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▼この記事の要点
- 恋の駆け引きをした経験のある女性は、全体の約2割。大多数の人は駆け引きをしたことがない
- 駆け引きをしすぎると、思いがけないすれ違いを生むこともあるので注意。駆け引きの成功パターンとしては、連絡を控えめにしたり、相手の気持ちを試す行動をとったりしたという声が
- 駆け引きが効果的なのは、あくまでも相手が脈ありの場合。距離感や関係性をしっかり見極めて、場合によってはストレートなアプローチに切り替えよう
【女性100人に聞いた】恋の駆け引きをしたことがある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「好きな人に『恋の駆け引き』をしたことがありますか?」と質問。すると、20.7%の人が「ある」、79.3%の人が「ない」と回答しました。
恋の駆け引きというと、恋愛上級者の特別なテクニックを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際、駆け引きをした経験のある女性は約2割にとどまり、少数派であることがわかる結果に。
そもそも駆け引きとは本来、
1 商売や交渉・会議などで、相手の出方や状況に応じて自分に 有利になるように処置すること。
2 戦場で、時機を見計らって兵を進めたり退 いたりすること。(小学館デジタル大辞泉より一部引用)
のこと。
決戦の場において、有利にことが進むような計略をたて実行すること…といえるでしょう。
〝恋の駆け引き〟とは、好きな人よりも優位な立場にたとうとすることや、心を大きく動かし魅力を感じてもらうための作戦を実行すること…と解釈できそうですね。
恋の駆け引きの成功体験談をご紹介

まずは、恋の駆け引きがうまくいったパターンの体験談をご紹介。
連絡の頻度を調整してみたら…
「LINEの返信を遅らせる」(30代・茨城県)
「あえて連絡しない」(20代・広島県)
「連絡しない」(30代・福岡県)
「数日間頻繁に連絡をとって、ある日突然にやりとりを止めてみる」(20代・埼玉県)
〝押してダメなら引いてみる〟は、恋愛における鉄板テクニックですよね。LINEなど連絡のやりとりをする際、このテクニックを使い成功したという女性は多いようです。
男性は異性を好きになるとき、一目惚れよりも、時間をかけて相手に好意を抱いていくことのほうが多いよう。長期的に連絡のやりとりをするなかで、メリハリをつけ頻度を調整するうちに、ゆっくり相手の心を動かせるのかもしれませんね。
なかには「追われているとわかると気持ちが冷める」という人もいるでしょうから、相手にしつこくせず、アピールは控えめにしたほうが効果的なことも。好きな気持ちを押しつけるより、まずは自分に興味をもってもらうきっかけづくりに重点をおきましょう。
ほかの異性の存在を匂わせたら…
「他の男性からアプローチされていると相談する」(30代・東京都)
〝はやくしないと、他の人にとられちゃうかもよ〟と暗にアピールすることで、相手を焚きつけるような駆け引きをする人も。相手が自分を好きだと明確にわかるような脈ありサインがでていたり、女性へのアプローチをいとわない肉食系男子が相手だったりする場合には、効果的かもしれません。
ただし、好きな人以外にも気になる異性がいることをアピールする〝匂わせ行為〟は、ときに相手の気持ちを削いでしまう結果にもなりかねない諸刃の剣に。
「他にも好きな人がいると冷める」(30代・東京都)
「他の人が好きなんだとわかったら好きではなくなる。私に興味がありそう? というところから好きになり始めるから」(30代・東京都)
という意見もありますので、使いどころは慎重に見極めて。詳しくはこちらの記事で解説しています。
距離をおいてみたら…
駆け引きといえば、〝ツンデレ状態〟で相手を翻弄し、意識してもらいやすい環境をつくる…という人も。
皆の前ではそっけない態度をとったかと思えば、ふたりきりになった瞬間甘えてくるなど、本心がどちらかわからないような駆け引きをされると気になってしまうもの。そんな心理をついて自分に振り向かせるという考え方も、他の人と差をつけるためには必要なのかも…?
試し行動をとったら…
「相手を不安にさせるようなことを言う」(30代・埼玉県)
「相手の本気度を知るために、別れのカードをきった。結果別れたが、無駄な時間を過ごさずによかった」(30代・東京都)
面と向かって気持ちを確かめるのは怖い人も、駆け引きをしながらであれば、相手の本心や好意の有無を感じとることができるかも。
あえて〝好き〟という言葉を使わせることなく好意を匂わせたり、相手の好意を確認しようとしたり…ときには別れの気配を漂わせることで、本気で好きなのかどうかを確かめるという人もいます。
「私のこと、どう思ってる?」と直接聞くのも、ある意味駆け引きの一種です。自分がどう思っているのかはいったん伏せた状態で、まずは相手の本心を探るてだてになりえます。
もしもそこで、「いいなと思ってる」「好きだよ」などのポジティブな回答を引き出せれば、そのまま一気に関係を進展させられるかも。反対に「友達として好きだよ」「女としては見ていないかも」などの不本意な回答をされたとしても、こちらが告白しているわけではないので、むやみに失恋してしまう事態を防げるでしょう。
恋の駆け引きの失敗体験談をご紹介

続いて、恋の駆け引きに失敗してしまったパターンの体験談をご紹介。
押してダメなら引いてみたつもりが…
「押して引いてがきかない人もいるので、連絡をとらなかったらとらないまま終わる」(30代・富山県)
相手に脈がなかった場合は、駆け引きがただの徒労に終わるケースもあります。駆け引きをする前に、まずは相手に脈ありサインが出ているかどうかを確かめる必要がありそうです。
駆け引きが裏目に出て…
「裏目に出てしまい、相手に嫌われてしまった」(30代・東京都)
「相手が嫌がることを言う」(30代・埼玉県)
下手に駆け引きをしているうちに、相手が疲れて冷めてしまうことも。そんなことになったら、なんて無駄なことをしたんだろうと自己嫌悪に陥ってしまいますよね。そもそも、駆け引きをしなければいけない状況に疑問をもつことも大事なのかもしれません。
遠回しな態度をとりすぎて…
「本当はやりたかったことも駆け引きをしてしまったせいで今更やりたいと言えない雰囲気になってしまった。イベントで遊んだりなどをこれで結構逃していて残念だった」(20代・東京都)
本当は好きと言いたいのに、「男として見れないよ~!」と冗談めかし続けたり、「はやくいい彼女見つけなよ!」なんて気のないフリをし続けたりしていると、本当に友達のままで終わってしまうかもしれません。
相手が言葉を額面通りに受け取った場合、隠れた好意を察してもらうことは難しいでしょう。鈍いタイプの男性を好きになった場合は特に、下手な駆け引きをしないほうが〇。ツンデレもほどほどに…。
相手ではなく自分が不安に…
駆け引きは、ある程度の器用さながないとできないもの。自分の本心をストレートにさらけ出すことなく、好意を隠して駆け引きを続けた結果、「あれ…私ってこの人のこと好きだったっけ?」と疑問を抱いてしまうケースもあるようです。
駆け引きの最中は、両想いになるという目的達成のために、つい偽りの自分を演じてしまいがち。自分の気持ちを見失ってしまうだけでなく、相手も、素直なあなたの魅力を知ってもらうチャンスを逃してしまうかも。
ありのままの自分を知ってもらうためには、駆け引きはしないほうが得策かもしれないですね。
これができれば恋愛上級者!? 効果的な駆け引きについてのQ&A

恋の駆け引きの経験者は、あくまでも少数派。多くの方は、「駆け引きといっても、なにをどうすればいいの?」と感じますよね。
ここでは初歩的なテクニックとして、2つのパターンにおける駆け引きをQ&A形式でご紹介。
A.残念ながら、彼はあなたに好かれていることをわかったうえで、都合よく利用している可能性が。駆け引きが効果的かどうかはいったん置いておき、まずは距離をおいてみると変化があるかも。
曖昧な関係とひとことで言っても、ただの友達とは思えないくらいの仲良しだったり、あるいはすでに体の関係があったりなどさまざまでしょう。前者の場合はともかく、後者の場合はあなたの好意が利用されているかもしれません。
まずは彼にとっての、〝わざわざ彼女にしなくてもそれに近いことができる関係の人〟というポジションを脱してみて。ときには誘いを断ってみたり、自分からは連絡を控えたりなど、都合よく利用されるだけではない関係性を目指すのが〇。
もしもそれで彼が離れていくようならば、はなから彼女になれる可能性はかなり低かったと考えられます。ただの友人を超える深い関係であったにも関わらず、追いかけたり、好意を示したりしてくれない彼に、あなたの貴重な人生を捧げる必要はないのです。
また、男性が本当に好きな女性相手にとる態度をチェックして、脈ありかどうかを客観的に判断してみるのも〇。当てはまらないようであれば、新たな出会いを探すことも視野に入れたほうがいいでしょう。
もちろん…そんな簡単に割りきることができないからこそ、悩んでいるのだとよくわかります。結論を急ぐことなく、少しだけ会う頻度を減らしたり、連絡を遅らせたりする簡単な駆け引きから始めてみると、やりやすいはず。
曖昧な関係について、詳しくまとめた記事はこちら。先の見えない恋愛に悩んでいる人は要チェック。
Q.追われると冷める人もいるというけれど、追うことで相手が振り向いてくれる場合もありますよね? 押しに弱そうな男性には、どんな駆け引きをするのがいいでしょうか?
A.押しに弱いタイプの人は、付き合ってから相手を好きになることもよくあります。ストレートに好意を伝え、本気であることを誠実にアピールできれば、結果的に両想いになれるかもしれません。
とあるアンケートによれば、付き合ってから相手を好きになる恋愛は珍いものではないそうです。
はじめは意識してなかった相手でも、告白をきっかけに恋人になってみた結果、想像以上にいいパートナーだとわかり心が動かされた…という人は多いよう。この場合は駆け引きというより、まずはまっすぐに愛を伝えることが大事ですね。
もしも脈がなさそうな相手を好きになり、どうしても振り向かせたい! という気持ちになった場合は、駆け引きよりもまず先に、自分の魅力や好意が伝わるような言動を心がけましょう。
女性側から、「あなたをきっと幸せにするから、恋人になってほしい」と言われたら…不快になるよりも、ドキッとしてしまう人もいるのではないでしょうか。じっと目を見つめるなど、自ら脈ありサインを発するのも駆け引きの一種です。
告白の仕方やセリフ、シチュエーションなどについては、下記記事を参考に。
恋の駆け引きが効果的かどうかは、関係性と相性次第!
恋の駆け引きに効果があるか否かは、一概に答えられないものであるとわかりました。相手を試すようなやりとりが得意でなく、そもそも恋愛のスキルに自信がないという人が手を出すと、きちんと好意が伝わらなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
知り合ったばかりで関係が浅かったり、いかにも脈がなさそうだったり…駆け引きが逆効果になりそうな相手には、回りくどいことをしないほうがいいでしょう。絶対に自分のことを好きだという確信があってこそ、恋の駆け引きを楽しむ余裕ができるのかもしれませんね。
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock

ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。