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【男性に聞いた】「家に帰りたくない」と思ったことがありますか?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の男性100人に「家に帰りたくない」と思ったことのある? と質問したところ、はい… 28.9%、いいえ… 71.1%との結果になりました。
今回のアンケートで「はい」と答えたのは全体の3割程。具体的な理由は、時期や環境などにも依るし人それぞれ。そこまで人数が多いようには思いませんが、昨今ではどの世代でも見られる現象なので、珍しいと感じるものではなさそうです。
【気持ち編】男性が「家に帰りたくない」と思うのはどんなとき?
相手の気持ちがわからずネガティブなままでいても、問題解決に繋がりません。では、具体的に男性が「家に帰りたくない」と思うのはどんなときなのかをチェックしてみましょう。
【1】ひとりになりたい
仕事終わりに家に帰り、家族や恋人がいてくれるのはすごく嬉しいことですが、自分が趣味に費やす時間も欲しいと感じることもあるのが実際のところ。好きな時間に起きて1日をダラダラ過ごせていた日を懐かしく思い出す方も多いはず。
寝る前や休日の数時間を、彼が自由に使えるプライベートな時間にしてあげることも、優しさかもしれません。
「ひとりの時間が欲しかった」(30代・熊本県)
「できれば関わりたくないから」(20代・熊本県)
「ひとりになりたいと思ったから」(20代・東京都)
「ひとりがいいときが多い」(20代・愛知県)
【2】気分が乗らない
仕事でのストレスを解消できずにモヤモヤしたままだと、家でもイライラしてしまいそうで気分が乗りませんよね。
大人の男性とはいえ、つらいときは弱音を吐きたくなるし、気持ちが不安定になることもあるはず。精神的に余裕もないので、すぐに気持ちを切り替えることが難しいのではないでしょうか。
「メンドクサイ話をしなければならないとき」(30代・千葉県)
「家に帰ってもみんな食事・お風呂を済ませ就寝していたとき」(30代・愛知県)
「家族に会いたくない気分」(30代・京都府)
「会話していて勝手に機嫌悪くなっているとき」(30代・神奈川県)
【3】疲れている
やっと仕事が終わったのに満員電車に乗らないといけない、渋滞の中車を運転しないといけないとなると、帰ることが億劫になってしまいます。家に着くころにはクタクタで、自分の時間を過ごす間もなく寝てしまう… なんてこともよくあることのよう。
さらに残業も重なれば、精神的にも疲れてしまいそう。近場のサウナでリラックスして仮眠してからそのまま朝、出社したい、などと思ってしまうのも理解できます。
「単に残業が遅くなったから」(30代・三重県)
「仕事が疲れて、優雅なホテルでリラックスしたいと思った」(30代・福岡県)
「仕事で嫌なことがあったから」(20代・三重県)
「通勤時間が長く、帰るのが面倒だから」(30代・愛知県)
【4】楽しみがない
大抵の人は、帰宅してご飯を食べてお風呂に入って寝るだけ… という毎日を送っているのではないでしょうか?
帰ってもやりたいことなど楽しみがないと、家に帰るまでの道のりで充実した時間を過ごしたいと思い、寄り道が多くなってしまうのかも。
「やる事がない」(30代・埼玉県)
「駅から遠く、日常に戻ってしまうような感じがしたから」(30代・千葉県)
「暇だから」(20代・北海道)
【5】友人といたい
友人と過ごす時間は、恋人や家族とはまた違った感覚で楽しく過ごせる大切な時間。
近くにいるだけでなんとなく安心できたり、自分とは違った意見も聞けたりするので、勉強になることも多いはず。落ち込んでいるときも少し友達と会うだけで、「明日から頑張ろう」などと、元気をもらえたりしますよね。
「友達といる時間が楽しいから」(20代・千葉県)
「久しぶりに会って、帰るときにさみしくなってしまいました」(20代・大阪府)
「友人と遊んでいるのが楽しかった」(30代・埼玉県)
【お家の状態編】男性が「家に帰りたくない」と思うのはどんなとき?
外で何か嫌なことがあったわけではなく、家庭内での問題を憂鬱に感じ、帰りにくくなってしまっている可能性も。ここでは、特に意見が多かった3つをピックアップしてみましたので、自身に当てはまる部分がないか確認してみましょう。
【1】口うるさく言われる
自分なりにできることをやっているつもりでも、パートナーや家族から細かく注意されることが多いと、家に帰ることを苦痛に感じてしまうかも。
不器用なりに頑張っていることも認めてあげて、不快な気持ちにさせないような言い方を心がけるのが◎!
「グチグチうるさいから」(30代・愛知県)
「両親からの小言が嫌になったため」(20代・山口県)
「嫁が細かいことを指摘してくるから」(30代・大阪府)
【2】家族との関係
男性が家に帰りたくない理由のひとつに、家族とあまり良い関係を築けていないからという理由も含まれているよう。
両親や兄弟と昔から反りが合わなかったり、パートナーとの空間に居心地の良さを感じることができていないのが原因なのかも。
「親と仲が悪かったから」(30代・東京都)
「妻が怒っていそうなので」(30代・愛知県)
「親に勉強を強いられていたから」(20代・宮城県)
「喧嘩をしたとき」(30代・千葉県)
【3】家事が面倒
仕事が終わった後は家でゆっくりしたいと考えていても、共働きであれば家事や育児をする必要があります。
お互いが協力すべきことは理解していても、ときにはパートナーからの言い方や要求に不満を感じてしまうことも。日々のイライラの積み重ねで、家に帰りたくないと感じてしまうのでしょう。
「家事がめんどくさい」(30代・広島県)
「家事が残っているから」(30代・佐賀県)
男性が「家に帰りたくない」と思ったときの女性の対処法とは
具体的な理由も知ることができて、男性心理もなんとなく読めたはずです。では、この先男性が「家に帰りたくない」と思ったときに、自分が女性としてどのようなサポートができるのか対処法を考えてみましょう。
【1】居心地がいい空間をつくる
パートナーが帰って来たときにホッと安心できる居心地の良い空間を準備しておくのも良い心がけのひとつ。
美味しいご飯、温かいお風呂を準備して、いつ帰ってきても大丈夫な環境を整えてあげると、喜んでもらえること間違いなし。
「ゆっくりと時間を過ごせて住みやすい家」(30代・兵庫県)
「リラックスできる家。疲れを癒してくれる」(30代・東京都)
「空調完備している家。風呂がいつでも入れる。ご飯が用意されている」(30代・神奈川県)
「落ち着く家。整理されていてきれいな部屋」(30代・東京都)
「明かりがついている温かい家」(20代・埼玉県)
【2】仲が良い家族
お互いに不満を持ったままだとギスギスした雰囲気が続き、自然に関係を修復するのは難しそう。
しっかり二人で話し合って問題を解決させることを優先させましょう。「言葉にしなくて分かってくれて当然」という思いがあるならば、考え直すべき。
「家族が仲良く、家や近所のトラブルもなく安心できる家である場合」(30代・千葉県)
「自分の居場所がしっかりしている」(30代・埼玉県)
「自分を肯定してくれる気の置けない家族がいること」(30代・岡山県)
「家族がいつもニコニコして出迎えてくれる家」(30代・愛知県)
「家にいても邪魔者扱いされない家」(30代・神奈川県)
【3】ひとりになれる空間がある
男性はいくら大切なパートナーがいても、仕事や家庭から解放されたプライベートな時間を大切にしたい生き物。
周りを気にせず好きなことに集中できる、オフの時間は必須なのです。
「自分の自由が利く」(30代・神奈川県)
「快適に過ごせる。誰の邪魔も入らない空間」(30代・東京都)
「自分の時間場所が確保できる。美味しいご飯がある。やらなければいけない事が終わっている」(30代・熊本県)
「趣味のスペースがあるところ」(30代・愛知県)
「周りに干渉されずにストレスなく生活できる家」(30代・千葉県)
【4】楽しめるコンテンツがある
「帰ったら観たい映画がある」「読みたい本がある」など家に帰る楽しみがあると、帰宅時の足取りも軽やかになるでしょう。
自分とは違った趣味だとしても、相手の趣味を理解してあげることが、信頼関係を築くための第一歩なのです。
「ゲームが豊富」(20代・静岡県)
「自分の趣味に適した家」(30代・東京都)
「趣味の物がいっぱいある」(30代・埼玉県)
「書斎などリラックスできる場を作る」(30代・和歌山県)
【5】食事が充実している
「毎日おいしい料理が食べたい」と思うのは日常生活で当たり前のこと。男性が早く帰りたくなる条件として、毎日の食事が充実しているという意見も多いようです。
毎日の食事に満足感が高いと、精神的にも安定してふたりの仲もより一層深まりそうですね。
「ご飯が美味しい」(30代・愛知県)
「温かいご飯を作って待っていてくれる家」(30代・埼玉県)
「雨風がしのげて、出来れば暖かいご飯があること」(30代・東京都)
「ご飯が美味しい」(30代・愛知県)
【6】清潔感がある
「早く家に帰りたい」と思ってもらうには、きちんと掃除が行き届いていて清潔感のある家であることも大切。
帰ってゆっくりしたいのに散らかっていると心も休まらず、リラックスできませんよね。『部屋はその人の心を映す』と言われることもあるようなので、家を綺麗に保てるように意識してみましょう。
「住む人も家も清潔感があり、開放的で明るい雰囲気だと帰りたいなと思える」(30代・徳島県)
「綺麗なら」(30代・神奈川県)
「掃除が行き届いている」(30代・岩手県)
最後に
誰でもひとりになりたいときもありますし、身内ではなく少し離れた関係の人に話を聞いてもらいたいときもありますよね。
特に同棲しているカップルや既婚者は、パートナーに対して不満が多いことが原因で「家に帰りたくない」と思わせてしまっているのかも。
今回お伝えした「男性が家に帰りたくない場合の対処方法」を参考にして、自分ができることを試してみてください。
お互いが相手に寄り添う気持ちを持って、日々尊敬や感謝の気持ちを忘れないようコミュニケーションをとっていくことをおすすめします。
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