ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#113>
前回記事:『「ブス」と言われた過去… 努力して綺麗になっても恋愛がうまくいかない』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
蛙化現象に悩んでいます。好感を抱いていたはずなのに、いざ男性から気のある素振りをされると気持ち悪くなってしまうんです。現在も婚活パーティーで知り合った方とやりとりをしていますが、どうやら気に入られている様子で、すでにちょっと嫌悪感を感じてしまい次の約束が億劫です。私は35歳で、早めに結婚もしたいのに…… どうすれば治りますか?
「気持ち悪さ」の原因は……
「蛙化現象」というのは、好きだったはずの男性が自分に好意を示した途端、相手のことを気持ち悪いと感じてしまう現象のこと。
グリム童話『カエルの王様』のストーリー(童話では、嫌悪感を抱いていたカエルが王子に姿を変えたことで好意を抱くのですが)から、このように呼ばれているようです。
蛙化現象の典型的なパターンとしては、絶対に彼を振り向かせたい! とあの手この手でアプローチしていたくせに、相手が自分の思い通りになった途端に冷めてしまうという例があります。
このような女性は、異性の好意を獲得すること―― モテの確認こそが重要で、恋愛そのもの(互いをよく知り、信頼を築き上げたり支え合っていく関係性)を必要としていない、あるいは異性にモテることで自己肯定をはかっているケースもありそうです。
しかし相談者さんは上の例と異なりますよね。
相談者さんは相手の好意を得ようとしていませんし、むしろ好意を獲得する前段階で億劫になっています。
蛙化現象というよりも、よく知らない男性に対する警戒心が「気持ち悪さ」に繋がっているように感じます。
婚活パーティーという出会い目的の場で知り合い、少しばかり話しただけの男性と恋愛するイメージが湧かない。まだよく知りもしないのに好意を抱かれても困る。どう対応していいかわからない――。
こういった感情が先行し、負担を感じて面倒になってしまっているだけではないでしょうか。
すぐに白黒つけず、グレーのまま様子を見れば良い
大丈夫です。相談者さんはそのまま、自然体でいればOKです。
デートをしたから恋人ってわけでもないし、恋愛するイメージがわかないならひとまず友人として会えばいい。相手の好意を感じても、気づかないフリをしていいんです。
婚活パーティーで出会い、まだ互いに何も知らない二人です。心を開けなくても仕方がない。これから少しずつ時間を共有していく中で、恋人になる可能性があるかもしれないし、ないかもしれない。すぐに白黒つけようとせず、グレーのまま様子を見ればいいじゃないですか。
不必要に構えず、あれこれ考えるよりも目の前の出会いを素直に楽しんでみてください。
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お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。