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LIFESTYLE

2023.07.12

左利きの日って知ってる?制定の由来やイベント、左利きの人の「あるある」を解説

8月13日は、国際的な「左利きの日」です。左利きの人でも安全に道具を使えるよう、呼びかけることを目的にイギリスで制定されました。本記事では左利きの日の由来やイベント、日本での制定日を解説するとともに、左利きの人の「あるある」もご紹介します。

8月13日は左利きの日

8月13日は「国際左利きの日」です。イギリスにある「Left-Handers Club」という団体により、1992年に制定されました。8月13日という日付は、記念日の提唱者の誕生日にちなんで制定されたということです。

Left Handers Clubは左利き用品専門店「Anything Left-Handed」が設立した団体で、左利きの人が直面する問題への意識を高めるため、1990年に活動を開始しました。

左手でものをかく人
(c)Shutterstock.com

制定の由来

国際左利きの日が制定されたのは、左利きの人でも道具を安全に使えるよう、メーカーに呼びかけるためです。また、左利き用の商品の販売を促進することも目的としています。

記念日を制定したLeft-Handers Clubは左利きについての調査や研究、左利き向け製品の紹介、コミュニティの形成などに取り組み、毎年8月13日の前後にはイベントも行っています。

日本では2月10日に制定

日本では、独自に2月10日を左利きの日として制定しています。「0(レ)2(フ) 10(ト)」という語呂合わせで、左利きグッズを販売する会社が制定しました。

日本で8月13日はお盆の期間にあたるため、記念活動が行えないことから2月10日に制定したという経緯があります。その後、名称が「左利きグッズの日」と改称されました。

左利きの日のイベント

左手でものをかく女性
(c)Shutterstock.com

左利きの日にはさまざまなイベントが行われます。これまで行われてきたイベントの一部をご紹介しましょう。

・通販サイトの左利きのスタッフが、おすすめ商品をサイト内で紹介

・ブランド初の左利き用腕時計を開発・発売

・左利きの子どもに向けた絵本の発売

今年の左利きの日もどこかでイベントが開催されるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。

左利きの人の割合は?

左利きの人がノートにものを書いている様子
(c)Shutterstock.com

左利きの人は実際にどのくらいいるのか、気になるところです。世界に占める左利きの人の割合は約10%といわれ、およそ10人に1人は左利きということになります。国ごとに割合は異なり、必ずしも人口に比例しているわけではありません。

ここでは、世界に占める左利きの人の割合や、日本における割合について解説します。

世界の人口に占める割合は約10%

世界の人口のうち左利きが占める割合は、約10%とされています。しかし、国によって割合には差があり、オランダやニュージーランドは15%以上と高い数字です。一方で、アメリカは約2%と低く、両利きが30%近いというデータがあります。

アメリカでは、「左利きを無理に右利きに矯正することは子供に心理的ストレスを与える」という考えから、動作により利き手を使い分ける両利きを採用しているとされています。

日本はやや多い

日本で左利きが占める割合は約11%で、世界の中ではやや高めです。戦前までは左利きを右利きに矯正することが多く、左利きの割合は少なめでした。現在と異なり左利き用の道具がなく不便であったこと、人と違うことが好まれないなどが背景とされています。

特に箸文化である日本では、左利きの人と並んだときにお箸を持つ手がぶつかるといった不都合も矯正されていた理由のひとつです。

日本で左利きの割合が多いのはなぜ?

近年の日本で左利きの割合が増えているのは、左利き用の道具が増え、多様性が受け入れられる時代になったことがあげられます。左利きもひとつの個性として尊重され、矯正されることも次第に減ってきました。

なお、左利きの人の脳を調査した結果によれば、「右脳がより発達している」「情報処理能力が高い」といったことが判明しています。

左利きの人の「あるある」

左手で紙をはさみで切る少年
(c)Shutterstock.com

現代は左利き用の道具もかなり普及しているものの、まだまだ左利きにとって不便な場面が少なくありません。例えば、カウンターの席で食事をするときは、隣に座る人は右利きである確率が高く、左隣の人に腕があたるといった不都合があります。

ほかにも、左利きの人にとって「あるある」と思われる場面が多々あります。代表的なものをみてみましょう。

横書きのノートで手が汚れる

左利きの人が横書きのノートを使うとき、左から右へ書いていくため、字の上に左手がかぶさって小指側の手が汚れます。

鉛筆を使えば手が黒くなり、水性ボールペンを使えばインクが伸びてしまうのも、左利きの人にとっては「あるある」と感じることです。縦書きであればそのような問題はありませんが、横書きの場合は常に注意が必要になります。

改札が通りにくい

駅の自動改札機は右利き用の仕様であるため、左利きの人にとっては不便です。通過するときには左手を前にクロスする、あるいは切符やICカードを右手に持ち替えるなどの手間をかけなければなりません。改札を通るときに不自然な体勢になっている人がいたら、左利きである可能性が高いでしょう。

ほかにもエレベーターのボタンや自動販売機の硬貨投入口など、公共の場の多くは右利き用の設計です。同じように不便を感じることが多いでしょう。

スポーツ用品の左利き用が少ない

野球のグローブやテニスのラケット、ゴルフの道具などスポーツ用品の左利き用は少なく、探すのに苦労するのも左利きの「あるある」です。店舗に置かれていない場合もあり、左利き用を揃えているお店をわざわざ探さなければなりません。

ただし左利きの人は、相手と対戦するタイプのスポーツをする場合は有利というメリットもあります。多くの選手は左利き選手との対戦経験が少ないため、勝負を有利に進められる可能性があるでしょう。

左利きの日は2つある

左利きの日には、8月13日の「国際左利きの日」と、2月10日の「左利きグッズの日」という2種類があります。8月13日の左利きの日にはイベントが行われることも多く、左利きの人はチェックしてみるとよいでしょう。

世界の中でも日本の左利きが占める割合は増加傾向にあり、左利き用のグッズが増えるなどその市民権も広がりつつあるといえます。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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