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【女性100人に聞いた】元彼に連絡したことがある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
「元彼に連絡したことがありますか?」という設問では、28.9%の人が「はい」、71.1%の人が「いいえ」と回答しました。元彼に連絡をしたことがあるという人は、およそ3割ていどという結果に。
円満な別れを経て友人としての付き合いが続いているならば、元彼といえどそこまで悩まずに連絡できる人が多いでしょう。しかしそうではなく、喧嘩や浮気、そのほかのトラブルなどによって円満とはいいがたい別れかたをした場合、連絡へのハードルは一気に上がります。
あるいは彼への未練がまだ残っている状態だと、連絡することで復縁の可能性を上げられるのか、それとも下がるのかという部分も気になりますよね。「彼にはもう新しい彼女がいるかもしれない」「連絡が迷惑になっていやがられるかも」「あんな別れかたをしたのに、いまさら連絡なんて…」という不安から、連絡をためらう人も多いのではないでしょうか?
別のアンケート記事でも、やはり3割ほどの女性が「元彼に連絡したい」と思ったことがある…と回答しています。「元彼に連絡したい」と思う人と、実際に「元彼に連絡したことがある」人の割合はほぼ同じ。つまるところ、元彼への連絡を検討した人が、そのまま実行している可能性も低くはなさそうです。少数派といえど、3割ほどの女性がこれにあてはまっていると考えられます。
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元彼に連絡をしたその後は?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
続いて元彼に連絡をしたことが「ある」と回答した人に、「元彼に連絡したその後は、どのような関係になりましたか?」と質問。結果はこのようになりました。
・「話して終わり」…66.7%
・「友達になった」…10.3%
・「復縁した」…7.7%
・「たまに『遊ぶ』仲になった」…15.4%
連絡を悩んでいる人にとっては意外な結果かもしれませんが、7割近くの人は「話して終わり」と回答しています。友達や、あるいはたまに遊ぶような関係になったという人はあわせて3割弱。復縁にまでいたったという人はわずか1割以下です。
こちらも別の記事のアンケート結果ですが、そもそも元彼との復縁自体がかなりのレアケース。元彼への連絡をきっかけに復縁へいたるとなると、そこからさらに少なくなるのは自然な結果でしょう。復縁を考えているにせよ、いないにせよ、元彼への連絡は慎重になったほうがよいことなのかも?
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元彼への連絡内容は?
連絡をして何を話すのかもポイントです。たとえば「彼の家に置いていた荷物を送ってほしい」「2人で行く予定だったライブのチケットをどうするか」などの、事務的な話であれば、用が済み次第やりとりが終わることが多いでしょう。お互いに未練や情がもう残っていない場合、あえて話を広げすぎないようにと意識する人もいます。
しかし「実はもう一度やり直したいと思っている」「少しでも良いから会えないかな」などの、相手との復縁を希望するような連絡をしたいと考えている場合には、お互いの気持ちが一致してなければ話は難航しそうです。場合によっては、「もう二度と連絡を取らない方がよい」という結論に至ることも。元彼に連絡をするかどうか・すべきかどうかは、目的や現在の関係性によるといえそうですね。
元彼に連絡しなかった理由とは
元彼に連絡をする以上は、そこにさまざまな事情や感情があることが伺えます。では反対に、「連絡をしたことがない」人たちは、どのような理由で連絡をせずにいたのでしょう。アンケート結果をご紹介していきます。
連絡する意味がないから
「する必要がないから」(20代・広島県)
「意味がないから」(20代・東京都)
「連絡する必要がなくなったから」(20代・栃木県)
「用事がないから」(20代・宮崎県)
元彼にたいして未練や情がいっさいなく、連絡の必要性を感じていない人からの回答が多数ありました。このような場合には、そもそも連絡をしてよいのかと悩むこと自体ありませんよね。円満、あるいはきっぱりとした別れの場合、後日用事ができることもそうそうないでしょう。
興味や未練がないから
「興味がないから」(30代・長野県)
「未練がないから」(30代・東京都)
「別れた時点で興味がなくなるから」(30代・東京都)
「会っても復縁する気もなければ、何を話したらいいのかわからないから」(30代・東京都)
「特に話題がないから」(20代・東京都)
元彼はあくまでも元彼であり、すでに過去の人だと割りきる強さを感じます。このような場合、人によってはすでに連絡先を消去していることもありそうですね。お互いに、あるいは片方に新しい恋人がお互いにいる場合はなおさらです。
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気まずいから
「気まずいから」(30代・神奈川県)
「面倒臭いから」(20代・兵庫県)
彼との別れが苦い思い出になっていたり、連絡を取ることに乗り気になれなかったりする人は、おのずと連絡しない選択肢をとるようです。別れ話がこじれているような場合、たとえ連絡をしたいという気持ちがあっても面倒くささが勝りそう。
関わりたくないから
「縁を切りたいから」(20代・埼玉県)
「大嫌いになって別れるので、連絡なんかしたくない」(30代・埼玉県)
「別れたらもう話したくもないから」(30代・埼玉県)
「嫌いだし、関わりたくないから」(20代・宮城県)
一度は恋人として深く愛し合ったはずのふたりでも、別れたあとは遠い存在になりえます。ときにはもう、大嫌い・関わりたくないと思うようなひどい別れかたをしてしまうこともあるでしょう。もはや元彼のことを生理的に受け付けられない、という雰囲気さえ感じられますね。
こうして皆さんのアンケート回答をみていくと、「元彼に連絡したことがある」という人は、そもそも連絡に抵抗がないくらいに別れたあとの関係が良好か、元彼を嫌いというほどではない…という状態のことが多いようです。あるいは、気持ち以外の部分で連絡の必要性が高い人ということになるでしょう。
多くの別れが円満なものになりにくい以上、その後も「元彼に連絡したい」と思える人のほうが少ないのは、いたしかたないことなのかもしれません。
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元彼に連絡せずに済む方法とは
彼に連絡をしたところで、多くの場合はただ「話して終わり」になってしまうのだとしたら…復縁を希望している場合、連絡をとることが望みをかなえてくれるとは限りません。むしろ連絡をあえて控え、冷却期間を設けたほうがうまくいくパターンもあるでしょう。
なかには「連絡をしてはならない」「我慢しなければ」と思い詰めることによって、逆に元彼への連絡をしたくてたまらなくなってしまう場合もあります。これはカリギュラ効果といって、強く禁止されているものほど渇望してしまう現象のこと。心の弱さや寂しさ・未練だけが、元彼への連絡欲をかきたてるわけではないのです。
ここではそんな「元彼に連絡したいけど悩む」という人たちに向けて、「元彼に連絡せずに済む方法」へのコメントをクローズアップ。彼との関係性や距離感を踏まえ、参考にしてみてくださいね。
連絡先を消す
「LINEのリストから削除」(30代・愛知県)
「ブロックする」(20代・兵庫県)
「連絡先から消して着信拒否にする」(20代・千葉県)
「連絡先を消去する」(30代・岐阜県)
物理的に、連絡しようがない環境をととのえるという回答です。とくにLINEの場合は、現状の使用だとブロックしても自分で簡単に解除できてしまいます。そのためあえて、完全に連絡先を消去・削除するという手段をとっている人もいました。
寂しさや不安から彼に連絡をしてしまわないよう、自分を追い込み前を向いていく…という強い決意のあらわれでしょうか。とはいえ、消してしまった連絡先は、基本的にはもう戻ってきません。心から、自分が後悔しないと思える道を選ぶことが大事ですね。
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気持ちを切り替える
「友達にもなれないと思うから、時間がもったいないと心掛ける」(30代・東京都)
「興味をなくす」(30代・山形県)
「忘れること」(30代・神奈川県)
連絡したいという気持ちをおさえるために、自分の心を律して切り替えるという人も。意志の強さが必要になりそうな方法ですが、「連絡しないようにする」と決めるというよりは、「時間がもったいない」「もう忘れよう」という方向に転換するのがポイントです。自然に彼への未練や自分の寂しさが薄れることで、連絡したいという気持ちがなくなっていくかも。
他のことに集中する
「他に楽しいことを見つける」(20代・宮崎県)
「他のことに集中する」(30代・兵庫県)
元彼から連絡が来ていないかな…と何度もスマートフォンを確認したり、画面に文字を打っては送信前に消したり。元彼への連絡のことで頭がいっぱいになっていると、どうしても「連絡したい」という気持ちから離れられないものです。そんなときはあえて、元彼とは関係のない楽しいことを見つけるのも大事ですね。
作家の芥川龍之介も、
我々を恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である(「侏儒の言葉」)
と言っています。趣味に没頭したり、友達との時間を楽しんだり、積ん読や観たかった映画に時間を使ったりなどもよいでしょう。元彼と連絡をとらない期間は、自分磨きをする絶好のチャンスでもあります。
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きちんと別れておく
「しっかり話し合い別れること」(20代・栃木県)
「トラブルは解決してから縁を切ること」(30代・兵庫県)
別れたあとに、「そういえばあの件はどうするんだろう?」「彼が置いてったこの荷物は捨てていいのかな」「彼に貸したお金、返ってきてないんだけど…」などの疑問や不安が出てくると、連絡を取りたくないのに取らざるをえないというケースも。別れ際の話し合いは念入りに、お互いが納得のいくかたちでまとまるようにしておくのがよいでしょう。
友達に戻るようなこともせず縁を切ると決める場合、とくにこの部分は重要です。トラブルの内容によってはあとになって揉めたり、周囲の人間を巻き込んだりしてしまうことも。同棲をしており契約や支払いをともにしていた場合は、別れ際に必要事項の話し合いをしておきましょう。
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自分発信では連絡しない
「こちらからは連絡しない」(30代・福島県)
元彼との連絡にも、「彼のほうから連絡をしてきた」パターンと、「自分が最初に連絡をした」パターンで二種類の始まりかたがあります。前者の場合はともかく、後者にはならないようにと強く意識している人からの回答です。
内容にもよるとはいえ、相手側から連絡をしてきたのであれば、こちらはあくまでもそれに応え返信する側。受け身な立場である以上、連絡そのものへのプレッシャーや責任というものは薄いでしょう。いわば、連絡をしてきた側よりも優位かつ、気楽な立場になれるというわけです。
これは裏を返せば、こちらから連絡をした場合、元彼の立場が優位になる可能性もある…ということ。復縁を望み元彼への連絡を検討している人は、冷静に状況を見極め、こちらから連絡すべきかどうかを考えましょう。
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連絡がきても返さない
「連絡があっても出ない」(30代・山口県)
「無視」(30代・東京都)
先述の、「彼のほうから連絡をしてきた」パターンですね。元彼からの連絡を無視し、こちらからは出ないようにしたという人もいるようです。
もう彼と関わりたくないという気持ちから、徹底的に無視を決めこむ場合、それは「あなたと話すつもりはない」という意思表示になります。ですが復縁を望んでいる場合は、わざと相手を焦らすことにより、彼を反省させたり、追いかけさせたりするテクニックになることも。
つまり連絡無視は、元彼への絶縁状にも、恋の駆け引きにもなりうる手段なのです。使いどころを考えるべき方法だといえましょう。
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自分の本当の気持ちをしっかり見つめて
アンケート結果によれば、そもそも「元彼と連絡を取りたくない」と感じている女性のほうが多数派です。「元彼と連絡を取りたい」女性は少数派といえますが、別れたあと彼にたいしてどのような気持ちを抱えているのかが大きなポイントとなりそうですね。
「もう一度会いたい」「話をしたい」という、ふたりの未来を前向きに考えたいという気持ちがあってのことなのか。それとも、「縁を切る前に問題を解決しておきたい」「事情があっていたしかたなく」という、彼のいない未来にむけて一歩を踏み出したいがゆえのことなのか…。
答えはきっと人それぞれ、別れかたや現在の距離感によって大きく異なるもののはず。連絡を取りたい理由も、取りたくない理由もさまざまである以上、一概に元彼への連絡は控えたほうがよいとは言い難いでしょう。
スマートフォンを利用すれば、指先ひとつで簡単に人と繋がれる時代だからこそ、連絡の有無やタイミングが関係に大きく影響することも多いです。別れかたやその後の関係性を踏まえ、自分の本当の気持ちをしっかり見つめることが大事ですね。
メイン・アイキャッチ画像/(c)AdobeStock