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BEAUTY

2021.05.13

【医師監修】赤み、ブツブツ、ヒリヒリ… 私たちを悩ませる肌荒れやニキビの原因は?

女性を悩ませるものといえば、思わぬ「肌荒れ」や「ニキビ」。肌の赤みやブツブツの原因は乾燥、ヒリヒリする肌やニキビの原因は炎症が挙げられます。では、その対処法は? 今回はそんな女性の肌トラブルに関わる耳より情報をご紹介します。

【目次】
はじめに
肌荒れによる赤み・ブツブツ・ヒリヒリの原因は?
治したい! 肌荒れに効くお薬って?
レスキュー時のシンプルなスキンケアアイテム
気になる「ニキビ」への対処法は?
治らない場合は皮膚科を受診すべき?
おわりに

はじめに

顔に現れる「肌荒れ」や「ニキビ」は、いつだって女性の悩みの種ですよね。そこで今回は、女性の医学を専門とするクリニックグループ「医療法人オーク会」の田口早桐先生に、女性の肌荒れについてのお話を伺いました。肌荒れの原因やニキビの対処法を解説していきます。

肌荒れによる赤み・ブツブツ・ヒリヒリの原因は?

一言で「肌荒れ」と言っても、赤みをともなうもの・ブツブツと広範囲にわたるもの・ヒリヒリするような少し痛みをともなうもの… と、その状態はさまざまです。それでは、原因もそれぞれ異なるのでしょうか? 田口先生はこのように答えてくださいました。

肌荒れの状態はさまざまですが、病理学的に言うとその原因は『乾燥』か『炎症』のいずれかによって起こっているものです。肌が乾燥すると、肌状態を正常に保っているバリア機能がうまく働かず、肌荒れを起こします。

いわゆる赤みやブツブツ、湿疹などは『乾燥』が原因と言えるでしょう。一方で、熱をもったり腫れたりしているときは、肌が炎症を起こしている状態。いわゆるヒリヒリする状態やニキビなどは『炎症』が原因と言えます」(田口先生)

肌荒れ
(c)Shutterstock.com

治したい! 肌荒れに効くお薬って?

突然の肌荒れ、ささっと治したいものです。しかし、「今すぐ治したいけど、忙しくて皮膚科に行く時間もない。とはいえ、薬局には同じような薬がズラリと並んでいて、どれがいいのかわからない…」なんてことも。たくさんの種類の中、どんな薬を選ぶのが効果的なのでしょうか? 田口先生からこのような回答をいただきました。

肌荒れの原因として『乾燥』が考えられる場合は、まずは保湿することを一番に考えましょう。あれやこれや薬を使うより、まず保湿が第一です。一時的に保湿をしてひどくならないようにして、症状が自然におさまるのを待つといいでしょう。

使用するのは、保湿成分の入っているもの。わざわざ購入せずとも、家にあるもので大丈夫です。もし購入するのであれば、一家に一台あるとオールマイティに使えるのがワセリン。いろいろな成分を含まず肌にやさしく、たっぷり保湿をしてくれます。お求め安い価格も魅力ですよね」(田口先生)

保湿
(c)Shutterstock.com

では、炎症の場合はどうでしょうか?

炎症による肌荒れでニキビやヒリヒリがひどい場合には、ステロイド成分が有効です。ステロイドはよくない評判も聞かれますが、一時的に症状をおさえるのであれば、即効性が期待できます。ただし、使用し続けることは肌にあまりよくありません」(田口先生)

レスキュー時のシンプルなスキンケアアイテム

肌トラブルが起きてしまったら、いつもよりスキンケアをシンプルにしてみるのがおすすめです。成分的にもシンプルで肌に優しい洗顔や化粧品、乾燥から肌を保護してくれるアイテムなど、厳選した3つをご紹介します。

ダヴ|ニキビケア クリーミー泡洗顔料[医学部外品]

大人ニキビは肌の乾燥も原因のひとつと考えた、美容液配合の洗顔料。もっちり泡で肌を潤いで満たし、つっぱり感のないなめらかな肌に。アクネ菌を殺菌・消炎成分配合し、しっかりニキビケアも◎。

ニキビは洗顔で防ぐ! まずは日頃の洗顔を見直すことから始めよう

DUAL ORGANIC|アクネハーブウォッシュ

統合医療の理論をいち早く化粧品領域に応用した「DUAL ORGANIC(デュアルオーガニック)」から、不安定ニキビ対策専用の洗顔料。キメ細かい泡でコメドをすっきりオフ。

注目の【統合医療】で不定期ニキビ解消☆ 新ブランド【DUAL ORGANIC】デビュー!

ファンケル|アクネケア 洗顔クリーム[医薬部外品](写真:右)

(写真:右)ニキビには油分を与えず、さっぱりな洗顔と水分補給! 泡立ち抜群でサッパリ洗えるのにカサカサ知らず。

【洗顔・化粧水】ニキビには油分を与えずさっぱり洗顔&水分ケアで撃退

気になる「ニキビ」への対処法は?

ふと鏡を見ると「なにやらポチっと赤いものが…」と、突然に女子たちを悩ませるのが「ニキビ」。大人になってもニキビに悩まされる人は意外に多いものです。田口先生に、ニキビの正しい対処法について教えていただきました。

ニキビは先述したとおり、肌の『炎症』によって起こる症状です。女性の場合は月経とも大きく関係しています。

よく月経前にブツブツができる… と婦人科を受診されるかたも多くいらっしゃいます。それがまさしく、ホルモン性のニキビ。月経の前は黄体ホルモンが皮脂の分泌を促進するのと、男性ホルモンであるテストステロンが優位に働き、それがニキビの原因となります。

明らかに月経前にニキビが出るという人は、ピルを飲んでホルモンバランスを整えることでその症状を抑えることも可能です」(田口先生)

ニキビ
(c)Shutterstock.com

治らない場合は皮膚科を受診すべき?

どれだけ保湿に気をつけても、どんな塗り薬を処方しても、肌の状態が変わらない…。そんなときはどうすればいいのでしょうか?

肌荒れは、保湿と紫外線ケアを続け、食事や睡眠などの生活習慣を整えることで快方に向かうことが多いんです。

それでも改善しない場合は、皮膚の疾患であることが考えられるので、できるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。ただし月経の前後であれば、ホルモン性のニキビである可能性が高いため、婦人科受診がおすすめです」(田口先生)
【女医が教える】赤み、ブツブツ、ヒリヒリ… 私たちを悩ませる肌荒れやニキビの原因は?

おわりに

いかがだったでしょうか? 忙しい女性を悩ませる肌荒れも、その原因と対策は意外とシンプルです。乾燥や紫外線に気をつけつつ、生活習慣が乱れないような生活を心がけましょう。とはいえ、忙しい時は生活も乱れがちです。必要に応じて皮膚科や婦人科を受診して、いつでもキレイ肌を目指しましょう。

教えてくれたのは… 産婦人科専門医・生殖医療専門医 田口早桐先生

取材・文/松崎愛香

初出:しごとなでしこ

教えてくれたのは... 産婦人科専門医・生殖医療専門医 田口早桐先生

日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科学会専門医、臨床遺伝専門医、母体保護法指定医。1990年川崎医科大学卒業後、兵庫医科大学大学院にて抗精子抗体による不妊症について研究。兵庫医科大学病院、府中病院を経て、現在、オークなんばレディースクリニック院長。国際学術誌への投稿、国内外学会での研究発表を数多く行う。著書に、自らの顕微授精体験を綴った「やっぱり子どもが欲しい!」(集英社インターナショナル)、妊活をポジティブに乗り切るためのポイントをまとめた「ポジティブ妊活7つのルール」(主婦の友社)がある。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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