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2022.03.27

「パーソナルスペース」とは? 男女の違いや距離が狭い・広い人の特徴を紹介

「パーソナルスペース」とは、「自分自身が安心できる他人との距離感」のこと。男女によっても安心できる距離感が異なるのです。そこで今回は、言葉の意味や男女による違い、「パーソナルスペース」が広い人・狭い人の特徴などを紹介します。自分自身や身近な人がどちらのタイプなのか診断してみましょう。

「パーソナルスペース」とは?

(c)Shutterstock.com

皆さんの中にも、満員電車で他人との距離が気になったり、親しくない異性から近寄られて不愉快に感じた、などの経験はありませんか? これらは、人間なら誰しもが無意識に持っている「パーソナルスペース」が関係しているのです。

「パーソナルスペース」とは、「自分自身が安心できる他人との距離感」のこと。人にはある程度の距離であれば、普通に接することができるけれども、それ以上近づくと不快感や嫌悪感を感じる心理的なテリトリーがあります。これは、R・サマーという心理学者が提唱した論理で、対人距離とも呼ばれます。動物が自分の縄張りを侵されると威嚇するように、人間にも無意識的に自分の縄張りを守ろうとする心理があるのです。

「パーソナルスペース」は、人によって広さが異なります。性別や国籍、または他人との関係性によっても安心できる距離は変わり、親しい関係であれば範囲が狭く、反対に関係性が浅いほど、「パーソナルスペース」は広くなるのです。

「パーソナルスペース」の種類とは?

「パーソナルスペース」は人によって千差万別ですが、基準となる4つの距離感覚が存在します。それぞれ詳しくみていきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:密接距離

「密接距離」とは、0cm〜45cmまでの距離感のこと。会話をしたり、相手の体に触れてスキンシップを取れる距離なので、家族や友人、恋人などごく親しい人に許される範囲です。また、子供をすぐに守れる範囲でもあります。

2:個人距離

「個人距離」とは、45cn〜1.2mまでの距離感で、相手の表情を読み取りやすい範囲です。表情がよくわかり、なおかつ手を伸ばせば触れられるので、親しい友人や恋人、家族、または同僚と会話をするときにとる距離感といえるでしょう。

3:社会距離

「社会距離」とは、1.2cm〜3.5mまでの距離感。同僚や上司など仕事相手と接するときにとられる距離です。会議や打ち合わせなどビジネスシーンでよく使われます。

4:公衆距離

「公衆距離」とは、3.5m以上の距離感。一般的に講演会や演説など公的な場面でみられる範囲です。相手の顔や表情がよくみえないため、会話などの個人的なやりとりはできない距離となります。

「パーソナルスペース」は男女によって異なる?

「パーソナルスペース」には、男女差があるってご存知ですか? 男性と女性では、不快になる距離感やテリトリーの形が異なります。さっそく違いをみていきましょう。

(c)Shutterstock.com

男性の「パーソナルスペース」

男性の「パーソナルスペース」は、自分を中心に前後に楕円形の形をしています。そのため、前後からやってくる相手に対しては警戒心が強くなりますが、横から近づいてくる人に対しては警戒心が薄くなる傾向があるようです。もし、気になる男性にアピールしたい場合は、真正面の席よりも真横の席を選んで座ることで、相手との心の距離感がグッと近づくかもしれませんよ。

女性の「パーソナルスペース」

一方、女性の「パーソナルスペース」は、自分を中心に円い形をしています。男性のように前後に偏って警戒している傾向はなく、前後左右に平等なテリトリーがあるようです。一般的に男性よりも女性の方が、テリトリーの範囲が広い傾向があるといわれています。

「パーソナルスペース」が広い人の特徴

「パーソナルスペース」が広いとは、それだけ相手との距離をとりたがる性質ということ。女性に多くみられる傾向があるようです。自分自身や身近な人に置き換えてみていきましょう。

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1:人見知り

「パーソナルスペース」が広い人は、人見知りの傾向があります。見ず知らずの人やあまり親しくない人、異性などに対して心を開くのが苦手です。そのため、職場で不特定多数の人と関わることや隣のデスクとの距離感が近いとストレスを感じることも。コミュニケーションを取るのが苦手なので、自ら相手に対して壁を作ってしまうこともあるようです。

2:警戒心が強い慎重派

「パーソナルスペース」が広い人は、警戒心が強い傾向も。人と親しくなるまで時間が必要なタイプなので、まだあまり親しくないのに近づき過ぎてしまうと、気持ち悪いと思われてしまう可能性も! 相手のペースに合わせて、徐々に信頼関係を深めていく方が賢明でしょう。

3:自分に自信がない

人と距離感をとりたがる人は、他人からどう思われているかを気にしすぎる傾向があります。自分の性格や外見にコンプレックスがあり、それを見られたら恥ずかしいという気持ちから、壁を作ってしまうのです。

「パーソナルスペース」が狭い人の特徴

「パーソナルスペース」が狭い人は、他人と距離が近くてもあまり気にしません。人とコミュニケーションをとるのが得意な長所もありますが、近づきすぎて相手から嫌がられる可能性も? よくみられる特徴を3つ紹介します。

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1:社交的

「パーソナルスペース」が狭い人は、社交的。いろんな人とお喋りをすることが好きで、交流の場にも積極的に参加します。好奇心が旺盛でポジティブ思考なので、友人や知り合いが多いでしょう。明るい性格で、仕事や学校でもリーダー的な存在の人が多いようです。

2:スキンシップが多い

「パーソナルスペース」が狭い人は、常に人と関わっていたい、繋がっていたいという気持ちが強いためスキンシップが多いことも。自分では何気なくしていることでも、いつの間にか相手に不快感を与えていることも少なくありません。特に気になっている異性には、隣の席に座ったり、会話の最中に肩をポンと触れたりと距離感を詰める傾向があるようです。

3:物怖じしない性格

「パーソナルスペース」が狭い人は、初めての場所や体験に対しても物怖じしない度胸があります。とにかくチャレンジ精神が旺盛で、心配なことよりやってみたいという気持ちの方が強いのです。ただし、相手の気持ちを考えずに行動してしまうこともあるため、自分勝手でデリカシーがないと思われてしまうこともあるでしょう。

最後に

(c)Shutterstock.com

「パーソナルスペース」とは、「人によって異なるプライベートな空間」のこと。人は、相手との関係によって無意識に自分が安心な距離感を保とうとします。一般的に、家族や恋人など心を許した相手との距離は近く、見ず知らずの人や警戒している相手に対しては距離をとろうとします。

「パーソナルスペース」が広い人ほど、密集した空間や他人との距離が近いことにストレスを感じる傾向も。知らず知らずのうちに相手に嫌われていた! なんてことがないように、お互いが心地よくコミュニケーションがとれる距離感を意識していきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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