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LIFESTYLE

2023.04.17

みずの日とは? 水循環基本法で定められた記念日のこと! 由来やイベントを紹介

みずの日とは、水循環基本法で定められた記念日で、毎年8月1日に制定されています。どのような由来で始まった記念日なのか、また、関連する記念日やSNSなどを通して実施されるフォトコンテスト、功績者の表彰式などについて説明します。

水の日(みずの日)とは水循環基本法で定められた記念日

小川のせせらぎ
(c)Shutterstock.com

水の日(みずの日)とは、2014年に制定された水循環基本法で定められた記念日です。水がないと、私たちは1日たりとも生きていけません。水の重要性、水資源の開発の重要性について改めて注目し、関心と理解を深める日として定められています。

また、水の日を記念し、さまざまな省庁や都道府県などの自治体が連携したイベントも開催されます。国民一人ひとりが水の重要性について再認識するためにも、イベントに参加してみましょう。

水の日が8月1日に決まった由来とは?

水の日は毎年8月1日です。日本では、毎年8月が水の使用量がもっとも増える月とされています。大量に水を使う月の最初の日(8月1日)を水の日と定めることで、水の使い方について改めて考え、節水を心がけるように促しています。

現在では水が不足することはあまりありませんが、少し前までは夏になると給水車が見られたり、時間を決めて断水が実施されたりすることは珍しいことではありませんでした。

水が不足する不便な生活に後戻りしないためにも、水の使用量が増えるときに水の日を制定し、国民すべてに水についての啓蒙活動を実施しています。

水の週間とは?

水の週間とは、8月1日〜7日の1週間を指します。年によっては1日が平日にあたるため、大々的なイベントを実施しても集客が見込めないかもしれません。水の週間を定めておけば、多くの人が参加できるイベントを土日に実施することも可能です。

今年の水の週間は、通常以上に節水できるように意識して生活してみてはいかがでしょうか。例えば、洗顔フォームやシャンプーを泡立てている間、洗ったお皿を並べている間などは、こまめに水を止めるなどです。

また、シャワーや洗面所の蛇口の水量設定を少し小さくするだけでも、大幅な節水ができます。ぜひ節水できる部分がないか、生活を見直してみましょう。

世界水の日とは

なお、水の日とは日本独自の記念日です。世界的な水の日は、また別に存在しています。

「世界水の日」とは、1992年12月に開催された国連総会で定められた記念日です。毎年3月22日に、世界のさまざまな国で水の大切さを伝えるイベントが開催されます。

同日には水について学ぶ会議やセミナー、展示会なども実施されるため、興味がある方は参加してみましょう。

日本では上下水道が発達し、どこでも蛇口さえひねれば清潔で透明な水が出てきます。しかし、これは世界的に見れば決して普通のことではありません。

実際に、世界では約9億人もの人が汚れた水しか飲めない状況に置かれています。また、約25億人が衛生的なトイレを使用できていません。

このような水に関して問題のある地域では、浄水施設や配水施設、下水処理施設が整っていないという問題を抱えています。安心できる水をすべての人に供給するためにも、浄水・配水・下水処理のインフラを整えることは急務といえるでしょう。

また、下水処理施設がない地域では、汚れた水をそのまま海や川などに流しています。海洋や河川が汚染し、水中生物の生態系に影響を及ぼしたり、他地域の水資源が汚染されたりする可能性も充分に想定されます。

つまり、水に困難な状況を抱えている地域のインフラを整えることは、私たちの生活と地球を守るためにも必要不可欠なことなのです。

水の日のイベントをご紹介

(c)Shutterstock.com

8月1日の水の日や、8月1日〜7日の水の週間では、さまざまな関連イベントが開催されます。その中でも、注目したいイベントをいくつか紹介します。誰でも参加できるイベントもあるため、ぜひ興味のある方は参加してみましょう。

水とのふれあいフォトコンテスト

「水とのふれあいフォトコンテスト」とは、水の週間が始まった10周年を記念して1986年からスタートしたイベントです。「水とのふれあい」をテーマとした写真が広く募集され、グランプリや優秀賞、特別賞などの計30点に賞が与えられます。

なお、「水とのふれあいをテーマとした写真」とは、命を支える存在としての水や、ダムや水道などの水施設、暮らしの中での水、歴史ある風景の中の水などを指しています。過去の受賞作なども参考にし、独自の視点で生活の中の水を切り取って応募してみましょう。

水とのふれあいフォトコンテストSNS

最近は、カメラで写真を撮る機会も減ってきています。日常のちょっとした一コマはスマホで撮影するのがスタンダードになっているため、「カメラをどこに片付けたかわからない」「デジタルカメラを久々に見たら、バッテリーがゼロになっていた」という方もいるでしょう。

そのような方は、「水とのふれあいフォトコンテストSNS」に応募してみてはいかがでしょうか。

「水とのふれあいフォトコンテストSNS」は2016年から始まったイベントで、水の日のページをフォローし、『#8月1日は水の日』とタグをつけて投稿するだけで参加できます。

水資源功績者表彰

「水資源功績者表彰」では、水資源の開発や利用などにおいて尽力した個人・団体が毎年表彰されます。都道府県等の推薦を受け、国土交通省水資源部の選考基準を満たすことが条件とされており、令和4年度は1人の個人、7つの団体が表彰されました。

水の週間打ち水大作戦

水の週間には、全国各地で打ち水が実施されます。打ち水はヒートアイランド対策や冷房機器の使用減少にもつながる昔ながらの習慣です。打ち水をするときは、次の条件を満たしておくようにしましょう。

・水道水を直接使用しない
・お金をかけない
・涼しげな服装で参加する
・効果を測定する

水の大切さについて考えてみよう

水の波紋
(c)Shutterstock.com

水は、なくてはならない大切な資源です。誰もが安心して使用できるよう、一人ひとりが水の大切さを意識し、無駄遣いしないように心がけていきましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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