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【これだけは外せない】冷やし中華の具
夏の定番メニューといえば、冷やし中華もその一つ。暑くて食欲のない日も、さっぱりした冷やし中華なら食べられるという方もいるかもしれません。
冷やし中華の具は家庭や地域によってさまざまですが、中でも欠かせないのがきゅうりや錦糸卵、ハムといった食材といえるでしょう。見た目でもおいしさの面でも、どれかひとつ欠けてしまうと物足りない印象に。
これだけは外せないといえる、冷やし中華の具を見ていきましょう。

きゅうり
冷やし中華の具として人気が高いのがきゅうりです。細切りのシャキシャキ食感は、冷やし中華の麺とよく合います。
冷やし中華にのせるきゅうりの切り方は、一般的に千切りです。
【切り方】
・きゅうりの両端を切り落とす
・斜めに3ミリ幅ほどのスライスに切る
・スライスしたきゅうりを重ね、縦に千切りする
千切りの幅や長さは食べやすいように調整してください。
錦糸卵
錦糸卵も外せない具材です。ふわふわの食感が、シャキシャキのきゅうりと絶妙にマッチします。
【材料(2人分)】
・卵:2個
・砂糖:小さじ1
・だしの素(粉):小さじ1/2
・塩:少々
・油:大さじ1
【作り方】
1. ボウルに卵を割り入れ、調味料を加えてよく混ぜる
2. フライパンに油大さじ1/2をひいて熱し、卵液の半分を流す
3. フライパンを傾けながら均一になるように広げる
4. 表面が乾いたら裏返し、弱火で1分ほど焼く
5. 粗熱をとってロール状に巻いて千切りにする
6. もう1枚も同じように焼いて切る
ハム
夏のお中元でもらうことも多いハムは、冷蔵庫から出して切るだけで手軽にトッピングできる食材として人気です。ほどよい塩分が冷やし中華によく合います。食が細くなりがちな夏場のタンパク源になり、夏バテ防止にもつながるかもしれません。
ハムの代わりにチャーシューやサラダチキンにすれば、また違った食感や味わいが楽しめるでしょう。
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その他定番の具材
ほかにも、冷やし中華の定番といえる食材があります。トマトは鮮やかな色合いを添え、きゅうりだけでは不足しがちな野菜を補いたいときに便利といえる食材です。
錦糸卵を作るのが面倒という方におすすめなのは、ゆで卵です。タレをつけて食べるゆで卵は、錦糸卵とは違ったおいしさが楽しめるでしょう。
また、食欲増進の役割をする紅生姜や食物繊維たっぷりのキクラゲ、安くて手軽なもやしも人気の定番食材です。
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【たまには変わり種も】冷やし中華の具
定番の具材でも、いつも同じでは飽きてしまうこともあるかもしれません。たまには変わり種の具にしてみるのもおすすめです。
冷やし中華に合う変わり種具材には、スタミナがつく豚肉やさっぱり食べられる梅が挙げられます。ほかにも、ツナやアボカド、ゴーヤなども冷やし中華に合う具材といえるでしょう。
ここでは、変わり種のおすすめ具材を紹介します。

豚肉
豚バラ肉などを冷しゃぶのようにしてトッピングすると、豪華な冷やし中華になります。夏バテを防ぐ栄養がとれ、満足感も高いでしょう。
なすと一緒にごま油で炒めてトッピングするのも、おすすめのレシピです。仕上げに大根おろしをのせていただきましょう。
醤油と砂糖で甘辛く炒めた豚肉をのせれば、食べ応えのある一皿になります。
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梅
暑くて食欲がないときに試したいのが、酸味の効いた梅です。さっぱりと食べられ、疲労回復にも期待できます。
梅干しは種をとって包丁で叩き、大根おろしと一緒にトッピングしましょう。鶏のささみやみょうが、かいわれ大根と合わせれば、豪華な和風の冷やし中華に仕上がります。
スープに梅を混ぜる方法も一つ。刻んだ大葉と梅肉を入れたスープは、大根おろしや豚しゃぶにぴったりです。
その他アレンジできる具材
その他、冷やし中華の変わり種としてアレンジできるのは以下のような食材です。
・ツナ
・アボカド
・ゴーヤ
・ザーサイ
・ナッツ類
・オクラ納豆
ツナは手軽に追加できるタンパク源で、味わいにコクが出ます。アボカドはスープにレモン汁を加えるのがポイントです。
ゴーヤはやや苦味のある夏野菜で、沖縄の冷やし中華では定番のトッピングなのだとか。中華の味わいを加えたい場合には、ザーサイもおすすめです。
ナッツ類はごまだれに合う具材で、歯ごたえも楽しめます。夏野菜のオクラと相性のいい納豆と組み合わせれば、一味違う和風の冷やし中華になるでしょう。
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冷やし中華のお弁当も! 作り方のポイント
冷やし中華はお弁当にもできます。「麺がおいしくなくなるのでは?」と心配になるかもしれませんが、スープを別の容器に入れて凍らせる、麺はもやしと一緒にゆでるなど、時間が経ってもおいしく食べるためのコツを押さえてみましょう。
また、冷やし中華の具材は水分の少ないものを選ぶのがポイントです。
ここでは、冷やし中華のお弁当の作り方を紹介します。

スープは凍らせて別添する
冷やし中華をお弁当にするとき、スープは添付の袋のまま、あるいは調味料用のプラスチック容器に入れて冷凍します。凍るまでに時間がかかるため、前日から凍らせておくのがおすすめです。
冷凍すれば保冷剤の代わりになり、昼ごろにはちょうどよい程度に解凍されて冷たい冷やし中華を食べることができるでしょう。
市販のスープは凍らないものもあります。その場合は、出かける直前まで冷凍庫で冷やしておくとよいでしょう。
麺はもやしと混ぜてゆでる
麺はゆでてそのままお弁当にすると、くっついて食べにくくなります。それを解消するには、もやしと一緒にゆでるという方法がおすすめです。
麺を所定の時間ゆで、火から下ろす30秒前に70g(袋の1/3程度)のもやしを加えます。ざるにあげて流水で洗い、ボウルの中に氷水を入れてしっかり冷やしましょう。
麺が冷えたらよく水を切り、1人前につき小さじ1杯程度のごま油を加えて全体にまぶします。ごま油を加えることで麺がくっつかないだけでなく、風味づけにもなるためおすすめです。
具は水分の少ないものを
容器は少し深めのものを用意し、麺を入れた上に具材をのせていきます。具材は定番のハムや錦糸卵、きゅうりで問題ないですが、野菜を入れる場合は水気をよく切って入れましょう。トマトなど水分の多いものはお弁当に向きません。
錦糸卵やゆでたささみなど加熱したものを入れるときは、冷蔵庫でよく冷やしてからお弁当箱に入れてください。
冷やし中華のスープは2種類
冷やし中華のスープは、大きく分けて醤油味とごまだれの2種類が挙げられます。一般的には酸味のある醤油ベースのスープが主流のようですが、まろやかな味わいのごまだれも人気です。
スープにより合う具材も変わってくるため、使い分けてそれぞれの味を楽しむとよいしょう。
冷やし中華の定番である2種類のスープについて、紹介します。

醤油味
醤油味のスープは酢がきいて、酸味のある味わいが特徴です。レモンやかぼすなどの搾り汁を加えてアレンジすると、ひと味違った美味しさが楽しめます。
スーパーなどで販売している冷やし中華にはスープが添付されているのが一般的ですが、醤油や酢、みりんを使って自分でも簡単に作ることができます。
中華麺でなくそうめんを使ってもさっぱりとおいしい冷やし中華が作れるため、試してみてはいかがでしょうか。
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ごまだれ
ごまだれは香ばしい香りとコクがあり、まろやかな味わいの冷やし中華になります。豚しゃぶや蒸し鶏などのトッピングにもよく合うスープです。
ごまにはタンパク質やミネラルなど豊富な栄養素が含まれているため、夏の滋養強壮につながるかもしれません。練りごまのペーストや煎ったごまを使って手作りすれば、より風味豊かなスープに仕上がります。
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冷やし中華の具をアレンジしてみよう
夏になったら食べたくなる冷やし中華は、定番の具材が欠かせません。豚肉や野菜などをアレンジしてトッピングすれば、栄養もたくさんとれます。スープを手作りして、オリジナルの冷やし中華を作るのもおすすめです。
冷やし中華はお弁当にもできるので、会社のランチでもたっぷりの具材をのせた冷やし中華を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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