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2024.05.04

「共存共栄」の意味とは|言葉の使い方や類語、対義語などを例文で紹介

「共存共栄」とは二つ以上のものが助け合い、どちらも栄えることを意味します。この言葉を理念やパーパスなどに掲げる企業は多く、社会人であれば知っておきたい言葉です。この記事で、意味や使い方などを例文で紹介します。

「共存共栄」の意味とは

社訓や経営理念などに使われる「共存共栄」は、ビジネスシーンに欠かせない言葉です。漢字から意味を推察することができるかもしれませんが、正しい意味を知らない人もいるでしょう。いま一度、意味や使い方を確認するのもいいですね。まずは意味と読み方を確認していきましょう。

辞書で調べた意味と読み方

きょうそん‐きょうえい【共存共栄】
読み方:きょうそんきょうえい

[名](スル)二つ以上のものが、争うことなく、ともに生き、ともに栄えること。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「共存」とは、二つ以上のものが同時に生存、あるいは存在することを意味します。「きょうぞん」と読んでも問題ありません。「共栄」は、いくつかのものが共に栄えること。「共存共栄」は、二つ以上のものがお互いに支え合って、繁栄することを指します。

(c) Adobe Stock

「共存共栄」はどう使う?

ここからは「共存共栄」の使い方を見ていきましょう。ビジネスシーン以外でも使える言葉なので、ぜひチェックしてください。

使い方の特徴

「共存共栄」を使うのは、二つ以上のものが存在し、ともに支え合わないといけない場面です。力を合わせる理由としては、お互いの利益が一致することや、ともに助け合う必要があることなどがありますが、中には苦しまぎれで「共存共栄」を選ぶというケースも。

また、「共存共栄」は政治経済やスポーツ、文化などに関連することでも用いられています。「共存共栄の精神」「共存共栄の実現」などのように使うことが多いでしょう。

例文を紹介

ここからは「共存共栄」の具体的な使い方を見ていきましょう。例文を紹介します。

《例文》弊社の理念は、共存共栄の精神にもとづき、広く地域社会の発展に貢献することを表しています

「共存共栄」は、企業や団体が理念やパーパスなどでよく使います。顧客や取引先などのステークホルダーはもちろん、世界や地域社会、地球との「共存共栄」を宣言する企業も多いでしょう。「共存共栄」は、社会の発展に欠かせない考え方と言えます。

《例文》ライバル同士であっても、協力し合って共存共栄を考えることが大切だ

「共存共栄」はライバル同士が手を取り合う場合にも使います。敵同士、あるいは関係がなかったもの同士がともに栄えるよう、助け合うのが「共存共栄」の意味するところ。例文が示すことは一個人にも該当すると言えるでしょう。

《例文》共存共栄を図るには、それにふさわしいコミュニティーが必要だろう

「共存共栄」の実現が難しいケースは多いです。特に利益や思惑が絡むと、どちらが正しいか、どちらを優先すべきかで争うことになるでしょう。だからこそ、多くの企業が理念やパーパスに掲げるのかもしれませんね。

(c) Adobe Stock

「共存共栄」の類語

「共存共栄」の類語を見ていきましょう。似た意味を持つ言葉を紹介します。

「相互扶助」

「相互扶助」とは、お互いに助け合うことを意味します。「相互」とは、一つの物事に関係する両方の立場や、両方が同じことに取り組むことの意。「扶助」は、力添えをして助けることを表します。「相互扶助の精神」「相互扶助を目指して」のように使うことが多いでしょう。読み方は「そうごふじょ」。

「共存共栄」同様に、企業理念やパーパスなどで用いられる言葉です。

《例文》この事業は、相互扶助の精神に基づき発案されました

「助け合い」

「助け合い」とは、互いに力を貸し合うことの意。一般的にもよく使う言葉ですよね。「助け合いの心」「助け合い運動」などのように用いられています。

《例文》助け合いの精神を忘れがちなので、手帳に書き留めておこう

「協調」

「協調」とは、利害や立場が異なるもの同士が協力し合うことを指します。「協調する」「協調性」「協調関係」のように使うことが多いでしょう。「きょうちょう」と読みます。

《例文》労使の協調は、なれ合いではなく健全に対立することから生まれる

「win-win」

英語の「win」を連続して使うと、双方がうまくいっているという意味になります。取引において、契約者双方がともに利益を見出せることを表す場合にも用いられます。「win-winの関係」「win-winになる」のように使うことが多いでしょう。

《例文》我々が目指すのは、お互いがともに発展する「win-win」です

(c) Adobe Stock

「共存共栄」の対義語

「共存共栄」の対義語についても見ていきましょう。紹介するのは「自然淘汰」「弱肉強食」「排除」「lose-lose」の4つです。

「自然淘汰」

「自然淘汰」とは、時の経過とともに優良なものが生き残り、劣悪なものがひとりでに滅びることを意味します。読み方は「しぜんとうた」。一方が滅びることを表すため、「共存共栄」の対義語になると言えるでしょう。「自然淘汰される」のように使います。

《例文》俗悪なものは自然淘汰されると感じるからこそ、自戒せねばならない

「弱肉強食」

強いものが弱いものを犠牲にして栄えることを表す「弱肉強食」。強いものだけが生き残ることを意味する言葉です。弱いものの肉が強いものの食料になるという意味が転じた言葉とされています。読み方は「じゃくにくきょうしょく」。「弱肉強食の法則」「弱肉強食の現象」「弱肉強食のおきて」のように使うことが多いでしょう。

《例文》弱肉強食は自然界の摂理を表す言葉だが、人間社会を表現する際にも使われている

「排除」

「排除」とは、おしのけてそこからなくすことを表します。読み方は「はいじょ」。都合の悪い人やものを取り去ることを意味する場合に使われることが多いでしょう。「排除する」「排除の対象」のように使います。

《例文》邪魔をする人間や会社は排除するというA社の社風が本当に嫌いだ

「lose-lose」

双方に不利なことを表すのが「lose-lose」です。「lose」とは、負けることや失うことを表す英単語。お互いにいいことがないことや、どちらも負けることを表す際に使われています。

《例文》ブラック企業は、企業も人もお互いに損をする「lose-lose」の関係と言えるだろう

最後に

「共存共栄」について、使い方や意味、類語と対義語をまとめました。お互いがともに栄えることを意味するこの言葉は、企業理念やパーパスなど、企業の重要な方針や指針を表す際に用いられています。実際に「共存共栄」を実現するのは難しいことが多いもの。だからこそ、常に意識して物事にあたる必要があると言えるでしょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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