プロランナー・大迫傑選手「〝1日
の積み重ね〟の先に成長がある」

箱根駅伝のスターからマラソンに転身。2020年東京マラソンを筆頭に2度も日本記録を更新するなど、世界を舞台に活躍するプロランナー・大迫 傑選手。その走りはもちろん、常識に捉われない言動に「何かやってくれるんじゃないか」と観ている人を魅了する、日本陸上競技界のトップを走り続ける選手である。そんな彼だが2021年の東京五輪で6位入賞を果たしたあと、一度現役を引退している。

選手としてはオリンピックが一番の目標でした。そこをひとつの区切りにするのが気持ち的にも納得できたので引退を決意したんです。ですが、チームメイトだった年上の選手の頑張っている姿を見たときに、純粋にすごくかっこいいなと感じ、もう一度走りたいという気持ちになり、半年後に現役復帰をしました。走るのが嫌いになったわけではなく、引退後もランニングは続けていたので、自然に戻ることができました。しかも成績を意識して走っていたときよりも、マラソンが楽しくなったし、競技に対して少し達観できるようになり〝一日の積み重ね〟が成長につながると感じられるようになったので、この決断に後悔はありません。

今夏、日本で18年ぶりに〝世界陸上〟が開催。日本中が熱狂・興奮していたが、大迫選手はこの大会をどのように見ていたのか。
正直、国立競技場が満員になり、あそこまで陸上競技が国民のみなさんに興味をもってもらえるなんて思ってもいなかったので、単純に〝すごいな〟と思いました。5年、10年前は厳しかった競技、たとえばハードルで日本人選手が頑張っていたところには特に可能性を感じましたし、すごくいい刺激をもらいました。僕個人としては、少し前まではマラソンの魅力を多くの人に伝えたいとさまざまな活動をしていましたが、今は一旦競技に集中したいなと思っています。マラソンは世界的にメジャーな大会も多いので、そこでしっかり自分を出せるように高めていくのが次の目標です。

現在、日本とアメリカの二拠点で活動をしているという大迫選手。
結構ミニマムなタイプなので、アメリカにあるのは、ほぼ仕事道具。シューズやウエア、ミネラルや鉄分を摂取できるサプリメントはもちろん、〝Shokz〟のイヤホンはどこに行くときも持ち歩いています。やっぱり走るうえで音楽は欠かせないもの。テンションをあげて走りたいときは、疾走感のあるアップテンポのものを聴いていますし、ちょっと長く走りたいなというときはメロウな感じの曲を聴いたりして… 耳からコンディションを整えています。


また、ランニング中、特に都市部を走るときは人との接触が多いですよね。車やバイク、自転車とすれ違うとき、周りの環境音が入ってくる耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンのほうが安心なので、〝Shokz〟のイヤホンを愛用しています。僕はトレイルを走ることが多いのですが、音楽を流しながらも足音を聞けるのでとても助かっています。途中で友達と合流するときも、音を消せばイヤホンつけっぱなしでも会話ができるので、外出中は基本ずっとそのまま。もちろんプライベートでも愛用していて、本当に軽いのでつけていることを忘れてしまうほど。日々の生活になくてはならない存在です。

最後に、どんなときもどっしり構えるブレない心をもった大迫選手に、苦難の乗り越え方を聞いてみた。
モヤモヤした気持ちを家に持ち帰らないように、それこそ、ひとりになれるランニングがおすすめです。特に今の時期は気候もちょうどいいので歩くだけでも。たとえば仕事帰りに2駅歩いてみるとか。脳の血流がよくなるので、新しいアイディアが浮かんだり、解決策をみつけたりできると思います。実際僕もあるんです。僕の場合、結構長い時間・距離を走るんですけど、だんだん頭の回転が速くなる気がして。家で考え事をするよりもずっとポジティブな発想ができると思っています。ぜひ〝Shokz〟のイヤホンで好きな音楽をかけながら、息抜きしつつも〝今〟を一生懸命走っていきましょう。
私たちの生活にフィットする
〝OpenDots ONE〟

各¥27,880(Shokz)
今回大迫選手が着用するShokzの「OpenDots ONE」は、耳をふさがないオープンイヤー×イヤーカフ型のデザインが魅力の完全ワイヤレスイヤホン。イヤーカフ感覚でつけられるから、ヘアやアクセサリーとも喧嘩せず、日常のコーデに自然と溶け込みます。
ミニマルで洗練されたフォルムは、通勤のジャケットスタイルから週末のワンピースまで幅広くマッチ。さりげないツヤ感と程よい存在感で、横顔に今っぽいニュアンスをプラスしてくれます。わずか6.5gの軽さでつけ心地も軽やか。メガネや帽子とも相性、長時間でも耳への負担を感じにくいのも嬉しいポイント。
カラーはブラック、グレーに新色ピンクを加えた全3色。音楽や動画を心地よく楽しめるサウンドと、日常で頼れる基本性能はしっかり。忙しい毎日の相棒として、アクセサリーの延長で取り入れたい一品。

Profile
大迫 傑/おおさこ・すぐる
1991年、東京都出身。中学時代に陸上競技を始め、早稲田大学時代は大学駅伝3冠達成。2015年春にプロランナーになり、トラック種目では男子3000m、5000mの日本記録を持つ。オリンピックには2度出場し、2020年東京オリンピックでは男子マラソン6位入賞するなど、数々の輝かしい実績を残している。
協力/Shokz
問い合わせ先/support.jp@shokz.com
ジャケット¥53,900・シャツ¥25,300・パンツ¥31,900(マッキントッシュ ジャパン〈トラディショナル ウェザーウェア〉) その他/スタイリスト私物
撮影/山根悠太郎(TRON) スタイリスト/壽村太一 ヘア&メイク/廣瀬浩介(UM) モデル/大迫 傑 デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/大椙麻未
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。