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内と外のお手入れで肌荒れを改善しよう
日ごろから気をつけていても、ストレスや疲れなどで突然やってくる肌荒れ。顔の目立つところが荒れているなんて、モチベーションも下がるし、悩ましいことですよね… そんな悩ましき肌荒れをケアするための方法をお届けします。考えられる原因から、肌トラブルの時に活躍するスキンケアアイテム・肌悩み時に取り入れたい食べ物をラインナップ。お手入れの参考にしてみて!
〈POINT〉
・肌トラブルに合わせたスキンケアアイテムを
・体の中からの「肌ケア」も大事!
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まずはあなたの肌荒れ具合をチェック
肌が荒れているということは肌が敏感に傾いているということ。あなたはどのレベルに当てはまる?


程度を自覚しておくことで、スキンケア選びの指針になります。重度の方は皮膚科医に相談をして、自己流ケアの見直しを図ることをおすすめします。
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肌荒れを起こす原因とは?
肌荒れ=肌のバリア機能が低下しているということ。では、肌のバリア機能が低下する原因とは? 考えられる要因を紹介します。
保湿が足りない&洗いすぎ
角質層にダメージを与えるような行為は、肌が敏感に傾きバリア機能が低下してしまうことに直結。洗浄力が強いもので擦って洗ったり、角質ケアをしすぎたりすると、肌荒れが悪化してしまう可能性があります。乾燥も、敏感肌やバリア機能低下を引き起こす原因に。
肌に合っていないスキンケアをしている
SNSで高評価なコスメが、あなたにも合うとは限りません。肌にひりつきが出たり、赤みが発生したり、少しでも違和感があるものは継続しないで思い切って中断しましょう。攻めのスキンケアをするよりも、落ち着かせるケアにいったんシフトすべきです。
生理周期によるもの
生理前に現れる吹き出物や乾燥も、ホルモンバランスによる敏感肌の一種。こういうタイミングでの肌の無理は禁物です。
ストレスを感じている
心理的ストレスは肌のバリア機能を低下させる立派な要因です。忙しくて体が疲れている、責任ある立場でいつも気が張っているなど、自覚していてもいなくてもストレスを感じている場合が。紫外線や花粉といった外的ストレスも、肌荒れの原因になります。
生活習慣が乱れている
食生活の改善はもちろん、多忙な20代30代は、睡眠不足に要注意。水分保持機能が鈍ると同時に、肌のバリア機能も落ち、負のループに陥りかねません。
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肌荒れ改善を目指すためのインナーケア
まずはインナーケアの見直しを。これを無視してスキンケアだけでどうにかしようとするのは、逆に効率が悪いと覚えておきましょう。まずは、すぐに意識できるバランスのいい食事と寝不足の解消を目標にしてみて。
バランスのよい食事に切り替える
食事を見直してみたときに、ジャンクフードが多かったり、特定の食べ物ばかりを口にしていたり、お菓子をたっぷり食べてしまっていたり… 思い当たることがあれば、徐々にでよいのでバランスのいい食事内容に変えていきましょう。
脂質の過剰摂取を控えながら、野菜やきのこ類でビタミン・ミネラル・食物繊維を摂り、お肉やお魚でタンパク質を摂取。ごはんで炭水化物もしっかりプラスしましょう。
具体的にはビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEを意識するのがおすすめ。にんじんやブロッコリー、アボカド、納豆、卵、レバーなどを積極的に摂ってみましょう。
ただし、ひとつの食材を過剰に摂取するのではなく、あくまでいつもの食事にプラスしてバランスを取ることを意識。さまざまな食材から、さまざまな栄養素を摂るのが理想です。
腸内環境を整えるストレッチを実行する
食事の意識とともに、腸内環境を整えるストレッチも実行しましょう。やり方は簡単。朝、目覚めたらベッドの中で仰向けのままお腹まわりをストレッチするだけ。

脚を腰幅に開いてひざの下にかかとがくるよう、ひざを立てます。腕は体側に。

息を吸いながら両腕を頭の先に伸ばし、お腹が縦に心地よく伸びていることを感じましょう。肩は床につけたまま。

そのまま息を吐きながら脚を左右に倒します。無理のない範囲でひざを床につけて。

お腹まわりに程よいねじれ感を感じながら、ゆっくり呼吸をして左右5回ほど繰り返します。
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睡眠不足を解消する
睡眠不足も肌荒れの一因。肌荒れが気になるときだけに限りませんが、睡眠時間を増やす&すんなり入眠できるような工夫が必要です。
おすすめはスマホを22時以降触らないこと。ブルーライトは脳を錯覚させ、眠りを促してくれるホルモン分泌を抑制してしまうと言われています。
また、寝室を間接的に冷やすのも有効です。
「冷風が体に直接当たると冷えるので、1LDKのリビングのエアコンをつけて、寝室のドアを開けるように。ひんやりシーツも使って、ぐっすり眠れる環境を整えています」(オッジェンヌ・大枝千鶴さん)
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同時にはじめたい肌荒れ改善のためのスキンケア
肌荒れを改善したいと思うと、肌荒れに効果があるとされる成分配合のコスメをあれもこれもと試したくなりますが、それはいったんステイ。まずはバリア機能を整えるシンプルなスキンケアを行って。攻めのスキンケアは肌が落ち着いてきてから。
クレンジングはマイルドなミルクタイプを
汚れをしっかり落としたいとオイルを選択している人もいるかもしれませんが、肌荒れがひどいときは、洗浄力がマイルドなミルクタイプのクレンジングにシフトしましょう。

▲カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク 200g ¥3,300
また、クレンジングは肌に負担がかかるからと、洗顔料だけで日焼け止めを落とそうとするのも注意。洗顔料だけでは日焼け止めが落ちず、肌を傷めてしまう可能性が。マイルドなミルククレンジングで、擦らず優しいストロークで洗浄しましょう。

▲NG例:肌が引っ張られるほど力が入っている

▲OK例:軽い力で手を大きく動かす
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保湿力のあるアイテムでバリア機能を高める
肌荒れしているときは、美容成分ですら刺激になることがあります。そこで与えるステップのスキンケアは、シンプルに保湿力を高め、バリア機能を整えるスキンケアに切り替えましょう。おすすめは「敏感肌用」「低刺激処方」といった記載がある保湿アイテムです。

▲イハダ 薬用ナイトパック[医薬部外品] 70g ¥1,980
紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びると肌がダメージを受け、これが肌荒れにつながることもあります。紫外線からイメージできるトラブルは、シミやくすみを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は肌のごわつきやニキビといった原因にもなるのです。日中はUV対策を怠らないようにしましょう。

日焼け止めの量はケチらずたっぷりと。500円玉大くらいを全顔〜首まで塗布しましょう。
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最後に
肌がトラブルを起こしているときには外側・内側の両面からケアしてあげるのが◎。攻めのスキンケアはいったんお休みして、シンプルな保湿ケアに戻しましょう。その上で食事や睡眠といったインナーケアも意識して。一刻も早く肌荒れ改善を! と焦っていろいろなコスメに手を出すのではなく、初心に戻りじっくり整えていくことからはじめてくださいね。
TOP画像/(c)Adobe Stock



