キムチのカロリーが知りたい！ 漬物の中では高い？ 低い？ メーカー別に比較も

キムチのカロリーはいくつ？

100gで27kcal

白菜に唐辛子や塩、ニンニクなどを混ぜ、漬け込んだ韓国を代表する伝統料理「キムチ」。使用する材料や量によっても異なりますが、キムチ100gあたりのカロリーは27kcalほどです。

小皿一杯分がおよそ50gなので、一人前およそ14kcal弱になります。

ちなみに同じ漬物という部類で比較すると、さまざまな材料を使用して作るキムチは、漬物の中では少々カロリーが高めになっています。

【漬物100gあたりのカロリー】
・白菜の漬物：17kcal
・かぶの漬物：19kcal
・きゅうりの漬物：17kcal
・大根の漬物：23kcal
・ナスの漬物：22kcal

キムチの糖質量はどのくらい？

100g3.2g

キムチの糖質量は100gで3.2gです。これは高いのか低いのか、他の漬物と比較してみましょう。

・白菜の漬物：1.5g
・かぶの漬物：2.7g
・きゅうりの漬物：2.4g
・大根の漬物：1.8g
・ナスの漬物：2.5g

糖質も他の漬物と比べると、やはり高めであることがわかりますね。

キムチはレシピによって使用する材料は異なりますが、甘味を加えるために砂糖やはちみつ、りんごなどを加えることが多くあります。

そのためカロリー低めの野菜を使った料理とは言え、他の漬物よりも数値が比較的上がりやすくなってしまうのです。

商品別キムチのカロリー一覧

東海漬物「こくうま熟うま辛キムチ」

東海漬物「こくうま熟うま辛キムチ」の、公式HPで公開されているカロリーは100gあたり49kcal。

食塩や唐辛子、ニンニク、しょうゆ等に加え、りんごピューレも配合されています。

ピックルス「ご飯がススムキムチ」

公式HPで公開されているピックルス「ご飯がススムキムチ」の100gあたりのカロリーは、53kcalです。

同メーカーの別商品、辛口タイプは52kcal、カクテキタイプは81kcalになります。

モランボン「韓キムチ」

公式HPで公開されているモランボン「韓キムチ」の100gあたりのカロリーは、およそ60kcal。

大根や玉ねぎ、ニンニク、生姜などの漬け原材料を使用しています。

セブンプレミアム「本場韓国産キムチ」

コンビニのセブンイレブンで販売されている「本場韓国産キムチ」のカロリーは、55kcalです。

ただしこちらは、1パック（80g）あたりのカロリー。他メーカー同様100gに換算すると、約69kcalになります。

ダイエット中のキムチの食べ方

カプサイシンの効果で代謝アップ

キムチの材料、唐辛子には「カプサイシン」が豊富に含まれています。カプサイシンには発汗を促す作用や血行促進・代謝アップ効果が見込めます。

そのため、その他漬物と比較すると少々カロリー・糖質が高めではありますが、適量（約50g）であればダイエット中食べても問題ありません。

ただし、カプサイシンには食欲増進効果があります。また、キムチ自体ごはんのお供として非常に優秀な食材。知らず知らずのうちに白米を盛る量が増え、気づいたら「いつもよりごはんを食べていた！」ということにならないよう、注意してくださいね。

鍋の食材に使って満足度を上げる

キムチはそのまま食べるのもよし、ごはんのお供にするもよしですが、ダイエット中おすすめの食べ方は「鍋」に使うこと。

鍋は野菜を多く摂りやすいですし、温かいスープで満腹感もアップしやすい料理。カプサイシンの作用もあり、発汗や血行も促してくれます。

鍋の味付けとしてキムチを投入し、白米を控えながら野菜やきのこ、豆腐など、低カロリーで栄養のある食材をたっぷり摂取しましょう。

キムチは塩分量に注意

ダイエット中でも食べやすいキムチですが、塩分量には注意しなければいけません。

キムチ100gに含まれる食塩相当量は2.9g。1日の塩分摂取量の目安は成人女性で6.5g未満とされているので、一人前（50g）を食べただけでも、1日の20%以上の塩分をすでに摂取したことになります。

塩分の過剰摂取はダイエットの大敵「むくみ」の原因になるだけでなく、高血圧や動脈硬化などの病気を引き起こしてしまう可能性も…。

食べ過ぎないこと、塩分の排出をサポートする「カリウム」豊富な食品を合わせて食べることなどを意識してくださいね。

キムチは高カロリーではない！ ただし食べ過ぎには注意

漬物の部類ではカロリーも糖質も少々高めなキムチですが、材料は白菜や唐辛子がメイン。そのためダイエット中「絶対に避けたい食べもの」とまでは言えません。むしろ、発酵食品であるキムチにはメリットもさまざま。ただし、ごはんが進んでしまったり塩分を摂りすぎてしまったり… という懸念はあります。キムチは1日の適量を大きく超えないよう注意しながら、おいしく食べていきましょう。

TOP画像／(c)Shutterstock.com

りの

栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフォットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行（渡航国数50カ国以上）。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。

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