梅雨時期のトラブルは「水巡り」がカギ
梅雨時期になると「身体がだるい…」「ニキビができやすい…」ということありませんか? そういった不調を予防するためにも、漢方ビューティーブランド「カガエ カンポウ ブティック」にお話を伺いました。
梅雨は、自然界の気候と同様に人の肌も皮脂が出てべたべたしやすくなります。過剰な皮脂は化粧崩れや、ニキビなどの毛穴トラブルにつながることも。梅雨時期に以下の不調が起こる人は要注意。
【梅雨時期の不調】
■身体が重くだるい
■むくみやすい(特に下半身)
■胃腸が弱い
■口のねばつきがある
■痰や鼻水が出やすい
漢方では、梅雨の時期に不調が強くなることを「水滞(すいたい)」によるものと考えます。水滞とは、水分代謝が乱れ体内に余分な水分が溜まっている状態であり、体内の水巡りが良くないということ。
最もわかりやすい症状は、むくみ。また、腸内にも水がたまるため、泥状便ですっきり出ないことがあります。
水滞の人が、熱を生む糖や脂を摂りすぎたり、蒸し暑い環境に置かれた時など、滞った水に熱が加わると「老廃物」になります。これら体内にたまったものが毛根から出ようとすると、脂性肌となり、皮膚の熱が強い場合は、ニキビや湿疹を起こすことも。
このように、食べ過ぎや飲み過ぎ、消化機能が弱り便通や発汗が滞っているときに肌は荒れてしまいます。
では、どのように対策をすれば良いのか。「食事」「運動」「マッサージ」の対策を紹介します。
◆食事
【水巡りを促す食材】
はとむぎ、緑豆、あずき、黒豆、ウリ科の野菜、キノコ、根菜類、あさり、シジミ
【水分】
のどが渇いた時には、暖かい飲み物を少量ずつ飲みましょう。緑茶やはとむぎ茶もおすすめ。
【腸内環境を整える食材】
便をすっきり出すために食物繊維と乳酸菌類を意識して摂り、寝る3時間前までに食べ終わるようにしましょう。
食物繊維:腸の掃除に必要。不溶性食物繊維は水分を吸収しやすいため、泥状便の場合は体内の水分を排出する手助けとなります。玄米や雑穀、ごぼうなどがおすすめ。
乳酸菌類:よい菌を腸に送り込むと、大腸が刺激されて動きが活発になります。おすすめは、ヨーグルトやチーズ、味噌、キムチなど。
【NG食材】
脂っこいもの、甘いもの、刺激物はNG。水分(果物、飲酒を含む)の取り方に気をつましょう。
◆運動
汗が出るくらいの運動「有酸素運動」がおすすめ。
◆つぼマッサージ
【足の三里】
足の外側、ひざの下のくぼみから指4本分下。親指か中指をツボにあて、多少痛みを感じる程度の強さで押してもみます。両足のツボ1回6秒、繰り返して10回ずつ刺激してください。もし、ツボの位置が分からない場合は棒状のものでひざ下の外側あたりを転がすだけでも◎。
梅雨時期に不調を起こさないためにも…できることから少しずつ対策を! それが日々の元気に繋がってくるはず♡
情報提供/カガエ カンポウ ブティック