ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#139>
前回記事:『35歳で年収250万円… 稼ぐ力をつけたいが、どうすればいいかわかりません』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
理想を下げられないまま、気づけば40歳になっていました。結婚したいなら自分の立場を理解しなければいけないと頭ではわかっています。自分なりには妥協もしているつもりです。しかしそれでも足りないのか、うまくいかなくて……。若い頃に結婚相談所で活動していたこともありましたが、合わなくてすぐに退会しました。私はどうすれば結婚できるのでしょうか。アドバイスが欲しいです。
理想を下げる必要はないものの……
相談者さんの思い描いている「理想」というのは、具体的にどんな内容でしょうか。
自分なりには妥協しているとのことで、できれば同年代がいいとか、身長はせめて175cm以上欲しいとか、太ってなくて、清潔感があって、普通にコミュニケーションがとれて、次男で、せめて自分より稼いでいて欲しい―― というような話でしょうか。
これらの理想が高いとか低いとか、あれこれ言う気はありません。
相談者さんにとってどうしても重要なポイントであるなら諦める必要はないし、むしろ譲ってはいけないと思います。
ただ、大事なことを忘れていないでしょうか。
結婚がしたくて、その相手を探している相談者さんには、何を差し置いても絶対に外せない条件があるはずです。
それは――「相談者さんと結婚したいと思ってくれる相手であること」。
理想を下げろ、なんて言いません。しかしながら、相談者さんがあれこれ注文をつける前に、まずは相手が「結婚したい」と思ってくれない限り結婚話は進まないのです。
真剣に結婚を望む方へ、2つのアドバイス
真剣に結婚を望んでいるなら、優先順位を入れ替えることをお勧めします。
理想を掲げるより先に、まずは絶対に外せない条件を満たした相手――「結婚したい」と言ってくれる男性と向き合うところからスタートしませんか。
この点で、結婚相談所は非常に効率的です。本気で結婚したい男女が登録しており、「結婚したい」と言ってくれる相手と出会える確率が高いからです。
相談者さんは若い頃に一度結婚相談所を利用したもののすぐ退会したようですが、優先順位を入れ替えた上での再チャレンジなら違う結果になると思います。「理想の条件に合わない」と感じても、いったんは飲み込みましょう。少なくとも彼は相談者さんとの結婚を望んでいて、もっとも重要な条件をクリアしている相手です。
その上で、冷静に考えてみてください。
気になっている幻滅ポイントは結婚生活に絶対なくてはならないものか? 今後変えていける余地はないのか?
例えば趣味が合わないとして、結婚生活に共通の趣味が(あったほうが楽しいのはそうだとしても)どうしても必要でしょうか。服装がダサい、スマートさに欠ける等は、今後のアドバイス次第で変えられる話ですよね。
これらの作業は“妥協”とは違います。結婚生活に必ず必要な“歩み寄り”です。
無理に結婚する必要はまったくありませんが、結婚したい気持ちがあるなら、【優先順位の入れ替え】と【歩み寄り】を実践してみてください。
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お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。2021年7月 集英社より「恋と友情のあいだで(コミック版)」発売、2022年10月よりフジテレビ(東京ローカル)およびFODプレミアムにてドラマ放送・配信中。