帽子の日は8月10日!由来をご紹介
8月10日は帽子の日です。帽子は英語ではハットと発音するため、「ハッ(8)ト(10)」の語呂合わせから8月10日が記念日として選ばれました。
シャツや靴などのアパレルアイテムとは異なり、帽子はなくても生活には支障がありません。しかし、だからこそ帽子にこだわることで、ワンランク上のおしゃれを目指せます。
また、帽子は紫外線予防だけでなく防寒にも使えるアイテムです。季節にあった帽子を選ぶことで、夏も冬も快適に過ごせます。
帽子を被る3つの目的と選び方
帽子を被る主な目的としては、次の3つが挙げられます。
・熱中症対策・日よけ
・防寒対策
・おしゃれ・マナー
帽子は目的にあったものを選ぶことが大切です。それぞれの目的と選び方について見ていきましょう。
熱中症対策・日よけ
帽子は熱中症対策にもなります。帽子を被ると直射日光が当たらないため、頭皮が熱くなりにくく、快適に過ごせます。
また、つば(ブリム)の大きなものを選べば、日よけ対策としてもおすすめです。顔に紫外線があたりにくくなるだけでなく、首や肩の日よけにもなります。
熱中症対策や日よけ用の帽子は、次の条件を満たしているか確認してください。
・ブリムが大きい
・通気性がよい
・白~薄い色である
ブリムが大きいと直射日光を遮る範囲が広がります。また、熱中症対策にも帽子はおすすめですが、帽子自体の通気性が悪いとかえって熱がこもってしまうため注意してください。
黒や色の濃い素材は熱を吸収しやすくなります。熱中症対策のための帽子は、できれば白や薄いベージュ、アイボリーなどを選びましょう。
防寒対策
帽子は防寒対策にもおすすめのアイテムです。ニット素材の帽子なら、頭部があたたかくなるため防寒向きです。
暖かさを追及するなら、耳がしっかりと覆われているタイプのものを選びましょう。たとえば、一般的なスタイルのニット帽に耳当てがついた「ニットガイド」と呼ばれるものや、飛行機やバイクを操縦する際に被る「トラッパー」や「飛行帽」と呼ばれるものなら耳まで暖かさをキープできます。
おしゃれ・マナー
帽子はおしゃれ目的で被ることも多いです。また、イギリスなどでは、屋外の集まりでは帽子を被ることがマナーとされていることもあります。
室内では帽子を脱ぐのがマナーとされていることがあります。とくに男性は室内での会食などでは、帽子をクロークに預けるほうがよいでしょう。また、和室での集まりや目上の方と会うときにも、帽子を脱ぐほうがよいとされています。
ただし、女性は帽子もファッションの一部とされているため、室内で被っていても問題ないとされることが一般的です。しかし、ブリムが広い帽子などは周囲の方に迷惑をかけてしまうことがあります。たとえば観劇のときなどは、視界を遮ることになりかねません。場所や状況にあわせて、適切に判断してください。
帽子の置き方・持ち方・管理方法
帽子は、クラウン(ふくらみのある部分)を下にして置くのが正解とされています。クロークに預けるときには、ブリムを両手で持ち、クラウンを下にして担当のスタッフに渡すようにしましょう。
中折れタイプの帽子も、クラウンを持つのはおすすめできません。とりわけストローなどの天然素材の帽子の場合、クラウンを持つとくぼみが割れてしまうこともあるため注意が必要です。
帽子を箱に片付けるときも、クラウンを下にすることで型崩れを防ぎやすくなります。
また、クラウンの形を美しく保つためには、帽子箱に入れるだけでなく、クラウン自体を支える筒を用意しましょう。厚紙でクラウンより一回り大きい筒(高さはクラウンよりも数cm高め)を作り、帽子を逆さまにしてクラウン部分を筒の中に入れて保管します。
ウールなどの天然素材の帽子は、防虫剤も入れてください。防虫剤は上から下に薬剤が広がるため、帽子の上部に入れることがポイントです。
帽子の日には帽子を被りたい!種類をご紹介
帽子の日には、帽子を被っておしゃれ度をアップしましょう。帽子の種類と特徴を紹介します。
ハット
ブリムがある帽子を「ハット」と呼びます。全体にブリムが広がっているため、熱中症対策にもおすすめです。
トップハット
トップハットとは、円筒状のクラウンに少し縁が反ったブリムがついた帽子です。日本ではシルクハットと呼ばれることもあります。男性の礼装用帽子としても使われます。
中折れ帽
中折れ帽とは、クラウンの中央部が縦にくぼんでいる帽子です。フェドーラとも呼ばれます。
ポーラーハット
半球型のクラウンが特徴の帽子です。トップハットのようにブリムの縁が反りかえっている点も特徴です。日本では山高帽(やまたかぼう)とも呼ばれます。
ポークパイ
ポークパイとは、ポーラーハットの上部を全体的にくぼませたような形の帽子です。ポークパイに形が似ていることから、その名がつけられました。
クロッシェ
クロッシェはその名のとおり、釣鐘型の帽子のことです。クラウン全体がなだらかで、ブリムは下向きです。
キャベリン
キャベリンはクロッシェと似た形状ですが、ブリムが広く、クラウンの周りに巾広のリボンがついていることもあります。日本では女優帽と呼ばれることもあります。
キャップ
キャップとは、前面部分だけに庇状のブリムがついた帽子です。6枚の生地をつなぎ合わせた「6パネルキャップ」や後方がメッシュ生地の「トラッカーキャップ」などがあります。
そのほかの帽子
ニット素材の「ニット帽」や、ブリムのない「ベレー帽」などがあります。また、クラウンもブリムもない「耳当て(イヤーマフラー)」も帽子の一種と考えることがあります。
帽子でワンランク上のおしゃれを!
帽子と服装のテイストをあわせれば、いつものコーディネートが簡単にクラスアップします。カラーや形にもこだわって、ぜひおしゃれ上級者を目指してください。