カップルが喧嘩をする原因って?
喧嘩をしたくないと考えているカップルでも、残念ながら喧嘩をすることがあります。
では、カップルが喧嘩をしてしまう原因とは?
7つの代表的な原因を見ていきましょう。
♦︎コミュニケーション不足
カップル間での話し合いが不足してしまうと、ふたりのあいだに誤解やすれ違いが生じやすくなります。
お互いの気持ちや考えを十分に伝えあえないままになってしまうと、相手の行動への不信感や不満が蓄積しやすくなり、ちょっとした問題でも大きな衝突に発展することがあります。
♦︎期待のズレ
カップルそれぞれがお互いに対する期待が異なる場合には、失望や不満が生じがちに。たとえば、相手にもっと積極的に行動してほしいと思っているのにそれが叶わないといったシーンや、考えていることを察してほしいのに知らん顔をされてしまったといった場面では、恋人に対して一方的な苛立ちや怒りが芽生えることも。
相手が自分と同じように考えているはずだ、という思い込みが期待のズレをもたらします。
♦︎優先順位の違い
カップルでも、もともとは他人。それぞれ異なる価値観や優先順位を持っていて当たり前です。
ところがカップルになったというだけで、自分と同じような優先順位を相手にも持ってほしいと思ってしまうことも。たとえば、お金の使い方や家族との関係、キャリアの重要性といったテーマに対して、自分と同じように優先順位をつけるよう相手にも望んでしまいます。
彼と彼女とのあいだで優先順位の違いが大きくなるほど、日常の生活や将来の計画において意見が対立しやすくなり喧嘩の原因になりやすいでしょう。
♦︎嫉妬や不安
嫉妬心や不安は、カップル間の信頼が揺らいだときに生じやすい感情です。パートナーが別の異性と親しくしていたりSNSで知らない異性とやりとりしているのを見たりすると、不安が強まり感情的になりがちに。
日頃の嫉妬心や不安感が強いものであるほど、喧嘩に発展しやすいでしょう。
♦︎過去の問題への意識
ふたりにおける過去の出来事に未解決の問題があると、時間が経ってから再び喧嘩の火種になることがあります。
例えば、彼はすでに許されたと思っていたことを彼女が再び話題に上げると、怒りや不快な感情が再燃してしまいヒートアップしやすいだけでなく、すでに終わったことをまた持ち出している彼女に対して彼が新たな怒りを抱くことも…。
♦︎ストレスや疲労
仕事や生活のストレスがたまっていると、些細なことでイライラしやすくなり、パートナーに対しても攻撃的な態度を取ってしまいがちに。
心や体が疲れているときには、日常の些細な場面でも冷静な対話が難しくなりやすいでしょう。そのため小さなことでも、大きな喧嘩に発展しやすい環境です。
♦︎誤解や言葉の行き違い
日常的にコミュニケーションをとっているカップルでも、言葉や表現による誤解によって喧嘩が発生することもあります。
相手が意図していない言葉を言ったらネガティブに受け取られてしまったり、不適切な言い方によって不快にさせてしまったり。同じ言語を話すカップルでも、表現や言葉の選び方ひとつで印象が変わることから、話し方の癖や口調も影響します。
アラサー以上のカップルの「効果的な仲直りの仕方」
喧嘩をしてしまったら、早めに仲直りをしたいもの。拗れた感情は、早めに改善を試みましょう。
大人の喧嘩では、ただ「ごめん」と言い合うだけでは満足できない原因によって喧嘩になっているケースも多いことから、ただ謝るだけの仲直りはおすすめできません。
アラサー以上のカップルが仲直りできる効果的な方法を解説します。
♦︎相手の立場を理解する
喧嘩の原因が何であっても、まずは相手の視点を理解する努力を。
自分の気持ちや考え方だけでなく相手がなぜそのような行動や発言をしたのか、その背景を考えることも大切です。
大人になると性格だけでなく立場によっても考え方や主張が異なるケースも多いため、相手の感情や意見に対する理解を示す姿勢を見せられると、対立姿勢が緩み前向きな話し合いがしやすくなるでしょう。
♦︎相手を非難しない表現を使う
仲直りに向けた話し合いでは、相手を攻撃したり非難したりする表現を避けるのが鉄則。
たとえば「あなたはいつもこうだ」という批判的な言い方ではなく「私はこう感じた」という自分の感情に焦点を当てた表現を使えれば、問題の解決に向けて解決策を考えやすくなります。
少しでも相手を非難してしまうと、そこからさらに感情が拗れかねないため、仲直りの話し合いでは特に使う言葉に気をつけましょう。
♦︎リラックスできる環境をつくる
仲直りのための話し合いでは、リラックスできる環境が大切です。
仕事の合間に数分で済ませようとしたり疲れているときに無理に会って話したりといったリラックスできない環境は、前向きな話し合いができる環境ではありません。
できるだけ緊張感が和らぐような静かな場所で、時間がたっぷりあるときにお互いが何かに追われることのない雰囲気で話し合えると、冷静な話し合いがしやすいでしょう。
大人になるほど喧嘩の内容が複雑になることも
学生時代の喧嘩と比べると、大人になってからの喧嘩は内容が複雑になりがちな面もあります。
しかし予期しない喧嘩が起きたときに、拗れた感情を放置してやり過ごそうとするのは、ふたりの将来にとっては避けるべき行動のひとつ。問題点にしっかりと向き合いお互いに改善策を考えることが、カップルの絆を深めるためにも不可欠でしょう。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。