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【男性に聞いた】妻や恋人が待つ家に帰りたくないと思ったことがありますか?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数116名(未回答含む)。
同棲や結婚によりパートナーと同居している男性に、「妻や恋人が待つ家に帰りたくないと思ったことはありますか?」と質問。すると、25.9%の人が「ある」、74.1%の人が「ない」と回答しました。3割弱の男性が、家に帰りたくないと感じた経験があるようです。
居心地が良く安らげる自分の家。そんな我が家に対してパートナーが「なんだか今日は家に帰りたくない」「家に帰るのが億劫だ」と感じていたら不安ですよね。帰宅時間が遅くなったり、浮かない顔をして帰ってきたりしたときはこちらも悩んでしまいそう。
そんなとき、お互いにとって居心地が良い家を作るために、パートナーとしてできることはなんでしょうか。
今回はアンケート結果をもとに、男性が「家に帰りたくない」と感じる理由や、反対に「帰りたい」と心から思えるような家について調査。彼だけではなく自分のためにも、心地良い暮らしをおくれるように、意識したいポイントを掘り下げていきましょう。
男性が「家に帰りたくない」と思うのはどんなとき?

ひとくちに「家に帰りたくない」とはいっても、その背景にはさまざまな事情や原因が隠されているはず。まずは男性が「家に帰りたくない」と思ってしまうときの本音を、それぞれみていきましょう。
喧嘩をしているとき
「喧嘩してるとき」(20代・和歌山県)
「喧嘩をしたとき」(30代・千葉県)
「意見が合わずに言い合いになったとき。帰らないといけないけど気まずい」(30代・岐阜県)
「自分の機嫌が悪いとき」(30代・東京都)
「喧嘩をしてるときや仕事で上手く行っていないときに帰るのが億劫になりました」(30代・東京都)
喧嘩中で気まずいとき、家に帰りたくなくなるという声は多いです。一緒に暮らしている以上は、たとえ喧嘩中でも顔をあわせないわけにはいきません。そのまま仲直りのきっかけが生まれれば理想的ですが、相手に余計いら立ってしまったり、険悪な雰囲気が加速したりすることも。
ほとぼりが冷めるまでは離れていたいと思うのは、無理もないでしょう。喧嘩をしても翌日には引きずらないようにするなど、無理のない範囲でルールを作るのもひとつの手です。
ひとりになりたい気分のとき
「一人になりたいとき」(30代・山口県)
「たまに一人で居たいとき」(30代・石川県)
「一人で過ごしたいとき」(30代・島根県)
たとえ喧嘩をしているわけでなくとも「たまには一人になりたい」と思う人もいるようです。もともと一人の時間を好んでいたり、常に相手とベタベタしたくなかったりするタイプはなおさらでしょう。間取りや広さの都合でプライベートな空間が少ない場合、いっそ家に帰りたくないという気持ちに繋がってしまうことも。
ともに暮らし始める段階で、お互いの性格を考慮した間取りの部屋を探すと◎。快適に一緒にいられるように、環境をととのえることは大事ですね。
相手の機嫌が悪いとき
「妻の機嫌が悪いとき」(30代・神奈川県)
「おこってるとき」(20代・兵庫県)
「妻が怒っていそうなので」(30代・愛知県)
パートナーの機嫌が悪く、苛立っているときは帰りたくないという回答も。一日の仕事を終えて帰宅したとき、不機嫌なパートナーの怒り顔を見たくない気持ちはわかります。せっかく家に帰ってきたのに、ますます疲れてしまいそうです。
とはいえ、パートナーも理由なく不機嫌になったり、理不尽に怒ったりはしないでしょう。相手にも相手なりの事情があり、不機嫌の原因がきっとどこかに隠されているはず。互いの気持ちを理解しあうためにも、配慮や気遣いを忘れずに過ごすと問題の解決に近づくかも。
仕事で疲れているとき
「仕事で疲れているとき」(30代・岐阜県)
「仕事で疲れて家に帰ってからの会話が面倒なとき」(30代・埼玉県)
「仕事で失敗したとき」(30代・島根県)
「疲れているとき」(30代・広島県)
仕事で疲れていっぱいいっぱいになってしまうと、家に帰りたくなくなる人もいるようです。誰かと暮らしている以上は、常に無言で過ごすわけにもいきません。ときには無理をしてでも会話したり、自分に余裕がないなかで相手を気遣ったりしなければならないことも。その余力すらないほどに疲れてしまったときに、帰りたくないという気持ちが生まれてしまうのでしょう。
仕事の愚痴を聞いてほしいのか、それとも黙って見守ってほしいのか、パートナーのタイプを見極めて接することも大事ですね。
家事が面倒なとき
「家事がめんどくさい」(30代・広島県)
「家事が残っているから」(30代・佐賀県)
「片付いていない、汚い家に帰ることを考えたとき」(30代・東京都)
忙しい生活のなかで家が荒れていくと、帰りたいという気持ちが薄れてしまうようです。疲れて家に帰ったときに、流しに溜まった洗い物や山のような洗濯物にうんざりする気持ちは、きっと男女共通のものでしょう。ときには気合いを入れて片付けることで、自分も気持ちよく帰宅できるようになるかも。
注意や指摘が多いとき
「グチグチうるさいから」(30代・愛知県)
「嫁が細かいことを指摘してくるから」(30代・大阪府)
「家が窮屈なとき」(20代・千葉県)
ひとつ屋根の下で暮らしていると、生活習慣の違いが浮き彫りになります。掃除や洗濯、洗い物などの家事をはじめ、ものの置き場所やちょっとした癖など、細かいことが注意や指摘につながるケースも。自分なりにベストを尽くしているつもりなのに、あまりにも細かく指摘されると疲れてしまう… ということでしょう。
このような場合には、指摘をする側の心労がかさんでしまうことも多いです。お互いが頑張っていることを認めあいながら、注意をするときは不快な気持ちにさせない言い方を心がけるのが◎!
男性が「早く帰りたい」と思える家とは?

今度は、男性が「帰りたい」と思える家についての意見です。とはいえこれは、女性が男性のために尽くし、家の環境をととのえてあげるべき… ということではありません。
男性側の意見はいずれも、女性側に置き換えてもあてはまるようなものばかり。あくまでもお互いがパートナーを気遣いあい、より安らげる家をともにつくるための参考にしていきましょう。
雰囲気が明るい
「いつでも笑顔で明るい家庭」(30代・大阪府)
「温かい雰囲気」(30代・兵庫県)
「明るく迎えてくれる」(30代・愛知県)
「笑顔で迎え入れてくれること」(20代・鹿児島県)
「帰ったら、お帰りなさいと言われる」(30代・東京都)
家に帰りたいと思うためには、明るい雰囲気が大事だという声が多数寄せられました。同棲や結婚にいたるような相手はそもそも、お互いがともに暮らしたいと思えるほどの大事な相手。そんな相手がほがらかな笑顔で明るく迎えてくれたなら、一日の疲れも吹っ飛ぶというものですよね。
「疲れているのは相手も一緒」「相手も頑張ってくれている」ということを忘れずに、同じ屋根の下で暮らせる喜びを大切に。今日も無事に帰ってきてくれてよかったという気持ちで、明るく「おかえりなさい」を言い合えれば◎です。
リラックスできる
「ストレスがたまらない」(20代・東京都)
「疲れを癒やしてくれる」(20代・神奈川県)
「お互い変な気を使わず自然で過ごせる空気感や距離感」(30代・東京都)
「のんびりできる」(20代・京都府)
「癒やしがある」(20代・福岡県)
ストレスなく過ごせるような、居心地が良いと思える家には帰りたいと思うという声が。やはり家と言うのはくつろぐための場所ですし、世界中のどこよりも安心できる癒しの空間であってほしいところ。パートナーとの気兼ねない関係性はもちろんのこと、インテリアやBGMなど、癒やされる雰囲気作りも大事です。
おいしい食事がある
「ごはんを用意して待っててくれるとき」(30代・愛知県)
「美味しいご飯があるとき」(30代・岐阜県)
「恋人が料理を作って待ってくれているとき」(30代・島根県)
「帰って美味しいご飯を食べたいとき」(20代・福井県)
共働きの世帯も増えて忙しい家庭が多いなか、女性が家で料理を作り待っている… というスタイルには、どこか前時代的なものを感じる部分も。ですがそれでも「大切な人が作ってくれた食事を、大切な人と食べる幸せ」はいつの時代も共通のはず。やはり恋人や妻に作ってもらう料理は特別なのでしょう。
胃袋を掴む、なんて言葉もありますが、料理上手なパートナーの存在は大きな魅力。「今日の夕ご飯は何かな?」と楽しみにする気持ちが、家に帰りたいという気持ちに繋がるよう。ときにはパートナーを、お手製の料理でもてなしてあげるのも良いですね。
家族や恋人が待っていてくれる
「家族やペットが待っている家」(30代・青森県)
「恋人が同居してる」(20代・東京都)
同じ家に家族や彼女がいてくれるということ自体が、帰りたい理由になるという人からの声ですね。あたたかく迎え入れてくれる家族の存在や「ありがとう」の言葉が大事だという回答です。パートナーへの愛を感じます。
妻や子どもといった家族だけでなく、かわいいペットの存在も「帰りたい」と思う理由に。あたたかく居心地の良い家には、あたたかく迎え入れてくれる愛すべき家族がいてしかるべき… ということでしょう。
ともに暮らす妻や彼女が魅力的
「可愛い彼女が待っている家」(20代・神奈川県)
「彼女が笑顔」(20代・兵庫県)
「とにかく、可愛らしい女の子がいればいいかなと思いました」(20代・北海道)
とても正直な回答ですが、やはり可愛い彼女が待ってくれている家というのは、ついつい帰りたくなってしまう魅力的な場所になるようです。
妻であっても彼女であっても、愛し愛される存在と暮らす日々はかけがえのないものです。感謝の気持ちを忘れずに過ごし、ともに過ごせる喜びをかみしめましょう。同棲や結婚生活のなかには、一緒に暮らしているからこそわかる、パートナーの新たな魅力を発見するチャンスがたくさんあります。
自分の空間がある
「それぞれプライベートな距離で過ごせる環境」(20代・群馬県)
「自分だけの時間を過ごせる家」(30代・徳島県)
「別々の部屋があり、顔を合わせないで住む間取りが良い」(30代・愛媛県)
どんなに仲が良いパートナー同士であったとしても、適度な距離感があったほうが良いという意見です。それぞれの個室をもてるような間取りや、ある程度プライベートを確保できる広さがある家を選ぶと安心ですね。
もちろん、せっかく同居するのであれば、常に一緒にいたいというタイプの人もいるでしょう。できれば部屋探しの段階で、事前に意見を擦り合わせておくと◎。寝室を分けるのか、個室は必要か、一人の時間を大事にしているかどうかなど、さまざまなポイントを確認しておきたいところです。
最後に
パートナーとともに暮らすということは、自分以外の誰かを慮りながら暮らすということでもあります。ひとり暮らしでは出てこないような疲れや不安など、さまざまなストレスが生まれるのは当然です。癒やしや喜びが多いいっぽうで、悩みも増えがちに。ふとしたことがきっかけで、どちらかが、あるいは双方が「家に帰りたくない」と感じてしまっても無理はありません。
なかでも、同棲や結婚を機にパートナーへの不満が重なってしまったときは要注意。「家に帰りたくない」と思うその気持ちが、ふたりの関係性にも大きく影響してしまうかも。お互い相手に寄り添う気持ちを大事に、日々尊敬や感謝の気持ちを忘れないようコミュニケーションをとっていくことをおすすめします。
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