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【過去アンケート】あなたの周りに「結婚できない男性」はいる?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
2年ほど前に行ったアンケートでは、20~30代の女性100人へ『あなたの周りに「結婚できない男性」はいる? 』と質問したところ「はい」… 43.3%/「いいえ」… 56.7%という結果に。
全体の4割以上の女性が、結婚できない男性が近くにいることを実感していたようです。
【最新アンケート】あなたの周りに「結婚できない男性」はいる?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
今回、まったく同じ内容を再アンケートという形で20~30代の女性に質問してみました。すると、「はい」… 47.5%/「いいえ」… 52.5%という結果に。かつて4割ほどだった「はい」の回答者がじわじわと増え、5割近くの女性が「結婚できない男性」の存在を感じているようです。実際、日本の未婚率は上昇傾向にあり、男性のほうが生涯未婚率も高いというデータもあるようです。
結婚できないのか、それともしたくないのか、ひと口に未婚といっても事情はさまざまでしょう。とはいえ「結婚できない男性」の存在が、以前よりも増えたように見える結果は興味深いもの。女性はどのような視点で「結婚できない男性」を認識しており、彼らに何を思うのでしょうか。
本記事では、そんな「結婚できない男性」に焦点をあて、その特徴などを掘り下げていきたいと思います。
「結婚できない男性」の特徴は?

女性が「結婚できない男性」だと感じる理由やその特徴について、アンケート結果を交えながら紹介します。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
自己中心的すぎる
「割と自分勝手、女心がわからないと言う」(20代・青森県)
「自己中、すぐ怒る」(30代・福井県)
「自己中。周りにいる人に迷惑がかかっていることが理解出来ていない、相手の気持ちを考えることができない、清潔感がない、思いやりがない」(30代・佐賀県)
「自己中心的ですぐ怒鳴る、気を使えない、常識がなかったり、不潔だったりする」(30代・香川県)
「女性の気持ちがわかっていない」(20代・愛知県)
いつだって自分が最優先、周囲の気持ちを考えられない男性…といった声が寄せられました。結婚すれば、だいたいの人が、パートナーと二人三脚の共同生活を始めます。お互い思いやりの気持ちを大切に、気づかいできる関係を築かねばなりません。それが難しいように感じられる自己中心的な男性だと、結婚とは縁遠く思われるようです。
趣味に夢中
「自分の趣味が優先」(30代・大阪府)
「趣味に一生懸命」(30代・鹿児島県)
「女性に興味がなく、趣味を楽しんでいる」(20代・神奈川県)
趣味に熱中しすぎていると、結婚のイメージからは遠ざかってしまう場合が。人生をかけて応援できるほどの、「推し」の存在がすべてという人もいるでしょう。ライフプランと「推し活」、それぞれをうまく両立させられればよいのですが…。大切な趣味を手放す必要は決してない、とはいえ、結婚を視野に入れる場合は限度を考えたほうがよさそうですね。
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恋愛に興味がない、ひとりが好き
「恋愛に興味がない」(20代・山口県)
「ひとりが好き」(30代・愛知県)
「ひとりでいることが好き」(30代・東京都)
ひとりの時間を大切にしている人は、性別に関係なく多いでしょう。それ自体が、結婚できないイメージに直結する訳ではないはずです。ですが、「ひとりでいたい」という気持ちがあまりにも強すぎた場合、結婚どころか恋愛からも遠ざかってしまいかねません。無理のない範囲で、人と関わることの喜びや楽しさ、恋愛が持つ前向きなパワーなどにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
仕事にまい進している
「仕事が好きで、女性と接することがあまり得意ではない」(30代・兵庫県)
「仕事などで忙しくプライベートの時間が少ない。 消極的で異性との出会いがない」(30代・新潟県)
仕事に大きなやりがいを覚え、働くことにフルコミットしていると結婚できないイメージがある…との声も。たしかに、平日は夜遅くまで仕事をし、土日は仕事の疲れを癒すためひたすら寝ている…なんてことになると、出会いや結婚が遠のく印象はありますね。仕事のできる人は結婚相手として魅力的ですが、働きすぎてしまうのも考えものです。
結婚しなくても幸せそうに見える
「仕事も趣味も楽しんでいる、神経質なところがある」(30代・千葉県)
「自分時間を満喫している」(30代・静岡県)
「自分ひとりで幸せそう」(30代・東京都)
「独身生活を謳歌している」(30代・広島県)
もはや、この人には結婚なんて必要なさそうと思われてしまうパターンも。自分の生き方にじゅうぶん納得できているのであれば、すでに幸せで満たされた人生を送っている状態といえます。そうであったなら、伴侶と寄り添う必要はないでしょう。もし、「本当は結婚したいと思っているけど…」といった願望がある場合は、それを周囲にアピールすることも大事です。
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「結婚したいと思われる男性」の特徴は?

「結婚できない男性」の特徴がわかったところで、次は女性に「結婚したいと思われる男性」の特徴をチェックしてみましょう。結婚ですから、やはり生涯添い遂げるパートナーとなり得る相手を求めている人が多いです。そのため、付き合いたい・恋人にしたい男性とは少々異なるタイプが挙がることも…?
価値観が合う
「お互いの価値観と存在を尊重し合える。ありがとう・ごめんなさいだけでなく、相手に対する提案・意見をちゃんと言葉にして伝えられる」(30代・埼玉県)
「自分と価値観が合うか、ありのままの自分を受け入れてくれるか」(30代・岐阜県)
「価値観が合う、思いやりがある」(30代・神奈川県)
恋人から夫婦へステップアップするにあたっては、「家族になれるかどうか」が重要です。家族として幸せに暮らしていくために、価値観はある程度合っていたほうがよいでしょう。仮にもし合わなかったとしても、相手の考えを認めながら、しっかり話し合いができるような価値観を持っていれば大丈夫。互いをリスペクトする姿勢こそが、夫婦生活にいい影響をもたらしそうですね。
やさしい
「やさしい、楽しい」(30代・東京都)
「やさしい、協力的、私のことが好き、話や趣味が合う、一緒にいて楽しい」(30代・佐賀県)
「やさしくたくましく包容力があり、家事能力があり金づかいが荒くない男性」(20代・埼玉県)
「やさしくて誠実な人。自分のことをいちばんに愛してくれる人」(20代・長崎県)
〝結婚するなら、やさしい人がいちばん!〟という声はとても多いです。家族になる以上、お互いを思いやるやさしさは何より大切にしたいもの。ほかに金銭感覚や趣味などが合うこと、誰よりも自分をいちばんに愛してくれること、なども付随して挙げられました。誰にでもやさしい八方美人な男性というよりは、妻だからこその特別なやさしさをくれる、誠実さを持った男性が人気のようです。
家族を大事にできる
「家事や育児も生活の一部としてパートナーに任せきりにせず、責任を持ってできる人。メンタルが安定している人」(30代・神奈川県)
「子ども思いで、何事にも積極的なところがある人」(30代・神奈川県)
「家庭を大事にする人」(30代・広島県)
結婚を考える際には、子どもの有無(育児)、あるいはパートナーの怪我や病気のことなど、さまざまな未来を想定するものです。そんなとき、「この人ならきっといい父親になるだろう」「夫として家庭を大切にしてくれるだろう」と思えるような家族思いの一面があると、結婚したいという気持ちに直結しそう。何事も相手に任せすぎず、ふたりで家庭を作っていくんだという当事者意識を持つことが大事ですね。
経済力がある
「安定した収入。やさしい。気をつかわない」(30代・東京都)
「金銭面がしっかりしている。常識がある。ギャンブルをしない。話し合いができる」(30代・福岡県)
「明るく真面目な人。生活に不自由のない収入がある人」(30代・東京都)
共働き家庭がどんどん増え、結婚後も仕事を続ける女性は今や珍しい存在ではなくなりました。生活のすべてを男性に依存し、養われることだけを目的に結婚を望むという人はそう多くない時代でしょう。ですがそれでも、経済的に不安を抱えた男性との結婚には踏みきれない女性もいるはず。結婚したいと望むなら、経済的な基盤を安定させることがマストといえます。少しでも不安があるのならば、収入を上げるべくスキルアップに励んでみましょう。
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思いやりがある
「思いやりがあって面白い」(20代・埼玉県)
「思いやりがある人。行動力がある人」(30代・群馬県)
「思いやりがあり、視野が広い人。また、食事や生活面での健康管理ができる人」(30代・兵庫県)
寄せられた回答の中には、「やさしさ」と同じくらい「思いやり」という言葉が目立ちました。そもそも思いやりとは何か、辞書で確認してみると…
おもい‐やり〔おもひ‐〕【思い▽遣り】
他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。「—のある処置」「病人に対する—がない」
小学館『デジタル大辞泉』より一部引用
なるほど、相手の立場や思いを理解し労わるようなやさしさと、心の余裕が求められているようですね。
コミュニケーションがとりやすい
「よく話を聞いてくれる人」(30代・東京都)
「話を聞いてくれる温かさがある人」(30代・島根県)
「意見の擦り合わせができる人」(20代・青森県)
調和のとれた夫婦関係を保つためには、円滑なコミュニケーションが必要不可欠といえるでしょう。お互いの意見を擦り合わせるため、話をよく聞いてくれる人と結婚したい…という回答がありました。ドイツの哲学者ニーチェは、「結婚生活は長い会話である」と表現したそうです。長く会話を楽しむためには、それなりのコミュニケーション能力が求められます。
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頼りになる
「決断力に優れ、常に余裕を感じさせる人。心が広く穏やかで、少しのことでは怒らない人」(30代・東京都)
「精神的にも独立している、生活力がある」(30代・岩手県)
「守ってくれる人」(30代・東京都)
夫婦として家族として長い人生を共に歩んでいく中で、さまざまな問題や困難が発生することも。入籍や結婚式の段取りひとつとっても、頼りがいのある人とそうでない人にわかれてしまうものです。ひとつひとつ壁を乗り越えていこうとするとき、誰だって不安を抱えていたくはありません。「この人となら大丈夫」と安心できる頼りがいのある男性は、結婚相手として魅力的です。
「結婚できない」のか「結婚したくない」のか考えてみて
まずは完璧な人間など、この世に存在しないということを忘れずに。そしてそれは、人種や性別に関係なく同じです。結婚したいと望む場合は、本当に大切なものを冷静に見極め、男女ともに歩み寄る心を持つことが必要となるでしょう。
やさしく思いやりがあり、経済力も高く、頼りになる…そんな男性がいたら確かに、結婚したいと望む女性は多いかもしれません。しかし反対に、男性も女性に対してやさしさや思いやり・経済力、頼りがいを求めていることだってあるはずです。
「結婚できない男性」が増えているように感じるという最新のアンケート結果は、男性に問題があるということではなく、男女ともに結婚への意欲が下がっていることの表れかもしれません。
経済的な問題や、妊娠・出産に関する価値観、あるいは自身の老後への心配など、結婚をためらう理由は人それぞれでしょう。そんな中、少しでも結婚への意欲を持っているのならば、多くの条件を突き付けて相手を審査するだけではなく、自身も相手に求められるような振る舞いを意識していくといいですね。
また、今は結婚したくない・結婚できなくてもいいと感じている人であっても、時が流れ環境が変わり、生活や価値観が大きく変化したときに、まったく同じ気持ちでいるとは限りません。自分の選ぶ道を後悔しないためにも、自分が「結婚できない」のか、それとも「結婚したくない」のかを、あらためて考えておく必要があるのかも…。
ぜひ、今回のアンケート結果や意見などを参考に、相手への思いやりや気づかいを意識しながら、自分を磨いていってみてください。
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