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LIFESTYLE

2025.04.08

小満(しょうまん)は二十四節気のひとつ! 意味や時期、関連する食べ物や花を紹介

小満(しょうまん)とは二十四節気の8番目で、2025年は5月21日(水)〜2025年6月4日(水)です。どのような意味を持つ節気なのか、また、季節を楽しむ食べ物や花、風情を感じる和菓子などについてご紹介します。

小満とは二十四節気のひとつ! 意味は?

緑
(c)Adobe Stock

小満(しょうまん)は二十四節気のひとつで、立春から数えて8番目(立春を含む)の節気です。なお、節気とは1年を24に分けた区分のことで、15〜16日程度の日から成り立ちます。小満は例年5月21日頃から6月5日頃ですが、1日ほど前後することも。2025年は5月21日(水)〜2025年6月4日(水)です。

小満とは「植物や動物などのありとあらゆる生き物が次第に成長し、天地に満ち始める頃」という意味です。草木が生い茂り、動物たちも心地良い気候を楽しむ時期とされています。また、麦などの秋まきの作物が育ってくる頃でもあるため、出来具合に少し満足する(小満)といった意味もあるといわれています。

芒種までの約15日間を指す

小満は、7番目の二十四節気である立夏(りっか)の次、9番目の芒種(ぼうしゅ)の前の節気です。芒種が始まる約15日間を指しています。

なお、二十四節気の順序とおおよその開始時期については以下の通り。

・立春(りっしゅん):2月4日頃
・雨水(うすい):2月19日頃
・啓蟄(けいちつ):3月5日頃
・春分(しゅんぶん):3月21日頃
・清明(せいめい):4月5日頃
・穀雨(こくう):4月20日頃
・立夏(りっか):5月5日頃
・小満(しょうまん):5月21日頃
・芒種(ぼうしゅ):6月6日頃
・夏至(げし):6月21日頃
・小暑(しょうしょ):7月7日頃
・大暑(たいしょ):7月23日頃
・立秋(りっしゅう):8月8日頃
・処暑(しょしょ):8月23日頃
・白露(はくろ):9月8日頃
・秋分(しゅうぶん):9月23日頃
・寒露(かんろ):10月8日頃
・霜降(そうこう):10月24日頃
・立冬(りっとう):11月7日頃
・小雪(しょうせつ):11月22日頃
・大雪(たいせつ):12月7日頃
・冬至(とうじ):12月21日頃
・小寒(しょうかん):1月5日頃
・大寒(だいかん):1月21日頃

【七十二候】小満の時期の移り変わり

七十二候とは、二十四節気の節気をそれぞれ3つに分けた区分のことです。順に初候・次候・末候と分け、それぞれの区分の様子を示す言葉があります。

小満の初候は、蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)です。5月21日頃から5〜6日間を指します。次候は、紅花栄(べにばなさかう)です。5月26日頃から5〜6日間を指します。末候は麦秋至(むぎのときいたる)で、6月1日頃から5〜6日間を指します。

小満についての基礎知識

小満とは、元々草花などが生い茂り、生命力に満ちていく様子を指す言葉です。ひとつ前の二十四節気である立夏と比べるとあまり日常生活では使われることがなく、耳馴染みのない言葉かもしれません。

しかし、歳時記や季節の手紙などに記載されていることがあるため、読み方や二十四節気の順序は覚えておくと◎。

小満の時期の特徴

ハイキング
(c)Adobe Stock

小満は、5月下旬から6月初旬を指す言葉です。梅雨に入るまでの時期であれば、天候もよく行楽シーズンといえます。山登りやハイキングなどの自然に触れ合える場所に出かけ、植物の成長や香りを楽しむのもおすすめです。

また、秋まきの植物であれば実ってくる時期でもあります。麦などの秋まきの植物を育てている方にとっては、ほっとひと息つける時期ともいわれています。

小満の季語

麦
(c)Adobe Stock

小満の時期は、麦の収穫期に差し掛かる頃です。この時期に手紙や俳句、短歌を書くなら「麦秋(ばくしゅう、むぎあき)」や「麦の秋」などの季語を使いましょう。

なお、麦秋も麦の秋も、いずれも初夏の季語として使われます。米は秋に実りますが、麦は初夏に実るため、季語にも「秋」の漢字が用いられています。

現在に生きるわたしたちは、日本を代表する作物といえば「米」を思い浮かべるかもしれません。江戸時代には米が経済の基礎となっていただけでなく、規模や扶持を米(石:こく)で示したことからも、米が重要な位置を占めていたことがわかります。

しかし、古来、日本人の生活に重要な役割を担ってきたのは、米だけではありません。麦も日本人の生活に欠かせないものとして扱われてきました。実際に「麦」を使った季語は多く、日本人の生活と麦の結びつきの強さを感じさせられます。

小満に見頃を迎える花

草木が生命力に満たされる小満は、さまざまな花が見頃を迎える時期でもあります。

杜若(かきつばた)

杜若
(c)Adobe Stock

深い青紫の花が美しい杜若(かきつばた)がそのひとつです。水辺に群生し、日本情緒ただよう幻想的な風情をつくり出します。また、杜若は万葉集にも詠まれていることからも、昔から日本で自生していた花としても知られています。

スズラン

スズラン
(c)Adobe Stock

スズランも小満に見頃を迎えます。純白で愛らしいスズランは、可憐なイメージがありますが、花や根に毒が含まれているため取扱いに注意が必要です。

小満の時期に旬を迎える食べ物

ラッキョウ

ラッキョウ
(c)Adobe Stock

ラッキョウは、小満の時期に旬を迎える食べ物です。日本では酢漬けにして食べることが一般的ですが、醤油漬けにして食べることがあります。また、若摘みしたものはエシャロットという名前で呼ばれ、食欲増進効果がある野菜として知られています。

アジ

アジ
(c)Adobe Stock

アジも小満の時期に旬を迎える食べ物です。丸みのあるものが新鮮で、脂がのっておいしいとされています。

小満の時期の和菓子

和菓子
(c)Adobe Stock

和菓子店に行くと、その時期ならではの季節の生菓子を購入できることがあります。小満の時期であれば、杜若の形を模したお菓子も増えるため、一度売り場をのぞいてみてはいかがでしょうか。

爽やかな小満の時期を楽しもう

暑くもなく寒くもない小満は、お出かけが楽しくなる時期です。爽やかな小満の時期を楽しむためにも、山や湖沼などの自然に触れ合える場所に出かけてみるのもおすすめです。また、アジやラッキョウなどの旬の食べ物も味わい、季節を感じてみましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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