」(30代・東京都)
「マナーに詳しい人にどうしたらいいか聞く」(30代・福島県)
◆手短に済ます
電話が苦手な人は、話したい内容だけを話してなるべく手短に終わらせることを意識してみましょう。そうすることで、話題を考える心配や相手の顔色を伺う不安などを感じることもなくなるはず。
ハキハキと明るい雰囲気で話し続ければ、冷たい人だと思われることもなく安心。
「さっさと終わらせる」(30代・神奈川県)
「早めに切れるように努力する」(30代・神奈川県)
「短時間で話を終わらす」(20代・富山県)
◆丁寧に話す意識を持つ
電話が苦手だとしても、話すスピード・声色・言葉遣い・抑揚など相手の聞きやすさを重視して会話すると、好印象間違いなし。
多少失敗してしまったとしても電話の雰囲気は悪くないので、相手を不快な気持ちにさせることもなく乗り越えられそうです。
「丁寧に説明等をすることを意識する」(20代・島根県)
「相手のことを考えながら電話する」(30代・東京都)
「なるべく丁寧に話せるよう意識する」(20代・和歌山県)
◆考えすぎない
完璧な電話対応を求めすぎると、気を張りすぎて疲れてしまいます。電話を上手くこなすための大まかな流れはあっても、正解はシチュエーションによって異なるので、今自分ができることを精一杯するだけでOK。
多くのことを深く気にしすぎないことも成長するために大切な心持ちなのです。
「あまり深く考えない」(30代・宮城県)
「気楽に考えること、諦めること」(30代・岡山県)
「気張らないようにすること」(30代・千葉県)
「相手が目の前にいないのだからと気楽に構える」(30代・埼玉県)
最後に
電話を苦手と感じる人は、ほんの少しの敬語の使い間違いや噛んでしまったことに対して「恥ずかしいことをした」「失敗してしまった」とマイナスなイメージを持っているのかもしれません。ですが、それくらいのことは失敗にはなりませんので深く考えすぎないないマインドを保ちましょう。
メールやチャット、SNSが普及しているので、場合によってはそちらが適している場合もあるかもしれませんが、電話は人とコミュニケーションをとれるツールのひとつ。電子文字とは違い、相手がどんな心境なのか声から読み取ることもできるので、離れていても心がすれ違いにくいのも嬉しいポイント!
自分なりの克服法を見つけて、少しずつ電話に対する嫌悪感をなくしていけるよう頑張りましょう。
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