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LIFESTYLE

2023.07.08

立秋とは暦のうえで秋が始まる日のこと!旬の食べ物や花、行事・風習を紹介

立秋とは暦のうえで秋が始まる日ですが、実際には8月の初旬でまだ暑い盛りです。立秋の時期を3つに分けた、七十二候について説明します。また、旬を迎える食べ物や花、行事や風習についてもご紹介します。

立秋とは秋が始まる日のこと

カレンダー
(c)Shutterstock.com

立秋は、暦のうえで秋が始まる日のことです。

昔の暦では、もっとも日中の時間が長い「夏至」と夜間が長い「冬至」、昼と夜の時間が同じになる「春分」と「秋分」、そしてこれらの4つの時期の中間に位置する「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の8つを八節と呼び、季節を区分していました。

なお、立春・立夏・立秋・立冬の4つは「四立(しりゅう)」と呼び、各前日を節分、つまり季節が始まる日としています。そのため、立秋は秋が始まる日とすることが一般的ですが、厳密には秋が始まった翌日とも考えられます。

立秋は毎年変わるため、カレンダーで確認しておきましょう。また、その日一日だけを指す節分とは異なり、立秋は立秋が始まる日からの約15日間を指すこともあるため、文意を汲み取って使い分けるようにしましょう。

立秋の期間に含まれる七十二候

八節をさらに3等分し、1年を24の期間に分けると「二十四節気(にじゅうしせっき)」になります。1つの節気は約15日間です。

また、それぞれの節気をさらに5〜6日の3つの期間に分けたものを「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼びます。立秋の約15日間も、次の3つの七十二候に分かれます。

・涼風至(すずかぜいたる)
・寒蝉鳴(ひぐらしなく)
・蒙霧升降(ふかききりまとう)

なお、七十二候は時代によっても名称が異なるため、上記以外の名前で紹介されていることもあります。なお、上記の名称は、明治初期に用いられていたものです。それぞれ上から順に初候・次候・末候と呼び、季節の移り変わりを感じられる美しい名前がついています。

立秋以降は「残暑見舞い」がマナー

季節の挨拶は、現代のカレンダーではなく暦に沿っておこなうことが一般的です。暑中見舞いや残暑見舞いも同様です。昔の暦に沿って、正しいタイミングで出すようにしましょう。

立秋までは暦のうえでは夏のため、「暑中見舞い」が適切です。一方、立秋以降の暑さについては「残暑」と呼ばれるため、立秋の翌日からは「残暑見舞い」を出すようにしましょう。

立秋の期間にお盆・送り火がおこなわれる

お盆の行事は地域によっても異なりますが、一般的には立秋の期間中の8月中旬におこなわれます。秋の始まりというよりは、夏の終わりの印象が強い行事でもあります。

また、京都では五山の送り火が有名です。五山の送り火とは、京都市内を囲む5つの山に、火で文字や模様を浮かび上がらせる行事です。

西から順に、鳥居形・左大文字・舟形・妙法(2つの山で別個に火がつけられるが、ひとつとしてカウントする)・大文字が並びます。五山の送り火が終わるとお盆の行事も終わり、先祖の霊もあの世に帰っていきます。

立秋に旬を迎える食べ物や花をご紹介

カゴいっぱいの桃
(c)Shutterstock.com

立秋は、食べ物がおいしくなる時期でもあります。また、夏を彩るさまざまな花も旬を迎えます。立秋に楽しみたい食べ物や花について見ていきましょう。

【果物】桃、イチジク

立秋から9月にかけて、桃が旬を迎えます。

梅雨時期から収穫できる極早生(ごくわせ)のものもありますが、ほとんどの品種は8月になってから味が濃くなり、よりいっそうおいしくなります。桃の収穫を体験できる観光農園もあるため、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

8月になるとイチジクも旬を迎えます。イチジクはアラビア半島が原産の果物といわれ、暖かい時期に収穫できます。

また、イチジクはカルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富で、栄養価が高い点も魅力です。コンポートやコンフィチュールにもしやすいため、ひと手間かけてさらに美味しさを引き出してください。

【野菜】トウモロコシ、オクラ

トウモロコシも立秋の時期に旬を迎える食べ物です。そのまま焼くだけでも美味しいですが、茹でたり、粒をとってサラダや炊き込みご飯に入れたりするのもおすすめです。ひげが茶色いものは栄養価が高く、味が濃いといわれています。

オクラも8月に美味しくなる野菜です。ハウス栽培にも適しているため1年中スーパーなどで売られていますが、やはり味が濃く美味しくなるのは旬の時期です。

オクラはアフリカ原産の野菜といわれていますが、和食にもあうあっさりとした味わいが特徴でもあります。醤油や塩だけで素材の味を引き出したり、お吸い物やカレーなどの汁物に入れたりしても美味しいです。

なお、色が鮮やかな緑色のものは、味も濃く、栄養価が高いといわれています。ハリがあり、角がしっかりと立った固めのものを選ぶと、加熱調理をしても形が崩れにくいためおすすめです。

【魚】スズキ、マゴチ

お盆の時期になると、割烹や料亭では「洗い」を出すようになります。洗いとは、白身魚を薄く削ぎ切りにして、氷水で身をひきしめてから食べる調理法です。洗いにするとよりいっそう美味しくなる魚としては、スズキが挙げられます。

なお、スズキは出世魚です。生まれたときにはコッパ、少し大きくなるとセイゴ、フッコと名前を変え、最後にスズキになります。スズキ自体は脂分の多い魚ですが、洗いにすることで余計な脂がすっきりと落ち、うまみだけが残ります。

マゴチもお盆の時期に美味しくなる魚です。ゼラチン質が多いことから、夏フグとも呼ばれます。マゴチもスズキと同じく、洗いにして食べることが一般的です。

【花】キョウチクトウ、ツユクサ

キョウチクトウの花
(c)Shutterstock.com

夾竹桃(キョウチクトウ)は熱帯原産の低木です。1年の間に何度も開花しますが、とりわけ美しく咲くのは8月といわれています。乾燥や大気汚染にも強いため、都市部でもよく見られます。

一方、ツユクサは野に咲く花です。ホタルを飼うときに籠に入れることもあるため、ホタル草とも呼ばれます。

秋を迎える準備を始めよう

立秋はまだ暑いさかりですが、暦のうえでは秋の始まりを意味します。日に日に夜が長くなり、少しもの悲しいような気分になるのも立秋です。カーディガンなども出し、秋を迎える準備を始めていきましょう。

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