記憶に直結する「嗅覚」が呼び覚ますあの時のコト
「あの時の彼と同じ香水…。」「あれ? なんだか懐かしい匂い…」など、街中を歩いているときに記憶にある匂いを嗅ぐと、その時の記憶が鮮明によみがえってきたことはありませんか?
人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶をつかさどる「海馬」という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることが可能。そのため、匂いを嗅いだ瞬間に昔の鮮明な「記憶」と喜怒哀楽の「感情」までがよみがえると言われています。
今回、マッチングアプリ「Omiai」を運営する株式会社ネットマーケティングが、都市部在住の15~59歳の男女500名に行った「異性に対して好意を持つ匂い」に関する調査より、男女別の「匂いによって思い出すシチュエーション」ランキングが発表。男女で違いがあるのか? また、男性が思い出すシチュエーション2位はなんとアノ時のこと? 等気になる調査結果を見ていきましょう。
■女性が「匂い」で思い出すのは「恋人との何気ない日常」だけど、男性の2位はアノ行為の時!?
「匂いによって思い出す、恋愛のシチュエーション」について質問をしたところ、男性の1位は43.7%で「デート」、女性の1位は43.6%で「恋人との何気ない日常」という結果に。そして注目したいのは、男性の2位・3位の結果。
嗅覚の仕組みとして匂いは理性とは別に働くためか、男性は「SEX31.1%」や「キス30.3%」が2位・3位にランクイン。やはり本能に直接つながる匂いは身体が直接的に身体同士がつながるあの瞬間が記憶としてよみがえりやすいのかもしれません。
一方、女性の場合は恋人との「何気ない日常」の次に「恋に落ちたこと」が34.5%で2位にランクイン。男性は本能に直接的な「触れあい」の強い記憶が呼び覚まされる傾向がうかがえる一方、女性は「感情」が揺さぶられたときの記憶を呼び覚ましやすいのでしょうか。何かの匂いを感じて誰かの顔を思い出したり、当時の感情がよみがえってきたりと、多くの人が匂いで恋のシチュエーションを思い出しているようです。
■記憶に残りやすく異性を魅了する匂いは男女で違う? 清潔感VS香水の香り
「恋愛のシチュエーションで思い出す匂い」のランキングにおいては、54.6%と半数以上の男性が「シャンプー」の香りと回答。次に、香水(35.3%)、体(31.1%)という順位。反対に、女性は香水の記憶が41.8%と第1位という結果になりました。
男性はさりげない清潔感のある「自然な良い香り」に好意的でその香りが記憶に残りやすく、女性は彼が好きだったあの「特別な香り」が記憶に残りやすいのでしょうか。
■ついつい嗅いでしまいたくなる異性の「匂い」は?
「異性からする匂いで、なぜだか気になって嗅いでしまうもの」に関する調査においても、男性は「シャンプー」が50.7%で1位に。次いで香水(34.6%)、石鹸(32.4%)、体(30.9%)、柔軟剤(17.6%)。男性は「無類のシャンプーの匂い好き」ともう言い切ってしまっても良いのでは? という結果となりました。
一方、女性は体の匂いが32.4%と1位にランクイン。次いで香水(31.7%)、柔軟剤(28.8%)、シャンプー(28.1%)、石鹸(21.6%)という結果となりました。男性とは違い、彼からしか感じ取れない「体」や「彼の好みの香り」が特別感があり、ついつい嗅いでしまいたくなるのかもしれませんね。
彼を魅了する「香り」を身にまとう際のカギは「引き算」
本能に直結し記憶を呼び覚ましやすい「嗅覚」。この「嗅覚」を使った「匂い」から呼び覚まされる記憶や、記憶に残りやすい香りについての調査結果を見てきましたがいかがでしたか?
女性が恋愛のシチュエーションで記憶を呼び覚ましやすい香りは「香水」や「体」の香りなど、彼という「特別感」のある香りでしたが、現代の男性に人気な香りは圧倒的な支持で「シャンプー」という結果に。意図的に身にまとう香りではなく、清潔感が自然と感じられる「ついつい漂ってくる良い香り」が良いみたい。そのため、恋愛においての「香り」は足すよりも「引き算」がカギとなりそうですね♡
Omiai Reportの詳細はこちら
調査主体:株式会社ネットマーケティング
調査名称:恋愛や異性とのかかわりにおける、「匂い」に対する印象ついてのアンケート
調査期間:2022年8月9日~2022年8月10日
調査対象:都市部(東京、大阪、愛知、福岡)に居住する15~59歳の男女
調査数:500名
調査方法:Webアンケート