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「別れ際」という言葉は恋愛にも関係が深い
「別れ際」という言葉は、恋愛にも関係が深い言葉です。デートの終わり際に「バイバイ」をするシーンや、交際をしていたふたりが別れを決めた場面などで「別れ際」という表現はよく使われています。
この「別れ際」の行動は、男女関係において深い意味をもつことが多く、どんな振る舞いをしたのかによって、その後の展開が変わるだけの影響力をもつ場合もあります。
デートの別れ際にあっさりしている人の心理3選
デートの別れ際にあっさりと帰ってしまう恋人には、寂しさや不安を抱くものですよね。ハグもキスもなく、他人行儀な挨拶だけしかないとなると、その不安感はさらに大きなものへとなりがちです。
しかしあっさりと帰るからと言って、愛情が薄いわけではありません。デートの別れ際にあっさりしている人の心理として、典型的なものを3つ見ていきましょう。
♦︎恋愛に対してドライ
デートの終わり際に名残惜しむ素振りがなくさっさと帰ろうとする背景には、恋愛そのものに対してドライな価値観をもっていることも多いでしょう。
感情を表に出すのが苦手で自分の心を閉ざしているケースも考えられますが、恋愛に対してドライな感情を抱いている人は、そもそも恋人に対して「別れ際にはたくさんスキンシップをする」「ハグやキスをする」といった感覚を持ち合わせていないので、やけにあっさりとした別れ際になりやすいのです。
♦︎次の予定や仕事で頭がいっぱい
次の予定や仕事のことで頭がいっぱいなときには、恋人と会っていても去り際があっさりとした展開になりがちに。
恋愛よりも他のことに重点を置いているタイミングなので、恋人との関係に深く没頭することを避けざるを得ないと考えている可能性もあります。あえてクールに振る舞うことによって、自分が恋愛にのめり込まないように気をつけている場合もあり、恋愛や恋人よりも他のことを優先している心理が強い状態です。
♦︎寂しい気持ちを隠している
デートがお開きになったことに対して、本当は寂しい気持ちや不安を抱いていたとしても、弱い部分を見せたくないために感情を抑えた結果として、やけにあっさりとした別れ際になる場合も少なくありません。
プライドが高いタイプほど、あえてあっさりとした別れ際を演出することが「かっこいい」と勘違いしている可能性もあります。
交際の別れ際でわかる「器が小さい人」の特徴5選
一方で、デートの別れ際ではなく、恋人関係が終わる別れ際には、本性が出やすいとされています。交際が終わる意味での「別れ際」にわかる、器が小さい人の特徴を5つ見ていきましょう。
♦︎恋人への文句を並べる
別れ話をしているときに、目の前の相手の過去の行動や性格への文句を並べるのは、自分に自信がない人ほどやりがちな行動です。不満や不足を相手にぶつけることで、責任を転嫁する傾向もあります。
「別れるのは自分のせいではなく、相手のせいだ」という形式で終わらせたがりやすく、恋愛に真剣に向き合うだけの度量がないのを隠そうとする心理も強い傾向にあります。
♦︎他の女性の話題を出す
交際を終えるときに他の女性の話題を出す男性は、相手を傷つけたり挑発したりして、自分が優位に立とうとするタイプ。自分はモテる、別れたところで異性には困らないという優越感を相手に示すために、他の女性との関係や魅力について話したがります。
不必要に相手を傷つけることで、自分が優位に立っていると勘違いしやすく、相手が悲しむまで挑発行為を続ける場合もあり、厄介です。
♦︎金銭的な損得の話をする
お付き合いの終わり際に、これまでにかかったデート代やプレゼント代などの金銭的な損得の話題を持ち出す人は、常に人間関係を損得でしか捉えられない性格である可能性も。
これまでの交際にかかった費用の請求をしてくるタイプもいれば、請求まではしなくとも自分がどれだけ恋人に対して出費をしたかと延々と話し、無理やりにでも感謝をさせようとする人もいます。
♦︎他人からの評価を引き合いに出す
本来、別れ話は当人同士の問題であるにもかかわらず、お付き合いの終わり際に「他人からの評価」を引き合いに出すパターンもあります。自分の正当性や価値を主張するためだけに、他人の意見や評価を利用し、別れ話を優位に進めたがるタイプに多い行動です。
「誰それが君のことをこう言っていた」や、「母親が君とは結婚をしないほうがいいと言っていた」など、相手を傷つけるような発言を平然と繰り返す男性もいます。
♦︎最後に性的関係を結ぼうとする
もう別れると決めたのに、最後に性的関係を求めるのは、相手を利用し、自己満足を追求する男性ほど求めがちな行動です。「思い出づくり」などと言って、別れ際にまでも自分の欲求を満たすことを優先する自己中心的なタイプです。
女性側は男性に対してまだ未練があるのをわかっていて、その未練を利用して性的欲求を満たそうとする男性は、特に卑劣なタイプと言えるでしょう。
交際の別れ際に「いい女」だと思われやすい行動3選
交際の別れ際にどんな行動をしたかによって、相手の記憶への残り方も変わります。男性から「いい女だった」と思われる女性ほど、無意識にしている行動を3選探っていきましょう。
♦︎相手を責めない
別れ話において、彼を責めたり攻撃したりせずに冷静に対処することは「いい女」であると思われやすい行動です。
最後まで、相手に対して優しさや理解を示している態度にもつながり、彼を責めずに粛々と別れを受け入れる姿は、自己コントロールができている大人の対応に映ります。
仮に、別れ話をするまでは彼の気持ちがかなり冷めていたとしても、別れ際にこういった行動を女性がすることによって「もしかしたら、別れを決めたのは早すぎやたかもしれない」と男性が後悔するきっかけにもなりえます。
♦︎相手を思いやる言葉をかける
自分が彼から傷つけられて別れるときほど、相手を罵りたくなり、とてもじゃないけれど思いやりのある言葉なんて口にできないかもしれません。
けれど別れ際に相手を思いやる言葉をかけることは、男性から「いい女」であると思われやすい行動であり、彼の気持ちや立場を考え、これまでの感謝や良い思い出について語ることで、彼に対して尊重している気持ちや思いやりが伝わりやすくなります。
別れ際に波風を立てず、大人の行動を貫ける女性ほど、男性の記憶で美化されやすいのです。
♦︎悲しくても笑顔で去る
別れ際はもう二度と彼に会えなくなることを思えば、悲しい気持ちになっても当然ではありますが、彼の前からは笑顔で去ることができると「いい女」だと思われやすい傾向もあります。
重苦しい別れ話のあとで「それじゃあ」と離れることになった場面で、彼に対してポジティブな笑顔を向けるのは、難しいことでもありますが、だからこそいい印象を与えやすい行動につながります。
去り際が爽やかであるほど、男性の記憶では「いい女だったんだな…」と評価が上がりやすい面も否めません。
「別れ際の行動」は相手の印象に残りやすい
デートであれ、別れ話であれ「別れ際」の行動は、相手の印象に残りやすいものです。どんな振る舞いをするかによって、相手に与える印象も変わるため、好印象を残しておきたいときほど、別れ際の行動には注意深くなっておくに越したことはありません。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。