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2020.11.02

実は運気が上がる日?「冬至」の意味・期間・二十四節気との関係とは? 食べ物やゆず湯などの風習もご紹介

「冬至」とは、1年のうち、もっとも昼間の時間が短い日のことをさします。毎年、「冬至」の時期だとニュースなどで聞くものの、実際にどんな期間で、何をして過ごす時期なのか知らない人も少なくないはず。今回は、冬至の由来や過ごし方について解説していきます。

【目次】
「冬至」の意味・期間・二十四節気との関係とは?
冬至の風習とは? ゆず湯や食べ物など様々
最後に

「冬至」の意味・期間・二十四節気との関係とは?

1年のうち、もっとも昼間の時間が短い日「冬至」。実は、冬至は運気が上昇方向に転じる日だとも考えられています。その由来や冬至の過ごし方などをご紹介しますね。

(c)Shutterstock.com

二十四節気を知っていますか? 1年を24に分けたもので、季節の移り変わりを示すものです。よく知られているのは「立春」や「立秋」。「春分」や「秋分」も二十四節気のひとつです。

◆冬至の意味や期間

さて、その二十四節気のひとつ、「冬至」はどんな日なのでしょう。冬至は、北半球で太陽の高さがいちばん低くなる日。なので、日照時間が1年で最も短くなります。日付は毎年変わりますが、だいたい12月21日前後。今年2020年の冬至は12月21日(月)で、来年2021年、再来年2022年は12月22日となります。

◆夏至の意味

逆に、1年でいちばん日照時間が長い日は夏至(げし)です。北極に近い国々では夏至が近づくと、1日の日照時間が20時間という日もあり、スウェーデンでは、夏至に近い週末に夏至祭と呼ばれるお祭りもあります。

◆冬至にまつわる言い伝え

冬至と夏至を説明しました。加えて、春分、秋分は昼と夜の時間が同じ。夏至の翌日から徐々に日が長くなり始め、春分でちょうど真ん中になり、夏至で最長になった後、秋分を通って、また冬至に向かう、というサイクルなのですね。この、1年の起点ともいうべき冬至にはいくつかの言い伝えがありますので、ご紹介しましょう。

◆太陽が生まれ変わる日:一陽来復(いちようらいふく)

冬至は、1年でいちばん昼間が短い日だとご説明しました。言い換えると、冬至の翌日から徐々に夏至に向かって日が長くなっていきます。そこで中国や日本では、冬至を1年でいちばん太陽のパワーが弱まる日ととらえ、この日を境に太陽のパワーが強くなっていくことから、陰が極まって陽に戻っていくという意味の「一陽来復」としています。つまり、冬至は1年間のいろいろをリセットし、みんなの運気が上昇機運になる日ということですね!

◆死にいちばん近い日

空気は寒く凍て付き、植物は枯れ、動物たちもあまり見かけない冬。昔の人々にとって、無事に冬を越すことは、今よりも難しいことでした。そんな中でももっとも夜の長い冬至は、「死にいちばん近い日」であり、無病息災を祈る日でもありました。

後に紹介しますが、運気を得ようとカボチャを食べたり、邪気をはらうべく小豆を食べたり、香りに霊力があるといわれる柚子湯に入ったりという習わしはこのような考えから生まれたものなのかもしれません。

◆クリスマスのルーツは冬至?

クリスマスとは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパのお祭りと、キリストの誕生日が結びついたもの。もともとキリストの誕生日は諸説あったそうですが、その年の冬至が12月25日だったため、降臨日を12月25日としたという説があります。西洋のものと東洋のものが微妙に関わり合っていておもしろいですね。

冬至の風習とは? ゆず湯や食べ物など様々

(c)Shutterstock.com

冬至には、さまざまな風習があります。あなたはどんな冬至を過ごしますか?

◆火焚祭

冬至近くになると、全国の神社で火焚(ひたき)祭、お火焚きが行われます。お寺で行われるところもありますが、多くは境内の鎮守社のお祭りです。

このお火焚きは、太陽のパワーが弱まってくる時期に火を焚いて、神様に元気になってもらおうというもの。その他、秋の収穫への感謝、炎による厄払いなどの意味もあると言われています。

京都では、火の中にミカンを放り込む神社も。このミカンを食べると中風封じや風邪除けになると言われています。

◆かぼちゃを食べる

冬至に食べると良いものとして、カボチャが広く知られています。冬至にカボチャを食べると、寒い冬を元気で乗り越えられると言われていますが、実際、栄養価が高く、長期の保存が可能なカボチャは冬の貴重な栄養源だったのでしょう。

ほかに、冬至には「ん」のつくものを食べると運気が上がるという言い伝えも。カボチャは「なんきん」とも呼ばれることからそのひとつに数えられます。ほかに、ニンジン、ダイコン、レンコン、ギンナンなども。いずれも栄養がある冬の食材。縁起を担ぐとともに、理にもかなっているというわけですね。

◆こんにゃくを食べる

冬至にこんにゃくを食べる地方もあります。昔の人はこんにゃくを「胃のほうき」、「腸の砂おろし」と呼んで、大晦日や節分など、節目節目に食べていたようです。1年の節目にあたる冬至にこんにゃくを食べるのもその名残と考えられます。

◆冬至粥を食べる

小豆を入れて炊いたお粥を「冬至粥」と言い、冬至に食します。小豆の赤には邪気を払う意味があると言われており、1年の節目の厄落としというわけです。また、カボチャと小豆を一緒に炊き合わせたものを食べる地方もあるようです。

◆柚子湯につかる

冬至の日に柚子湯につかると風邪をひかない、という言い伝えは有名ですね。柚子の香りには邪気を払う霊力があるとも言われます。また、柚子と「融通(がきく)」、冬至と「湯治」の語呂合わせから、などとその由来には諸説ありますが、毎日お風呂に入らなかったころの一陽来復のためにしっかりとお風呂に入って身を清めておこう、という風習だとも考えられています。

実際、柚子には血行促進の効果があると言われていますので、寒い冬の日にしっかりと体の中から温まることで、元気に過ごせそうな気がしますね。また、柚子の香りによるリラックス効果は抜群ですね!

ちなみに、柚子湯のつくり方はさまざま。まるごと湯船に入れるという人もいますし、半分くらいにカットしてから袋に入れたものを湯船に、という人も。いずれにしても肌がデリケートな人は注意が必要です。

冬至が近くなるとスーパーやお店などに柚子が並びますが、できれば無農薬のものを手に入れたいものですね。

最後に

(c)Shutterstock.com

寒くて体を縮こめてしまいがちな冬至の時季。でも、運気が上がりはじめる時季と知ると、気持ちも上向きになりますね。運気をアップするために「ん」のつく食べ物をたくさん食べて、春まで元気に過ごしましょう!

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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