目次Contents
▼この記事の要点
・「彼氏や片思いの相手を好きかわからなくなった」という経験は、多くの女性にとって身に覚えがあるもの
・彼の嫌な部分が目につき、会えなくても平気だったり、スキンシップが嫌になったりしたときそう感じる傾向に
・悔いのない判断ができるよう理由や原因を探り、自分の本当の気持ちをしっかり見つめて
【女性100人に質問】彼氏を「好きかわからない」と思ったことがありますか?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名(未回答含む)。
女性100人に、「彼氏を『好きかわからないかも』と思ったことがありますか? 」と質問したところ…61.5%の人が「はい、」38.5%の人が「いいえ」と回答しました。6割を超える人が「彼氏を好きかわからない」経験をしたことがある、という結果に。
ただし、中には彼氏ができたことがない・恋愛経験がない女性からの回答も含まれています。それを踏まえると、どんなに好きで付き合った相手だとしても、ともに月日を重ねるうちに「私、彼のどこが好きだったんだっけ…?」「彼ってこんなに魅力のない人だったかな」という戸惑いや不安に直面するのはよくあることだといえそうです。
◆それって、「蛙化現象」かも?
相手が彼氏である以上、すでにふたりは相思相愛の関係。となると「好きかわからない」というその感情は、蛙化現象によるものである可能性も否定できません。
蛙化現象とは、以下のような現象のこと。
心理学で、好意をもつ相手が、自分に好意をもち始めると、相手に嫌悪を感じる状態。嫌われるかもしれないという不安から起こる自己防衛とみられている。(小学館『デジタル大辞泉』より一部引用)
恋人になってからの「好きかわからない」状態は、このような「傷つきたくない」という不安による自己防衛であるのかも。相手との関係性や距離感などを冷静に考えて、「本当は好きだけど、わからないと思い込んでいる」状態でないかはしっかり見極めておいたほうがいいでしょう。
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【女性100人に質問】片思いしている相手を「好きかわからない」と思ったことがありますか?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名(未回答含む)。
続いて、「まだ付き合っていない片思いの相手を『好きかわからないかも』と思ったことがありますか? 」と質問。すると、44.3%の人が「はい」、55.7%の人が「いいえ」と回答しました。彼氏に対して「好きかわからないかも」と感じた人が6割以上いたことを考えると、片思いの相手に感じた人は約4割と少なめです。
片思いの段階では関係が浅く、まだ知ることのできない相手の一面や情報も多々あります。恋心が冷めるような出来事も交際中に比べると少なく、ある意味相手に夢を見ていられる状態が続くのでしょう。
そのため「好きかわからないかも」との疑問を抱くには、彼が相当なNG行為をやらかす、または恋人ができる、自分の情熱がほかのことに向くなど、なんらかのきっかけがない限り起こりにくいようです。あるいは片思い期間が長すぎて、自然に恋心が薄れていくという状況もあり得るのではないでしょうか。
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「好きかわからない」と感じたきっかけは?

実際に「好きかわからない」と感じたきっかけについてのアンケート結果を見ていきましょう。恋心が冷めたり好きな気持ちが揺らいだりする瞬間は、どこにあるのでしょうか。
嫌な部分が目についた
「ふと嫌な性格が見えたとき」(30代・大阪府)
「好きだけど、嫌な部分がたくさん見えたとき」(30代・愛媛県)
「相手の嫌いな一面が見えたとき」(30代・大阪府)
「冷める行動などを見たとき」(30代・東京都)
「客観的に彼を見て、かっこよくないと思ったとき」(30代・埼玉県)
誰にでも欠点はあるものですが、それがどうしても気になる場合、彼への気持ちが揺らいだと感じられるよう。「あんなに好きで付き合ったはずなのに」「昨日までかっこよく見えていたはずなのに」と、自分自身で気持ちの振れ幅に驚き、戸惑いを覚える人もいるでしょう。特に内面の欠点は、彼の人間性を疑ってしまったり、心から信頼できなくなったりするきっかけに…。
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恋愛対象としての好意ではないと感じた
「気になる存在だけど、好きなのかわからない」(30代・千葉県)
「友達として好きなのかもしれない」(30代・東京都)
「尊敬との違いがわからなかったから」(30代・神奈川県)
「先輩としての尊敬や憧れだけなのか、恋愛の憧れて好きなのかわからなかったから」(30代・大阪府)
「波長が合うだけ、ちょっと人恋しいだけだったのかもと気づいてしまったとき」(30代・神奈川県)
片思いの段階においては特に、尊敬の念をときめきや恋心だと勘違いしてしまう人もいます。「好きだけど恋愛対象としてではないのかも」と感じたら、自分の気持ちを見極めていくことが大事ですね。
また、〝好き〟という感情にもさまざまな種類があります。友人として・後輩として・上司としてなど「恋愛感情ではないけれど〇〇として好き」という気持ちも成立するわけです。もしも相手を「好きかわからない」と感じたときには、「好きな気持ち=本当に恋愛感情なのか」についても考えてみるとよいでしょう。
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スキンシップをとりたくないと感じた
「セックスしたくなかった」(20代・愛知県)
「嫌いじゃないけど、キスできないと思った」(30代・東京都)
「相手と手を繋いだりしたいと思わなかった」(30代・茨城県)
手を繋ぐだけならばともかく、キスやセックスは恋愛対象として好きな相手以外としたくない、という人が多いのではないでしょうか。相手とそれができるか考えたとき、不快感や嫌悪感を覚え「もしかしたら好きじゃないのかも」と気づいたとの回答も。スキンシップはある種、相手への好意を確認するリトマス試験紙のようなものなのかも?
一緒にいて楽しくなかった
「一緒にいて楽しくないかもと思った」(30代・東京都)
「なんか楽しくない」(30代・千葉県)
「一緒にいてイライラすることが増えたとき」(30代・京都府)
恋をしていると、相手のそばにいられるだけで幸せな気持ちになったり、ともに過ごす時間を心から楽しく思えたりするものですよね。しかし、相手といてもそうはならず、むしろ「楽しくない」とまで思ってしまったなら、好意がなくなったように感じられても無理はありません。
雑に扱われた
「扱いが雑」(30代・新潟県)
「私より友達を優先したとき」(30代・群馬県)
「嫌味ばかり言われるようになったこと」(30代・群馬県)
「親しき仲にも礼儀あり」。たとえ彼氏や好きな人であろうと、自分を蔑ろにしてくるような相手にはいい印象を抱けませんよね。それまで大好きだったのに「こんな扱いをしてくるような人、好きじゃないかも」と、一気に気持ちも裏返りそう。
よく知らなかった内面が見えた
「話や価値観が噛み合わないとわかった」(30代・福岡県)
「声をかけるのが早すぎて、性格を知らなかったから」(30代・大分県)
「自分と合わないなと思う言動や行動が見られたとき」(20代・愛知県)
今まで知らなかった相手の一面に幻滅、または合わないと感じたとの回答も。相手の外見に魅力を感じて好きになった人は特に、内面とのギャップを悪い意味で感じるとキツイよう。一目ぼれなどで始まった恋は後から内面を知る機会が増えてくるものですから、結果として出会った当初の恋心へ疑問を抱くようになるのかもしれません。
自分の興味が薄れているのを感じた
「あまり興味がないときはそう感じる」(30代・三重県)
「相手の方が想いが強くなったから」(20代・東京都)
「別れがあまり悲しくなかった」(30代・兵庫県)
「ヤキモチを妬かなかったとき」(30代・東京都)
「相手は会いたがるけど、自分は会わなくても平気だと思ったときに」(30代・茨城県)
別れ際にまったくさみしさがなかったり、ほかの女性といる姿を見ても平気なときは、気持ちが冷めつつあるサインの恐れが。彼に対して動じない自分を疑問に思い、「もしかしたら好きじゃなくなったのかも…?」と感じるきっかけになったという声もありました。片思いの場合でも、離れている時間に相手のことを想わなくなっているのならば、恋心が消えかけているのかも。
将来が見えない
「一緒にいて楽しいけど、ずっと一緒にいたいとは思わないから」(30代・東京都)
「期待しなくなった。自分の中の許容範囲が狭いと感じた」(20代・広島県)
「相手からLINEが来ない」(20代・東京都)
自分の気持ちが本気の恋愛感情なのか、惰性や諦めも含めた〝情〟なのかの境目で迷っていると、相手との将来を前向きに考えられず停滞することがあります。そんなとき、自分の恋心が冷めつつあるのかもしれないと感じる人は多いでしょう。
何度も約束を破られたり、ないがしろにされたり、不誠実な行動をとられると百年の恋も冷めるものです。「この人は注意しても直らないだろう」「何か言うと喧嘩になるしもういいや」と感じるほどに、相手に期待できなくなっているならば…決断のときが近づいているのかもしれません。
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好きかわからなくなった後の「好き」の判断基準は?

彼のことを「好きかどうかわからない」と感じたとき、何を基準に〝本当に好きかどうか〟を見極めればよいのでしょうか。そんな疑問を解決するための判断軸について、質問形式でアンケート結果をまとめてみました。
今まさに彼を「好きかどうかわからない」と感じて悩んでいる人は、自分に問いかけてみてください。
大切にしたい・支えたいと思えますか?
「その相手の事を守りたい、支えたい気持ちがあるか」(20代・東京都)
「相手を思いやれるか」(30代・青森県)
「向き合うことが疲れるかどうか」(30代・福岡県)
「ずっと思ってられるか」(30代・静岡県)
「彼が仕事を辞めても支えられるかどうか」(30代・大阪府)
愛する人と末永く幸せな人生を歩むためには、ときには自分以上に、相手を思いやり大切にしなければならない場面があります。彼のためにそうできるかどうか、自分に一度問いかけてみましょう。もし「彼が困ったときには支えてあげたい」「何があっても守ってあげたい」と思えないのなら、好きな気持ちが消えかけている証拠かも。
ともに過ごす時間をうれしく思えますか?
「過去のLINEや写真を見返して、うれしくなるか確かめる」(30代・神奈川県)
「一緒にいて楽しいかどうか」(30代・千葉県)
「一緒にいて、別れた後に疲れるかどうか」(30代・千葉県)
まだ自分の〝好き〟という気持ちが明確だったころ、楽しかった思い出や幸せな出来事の写真・動画などを見返してみましょう。その際、「あのころはよかったけど今は…」「当時は何がこんなに楽しかったんだろう」と冷めた目で見てしまうのであれば、好きな気持ちが本格的に薄れているかもしれません。反対に「もう一度こんな風に笑い合いたい」と前向きな気持ちが出てくるのならば、まだやりようがあるはずです。
もしくはデートの後、疲労感と幸福感のどちらが上回るかで判断するという手も。
彼との未来を前向きに想像できますか?
「その状態で1年以上一緒にいられるか想像してみること」(30代・大分県)
「この後一緒に過ごしていけるか考える」(30代・北海道)
「ダメな部分も受け入れられるか。会うのが面倒だと思わないか」(30代・神奈川県)
少なくとも今は、自分の気持ちに自信を持って「彼が好き」とはいえない状態。それならば、一年後、二年後も彼のそばにいられるかどうかをイメージしてみましょう。
いずれ結婚を考えている場合などは特に、伴侶となる相手が彼なのかどうか真剣に考える必要があります。その答えによっては、早めに別れを決断したほうがよいケースもあるでしょう。
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また会いたいと思えますか?
「もう一度会いたいかどうか」(30代・三重県)
「わざわざ時間をつくって会いたいか否か」(30代・兵庫県)
「一緒にいる時間が惜しくないか」(30代・埼玉県)
片思いでも、彼氏相手でも、「また会いたい」という気持ちが、自然に湧いてくるかどうかは重要です。その気持ちがなければ、関係を進展させる・もしくは寄り添い続けることなど難しいはず。デートの後や帰り道で、「早くまた会いたいな」と思えるか、自分を試してみるとよいでしょう。
ただし、恋愛以外の物事に対して悩みや不安が多いときは、頭が恋愛モードになっていないだけという可能性も。彼が同様の状態となることも考えられるので、ときにはお互いの状況を客観視するのも大事です。
ほかの女性といる姿に嫉妬心が湧きますか?
「ほかの子と一緒にいてやきもちを焼くかどうか」(30代・茨城県)
「ほかの人にとられたくないかどうか」(30代・神奈川県)
「妬くか」(20代・東京都)
いくら「好きかどうかわからない」状態であろうと、ほかの女性にとられてしまうのはイヤだと感じる可能性も。少しでも嫉妬心や執着心に火がつくのならば、彼を好きな気持ちが残っている可能性があります。
ただし、長く付き合っていて情があったり、彼に依存している節があると、恋愛感情を正確にはかれないこともあるでしょう。なるべくフラットな目線で判断するためには、それが〝ヤキモチ〟なのか〝なんとなく気にくわないだけ〟なのか、正しいジャッジが必要です。
会えない期間をさみしく思い、彼のことを考えられますか?
「離れていてもその人のことを考えるか」(30代・岐阜県)
「2週間会わなくても寂しくないか」(30代・大阪府)
「時間を置いて、改めて自分のことを考える」(30代・島根県)
「一旦、距離を置いてみる」(20代・東京都)
彼を「好きかどうかわからない」と感じたときは、しばらく会わないようにしたり、距離を置くことを提案する人も。結果、「最初はさみしかったけど、慣れるとどうってことない」と思ったり、解放感や喜びを感じたりするようであれば要注意。
カリギュラ効果というのですが、人は禁止された行動への欲求がかえって高まることがあります。そのため、彼と会いようがない・会えない環境においてもなお「会いたい」という気持ちが湧かないようであれば、かなり冷めてしまっているといえるのではないでしょうか。
反対にさみしさや恋しさ、不安を感じたなら、まだ彼への「好き」という気持ちが残っているといえます。会わない期間は、自分の本当の気持ちを見極めるための大切な時間です。
ときめくことはありますか?
「ドキドキするか」(30代・新潟県)
「ときめきがあるかどうか」(20代・神奈川県)
「彼と対面したときに、まだときめきや特別な緊張をするなどの感情があるか」(20代・兵庫県)
何年経っても付き合いたての初々しい気持ちを忘れずにいたい…と思いつつ、実際そうもいかない部分もありますよね。交際期間が長い場合などは特に〝熟年夫婦感〟が出てしまい、ときめきとは程遠い雰囲気になることも。
どんな関係性であろうと、交際年月が長かろうと、相手に少しでもときめきを感じるうちは、まだ好きな気持ちがあるといってよいでしょう。まったくそういった気持ちを感じられない場合には、この先の関係について一度ゆっくり考えてみたほうがよいかもしれません。
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彼とのスキンシップが不快ではありませんか?
「キスしたいか」(30代・神奈川県)
「性欲を向けられたときに不快かどうか」(20代・愛知県)
「触れられるかどうか」(30代・東京都)
「キスできるかを想像する」(30代・埼玉県)
お互いのパーソナルスペースを超えて、肌に触れられるかどうかは重要なポイントです。特にキスやハグなどのアクションは、好意のない相手とでは苦痛を伴うことがあります。彼氏のはずなのに・好きだったはずなのに気持ち悪く感じてしまうようであれば、すでに恋心が薄れている可能性があるでしょう。
もちろん、中には元々スキンシップを好まないタイプの人もいます。重要なのは、「前はスキンシップが幸せだったのに今は不快」「以前なら何とも思わなかったことが、気持ち悪く感じられる」など、好きな気持ちが強かったころとの比較です。
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別れた後の生活を想像してどう思いますか?
「その人と離れた自分を考えたとき」(20代・埼玉県)
「いなくなったらを想像してみる」(30代・富山県)
「携帯から連絡先を消そうかと試してみる。友達が付き合うのを想像する」(30代・兵庫県)
もしも自分の中から「好き」という気持ちが完全になくなっていると悟ったなら、別れを選択せざるを得ないこともあるでしょう。別れた後の未来を想像して、自分がどう感じるか・どのような生活を送ることになりそうかなど、具体的なイメージを膨らませてみるのもひとつの方法です。
今まで当たり前だった彼との連絡を絶ち、デートはせず記念日も忘れる。そのまま縁が薄れれば、二度と手を繋ぐこともハグをすることもない…そんな、付き合いたての時期には想像もしていなかった未来を悲しく思うのか、「それもアリ」だと思うのかによって、本当の気持ちをはかることができる可能性が。
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彼を好きかわからない状況から抜け出す方法

相手への気持ちに自信を持てないまま、モヤモヤとした気分で日々を過ごすのはつらいものです。ここでは、そんな状態から抜け出すための方法をご紹介します。
距離を置いてみる
「いったん距離を置いて、数日考えてみると気持ちがわかると思う」(20代・東京都)
「距離をとって遠ざける」(30代・大阪府)
「離れてみる」(30代・愛媛県)
「距離を置く」(30代・東京都)
「連絡を絶ってみる」(30代・奈良県)
やはり、連絡をとらずに距離を置いてみるという人は多いようです。離れた間に自分の気持ちを整理することもできますし、こうなってしまった原因や理由について、相手もまた自分を振り返ることができるでしょう。
そのまま自然消滅してしまうカップルもいるかもしれませんが、別れを望んでいるわけではないのなら「一か月」や「この日までに答えを出そう」と、事前に期間を決めておくのが◎。それでも答えが出なかった場合、「いよいよ見当もつかないほどに冷めている」というのが答えかも。
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別れる・離れる
「別れる」(30代・青森県)
「別れる」(30代・大分県)
「自然消滅でもキッパリ離れる」(30代・千葉県)
「好きかわからない」と悩んでいるのであれば、いっそ別れたほうがよいと考える人もいます。自信を持って相手を好きだと言えない時点で、見限る人がいてもおかしくはありません。片思いならば、別れるというより恋が終わったと捉えて離れることになるでしょう。のちのち後悔することがないよう、自分に納得のいくかたちで離れることが大事です。
時間の経過に任せる
「時間の経過に任せる」(30代・京都府)
「自然に任せる」(30代・東京都)
「深く考えすぎない」(30代・愛知県)
「無理に抜け出さなくてもいいかと」(30代・大阪府)
英語のことわざには、「Time will tell」というものがあります。意味は「時は語る」、つまり「時間が経てば真実が明らかになる」ということです。どんな悩みも不安も、時間の流れの中で自然と答えが出て、納得のいく未来に導いてくれることがあります。
彼を「好きかどうかわからない」という気持ちに対して、無理に答えを出そうとせず、時間の経過を待ってみるのもひとつの手でしょう。喧嘩やすれ違いで距離ができている場合はなおのこと、時間の経過とともにお互いがクールダウンでき、 本当の自分の気持ちを見つめやすくなります。
自分の気持ちをしっかり整理する
「自分で気持ちを整理する」(30代・岐阜県)
「いなくなったらどう思うかを考える」(30代・埼玉県)
「会いたいと思うか考える。 自分から連絡したくなるなら、好きだと思う。そうならないなら、 好きじゃないと思う」(20代・東京都)
「相手のことを守りたい・支えたい気持ちがあるかどうか。なかったから、好きでない」(20代・東京都)
「冷静になって好きなところはどこか考える。ひとつでも出てきたら好きということ」(20代・埼玉県)
自己分析をするように、彼への感情をひとつずつ紐解いて「好きかどうか」の答えを探してみましょう。彼の好きなところや嫌いなところ、彼に対する想い、将来の展望など、さまざまな思いをめぐらせることで少しずつ気持ちがクリアになる可能性も。
重要なのは、あなたがこれから先も彼と一緒に過ごしたいと思うかどうか。もし、そう思えない理由が「好きかわからないから」ならば、なぜ「好き」と言いきれないのか理由を考えましょう。「好き」と言いきれない理由が浮かんだら、今度はそれが改善するものなのかどうか、改善させたいと思うのかを考える…といった具合に、丁寧に突き詰めていくことが大事です。
ほかの異性に目を向けてみる
「いったんほかの人を見る」(30代・東京都)
「ほかに『好きかわからない』と思わなくて済むような、好きな人をつくる」(30代・神奈川県)
「ほかの出会いにチャレンジする」(30代・兵庫県)
「別れて新しい恋を見つける」(30代・富山県)
あえて彼以外に目を向けてみることで、彼の魅力を再発見したり、好きな気持ちが再燃したりするかもしれません。かえって気持ちが冷めていく可能性もありますので、「最悪、彼と別れるとしてもそれはそれでOK」と割りきれる人にはおすすめの方法です。
ただし、まだ彼とお付き合いをしているならば、浮気をしたと思われることもあるので要注意。きちんと線引きはしましょう。視野を広げるような気持ちで、いろいろな人の魅力に目を向けてみてください。
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デートして自分の気持ちを確かめる
「デートを何回も重ねて、とにかく一緒に過ごしてみる」(20代・愛知県)
「めったに行かない場所でデートする」(30代・神奈川県)
「何度かデートをしてみる」(30代・栃木県)
初心に返るつもりで、彼とのデートを重ねて自分の気持ちを見極める…という人も。恋が始まったころの新鮮さが失われ、マンネリ化によって好きかどうかわからなくなった場合は特に効果がありそう。
楽しくデートできたり「やっぱり好きかも」と思えるシーンがあれば、未来は明るいかもしれません。逆に「この人といてもつまらないな」「手を繋いで歩きたくないかも」などマイナスの感情が強まるようならば、それを機に距離をおくのもひとつの手段。
彼と会い、よく話す
「とにかく話す」(30代・群馬県)
「よく話す」(30代・東京都)
「直接会って話してみる」(20代・愛知県)
「会って考える」(30代・広島県)
たとえ恋人同士でも、何も言わずに心のすべてを理解しあうことはできないでしょう。片思いの相手であればなおさら、対話を経て相互理解を深める必要があります。
自分がどうして「好きかわからない」と感じるのか? その理由を探るためには、相手の人間性や考えを深掘りしましょう。おそらく、見えてくるものがあるのでは。そうして彼のことをもっと知ったときに、〝この人はやはり魅力的だ〟と思うのか、〝無理かもしれない〟と思うのか…それを判断軸にしてみましょう。
隠れている自分の本音を探しあてて
人の気持ちは永遠ではありません。歳を重ねるごとに多くの人は環境が変化し、価値観も変わるもの。ときには、それが恋愛にも大きく影響することがあります。ですから、大好きな彼相手でも「好きかわからない」という気持ちが生まれるのは自然なことだといえるでしょう。
ただ、それはあなただけでなく彼に対しても言えること。彼も同様に成長したり、変化したり、恋愛に対するスタンスが変わることもあるのです。変わりゆく生きもの同士で向き合っている以上、気持ちに変化が起きることそのものではなく、その際自分の心とどう向き合うのかが重要になるでしょう。
このまま彼を見つめ続けるのか、それとも恋を終わらせるのか、最終的な判断は自分で下さなければならない場合もあるはず。悔いのない道を選ぶためにも、「好きかわからない」と感じた理由や原因を、自分なりにしっかり見極めてみてください。
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