夫婦の倦怠期10のチェックリスト
夫婦関係が倦怠期に陥っているかを判断するチェックリストです。当てはまるものが多いほど倦怠期に入っている可能性が大!
まずは自分たちが倦怠期に陥っているかをチェックして、そのうえで改善策を模索していきましょう。
♦︎1:会話が減っている
普段の何気ない会話や、仕事や日常の出来事について話す時間が少なくなっていませんか?
会話が減っているのは夫婦間の心の距離が広がり始めているサイン。倦怠期になるとパートナーと話すのも面倒に感じたり楽しくないと思ったり…。
無理にまで会話をする必要はありませんが、以前よりも明らかに会話が減っているときには他愛もない話から増やしていくよう意識してみて。
♦︎2:一緒に過ごす時間が減っている
それぞれの時間を過ごすことが増えていて、別々に出かけたり同じ空間にいても別々のことをしていたりする時間が増えていませんか?
夫婦が一緒に過ごさなくなるのは倦怠期にありがちな行動です。けれど無理に一緒に何かをするとストレスになる場合もあることから、まずはひとつでもお互いが興味をもてることを見つけて、そこだけは一緒に取り組むように心がけてみて。
♦︎3:スキンシップが少ない
ハグや手をつなぐなどのスキンシップが減っていて、お互いの温もりを感じる機会が少なくなっていませんか?
倦怠期に入った夫婦はレスになりやすいだけでなく、日常的なスキンシップも減りがちに。
パートナーに触れない生活が常態化するとどんどん物理的に距離が離れていく場合もあることから、意識的に触れるようにしてみて。
♦︎4:パートナーに対する興味が薄れている
相手が何をしているのか、何に関心を持っているのか興味が薄れていませんか?
「好きの反対は無関心」とも聞くように、パートナーへの気持ちが薄れると比例するように関心も薄れていきます。
パートナーがどこで何をしていても気にならず、むしろお互いが自由にしている関係が心地よいと思ってしまうことも。
しかし夫婦としての意義を考えたときにはお互いがパートナーへの関心を抱いているほうが健全。まずは、パートナーの予定を把握するところから改善してみて。
♦︎5:感謝の言葉が減っている
小さな気遣いや家事をしてもらったことに感謝する気持ちが、お互いに少なくなっていませんか?
感謝の気持ちを伝えるのは、人間関係の基本中の基本。夫婦になると「言わなくてもわかるはず」や「恥ずかしくていちいち言えない」といった感情を抱いたり、倦怠期を迎えると「わざわざ言う必要はない」などと冷めた感情が芽生えやすいことから、さらに感謝の気持ちを口にしない夫婦が増える傾向もあります。
♦︎6:ストレスや不満を口にする機会が増えた
日々の生活でパートナーに対する不満が増え、些細なことでもイライラしやすくなっていませんか?
これも倦怠期の夫婦にありがちな特徴で、相手を尊重する気持ちが薄れるとともに不満やイライラを抱えやすくなります。
パートナーに直接不満を言うだけでなく、周囲の友人や同僚に家庭の愚痴を話す機会が増えたりSNSに匿名でパートナーへの不満を書いたりといったパターンもあるでしょう。
♦︎7:デートや旅行などイベントの計画が減っている
お互いのために、イベントや旅行などを計画する機会が減っていると感じませんか?
倦怠期に入るとパートナーが喜ぶことを積極的にしなくなる夫婦は少なくなく、無理をして計画をしてもデート中に白けた空気になったり旅先で喧嘩をしたりといったアクシデントにも見舞われがちに。
そのうちに夫婦で出かけるのは楽しくないとお互いが感じ始め、一緒に出かける機会が激減します。
♦︎8:パートナーがそばにいても孤独感がある
一緒にいるのに、孤独や物足りなさを感じる瞬間が増えていませんか?
倦怠期を迎えると夫婦なのに心が通い合っていないと感じる瞬間が増え、これが孤独感を生む原因に。
同じ空間にいても会話が噛み合わなかったり目を合わせて話さなかったりといった些細なことが積み重なり、心の距離を感じるようになります。
♦︎9:会話のほとんどが家事や生活のことだけ
家事や生活の管理以外での会話が、明らかに少なくなっていると感じませんか?
その日にあったことや食べたものの話など、いわゆる“他愛もない話”をしなくなっているのは倦怠期の夫婦にありがちなパターンです。
毎日それなりに会話があっても事務的な連絡だけで、楽しいコミュニケーションには発展せずに淡々とした言葉を交わすだけ… となればパートナーとの心の距離が広がっていきます。
♦︎10:お互いに対する期待が薄れている
パートナーに対して家庭での役割に期待することが減り、どこかで諦めの気持ちが出てきていませんか?
話しても理解し合えない、期待をしていたのに何度も裏切られたといった事情が積み重なっていくと、やがてパートナーに対して期待をしなくなり冷めた感情を抱き始めます。
倦怠期の危険度を当てはまった数でチェック
10のチェックリストのうち、当てはまるものはいくつありましたか?
当てはまった数によって、夫婦における倦怠期の深刻度がわかります。
♦︎3つ以下
倦怠期の兆候が、やや見え始めている段階です。でも、まだ深刻な状況ではないので、心配はしなくて大丈夫。
日常に少しだけ変化を取り入れてみるとマンネリに陥っている関係に刺激が加わり、新鮮な気持ちで向き合えるようになるかも♡
♦︎4~7つ
倦怠期の可能性が高まっている段階です。このまま放置をすると、より深刻な状況へと進んでしまうかも。
今のうちにお互いの気持ちを確認し、夫婦として過ごす時間や取り組みを意識して増やしてみましょう。
♦︎8つ以上
倦怠期が深刻化している段階です。
今すぐにでもお互いに向き合って心のケアを行い、解決策を見つけたほうがいいでしょう。
夫婦間だけでは改善が見込めないときには、カウンセリングの専門家に相談するなどして第三者からのアドバイスを得るのも有益です。
倦怠期を放置すると離婚に進むこともある
倦怠期はどんな夫婦にも訪れるもの。ですが軽く考えすぎて放置してしまうと、そのままお互いの気持ちが冷め切ってしまい離婚へと進む場合もあります。
過剰に恐れる必要はないけれど、夫婦の心が離れている心当たりが出てきたときには、関係を改善できるよう夫婦で向き合う姿勢が大切。倦怠期の兆候を感じ始めたら、無理なく変えられるところから改善を模索していくといいですよ♡
TOP画像/(c)Adobe Stock
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。