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BEAUTY

2023.09.29

「気が利く人」になるには?【気づきの力】を高める目からウロコの練習法を紹介!

周りの小さな変化にも気づき、相手やその場にふさわしいフォローをさっと行える。そんな「気が利く人」は、職場をはじめ、どんなコミュニティーでも愛されます。では、「気が利く人」になる方法とは? 驚きの練習法を紹介します。

「気が利く人」は「気づき」の力が高い

「マインドフルネスを実践すれば、どんな人でも『気が利く人』になれますよ」。そう語るのは、これまで30年以上にわたって世界20か国以上のセレブリティやビジネスエグゼクティブにヨガや瞑想を指導してきた、ネパール出身の瞑想家、ニーマル・ラージ・ギャワリ先生。

瞑想家・ニーマル・ラージ・ギャワリ先生

▲ニーマル・ラージ・ギャワリ先生

マインドフルネスは「常に気づいている状態」?

マインドフルネスは、今注目のセルフケア術。「仕事のパフォーマンスが上がる」「ストレスが減る」など、数々のメリットを得られると言われています。とはいえ、マインドフルネスが「気が利くこと」とどうつながるのでしょうか?

「気づき」のイラスト

「マインドフルネスとは、自分が今行っていることや、今ここで起きていることに完全に意識を向けている状態のこと。これはつまり、常に『気づいている』状態と言い換えることもできます。

『気づき』の力は、人間関係においてはもちろん、自己成長や自己実現をしていくために欠かせません」(ニーマル先生)

気が利く人/利かない人の違い

世の中には「気が利く人」がいる一方で、「気が利かない人」もいます。「気が利く人」、つまり「気づき」の力の高い人は、常に周りをよく観察していて、自分が誰に対してどのタイミングで何をすればいいかを瞬時に判断できます。

反対に「気が利かない人」は、いつもどこかぼんやりしていたり、考えごとにふけっていたりして、周りが見えていません。

考える人のイラスト
(c)Adobe Stock

「『気づき』の高い人は、周りを気遣えるだけでなく、自分の考えや感情、行動に対しても意識的です。日頃から自分の心と身体の状態をよく観察し、よく理解しているので、自己管理能力に優れています

目標を達成したいときは、モチベーションを上手にコントロールしながら、最大のパフォーマンスを発揮します。その結果、仕事で成果を上げることができ、周囲からも信頼されます」(ニーマル先生)

つまり、「気づき」の力を高めれば、「気の利く人」になれるということ。

「気づき」の力を高めるには

「気づき」の力を高めるには、どうしたらよいのでしょうか?

「『気づき』のある状態、つまり、意識を『今、ここ』に向けている状態のとき、私たちは必ず五感を使っています。

例えば、温かいお茶を飲むときに何の意識もせずにガブ飲みするのではなく、『お茶を飲む』という行為に集中したとします。すると、ガブ飲みするときと比べて、お茶がどのくらい温かいのか、どんな味や香りがするのか、繊細に感じ取ることができるはず。

これが『気づき』の力です」(ニーマル先生)

「気づき」の力を高める効果的なトレーニング

「気づき」の力を高めるには、「五感を使って自分が今何をしているのかを観察する」というトレーニングが効果的だそう。

「ご飯を食べる、歯を磨くなど、私たちが日常生活のなかで当たり前にやっている行為がありますよね。そのやり方を少し変えるだけで、『気づき』の力を高めるトレーニングになります」(ニーマル先生)

マインドフルネスにシャワーを浴びてみよう

日常の行為に意識を向ける練習をすると、「気づき」の力は高まっていきます。今回は、「マインドフルネスにシャワーを浴びる」という練習法を教えていただきました。

シャワーを浴びる

☑︎どんな手順でシャワーを身体にかけるのかを決める
(例:左脚→右脚→左腕→右腕→首から背中側→首からお腹側→頭、など)
☑︎決めた手順に従って、意識的に浴びていく

頭と身体を洗う

☑︎シャワーを止めて、シャンプーボトルに目を向ける
☑︎シャンプー液を出すときは、量にも意識を向ける
☑︎洗髪時は、頭皮の硬い部分、軟らかい部分など、今の頭の状態を観察する
☑︎シャンプーの泡立ちはどんな感じ? 香りは?
☑︎洗い流すときも、どの部分から洗い流すのか、意識的に行う
☑︎コンディショナーを使うときや身体を洗うときも同じ要領で、自分の動作に意識を向け続ける

バスタオルで身体を拭く

☑︎ただなんとなく拭くのではなく、どこから拭いていくのか手順を決める
☑︎自分が決めた手順のとおりに意識的に拭いていく

シャワーを浴びるイラスト

いかがでしたか? 実際に練習してみると、意外と集中力が続かないことに気づくかもしれません。「でも、最初のうちはそれで大丈夫」とニーマル先生は言います。

「慣れないうちは、気づいたら集中力が途切れて無意識になっていた、なんてことも少なくありません。そのときに大切なのは、集中力が切れたことに気づいて戻すこと。この『気づいて戻す』という行為こそが、マインドフルネスを身につけるための脳のトレーニングになるんです」(ニーマル先生)

練習は3週間以上続けると、脳がある程度トレーニングされて、「気づき」の力が高まっていくそう。「気が利く人」を目指して、ぜひトライしてみたいものですね。

「気づき」の力を高めるマインドフルネスを始めよう!

ニーマル先生の最新刊『心が整うマインドフルネス入門』では、今回紹介した以外の練習法や、仕事や人間関係の悩みをマインドフルネスで解決する方法なども紹介されています。マインドフルネスに興味がある人は、ぜひ手に取ってみては?

『エグゼクティブが実践するニーマルメソッド 心が整うマインドフルネス入門』/ニーマル・ラージ・ギャワリ著

『エグゼクティブが実践するニーマルメソッド 心が整うマインドフルネス入門』/ニーマル・ラージ・ギャワリ著

初心者でも日常生活に取り入れやすいマインドフルネス法を紹介。マインドフルネスを実践し、充実したビジネスライフを送るエクゼクティブの方々のインタビューや仕事の具体的な悩みへの対処法のコーナーもあり、日々のリアルなビジネスシーンに活かせる内容満載。初版&期間限定でニーマル氏がガイドする瞑想動画の特典プレゼント付き。

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取材・文/志村香織

TOP画像/(c)Adobe Stock

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ニーマル・ラージ・ギャワリ(Nirmal Raj Gyawali)氏

ニーマル・ラージ・ギャワリ(Nirmal Raj Gyawali)氏

母国ネパールにて9歳よりヨガを学び、15歳から指導を開始。ハタヨガメディテーション及びアーユルヴェーダを学び、22歳で博士号を取得。20カ国でメディテーションを指導し、2003年に来日。2019年にメディテーションテックベンチャーのスワル株式会(https://www.suwaru.co.jp/)を設立。著書に『黒感情がら消える ニーマル10分瞑想』、『美顔ヨガ』(小学館)など。


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