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2022.03.30

2022の夏至の日はいつ? 由来や日の出・日の入りなども合わせて解説

夏至(げし)とは、二十四節気のひとつで毎年梅雨が終わりにさしかかる、6月の下旬頃にやってきます。例年、6月21日から6月22日となっており、今年、2022年の夏至は、6月21日(火曜)です。本記事では、夏至の由来や慣習などについて解説していきます。

【目次】
2022年の夏至の日はいつ?
そもそも夏至の日とは? 数え方も紹介
夏至の日の日照時間について
夏至の日の出・日の入りの方角について
夏至の日にする事とは?
最後に

2022年の夏至の日はいつ?

(c)Shutterstock.com

日本には1年を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた「二十四節気」という季節の呼び方があります。二十四節気とは、太陽が1年間に移動する道筋(黄道)を24等分して季節の移ろいの基準点とし、およそ半月ごとに季節の変化を示したものです。「立春」や「春分」、「冬至」など、今でも季節を表す言葉として使われていますよね。

そして、今回ご紹介する「夏至(げし)」も二十四節気のひとつです。毎年、梅雨も終わりにさしかかる、6月の下旬頃にやってきます。例年、6月21日から6月22日となっており、今年の夏至は6月21日(火)です。ちなみに、去年は6月21日(月)でした。

1年で最も昼が長い日として知られていますが、その由来や意味を詳しく知っていますか? 本格的な夏の始まりを意味する「夏至」について深掘りしていきましょう!

そもそも夏至の日とは? 数え方も紹介

(c)Shutterstock.com

冒頭でもご紹介しましたが、夏至とは二十四節気のひとつで、「夏の頂点」を意味します。1年の中で、正午における太陽の位置が最も高く、昼の時間が最も長い日のことです。

また、1年の中で最も昼の時間が短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、夏至を含む、この4つの節気を合わせて「二至二分」と呼びます。どれも、今でも馴染みのある季節を表す言葉ですよね。

二至二分は、それぞれの季節の中気として定められおり、二十四節気の中でも重要な節気とされています。二十四節気は、春・夏・秋・冬、それぞれの季節が6つの節気に区分されています。

夏の節気は、「立夏(りっか)」、「小満(しょうまん)」、「芒種(ぼうしゅ)」、「夏至」、「小暑(しょうしょ)」、「大暑(たいしょ)」となっており、夏至は夏の4番目の節気です。二十四節気の中では、春の始まり「立春」から数えて、10番目となっています。

夏至の日の日照時間について

(c)Shutterstock.com

昼の時間が長いということは、それだけ太陽が出ている時間が長いということです。当然、日照時間が長くなることで、気温が上がり暑くなるように思いますよね。しかし、日本の場合、夏至が梅雨の時期と重なっているケースが多く、曇りや雨が続くため、それほど暑さを感じることはありません。

ただ、日が長くなることで、夏の訪れを感じる人も多いはず。夕方頃でも、まだ明るい空を見ると、なんだか得をした気分になりますよね。大人になった今でも、嬉しい気持ちになるものです。では、実際に夏至の日照時間は、どれくらい長くなるのでしょうか。

夏至の日の日照時間・北日本と南日本の違い

夏至の日の日照時間は、東京でも約14時間35分。最も日照時間の短い冬至(12月22日頃)は、約9時間35分なので、約5時間も長くなります。同じ1日でも、昼の長さが、こんなにも変わってくるんです。

また、日本の中でも地域によって日照時間は変わります。特に夏至と冬至の日照時間の差が大きいのは北海道で、約8時間も違いが出ることがあります。逆に、沖縄県では、日照時間の差は約3時間半ほどと、同じ日本でもこれだけ違いがあるのは驚きですね。

夏至の日の日照時間・北半球と南半球の違い

世界各国、季節の訪れは住む地域によって様々ですよね。北半球と南半球では昼と夜の長さが逆転するため、北半球が夏至のとき、南半球では冬至になります。地軸の傾きによって、地球の北極側が太陽に近くなり、南極側が太陽から遠くなっているためです。

要するに、北半球では昼が長く、気温が高くなるのに対し、南半球では昼が短く、気温が低くなります。また、夏至のとき、北極では1日中太陽が沈まない白夜となり、反対の南極では1日中太陽が昇らずに真っ暗な極夜になります。

夏至の日の出・日の入りの方角について

(c)Shutterstock.com

夏至だからといって、特別に日の出・日の入りの方角が変わるわけではありません。皆さんご存知の通り、太陽は東から昇り、西に向かって沈みます。しかし、夏至のときは普段よりも、北に近い方角に向かって日が沈むため、日が最も高く昇り昼の時間が長くなると言われています。

夏至の日にする事とは?

(c)Shutterstock.com

冬至には、ゆず湯に入ったり、小豆かぼちゃを食べたりと、日本全国に通じる風習や料理がありますが、夏至には、特別決まった風習はないようです。ただ、一部の地域では、今でも残っている風習があるので地域別に見ていきましょう。

♦︎関東地方、島根県、熊本県の各郡=小麦で焼き餅を作って神に供える

昔は稲だけでなく、小麦も同じ畑で栽培する二毛作の農家が多く、毎年夏至の頃に新小麦が収穫されました。その小麦を使って焼き餅を作り、神様に豊作を願ってお供えしたり、みんなで食べたりしていたそうです。

♦︎大阪府=タコを食べる

タコの8本足のように、しっかり稲が八方に根を張るようにと豊作を祈願し、タコを食べるようになったそう。

♦︎福井県=鯖を食べる

昔から、鯖は貴重なスタミナ源とされており、厳しい夏が来るまでに体力をつけておこうという意味が込められているのだとか。

♦︎香川県=うどんを食べる。

うどんは香川県の名物ですから、夏至に限ったことではなさそうですね。しかし、夏至の時期が、ちょうど麦の刈り入れが終わる頃であることから、収穫した麦を使って、みんなでうどんを打ち、食べるそうです。

また、三重県二見浦では夏至を挟んだ、1ヶ月前後のみ、夫婦岩の間から朝日が昇ることから「夏至祭」というものが行われます。これは天照大神を迎えるためのお祭りで、毎年300人近くの男女が参加するそうです。

ふんどし姿の男性と白装束に身を包んだ女性が、祝詞を唱えながら海に入り、朝日が昇る夫婦岩に向けて国歌を斉唱し、手を合わせて体を海水に沈め、みそぎを行います。

最後に

(c)Shutterstock.com

いかがでしたか、夏至の由来や意味について伝わったでしょうか? 夏至は、1年の中で最も昼が長い日ですが、夏至を過ぎれば少しずつ冬に向かって、日が短くなっていきます。そう考えると、なんだか特別な日のように感じますよね。

冬至のように、決まった風習や料理はありませんが、2003年から「キャンドルナイト」というムーブメントが日本各地で行われてきました。これは夏至と冬至には、20時から22時まで電気を消し、ロウソクの明かりだけで過ごそう、というもの。

今年の夏至は、テレビやラジオを消して、静かに語り合ったり、早めに就寝してリラックスするのも良いでしょう。忙しい日々の中でも、普段とは違う時間を過ごすことで、新しい発見があるかもしれませんよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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