目次Contents
▼本記事の要点
- ドライブデートを好きな女性は、全体の約6割。残り約4割は、「乗り物酔いする」「無言になると気まずい」などの理由から、ドライブデートが好きではない
- 電車だと行きにくく時間がかかるような場所でも、ドライブデートなら選択肢に入りやすくて◎。景色のいい場所を眺めたり、好きな音楽をかけてふたりきりで楽しんだり、車内はプライベートな空間としても優秀!
- ドライブデート成功のために一番大切なことは、相手への思いやりと気使い。想い出に残る素敵なデートをするために、特に運転してくれる側の人に対しては、じゅうぶんな感謝と配慮を心がけて
【女性100人に聞いた】ドライブデートは好き?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に、「あなたはドライブデートが好きですか?」と質問。すると、58.2%の人が「好き」、41.8%の人が「好きではない」と回答しました。
女性の約6割がドライブデート好きということで、付き合う前から交際数年経過後まで、デートの際にドライブをする人は多そうですね。しかし、好き派と嫌い派とで意見がきっぱりわかれているようなので、「ドライブデートなら誰でも好きなはず!」と早合点するのは×。
背景にはどのような理由があるのか、確認しておいたほうがよさそうです。
【好き派】ドライブデートが好きな理由

まずは女性の意見をもとに、ドライブデートが人気の理由をチェックしていきましょう。
車に乗ることや運転自体が好きだから
「車が好きだから」(20代・神奈川県)
「ドライブが好きだから」(30代・東京都)
「ドライブ自体が個人的に好きだから」(20代・神奈川県)
「車の運転が好きだから」(20代・大阪府)
「車に乗ること自体が好きだから」(30代・奈良県)
「車に乗るのが好きだから」(20代・青森県)
「好きな人がドライブが好きだから」(20代・千葉県)
「車を運転するのも好きだし乗せてもらうのも好き。ドライブデートという雰囲気が好き」(20代・埼玉県)
「車に乗って食べたり飲んだりするのが楽しいから」(30代・群馬県)
「楽しいから」(30代・山口県)
「車を運転したり、乗せてもらったりすること自体が楽しい!」という声が多数。好きな音楽を流すこともできる車内は、落ちつけるプライベートな空間。冷暖房完備の快適な車内で、心のままに景色を楽しめる時間は至福のひとときです。
いろいろな景色が見られるから
「景色を見たり、色々な場所に行ける、音楽を聴いたり、色々な話ができる」(30代・神奈川県)
「景色を見るのが好き、運転しているときにその人の本性が出ると思うから」(20代・東京都)
「景色を見るのが好きだから」(30代・長崎県)
「車でいろんなところや景色を見るのが好きだから」(30代・山形県)
「車に乗って景色をみるのが好き。好きな人と2人きりになれる」(20代・埼玉県)
「景色を眺められるから」(30代・広島県)
「同じ景色ではなく、いろんな景色を見ることで、話が弾む気がするから」(30代・新潟県)
「色々な景色を楽しめる、運転の様子でお互いの性格が出るから今後の付き合いに活かせる」(20代・東京都)
「色々な景色を見ることが出来るから。付き合いたてでも見たものについて話ができて会話に困らないから」(30代・愛知県)
ふたりで眺める美しい景色は、交際が長く続いたあともずっと心に残る思い出に。ドライブデートが、かけがえのない体験のきっかけをつくってくれることは多いでしょう。特に初デートの場合、「あのときふたりで行った場所」が印象深い記憶として残りそうです。
ふたりきりになれるから
「邪魔されずにふたりで話ができる」(30代・山形県)
「ふたりの空間になれるから」(20代・東京都)
「車はふたりだけの空間だから」(30代・兵庫県)
「車の中でふたりきりでゆっくりするのがいい。 景色を見ながら喋れるのがいい」(30代・広島県)
「車の中は心地よい空間だから」(20代・福岡県)
「周りを気にしないで深い会話もできるし気分転換になるから」(20代・栃木県)
ほかの人の目を気にすることのない車内で、目的地まで快適に向かえる点もドライブデートのメリット。付き合う前のドキドキを楽しむにも、恋人同士として思いっきりいちゃつくのにもぴったりです。
お気に入りの音楽やドリンクなど、快適な空間を整えることでさらに楽しい時間を過ごせそう。
デート先の選択肢が広がるから
「いろんなところへ行けて、景色を楽しめるから」(30代・鹿児島県)
「色々なところに行けるし楽しい」(20代・神奈川県)
「遠くに出かけることが好きで、車だと快適だから」(20代・大分県)
「おしゃべりしながらいろんなところに行けるのがいい」(30代・香川県)
「自由にいけるから」(30代・大阪府)
「いつもと違う雰囲気を味わえるから」(20代・東京都)
ドライブデートの醍醐味といえば、電車や徒歩ではなかなか足を運べないような場所にも行けること。県をまたいで遠出したり、世界遺産になるような景勝地や穴場のスポットに向かったりなど、デートの行き先に幅広い選択肢を加えられるようになります。
ゆっくり話をしやすいから
「ゆっくり話せるから」(30代・茨城県)
「たくさん話が出来るから」(30代・埼玉県)
「いろいろ話せて楽しい」(30代・広島県)
「親密な人とであれば、ゆっくり過ごせるから。運転中は本性が出るから」(20代・神奈川県)
ドライブデートの楽しみは、車を走らせている時間だけではありません。少し停車してふたりでゆっくり話したり、休憩をとってのんびりくつろいだり。まるで家の中にいるときのように、ゆったりとした時間を過ごせる点が◎。
音楽を楽しめるから
「音楽を聴いたり、景色を見たり、それだけで楽しいから」(30代・栃木県)
「音楽を流しながらいろんな場所にいけるのがワクワクするから」(20代・福岡県)
「助手席に乗って好きな音楽をガンガンかけてるのが楽しいから」(30代・北海道)
BGMはドライブデートの大切なお供。なかには愛車のスピーカーにこだわるような、音楽好きの男性もいるでしょう。
共通のアーティストのファンなど、お互いに好きな曲が一致しているとなおよし。それぞれのおすすめの曲を流しあうのもいいですね。
かっこいい運転姿を見られるから
「運転する姿がかっこいいから」(20代・千葉県)
「運転する男性はかっこよく見え、車窓からの景色も好きだから」(20代・石川県)
スマートに、安全に、心地よくドライブを楽しませてくれる運転上手な男性もいます。そんな彼の運転姿を眺められるのも、ドライブデートの大きな魅力のひとつ。
反対に危険で荒々しい運転や、渋滞でのイライラ・舌打ちなど、がっかりさせられる姿は目にしたくないものです。
楽ちんだから
「楽だから」(30代・神奈川県)
「歩かなくていいから」(30代・広島県)
「歩くと疲れるし景色を見るのが好きだから」(30代・岐阜県)
運転を相手にまかせてのドライブデートは、労力が少なく楽だという声も。そのぶん、助手席担当として快適なドライブをサポートしたいところですね。
【好きではない派】ドライブデートが好きではない理由

好き派のほうが多いとはいえ、ドライブデートが好きではないという人も全体の約4割います。理由をチェックしていきましょう。
車酔いするから
「車酔いするから」(30代・大阪府)
「車酔いするから」(30代・茨城県)
「車酔いするから」(30代・兵庫県)
「車酔いするから」(30代・東京都)
「乗り物に酔うから」(30代・新潟県)
「乗り物酔いするので」(30代・三重県)
乗り物酔いしやすい人にとって、長時間のドライブデートや車内で過ごす時間は苦痛のようです。たとえどれだけ景色がきれいでも、好きな人とふたりきりになれるとしても、体調不良を抱えながらでは楽しめませんよね。
もともとの体質も影響するとはいえ、乗り物酔いはある程度対策できる場合も。しかし酔いにくくするためのコツやポイントをおさえ、万全を尽くしても酔ってしまうのであれば、ドライブデート自体を避けたほうが無難でしょう。せっかくの楽しいデートですから、無理はしないのが一番です。
会話に疲れるから
「会話が続かなそう」(30代・神奈川県)
「車内で何を話したらいいかわからない、気まずさを感じるから」(30代・茨城県)
「話が尽きたら気まずい」(20代・群馬県)
「ふたりきりだと気まずいこともあるため」(30代・千葉県)
ふたりきりの車内空間は、密な時間を過ごすことができるメリットがあるいっぽうで、会話が苦手な人にとっては〝沈黙が気まずい〟というデメリットもあります。特にまだ付き合う前だったり、知り合って間もないふたりだったりする場合、長時間何を話したらいいのかわからないこともあるでしょう。
何かあったとき逃げられないから
「密室だから」(20代・東京都)
「付き合っていないとしたら、ふたりきりになることが怖いため」(20代・岡山県)
「逃げられない個室なので自分のタイミングで帰れないのはきつい」(30代・奈良県)
「怖い」(30代・埼玉県)
まだ付き合うかどうかがわからない状態では、異性とふたりきりの空間で過ごすのが心配だという声も。実際、初デートや付き合う前のデートでは、密室を避けて場所を選ぶという人もいます。
◆ドライブデートを楽しめるかどうかは関係性しだい!?
「好意があれば楽しいが、それほど親しくない人とのドライブは苦痛」(30代・福岡県)
「親しくない人ではないと無理」(30代・宮崎県)
すでにお互い脈ありだとわかりきっていたり、告白まで秒読み状態だったりなど、じゅうぶん親しい状態であれば大丈夫という意見もありました。車内という密室の空間を警戒せずに済むかどうかは、相手との関係性や距離感によるといえそうです。
車が苦手だから
「車が苦手だから」(20代・兵庫県)
「息詰まるから」(30代・東京都)
「移動に時間がかかるのが好きではない」(30代・新潟県)
ドライブデートが好きな人の意見には、車や運転自体が好きだという声が多かったですね。しかし車自体が苦手だという人からしたら、ドライブデートが好きになれなくても無理はないでしょう。
独特のにおいやエンジン音、広いとはいいがたい密室空間、事故の可能性など…車は、苦手な人にとってはつらい要素が多数あるのも事実です。お互いの価値観が異なっていたときに、ドライブデートを好きな側がごり押ししてしまわないように注意。
免許がないから
「自分が車を運転しないから」(20代・東京都)
「免許をもってないので、運転を任せなければならないから」(30代・東京都)
自分が運転できない人はどうしても、相手に運転を任せなければなりません。申し訳なさを感じながらのデートでは、心から楽しめないこともあるでしょう。
また、「運転してもらっているのに寝てはいけない」というプレッシャーや、相手に命を預けているという緊張感が強いと、ドライブデートを好きになりにくいのかも。自分が免許を持っているかどうかで、ドライブデートへのハードルの高さも変わりそうです。
ドライブデートを成功させるコツとは

ドライブデートには賛否両論あるようですが、せっかくならばここで、ドライブデート成功のためのコツをチェックしておきましょう。ドライブにかぎらず、デートの際に大切な考え方や行動への意見がたくさん寄せられました。
お互いを思いやり配慮する
「思いやりをもつ」(30代・山口県)
「楽しませること」(30代・宮崎県)
「気を使う」(30代・愛知県)
「気使いを忘れない」(30代・兵庫県)
「お互いへの思いやり。ゆとりをもって行動する」(20代・神奈川県)
「わがままを言わない」(30代・新潟県)
「飲み物など、運転する側とされる側、両方への気使い」(20代・東京都)
「お互い気使いを忘れずに、穏やかに過ごせるように話題をつくったり、好きな飲み物で気分をあげる」(20代・埼玉県)
「相手への気使い」(30代・佐賀県)
「相手への気使いを忘れない、感謝も忘れない」(20代・東京都)
運転してくれる人への感謝やねぎらいを忘れずに、おんぶにだっこで助手席に乗ったままでいないように意識しましょう。
ドリンクを用意したり、音楽をかけたり、車内を汚さないように気をつけたりなど…〝運転してくれてありがとう〟という気持ちがあれば、おのずと行動や態度にあらわれる部分も多いはず。
また、運転する側も、助手席に座っている人が快適かどうかを気にかけ、思いやりをもって接するのが◎。思いやりは、誰かと付き合ううえでもっとも大切なことと言っても過言ではありません。付き合い始めから結婚後の生活にいたるまで、思いやりなくして関係を円満に保つことは難しいはず。
運転する側に配慮する
「運転してくれる人に気を使う」(30代・千葉県)
「運転してくれる彼が疲れないように、マッサージをしてあげたり、定期的に休憩できるようにする」(20代・石川県)
「運転してる人に配慮する」(30代・北海道)
「運転に口を出さない」(30代・千葉県)
「運転手への気使い」(30代・北海道)
「運転手への配慮」(30代・栃木県)
「運転手を気使う」(20代・神奈川県)
「ナビの操作や、お茶を渡したりと隣で相手のサポートをする」(30代・東京都)
「運転に協力的にする」(30代・新潟県)
お互いに思いやりをもつべき…という意見が多いなかでも、〝できれば運転をしない側が、する側に最大限の配慮を〟という声も多く寄せられました。
ドライブ中はある程度サポートをするとはいえ、助手席で座るのがメインの人と、気を張りながら運転をする人とでは、労力も疲労も違います。楽をさせてもらうぶん、運転する側の人になるべく配慮したほうがいいというのはもっともでしょう。
飲み物やお菓子を用意する
「相手の好きな飲み物を用意することです」(20代・東京都)
「相手の体調を気使ったり車を出してくれた場合は飲み物やお菓子のお礼を持っていく、感謝をきちんと伝えること」(20代・栃木県)
「運転しない場合は飲み物や運転中につまめるお菓子を用意しておく」(20代・神奈川県)
「相手が運転してくれるなら、途中のコンビニはこちらが出す。 途中できつくないか気使う」(20代・福岡県)
交通ルールを意識しながら、道を間違えないように気をつけつつ、安全にも配慮して運転するあいだ、運転手は多くの労力やカロリーを使っているものです。そんな相手を助手席からでもサポートできるように、飲み物やお菓子を用意してあげると◎。
ガソリン代や高速代もばかになりませんし、積み重なればかなりの金額になっていきます。運転してくれていることへのお礼も兼ねて、自分のお財布を出す場面もつくったほうがいいでしょう。ドライブデートは、快適に行き先に運んでもらうためだけの時間ではないと心得て。
BGMの好みをチェックする
「音楽、話題を用意する」(20代・福岡県)
「音楽に浸ってみる」(20代・宮城県)
「音楽を選ぶ」(20代・広島県)
「音楽を用意する」(20代・愛知県)
「好きな音楽の趣味を知っておく」(20代・東京都)
「相手が好きな音楽をかける」(30代・栃木県)
「好きな音楽を入れる」(20代・北海道)
ドライブには音楽が欠かせない! という人は多いはず。ですが相手と自分の曲の好みが、完全に一致しているとはかぎりません。
できることならば、お互いに好きな音楽ジャンルやアーティストを事前にチェックしておき、プレイリストをつくっておくとスムーズです。「わざわざ好きな曲を落としておいてくれたんだ」と気づいてもらえれば、好意を匂わせる〝脈ありサイン〟を発することができるかも?
話を盛りあげる
「運転中に楽しめるもの(質問カードや曲など)をしっかり用意すること」(20代・神奈川県)
「共通の話題を探す」(30代・大阪府)
「会話のネタを考えておく」(30代・東京都)
「話す内容を決めておく」(30代・広島県)
「話題をいくつも用意しておく」(30代・奈良県)
「話題を何個か準備する」(30代・山形県)
「話題を用意しておく、寝ない」(30代・広島県)
「会話を頑張りすぎずリラックスする」(30代・岐阜県)
無言の時間までもが心地よく感じられる相手ならともかく、緊張や不安も多い付き合い始めや付き合う前の段階では、〝話が途切れると気まずい〟と思う人も多いもの。できることならば、話す内容やネタをいくつか考えておいたほうが安心です。
なかには、「相手のドライブテクニックを褒める」という人もいました。運転を褒められて悪い気になる人はいないでしょうし、相手を素敵だと感じる場面があったら、どんどん口に出して伝えるのが◎。
渋滞情報や休憩場所・行き先を下調べしておく
「下準備」(30代・山梨県)
「車内が快適になるように相談する」(30代・茨城県)
「ざっくりと何ヶ所かいく場所(必ず行きたい場所と行っても行かなくてもいい場所数ヶ所)を決めておくこと。完全ノープランが苦手なら尚更」(30代・新潟県)
「行きたいところを何か所が絞っておき、提案できるようにする」(30代・鹿児島県)
気の向くままに自由なドライブを楽しむデートも素敵ですが、準備不足で気まずい雰囲気になったり、行きたい場所に行けず喧嘩になったりするのは避けたいところ。「行くはずだった場所が定休日だった」「使う予定だった道路が通行止めだった」なんてトラブルも、ドライブ中にはあるものです。
特に付き合う前や交際初期のうちは、ドライブデートの行き先を下調べし、ある程度プランニングをしたほうが安心。行き先の候補をいくつか出しておいたり、トイレ休憩のできる場所をチェックしておいたりすると、お互いに安心してデートを楽しめそう。
睡眠をしっかりとっておく
「寝ないように睡眠をしっかりとってから臨む。 酔わないようにご飯を食べてから乗る」(20代・岡山県)
「助手席に座っても寝ない」(30代・広島県)
寝不足や体調不良でのドライブデートは×。車酔いをしやすくなるだけでなく、不本意な場面でうっかり寝てしまうかも。
もちろん、〝好きな人には助手席でゆったり過ごしてもらいたい〟という人もいるでしょうから、寝ること自体が×とはかぎりません。しかし、ドライブデートのあいだずっと眠っていた…なんてことになると、せっかくの時間がもったいないことに。
快適な車内空間を意識する
「清潔にする。相手を気使う」(20代・埼玉県)
「最低限のエチケット(口臭、体臭など)運転している人を労る」(30代・愛知県)
「快適であること」(30代・岡山県)
「酔いやすいことを事前に伝える」(30代・京都府)
「車酔いしない」(30代・群馬県)
自分の愛車を大切にしている男性は多いでしょう。ていねいに掃除をし手入れしている愛車を、デート相手が汚していったら恋心も冷めそうです。お菓子の食べかすを落としたり、不意にドリンクをこぼしたりしないように気をつけて。
また、車内は匂いがこもりやすいので、強すぎる香水の香りも避けた方がベター。乗り物酔いをしやすい人は、事前にしっかり申告しつつ、最大限の対策をして臨みましょう。大切なのは、〝ふたりきりのプライベートな空間への配慮〟です。
むやみなボディタッチは控える
「いっさい触れない」(20代・東京都)
いくらふたりきりだからといって、ベタベタと相手に触ったり、距離の近さを利用してボディタッチを狙ったりするのは×。付き合って長い仲良しカップルならともかく、そうでない場合には、お互いの立場や距離感をわきまえてドライブを楽しみましょう。
ドライブデートの注意点もご紹介

ドライブデートでやってはいけないNG行動や、楽しむために注意しておきたいポイントについて解説。これから、気になる人や彼氏と、ドライブデートを控えている人は要チェックです。
◆運転手への気使いを忘れずに
「運転する人への気使い」(30代・佐賀県)
「助手席に乗っている人が気を使う」(30代・北海道)
「運転する側への感謝を忘れないこと」(20代・東京都)
「乗せてくれる場合であれば、乗せてくれることに感謝する」(30代・新潟県)
「相手、運転している人を思いやる」(30代・広島県)
「相手に丸投げしない」(30代・神奈川県)
「相手に任せすぎない」(30代・東京都)
「運転手任せにしない」(20代・東京都)
「相手の気持ちに立って考える。少しでも体調が悪そうなら『帰ろうか?』など気づかったり、車を運転してくれた場合は感謝の気持を忘れないこと」(20代・栃木県)
「運転に口を出さない」(30代・千葉県)
「運転に口出ししない」(30代・兵庫県)
「細かいことを言わない」(20代・埼玉県)
「運転手への差し入れ」(30代・奈良県)
ドライブデート成功のためには、相手への思いやりが大事だという意見が多く寄せられていました。できることなら、運転してくれた人にはしっかり「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、つねに配慮する意識をもつと〇。細かく指示をしたり、自分のわがままを押し通そうとしたりするのはNGです。
◆寝落ちしてしまわないよう注意
「寝ない」(30代・北海道)
「寝ない」(20代・神奈川県)
「寝ない」(30代・千葉県)
「寝ないようにする」(30代・広島県)
「寝すぎない」(30代・栃木県)
「助手席であればなるべく寝ない。 渡せるようにガムやタブレットなど持っておく」(20代・岡山県)
「助手席にいる場合、眠らない」(30代・鹿児島県)
「助手席に座るなら寝ないこと」(20代・東京都)
「助手席で寝ないようにする」(20代・石川県)
いくら「寝ていいよ」とは言われても、実際にぐっすり寝てしまうと、助手席にいるあいだサポートも気使いもできなくなってしまいます。できれば起きて運転してくれる人の助けになるよう、ナビや手助けをする心づもりでいるほうが◎。
ドライブデートの予定を控えているときは、体調管理にも気をつけたほうがよさそうです。
◆デートプランの詰め込みすぎに気をつけて
「行き先を決めていない」(30代・岡山県)
「変なところに連れ込まない」(30代・東京都)
「行き先を決めておく」(30代・山形県)
「混むところは選ばない」(30代・神奈川県)
「誰も通らないような道はやめる」(20代・兵庫県)
「相手が気になる店があったら寄ってあげる」(30代・岐阜県)
「行き先を決める」(30代・兵庫県)
「時間的にゆとりをもった行程を組む。トラブルはつきものだと思う」(20代・神奈川県)
ドライブデートを楽しみにしすぎて、「あそこも行きたい! ここも行きたい!」と、予定でぎゅうぎゅうのデートプランを組んでしまわないように注意。渋滞や天候による影響など、ドライブにはトラブルがつきものです。すべてが予定通りにいくわけではないことを念頭におきつつ、ゆとりをもったプランニングを。
◆安全運転第一
「運転技術」(30代・大阪府)
「事故らないように」(30代・山形県)
「事故に気をつける」(30代・茨城県)
「交通ルールを守る」(20代・福岡県)
「安全運転」(30代・東京都)
「安全運転」(30代・鹿児島県)
自分が運転する側になるのであれば、安全運転第一でドライブデートを楽しみましょう。
大げさに思えるかもしれませんが、ドライブをしているあいだ、運転手は同乗者の命とこの先の人生をすべて預かっていることになります。大きな事故にあえば命を落としたり、とりかえしのつかない怪我をしたりすることも。テンションが上がっていても交通ルールは順守して、危険のないように最善を尽くして。
◆会話が途切れると気まずい思いをするかも!?
「相手の興味のない話を延々とすることは避ける。お互いの好きなことを話したり、相手の興味関心のある事を聞く事に力を入れた方がいい」(30代・新潟県)
「話をしたいこと、興味をもっている人でないとただのつまらない時間になってしまうので、好意をもっている人とだけにする」(30代・神奈川県)
「会話が途切れないようにする」(30代・長崎県)
「会話が途切れると気まずくなるから音楽を流す」(20代・福岡県)
コミュニケーション力にあまり自信がないのなら、盛りあがりそうな話題のタネや情報を仕込んでおいたほうが安心です。
まだお互いのことを深く知らない段階でドライブデートに行く場合、沈黙が続き車内が静まりかえってしまうと、想像以上に気まずい思いをすることもあります。「相性が悪いのかも」「話していても盛りあがらない…」とお互いが感じてしまえば、脈なしと受け取られる可能性も。
無音が気にならないように、BGMをかけておくのも大事なポイントです。それぞれ知っている曲が流れれば、音楽が話のきっかけになってくれるかも。
◆近づきすぎないように気をつける
「いっさい触れない」(20代・東京都)
「近づきすぎない」(30代・神奈川県)
「積極的にならない」(20代・北海道)
「距離感を考える」(30代・宮崎県)
「密室だから危険」(20代・青森県)
「付き合う前のドライブデートは、密室になるのが少し怖いので、やめたほうがいいと思う」(20代・神奈川県)
「密室なので何かされても助けを呼びづらい。どこに連れていかれるかわからない。喧嘩すると気まずい」(20代・埼玉県)
車内はふたりきりの密室です。しかし、〝ふたりきりで密室にいるということは、どれだけ距離が近くなっても大丈夫〟と考えるのは危険。特に付き合う前なのであれば、むやみに距離を近づけ、許可なくボディタッチをしないように気をつけて。ドライブデートをするからといって、触れることを許されているわけではないと心得ましょう。
◆車酔い対策・渋滞・トイレチェックは万全に
「車酔いに気をつける」(20代・愛知県)
「乗り物酔いしやすいことはちゃんと伝える」(30代・京都府)
「酔わないようにする」(20代・千葉県)
「渋滞するところに行かない」(30代・大阪府)
「渋滞にハマっても楽しめるようにする」(20代・東京都)
「交通情報を確認する」(20代・静岡県)
「トイレに行けるときに行っておくこと」(30代・香川県)
「気分悪くなったりトイレ行きたいときは早めに言う。『どこ行きたい?』に対して『どこでも』はNG。具体的な意見あればいいけど、なくても『こんなところに行きたい、何が見たい、どっち方面行きたい、どんな風景が見たい』があるといい」(30代・山形県)
ドライブの時間が長くなればなるほど、トイレに行くタイミングや乗り物酔いに悩まされることもあるはず。予期せぬ渋滞にはまり、当初の予定よりもだいぶ時間がかかってしまう…なんてこともありえます。
トイレに行けるタイミングがあれば済ませておく、乗り物酔いをしないようにできるかぎりの対策をし、事前に申告もしておく…など、やるべきことはやっておくのが吉。リラックスして楽しいドライブデートを楽しむことも大事といえど、何も考えずにただ乗っているだけの状態だと、ときには問題が起こるケースも。
想定外の事態がおきたときでも、すべてを相手任せにするのではなく、自分の意見や考えをしっかり提案できるようにしておきましょう。受け身ですべてを相手任せにしていては、「この人とは長く付き合えないかもしれない」と思われかねません。
◆エチケットやマナーを大切に
「匂いのきついものを身につけない」(30代・奈良県)
「体臭や口臭に気をつける」(30代・埼玉県)
「『疲れた』とか言わない」(30代・徳島県)
「行儀よくする」(20代・岡山県)
運転してくれている人や、車内環境への配慮を忘れて、自己中心的なふるまいをするのはNGです。車内は匂いがこもりやすいので、デオドラントケアや口臭対策も重要。お互いが気持ちよく過ごせるように、配慮を行動で示していきましょう。
◆帰りは遅くなりすぎないように
「夜ドライブをしない」(30代・広島県)
「長すぎないように」(30代・広島県)
終電に関係なく自由に出かけられるドライブデートは、帰り時間もつい遅くなりがちに。夜景を観ながらのドライブも素敵とはいえ、あまりにも遅い時間までドライブを続けるのではなく、帰り時間はしっかり決めたほうがいいという声もありました。
すでに付き合っている間柄ならともかく、付き合う前や、付き合いたてのうちは特に大事なポイント。「ちゃんと決まった時間までに家に送ってくれた」「なしくずしにホテルに誘ったりせず、遅くなりすぎないように気使ってくれた」という事実が、お互いの信頼関係や愛情を育むでしょう。
行き先はどうする? 服装はどうしたらいい? ドライブデートのあれこれQ&A
最後に、ドライブデートの服装やおすすめの行き先についても解説。Q&A形式でまとめました。
A.神奈川県の大観山は、夕日も見える絶景ポイントとしてカップルにも人気!スタート地点によっては、東海地方まで視野に入れるのも〇。関東内のドライブと、走行距離は大差ない場合があります
◆大観山(たいかんざん)【神奈川県】
世界遺産の富士山に芦ノ湖に箱根の山々、そこに沈む夕日の絶景が一望できるスポット。“かながわの景勝50選”にも選ばれた人気の場所。晴れた日は雲海に浮かぶ富士山を見ることができるかも。
◆修善寺【静岡県】
〝伊豆の小京都〟との異名をもつ情緒あふれる静岡県伊豆市の修善寺。緑に囲まれた重厚感のある佇まいのお寺。
凛とした竹が立ち並ぶ遊歩道、竹林の小径。背筋を伸ばして歩きたくなるような道が続きます。
桂川には5つの橋がかかり、それぞれに良縁祈願や恋愛成就など恋にまつわるご利益があるとされています。そのうちの一つ「渡月橋」からほど近い「日枝神社」も、パワースポットとしても名高い神社。ここでしか手に入らないお守りも!
◆熱海ベイリゾート後楽園【静岡県】
日帰りでも泊まりでも楽しめる熱海の「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」。ホテル、温泉施設、レストラン、マーケットなどが集まる複合型リゾート。
ここに来たら露天立ち湯はマスト。全長約25mの日本最大級の温泉の目の前に広がる景色は、まさに絶景! 海と一体化しているような気持ちよさです。
他にも岩盤浴や休憩スペースが設けられた男女共用のアタミリビングも。ロウリュ、マッサージ、エステ、カフェなど充実した施設がそろっています。
Q.遠出になることもあるドライブデートは、服装選びに悩むことが多いです。羽織ものは一枚持っていくとしても、どんなコーディネートなら失敗しないでしょうか?
A.アクティブに動く予定があるのならばスニーカーを履く、ミニスカートは控える…など、基本的にはTPOに合わせて考えるのが〇。サプライズでもないかぎり、相手にもあらかじめ行き先をしっかり確認しておき、気温や天候をチェックしたうえで考えましょう
ドライブ中は、なるべくリラックスできる服装のほうが、疲れをためたり動きにくかったりすることもなさそうです。しかし、あまりにもゆったりとしたラフすぎる服装でデートに行くのも気が引ける…という人は多いでしょう。キメすぎても、カジュアルすぎても正解かどうかわからないのが、ドライブデートコーデの難しいところ。
そんなときはあえて〝ドライブ用〟のコーデを意識しすぎず、〝デート用〟の服装を考えたうえで、少しずつカジュアルダウンして考えてみるのがおすすめ。ヒールをスニーカーに変えたり、タイトなミニスカートをゆったりとしたロング丈に変えたりしていくことで、ドライブデートに適したほどよいカジュアル感が出てきます。
下記にデート用のコーディネートをまとめた記事がありますので、まずは手持ちの服と照らしあわせて参考にしてみましょう。動きやすさとかわいさを両立させるさまざまなコーデをチェックしつつ、行き先の雰囲気や天候・気温をあわせて考えるのが〇
冬のドライブコーデはこちら!
相手への気使いを忘れずに、ドライブデートを楽しんで♡
ドライブデートにはたくさんの魅力や楽しみ方がありますが、デートの選択肢としては、好きな人と嫌いな人とで意見がはっきり分かれているようです。付き合う前や付き合いたての段階でドライブデートをする場合は、あらかじめ相手に、好みや乗り物酔いの有無などを確認しておくと〇。
楽しい時間を過ごすために、お客様気分でひたすら助手席でくつろいだり、自分本位に相手を連れ回すようなドライブをしたりするのはNG。誰とドライブデートをするにせよ、運転席と助手席、それぞれがお互いを気使いあって配慮できればGOOD。思いやりを行動や態度で示すことは、ドライブ以外のデートにおいても大切です。
恋も車も安全運転で、しっかりと信頼や愛情を深められるよう応援しています♡
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。
数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。
好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。