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2024.07.05

二人三脚(ににんさんきゃく)とは?言葉の意味と例文、関連した四字熟語を解説

二人三脚とは、2人が歩調を合わせて協力する行為を指した言葉です。本記事では「二人三脚とは」をテーマに、言葉の意味や例文について解説します。さらに「協力」の意味を持つ、その他の四字熟語や漢数字の「二」を使った四字熟語も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

二人三脚(ににんさんきゃく)とは?

「二人三脚(ににんさんきゃく)」は、協力と連帯の精神を象徴し、チームワークの重要性を示した言葉です。1人ひとりが役割を果たし、お互いに支え合うことで、困難な状況でも成功を収められるという信念を表しています。

二人三脚(ににんさんきゃく)の意味

「二人三脚」は、複数の人が協力し合って目標達成を目指すことを表す四字熟語です。

この言葉は、単独では難しい課題や困難も、仲間と協力すれば乗り越えられるという意味合いを持ちます。またチームワークや信頼の大切さを強調し、集団での効果的な作業や目標達成に向けた方針を示す際にも用いられる言葉です。組織や個人の成長に欠かせないといえるこの精神は、ビジネスの場面で広く重視されています。

ににん‐さんきゃく
1 二人が一組みになって横に並び、隣り合う足をひもで結んで、3脚で走ること。また、その競技。
2 両者が協力して物事を行うこと。「官民の—で研究を進める」

出典:小学館 デジタル大辞泉

「二人三脚」の例文

「二人三脚」という四字熟語を使う際は、以下の例文を参考にしてください。

1. プロジェクトの成功には、メンバー同士が「二人三脚」で協力することが不可欠です

2. 友人との信頼関係が深まり、私たちは学業や人生の困難を「二人三脚」で乗り越えてきました

3. 新しいビジネスの立ち上げでは、パートナーとの協力があってこそ、「二人三脚」で順調に進んでいます

「協力」の意味を持つ四字熟語

「協力」の意味を持つ四字熟語は「二人三脚」の他にも、いくつかあります。「呉越同舟」は異なる立場や意見を持つ者同士が協力し合うことの必要性を象徴しています。

「共存共栄」「一致団結」「同心協力」という言葉もお互いの利益を最大化し、目標達成に向けて団結することの重要性を強調した四字熟語です。これらの四字熟語を通じて、協力の大切さについて深く掘り下げていきましょう。

重なり合う手
(c)AdobeStock

呉越同舟

「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」は、中国の歴史から由来するとされる四字熟語です。異なる立場や意見の者が、1つの舟に乗ることを表した四字熟語とされています。

具体的には、敵対する立場や関係にある者同士が、共通の利益や目標のために協力し合う様子を示す言葉です。争いや対立のなかでも協力し合い、共通の利益を追求する姿勢の重要性が示唆されています。

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共存共栄

「共存共栄(きょうぞんきょうえい)」は、共に存在し繁栄するという意味を持ちます。人々や異なるものが共に共存し、互いに利益を享受することが重要であることを示す言葉です。

共存共栄の精神は、対立や競争ではなく、協力と協調を基盤とした持続可能な関係を築くために不可欠な考え方といえるでしょう。

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一致団結

「一致団結(いっちだんけつ)」とは、団結して1つの目標に向かうことを表す四字熟語です。この言葉は、集団やチームが内部での意見の不一致や対立を乗り越え、団結して力を合わせることによって、より大きな成果を生み出すことを表現しています。

一致した目標や理念に向かって、メンバーが一丸となって協力し、努力する姿勢が重要です。団結力は組織やチームの成功に不可欠であり、信頼と連帯感を築くことで、困難な状況でも前進する力を生み出すでしょう。

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同心協力

「同心協力(どうしんきょうりょく)」は、1つの目的や目標に向かって、心を1つにして協力することを指します。文字通り「同心」とは同じ心を持つことを意味しており、それが転じて、1つの目標に向かって心を1つにするという意味になります。

チームやグループが団結し、心を一つに目標を達成する際に用いられる言葉です。

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漢数字の「二」を使った四字熟語3つ

漢数字の「二」を使った四字熟語は「二人三脚」の他にも、複数の言葉があります。本章では「二六時中」「二律背反」「二束三文」という、3つの四字熟語に焦点を当てて、言葉の意味や使い方などを解説します。

二人三脚の意味を理解するとともに、同じ漢数字が使われている四字熟語も覚えておくことで、ボキャブラリーの向上に期待できるでしょう。

助け合う人
(c) Adobe Stock

1. 二六時中

「二六時中(にろくじちゅう)」は「絶えず」「常に」「1日中」という意味を持つ四字熟語。日常生活や文学作品などで散見される表現です。

何かが絶えず続いている状態を表しており、時の経過や状況の変化に関わらず、一貫してその状態が続いていることを強調しています。その昔、1日は12刻でカウントされていました。1日を2つ(6刻ずつ)に分け、そのどちらの時間も「1日中」という意味で用いられるようになったようです。

2. 二律背反

「二律背反(にりつはいはん)」は、相反する2つの法則や原理が同時に成り立つことを指す言葉です。つまり同じ状況や命題において、両方の主張が正しいと思われる状態を指します。

この四字熟語は、哲学や論理学の分野で用いられる傾向がみられ、状況の複雑さや相反する要素が共存する現象を示すために使われます。たとえば現実世界においては、善と悪、自由と秩序などが同時に成り立つことも否定できないでしょう。

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3. 二束三文

「二束三文(にそくさんもん)」は、価格が非常に安いことを表した言葉です。また単に価値が低いという意味だけでなく、売値が安いことから、いくら商品を売っても儲けがほとんど出ないことを強調するニュアンスも含まれています。

二束三文は、「投げ売り」とも言い換えられる四字熟語です。リーズナブルでうれしいというよりも、ただ安いというややネガティブな意味合いを持つ言葉といえます。

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「二人三脚」を正しく活用しよう

二人三脚は、協力と信頼の象徴といえます。相手との信頼関係を築きながら、目標達成に向けて共に歩むことの大切さを改めて感じたのではないでしょうか。二人三脚の精神を応用し、日々の様々な場面で共に助け合い、お互いに成長していける環境が理想ですね。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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